そもそも肩こりって?
水泳と肩こりの関係を見る前に、今一度、肩こりについて考えてみましょう。肩こりには様々な原因がありますが、その多くは、肩甲骨が固まり、肩の稼働範囲が狭くなるために起こるものです。この状態で無理をして肩を動かすと、肩を痛めてしまうことになるのです。
肩こりを防ぐには、姿勢を良くしたり、お風呂で温めたりするなど、様々な方法があります。ストレッチも効果がありそうですよね。
そんな中で今回、肩こり解消におすすめしたいのが、水泳なのです。
水泳で肩こり解消する人、増えてます
Twitterでも、肩こりに悩んでいた人が、水泳をきっかけに改善された、という声をよく聞きます。
フィットネスクラブで水泳のレッスンに参加したあとの肩こりが解消された感といったらそれはそれは…言葉にできない♪
— HomepageDIY (@HomepageDIY) April 3, 2018
負担の少ない運動を少しづつ始めるといいかもしれません。
— 🚸mayafufu(賢)🍄 (@mayafufu) April 3, 2018
私は水泳を始めたら腰痛と肩こり改善されましたよ!
肩こりの原因は肩の血行不良なのよ。血行をよくするには温めるのが一番なの。
— 新妻オリガbot (@origabot) April 5, 2018
一番簡単な方法はお風呂でゆっくり肩まで浸かること。蒸しタオルを肩や首にあててもいいのよ。湿布を貼るのもいいかもね。あ、水泳をするのも有効らしいわね。
今日は3つも驚く事があってなんだかむしろさっぱりしたので、重い腰をついに上げ、ウォーキングした後に、水泳までしてきた。プールにあるサウナ目当てだけど、水泳は肩こり首こりに効くと言うしね。
— Asako Pf Watanabe (@AsakoBarcarola) March 22, 2018
慢性的な肩こりが吹っ飛んだだけで水泳始めた意味はあったと思う。
— しぐ (@sieg_kanon) March 19, 2018
肩こりに悩んでる人いたらおすすめしたい
では、なぜ水泳が肩こり解消に効果的なのでしょうか。そして、他のトレーニングにはない、水泳ならではの魅力は何なのでしょうか。まずは、その理由から探ってみましょう。
関連記事
水泳が肩こりに効果がある理由 ① 全身を使った有酸素運動
水泳は、全身に水圧がかかるため、普段は下半身にたまりがちな血液を、全身に広げてくれる効果があります。そして、水の中で泳ぐことで、カラダ全体の筋肉がほぐれて、血液をよりスムーズに流すことができます。その結果、筋力がアップし、肩周りの関節も動かしやすくなります。
水泳が肩こりに効果がある理由 ② 肩周辺の筋肉を無理なく使える
水中でカラダを動かすと、浮力の影響で関節に無理な負担がかからなくなります。そして、水の抵抗力を使って、効果的に筋力を鍛えることができます。反対に、地上で、マシンを使ったトレーニングでは、負荷がかかりすぎて、筋肉を傷めてしまうこともあります。
水泳が肩こりに効果がある理由 ③ マイペースで続けられる
泳ぐことで筋力アップになることはもちろん、水中を歩くだけでも、全身の筋肉を鍛える効果があります。そのため、元気な日は泳いで、疲れている日はウォーキングで、というように、自分のペースに合った運動を行うことができる点もメリットです。
水泳が肩こりに効果がある理由 ④ リラックスできる
水中にいると、地上の重力から解放されて、カラダが軽くなったような気分になれます。浮力の持つチカラですが、“重力から解放”されることで、リラックスでき、自律神経の乱れを元に戻してくれる効果もあるのです。こういった様々な効果により、肩こりが治ったという人が増えているのです。
