150ccバイクに注目!
“軽々2輪(KK2輪)”とも呼ばれる、150ccクラスのバイク。近年はアジアのマーケットで大人気のクラスになっています。メーカーも、まずアジア圏に商品を投入して、日本に“逆輸入”されるケースも多いようですね。そして、大型バイクに比べると、維持費が割安なのも、魅力的ですね。
150ccバイクの魅力 ① 普通二輪の免許でOK
二輪免許の区分は「普通」と「大型」の2つに分けられますが、150ccクラスなら、普通二輪免許で乗ることができます。また、スクータータイプに乗るなら、「AT限定」免許でOKですよ。なお、原付とは異なるため、普通自動車免許だけでは二輪には乗れません。気を付けたいポイントですね。
150ccバイクの魅力 ② 高速道路を走行できる
原付はもちろん、125cc以下のバイクも通行できない高速道路。しかし、150ccクラスのバイクなら、高速ももちろんOK。小型バイクと比べた一番のメリットは、これかもしれません。スクーターで100km走行、手軽でカッコ良く走れますよ。
150ccバイクの魅力 ③ 保険や税金が割安
自賠責保険は、250ccを境にして大きく保険料が変わります。150ccバイクは、この点でも魅力的です。一部のネット保険では、大型バイクについてはネット申し込みできないものもありますので、利便性も考えてバイクを選びたいですね。
税金についても、250ccを境にして、違いがあります。軽自動車税は250cc超に比べるとおよそ6割で済みます。重量税については、250cc以下なら届出時のみですが、250cc超の場合、車検のつど、納付する必要があります。税金の仕組みも知って、かしこくバイクを選びたいですよね。
150ccバイクの魅力 ④ 大型クラスよりも取り回しやすい
同じナンバー区分となる250ccクラスのバイクに比べると、車体も軽量のため、乗っていて取り回しが非常にラクに感じられるのが、この150ccクラスです。毎日乗る人のばあい、車庫から出す作業ひとつとっても、車体が軽い点は魅力的に思えるのではないでしょうか。
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維持費が安いおすすめ150ccバイク ① ヤマハ・マジェスティS
まずは、AT限定免許でも乗れるスクーターをご紹介します。最初はヤマハの「マジェスティS」。マジェスティシリーズは、1995年に発売された250ccタイプに始まり、多くのクラスから人気車種が発売されてきましたが、規制強化などで生産終了となる車種もある中で、2013年から発売されているのが、このマジェスティSです。
新車では40万円近くしますが、中古なら20万円台から手に入る手軽さも、魅力的な1台です。
維持費が安いおすすめ150ccバイク ② ヤマハ・NMAX155
つづいても、同じヤマハからスクータータイプの「NMAX155」です。人気車種だった「NMAX125」の良さを取り入れながら、排気量が上がったことで、150ccクラスでしか味わえない高速道路走行などが可能になりました。
新車では40万円程度、中古なら30万円台がボリュームゾーンとなる、人気の1台です。
維持費が安いおすすめ150ccバイク ③ ホンダ・PCX150
つづいては、ホンダのAT・スクータータイプ「PCX150」です。大ヒットとなったPCX125の高排気量タイプとして発売されて、こちらも人気となっています。2018年にフルモデルチェンジされて、曲面をいかしたデザインがさらに洗練されました。
フルモデルチェンジされた新車では40万円前後、中古で旧モデルなら20万円台から手に入りますよ。
維持費が安いおすすめ150ccバイク ④ スズキ・ヴェクスター150
スクータータイプの最後は、スズキの「ヴェクスター150」です。すでに生産終了されている車種ですが、中古なら10万円から手に入るので、150ccクラスを経験してみたい人は、この車種から始めるのもいいですね。
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維持費が安いおすすめ150ccバイク ⑤ ヤマハ・YZF-R15
ここからは、MT=マニュアルタイプの150ccバイクを紹介しましょう。まずはヤマハの「YZF-R15」。250ccクラスにも劣らないスピードや操作性により、人気が高い車種となっています。
新車で40万円台、中古なら20万円台から購入が可能な1台です。
維持費が安いおすすめ150ccバイク ⑥ ホンダ・CBR150R
次に紹介するのは、ホンダの「CBR150R」です。人気の250ccと同じ単眼フェイスから、2017年モデルでは400ccモデルと同じ二眼フェイスとなりました。新モデルは今のところ海外向けのみの発売ですが、輸入販売している店舗をのぞいてみるのもいいですね。
新車で40万円程度から、中古では20万円を切る掘り出し物も見つかりますよ。
維持費が安いおすすめ150ccバイク ⑦ スズキ・ジクサー150
次はスズキの「ジクサー150」を紹介しましょう。新車でも30万円前後で手に入る、エントリーモデルとしてふさわしいコスパが魅力ですね。スリムな車体なので、初めてバイクに乗る人でも、乗りこなしやすいと思いますよ。中古でも20万円くらいから手に入ります。
150ccバイクの注意点 ① パワー不足?
ここまで、150ccバイクをおすすめしてきましたが、注意しておきたい点もあります。まずは、250ccクラスを乗りこなしていた人が、維持費の安さから150ccクラスに乗り換える場合、排気量の少なさもあり、パワーが大きく落ちると感じるかもしれません。
ひとりで乗っているなら、そこまでパワーの差を感じることはありませんが、ツーリング仲間の多くが250ccバイクだったりすると、差を感じるかもしれませんね。
150ccバイクの注意点 ② 高速道路走行に注意?
150ccバイクの魅力として挙げた高速道路走行ですが、250ccクラスや大型バイクでの走行に慣れている人が、150ccクラスで高速道路で走ると、車体の軽さもあり、不安定さを感じるかもしれません。
強風のときなどは、150ccバイクやスクーターでは、力不足を否めない、そんな“違和感”を顕著に感じることでしょう。クラスを変えて乗る場合は、この点にも注意したいですね。
150ccクラスのバイク・スクーターで楽しもう
150ccクラスのバイクの魅力、お分かりいただけましたか。大型クラスから乗り換える場合は、パワーや高速走行への違和感があるかもしれませんが、その点をクリアすれば、コスパも良く、バイクの魅力を思う存分受けられるのが、このクラスのバイクではないかと思います。
バイクははじめて、という人は、中古のスクータータイプから始めれば、かなりオトクに楽しむこともできますよ。これからは、150ccバイクでツーリング、出かけませんか。