日本酒に賞味期限が存在しないって本当?
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多くの日本酒にはラベルなどに賞味期限が明記されていなません。プレゼントで日本酒を頂いた際に、そのまま飲む機会を失ってしまい、ずっと保存したままになっているなんてことはありませんか?そんな日本酒がある日、ひょこっと見つかったとき料理酒にしてしまうのはもったいないかもしれません。
では一体どれくらいの期間ならば日本酒を美味しくいただけるのでしょうか。
賞味期限がない代わりに製造年月が表記されている
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製造年月とはお酒が「製造」された日ではなくお酒が瓶に詰められた年月を指しています。日本酒だとだいたい冬に製造されるため、ほとんどのお酒が11月~3月という表記になっています。冬の間に作られたお酒はすぐには出荷されずに徹底的な温度管理の下「新酒」として、夏頃に生貯蔵のお酒として出荷されるのです。
日本酒と賞味期限:日本酒は腐らないのか
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日本酒他のお酒と同様、アルコールにより腐るということはありません。ですので、たとえ常温保存だとしても開封前であれば日本酒は腐りません。しかし、開封後はお酒が空気に触れてしまうため酸化が進み、味や風味が落ちてしまうので早めに飲むのがおすすめです。
日本酒が腐敗してしまう場合
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日本酒は開栓前であれば腐ることはありませんが、開栓後は注意が必要です。保存方法には注意しましょう。お酒に限らず、液体は空気を触れると酸化が進み、腐りやすくなります。その他にも腐る要因としては2つ挙げられます。第一に高温多湿です。高温多湿の環境では菌が増殖しやすく、腐る原因になります。第二には直射日光が当たる場所です。直射日光は温度が上がりやすく、腐りやすい要因になります。さらに、量が少なくなってしまっていると腐敗が進みやすいです。ポイントをしっかり押さえて保存し、開栓後は1週間ぐらいで早めに飲むようにしましょう。
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日本酒と賞味期限:美味しく飲める期間
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日本酒に賞味期限がないとは言え、美味しく飲める期間が日本酒にはあります。開封前であっても1年以内が一番おいしい期間とされています。ただし、生酒は6カ月以内とされています。これは製造年月から数えてからの期間です。ポイントとしては、製造年月をしっかり把握しておくことです。時間が経ってしまって、美味しく飲める時期を逃してしまうのはもったいないですね。
開封後は1週間以内に飲む
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日本酒は開封後すぐ飲むことをおすすめします。酸化で劣化が進んでしまうとせっかくのコクと風味を失ってしまいます。しかし、開封初日と2,3日置いた日本酒で味が少し違います。まろやかになったり、すっきりとした味わいに変化したりなどします。これは日本酒の楽しみ方の一つですね。ですから1週間というのがポイントです。
日本酒と賞味期限:日本酒の保存方法
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日本酒は本当に保存方法が難しいとされているお酒でもあります。しっかり保存方法のポイントを押さえて、美味しい日本酒を飲めるようにしましょう。
直射日光を避ける
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まず日本酒を保存するにあたって一つ目のポイントは直射日光を避けることです。直射日光に当ててしまうと、温度も上がってしまう上に、痛みやすくなってしまいます。痛んでしまうと日本酒独特の風味とコクが失われてしまうため、直射日光は必ず避けて保存してください。ちなみに、日本酒の便は茶色い物が多いですが、あれは日光を避けるためです。
高温多湿を避ける
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日本酒は高温で保存するのに適してません。適切温度は5℃~10℃とされています。そのため冷蔵庫などが一番温度的には適してます。しかし、温度変化が激しいとあまり良くありません。そのため冷蔵庫に保存するにも、あまり開け閉めが多いと日本酒にとっては良くありません。日本酒用の冷蔵庫が一つあればいいですが、なかなか簡単に冷蔵庫を用意することはできませんね。ポイントは低温度で温度変化が少ないところです。そう言った場所で保存することを心がけましょう。
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日本酒と賞味期限:保存で気を付けたいこと
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日本酒の保存で気を付けたいことは、開栓後の保存です。開栓後は日本酒が空気と触れ合ってしまいます。そのため、酸化が進んでしまいます。また、開栓後に高温多湿で保存してしまうと、瓶のキャップの部分がカビてしまったりします。それらをできるだけ抑えるために冷蔵庫で保存するのが良いですが、開栓後は一升瓶で保存するのではなく、小さな小瓶に分けて保存するのが良いと思います。
日本酒と賞味期限:生酒について
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通常の日本酒は搾った後火入れを行いますが、生酒に関しては火入れを行わないまま貯蔵に入ります。そのため、生酒に関しては日本酒と同じ保存方法をしてはいけません。
生酒の保存方法
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生酒はお酒の中で酵母や微生物が生きていますから、常温での保存方法はすべてダメです。冷蔵庫での保存方法が適しています。日本酒は常温でも保存が可能です。また開栓後も早く飲み切ってしまってください。
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日本酒と賞味期限:日本酒は時間が経つと美味しくなる?