いかがでしたか。水泳が肩こりに効く理由、お分かりいただけたのではないでしょうか。そしてここからは、実際どのように泳げば肩こり解消に効果があるのか、具体的にポイントを見ていきましょう。
水泳で肩こりが治った!その泳ぎ方 ① ゆっくり長く泳ぐ
肩こり解消には、首から肩にかけての筋肉をほぐすことが効果的なため、できるだけ長い時間泳ぐことで、より肩こりには効果的です。そのためにもゆっくり泳いで、カラダの血行を良くして行きましょう。
水泳で肩こりが治った!その泳ぎ方 ② 肩甲骨を意識する
肩こり解消を目的に泳ぐのであれば、肩甲骨を動かすことを意識して泳ぐようにしましょう。腕を動かす動作を補助する肩甲骨は、周囲の筋肉が固まりやすいので、ここをほぐしてリラックスさせることで、肩周辺の血行が良くなり、肩こり解消につながります。
水泳で肩こりが治った!その泳ぎ方 ③ クロールで泳ぐ
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4つの泳法の中で、肩こり解消におすすめの泳ぎ方が、クロールです。腕をまわして泳ぐクロールは、肩甲骨を意識して泳ぐには持って来いです。また、ゆっくり長時間泳ぐことができるので、初心者はクロールからはじめるのがおすすめです。
水泳で肩こりが治った!その泳ぎ方 ④ 背泳ぎで泳ぐ
もうひとつのおすすめ泳法が、背泳ぎです。腕の動きがクロールとは逆になるので、クロールだけで泳ぐのに比べると、両方向の動きを行うことができます。また、肩甲骨が前方に寄っている人は、肩を前に回すことで、より肩甲骨が前に寄ってしまいます。このような人は、クロールよりも背泳ぎで、肩こり解消を目指しましょう。背泳ぎは、難度の高い泳ぎ方ですが、基本から学べば、決して難しくない泳法なので、ぜひチャレンジしてみてください。
ここまでは、肩こりに効果的な泳ぎ方を見てきました。でも、間違った泳ぎ方は、かえって肩こりを悪化させることになります。ここからは、そんな悪化を防ぐために守りたいポイントを紹介します。
関連記事
水泳で肩こりを悪化させない!ポイント ① バタフライは避ける
クロールと背泳ぎが、肩こり解消に効果的なことは分かりました。では、残る2つの泳法はどうでしょう。まず、バタフライは、肩に負担がかかりすぎる場合があり、さらに腰を痛めてしまう恐れもあります。ダイエットには有効ですが、肩こりを悪化させる恐れがあるので、おすすめしません。
水泳で肩こりを悪化させない!ポイント ② 平泳ぎには注意を
健康増進の目的で水泳を行う場合、長時間ラクに泳げることから、平泳ぎで泳ぐ人も多いでしょう。しかし、肩こり解消の視点から見ると、泳ぎ方には注意が必要です。それは、あごを持ちあげるような泳ぎ方では、首から肩にかけての筋肉が緊張状態になってしまうから。
せっかく全身運動を長時間しても、筋肉がリラックスできないと、肩こりの悪化につながりかねません。自己流の平泳ぎで肩が痛い、なんて人は、自分の泳ぎ方を見直してみてはいかがでしょうか。正しい泳ぎ方をマスターすることで、首も肩も傷めずに、長時間泳ぐことができるようになりますよ。
水泳で肩こりを悪化させない!ポイント ③ 全力で泳がない
水泳の初心者であればあるほど、泳ぐときに力を入れ過ぎているようです。この状態では、筋肉がリラックスするどころか、緊張でこわばってしまい、肩こりの悪化につながってしまう恐れがあります。力を抜いて、リラックスして泳げる泳ぎ方を学びたいですね。
水泳で「肩こり治った!」
水泳がカラダのなかでも肩におよぼす影響をお分かりいただけましたか。誤った泳ぎ方を続けていると、かえって肩やほかの部位を痛めてしまうこと、分かりましたよね。そうならないためにも、正しく効果的な泳ぎ方をマスターすれば、肩こり解消も夢ではありません。そうと決まれば、きょうからさっそく泳ぎに行きませんか。