【簡単自作】デカールとは何か?
デカールとは、「シール」「ステッカー」などを含む、装飾用のシートのことを指します。デカールには【ウォータースライドデカールとドライデカール】があり、名前の通り、水やお湯を使った張り付け方をする「ウォータースライドデカール」と水等を使わない「ドライデカール」が主な貼り付け方となります。
そんなデカールには「市販のデカールシール」「インクジェットプリンタ」「お店に頼む」といった方法があります。お店に頼む場合、クオリティーの高いものに仕上がるかもしれませんが、値段が高くなってしまうのがネック。おすすめは「自作のデカール」です。
デカールのおすすめ使用方法①:「バイク」
バイクの中にはデカールといった方法でバイクを装飾しているものが見られます。純正でステッカー風の塗装になっているものも含め、バイクにはデカールがよく合います。バイクの性能面に干渉せずにお手軽に他のバイクと差別化ができ、自分好みのバイクに仕上げられます。
関連記事
デカールのおすすめ使用方法②:「車」
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/810ErjG%2BU%2BL._SL1500_.jpg
車の種類によっては純正でデカール風の塗装がラインナップしているものや、好みのデザインでデカールをしている人もいます。デカールが合う車種の代表例はホンダの「N-ONE」や「ミニクーパー」などが有名です。また、一般的に痛車と呼ばれ、インパクト大のデカールや、「赤ちゃんが乗っています」といったステッカーを貼る人も多いです。
【車・バイクにおすすめ】デカールは簡単に自作できる
市販のシールだけではデザインの選択肢は限られます。そこでおすすめしたいのは自作デカール。自作と聞くと面倒に感じる人もいると思いますが、簡単にできる自作方法をご紹介します。
デカールを簡単に自作する方法①:「ソフト」
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PCIMGL9948_TP_V.jpg
自作でデカールを行う場合、まずはデザインを決める必要があります。このデザインはパソコンなどを使い、ソフトをダウンロードするとキレイに効率よくできるでしょう。デカールにおすすめのソフトは、「GIMP及びGhostscript」と「CorelDRAW」です。
GIMP及びGhostscript
デカール自作に役立つフリーソフト - デカール を自作するなら ミラクルデカール ウェブショップ
CorelDRAW
自作デカールを作ろう(作画編その1)
デカールを簡単に自作する方法②:「プリンター印刷」
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/GREEN_TO20140125_TP_V4.jpg
ソフトでのデザインが決まれば、デカール用紙にそれを印刷する必要があるのだが、個人で使うプリンターの主流はインクジェットプリンターが多いと思います。インクジェットプリンターの弱点としては「白・金・銀」色のインクが存在しないことです。それに対してビジネスシーンなどでよく使われるレーザープリンターはその問題を解消してくれるが、コスト面で高くついてしまう。
デカールを簡単に自作する方法③:「コンビニ印刷」
引用: https://i.pinimg.com/564x/6c/6c/1e/6c6c1e67c060c45e8b6386b33c8e5b8e.jpg
ソフトでデザインはしたものの、プリンターが無い、もしくはインクジェットプリンターでは役不足だという人におすすめしたいのはコンビニの複合機です。コンビニ(セブンイレブン)の複合機は、ハガキサイズまでなら持ち込みでの印刷が可能で、ハガキサイズのデカール用紙を用意し、ソフトで作ったデータをデカール用紙に印刷すればコンビニでの印刷が可能になります。用紙の種類などによって使用不可のコンビニもあるので注意しましょう。
デカールを貼る時にあると便利なアイテム
「スキージー」:水分や空気を抜く時に重宝します。
「シリコンオフ」:洗車後に油分除去に使います。これをやっておくと吸着力がアップします。
「マスキングテープ」:デカールを仮止めする時に使います。
「霧吹き」:水貼りの方法で行う時に必要です。
「中性洗剤」:霧吹きに数滴垂らすだけですが、水分や空気を抜く時に作業がやりやすくなります。