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日本酒の年代物は美味しいということを聞いたことはないでしょうか?日本酒は1年を過ぎたあたりで古酒と呼ばれるようになります。温度管理などがしっかりとした環境で2,3年寝かしたお酒を出荷されたりすることがありますが、自宅で2,3年保存したとしても美味しくなるということはありません。日本酒は通常時間が経過すると味や風味が落ちるものであるということを覚えておきましょう。
日本酒と賞味期限:自宅で出てきた古いお酒は飲めるのか
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自宅からある日出てきた古いお酒は飲めるのだろうか、2年3年どころか10年前に製造された日本酒は飲めるのだろうか、という疑問もあるかと思います。結論から言うと、飲むことができます。しかし味は保証できません。先ほども言いましたが、お酒は年月が経つにつれて風味や味が落ちるので、美味しいかどうかは不明です。こればかりは飲んでみないとわかりません。保存環境によっても大きく味が変わるためです。古酒に関しては、今でも研究が進められているぐらいですので、もし自宅から古いお酒が出てきた場合は飲んでみるのもありですね。
保存方法がよければ、まろやかになる
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業務用冷蔵庫に眠っていた日本酒を 10年振りに見つけて飲んだところ ビックリするほどまろやかな仕上がりで歓喜しました。 あの味を再度楽しみたくて 毎年数本を冷蔵庫で熟成させています。
保存方法がよければ、まろやかになることもあるようです。試しに何本か冷蔵庫で熟成させてみてもいいかもしれませんね。保存方法のポイントはとにかく温度を一定に保つことです。温度変化が激しいところは、保存環境が日本酒にとって良いとは言えません。
日本酒と賞味期限:古くなってしまった日本酒の使い道
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古くなってしまったお酒は飲んでも大丈夫ですし、飲まずに他に利用するのもありです。日本酒の味は製造されてから1年以内に飲んでしまうのがベストですから、1年以上過ぎているものは飲まずに他で利用する方が良いかと思います。では、それの利用方法はどういうものがあるのか見ていきましょう。
料理酒としてつかう
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古くなってしまった日本酒は料理酒として使うのが一般的です。料理酒として使う場合も封はして、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
粗悪なアル添酒とかヘタな料理酒よりもずっといいと思いますよ。 私は夏場に室温で半年おいたのを使ったことがありますが、問題なかったです。 あといちおう、いいお酒、純米吟醸とか吟醸とか本醸とか手に入れられたら、開封前も開封あとも、温度の一定した冷蔵庫、できれば4度ぐらいのチルドに入れて保存してください。
お風呂に混ぜて日本酒風呂にする
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お風呂に日本酒を入れることによって、日本酒風呂にすることができます。日本酒風呂には数々のメリットがあります。効果としては、保温保湿効果があり、半身浴でも身体がポカポカになります。また、美肌効果もあるため肌がつるつるになったりしますし、そして血行促進効果もありますので、疲れも取れると思います。とても良い効果がたくさんあります。もし余っている日本酒があればやってみるのもありですね。
日本酒の賞味期限はないが美味しいうちに飲もう
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いかがでしたでしょうか?日本酒を貰ったり買って手に入ったら1年以内に飲んでしまいましょう。賞味期限はないですが、やはりせっかくの日本酒ですから、美味しくいただきたいですね。もし古くなってしまったら、飲んでも大丈夫すが、ほかで利用することも試してみましょう。