トライアスロンのウェットスーツの選び方！おすすめメーカーを解説！

トライアスロンウェットスーツとは？

引用: https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2018/02/28/20180228run-w960.jpg

スイム、バイク、ランの3種目で構成される「トライアスロン」は水泳、自転車ロードレース、長距離走その全てをこなす必要があるタフな体力と精神力を求められるスポーツです。そんなトライアスロンの競技者が着用しているトライアスロンウェットスーツはスイム終了後に急いで脱ぐ必要があるので、脱着がしやすくなっていたり、首から肩にかけて動きやすく作られているなどのトライアスロンならではの性能を兼ね備えています。その他にも大きく分けて3つの意味を持ちます。

トライアスロンウェットスーツの意味①：「水中での体温低下を防ぐ」

引用: http://outdoorman.info/wp-content/uploads/2015/10/tri-swim-1024x681.jpg

スイム時の体温低下はそれだけで体力を消耗してしまい、最悪の場合、命に関わる事態にもなりかねません。ダイビング用のウェットスーツなどは保温性に優れていますが、長距離を泳ぐ必要のあるトライアスロンでは、その保温性が熱中症の原因にもなってしまったり、泳ぎにくさにも影響します。トライアスロンウェットスーツはトライアスロンに適した仕様に設計されたウェットスーツだと言えます。

トライアスロンウェットスーツの意味②：「水中での浮力を生む」

引用: http://okinawa-tu.jp/wp-content/uploads/2018/01/2017ayh0093.jpg

トライアスロンウェットスーツには浮力を得る役割もあります。スイム時に浮力を得るメリットとして、水中での抵抗が減るので疲れにくくなるのとスピードアップも見込めます。1種目目であるスイムでの体力温存はトライアスロンでは非常に大事な意味を持ちます。

トライアスロンウェットスーツの意味③：「疲労減少、筋肉のパフォーマンス向上」

引用: http://www.honolulutriathlon.jp/topics/images/honolulu2018.jpg

トライアスロンウェットスーツは筋肉の振動を軽減して疲労減少させるのと同時にスイム時の筋肉をサポートしてくれるのでパフォーマンスの向上が期待できます。

トライアスロンウェットスーツの選び方①：「サイズに悩んだらレンタルがおすすめ」

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61e1BTe01CL._SL1011_.jpg

トライアスロンウェットスーツを選ぶ時に最も悩むのはサイズだと思います。体にフィットすることが大前提ではありますが、キツいトライアスロンウェットスーツでは呼吸が苦しくなり非常に危険です。自分に合ったサイズを見つける方法は実際に着てみないと分からないので、トライアスロンウェットスーツの既製品をレンタルしてくれるところで実際に着て試してみるのが理想的でしょう。

トライアスロンウェットスーツの選び方②：「既製品とオーダーメイド」

トライアスロンの大会などに複数エントリーする場合はトライアスロンウェットスーツを購入した方がお得になります。購入する場合の選択肢としては既製品とオーダーメイドの2択です。

トライアスロンウェットスーツ「既製品」のメリット・デメリット

引用: http://blog.worldcycle.co.jp/wp-content/uploads/2014/03/zoot.jpg

既製品のメリットは何と言っても安さです。着なくなった時の売却価格が高くなりやすいので、初めて買う場合は既製品がおすすめです。デメリットは自分に合ったサイズを見つけるのが大変というところです。

トライアスロンウェットスーツ「オーダーメイド」のメリット・デメリット

引用: http://www.shiromoto.info/jp/img/ws/g9.jpg

オーダーメイドは自分にピッタリ合ったサイズで着ることができるので、トライアスロンする上で非常に適していると言えます。デメリットは値段が高くなってしまうところと、自分に合ったサイズなので売却価格が安くなってしまうことです。本格的に今後も長くトライアスロンを続けていこうという人におすすめです。

トライアスロンウェットスーツの選び方③：「袖なしと袖ありの違い」

トライアスロンウェットスーツには、袖なしの「ロングジョン」と袖ありの「フルスーツ」があります。ロングジョンとフルスーツにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

袖なしの「ロングジョン」のメリット・デメリット

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61BN1qda-xL._SL1000_.jpg

ノースリーブタイプのロングジョンのメリットは肩回りがスッキリするので、肩が動きやすいということと、ウェットスーツの脱着がしやすい、夏など水温が高い時でも熱を溜め込みにくい、などが挙げられます。デメリットはフルスーツと比べて浮力が得られにくいことです。

袖ありの「フルスーツ」のメリット・デメリット

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61qJWFHZpvL._SL1011_.jpg

エリートレースと呼ばれるプロや実業団選手を見てみると「フルスーツ」を着用している人が多いです。フルスーツ最大のメリットは最大限の浮力を得られることです。浮力を得ることで疲労軽減、スピードアップが期待できるので、プロや実業団選手に愛されるのも頷けます。また保温性もあるので、水温が低い状況に向いています。デメリットは水温が高い状況に向かいことと、脱着がしにくいことが挙げられます。

トライアスロンウェットスーツを選ぶ時に注意するべきポイント「キツいウェットスーツ」

引用: https://cdn-images-1.medium.com/max/1600/1*6mUlRAMJy_BoBcqqf8ZiQQ.jpeg

トライアスロンウェットスーツを選ぶ上で最も大事なポイントは「キツいウェットスーツを着ない」ということです。もちろん、ゆるゆるな状態ではだめですが、キツい状態とは体がウェットスーツによって締め付けられているということなので、分かりやすく言うとキツい状態は「首が絞められている状態」とも言えるわけです。首だけではなく、胸がキツい状態だと肺が圧迫され、腕や足がキツいと血流が悪くなり酸素が全身に行き渡らなくなります。

血流が悪くなり、酸素量が低下すると「血行障害」や「筋肉の低酸素」状態になってしまい、パフォーマンスが低下するだけではなく、練習やレース中の事故に繋がってしまうので注意が必要です。水中での事故は命にも関わることなので、トライアスロンウェットスーツの選び方としては「キツいウェットスーツ」には気を付けましょう。