「タオル」:水貼りのあと、水分を取るのに使います。
「はさみ・カッター」:使わないケースの方が多いですが、念のため準備しておきましょう。
【水貼り】デカールの貼り付け方法①:「ゴミや汚れを落とし、脱脂」
引用: http://www.wakog.com/wp-content/uploads/CC-37-5.jpg
デカールを貼る時に、最初にやらなければいけないのは、貼り付ける箇所の洗車です。ゴミや汚れを落とし、最後にシリコンオフなどを使いボディについた油分などもしっかりと落としておけば、吸着力が上がりキレイにデカールを貼ることができます。
【水貼り】デカールの貼り付け方法②:「貼る位置を決め、片側をテープ等で固定」
引用: http://tera-design.net/tera/_src/sc2403/003.jpg
洗車が終わり、貼り付ける箇所を仮決定させたら、台紙を貼ったままの状態で片側だけにマスキングテープ等で固定させます。マスキングテープ以外にもマグネットなどでも代用可能ですが、安定感のあるマスキングテープの方が失敗のリスクを減らすことができます。
【水貼り】デカールの貼り付け方法③:「台紙を剥がす」
引用: http://tera-design.net/tera/_src/sc2407/005.jpg
マスキングテープで固定してある箇所を支点にデカールを裏返します。そして、ここで台紙を剥がす訳ですが、注意が必要なのは、慎重に剥がしていかないと転写シート側の文字や絵柄が台紙の方に残ってしまうことがあるのでゆっくり丁寧に台紙を剥がす必要があります。また、クルマに貼るデカールは面積が大きいケースが多いと思うので、剥がした直後に丸まって貼り付いたり、違う箇所に貼り付かないように気を付けて下さい。
【水貼り】デカールの貼り付け方法④:「デカールの粘着面と貼り付けるボディに吹き付け」
引用: https://www.sticker.jp/execution/water/photo/2.jpg
霧吹きに水を入れ数滴の中性洗剤を垂らします。ただの水で貼り付けるよりも、滑りがよくなり、貼り付け位置の修正や水分、空気を抜くのが容易になります。台紙を剥がした、デカールの吸着面とそれを貼り付けるボディに均等にたっぷり吹きかけましょう。水分を含んだデカールは位置修正も可能なはずなので、調整しながら貼り付けていきます。
【水貼り】デカールの貼り付け方法⑤:「スキージーで水抜き」
引用: https://www.sticker.jp/execution/water/photo/9.jpg
スキージーを使い、デカールの間に入っている水分や空気を抜いていきます。この時、デカールがズレないように片手でしっかり抑えながら中央から外に向かってスキージーで抜いていくようにしましょう。また、片側を固定していたマスキングテープはある程度の水分と空気が抜けたタイミングで剥がして下さい。
【水貼り】デカールの貼り付け方法⑥:「乾燥させて転写シートを剥がす」
引用: http://tera-design.net/tera/_src/sc2415/010.jpg
スキージーで水分と空気を抜き終わったら最後にタオルで軽く優しく拭き、あとは自然乾燥でしっかりと乾くのを待ちます。乾いたのを確認したら、最後に転写シートをゆっくり剥がしていき完成です。細かい気泡や水疱などは1ヵ月ほどすれば自然と消えていきます。
【車・バイク】簡単にできる自作デカールの実例①:「バイクへのデカール」
デカールは自分の好みでできるからこそ、車ほどボディ形状に差がないバイクにもデカールによって個性を出すことができます。
【車・バイク】簡単にできる自作デカールの実例②:「痛車」
俗に言う「痛車」は塗装での再現が難しいものでもデカールによって簡単に実現することができます。自作でする場合は、シンプルなものでないと難易度が高くなります。
【車・バイク】簡単にできる自作デカールの実例③:「痛車(ロードバイク)」
ホイールの形状によっては画像のようにロードバイクを「痛車仕様」にすることもできます。
関連記事
【デカールを自作で丁寧に。車・バイクを彩るソフトは?コンビニを使う?】まとめ
手軽に車やバイクを彩ることができるデカールはソフトを使いデザインを決めることで、自作デカールが可能です。また、プリンターがなくても、コンビニで印刷することもできるので、自作デカールは敷居の高いものではありません。