うどってそもそもどんな山菜?
香りと歯触りが特徴の山菜
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うどは山菜の中でも香りの強い種類。春の息吹を感じられるような、鼻に抜ける爽やかな香りが特徴となっています。また、シャキシャキとした歯触りも特徴で、正しい方法でアク抜きをすればそのまま食べらるのはもちろん、きんぴらや和え物にしてもその食感を楽しむことができます。ちなみにうどの旬は3~5月上旬ごろまで。
うどのアク抜き方法とコツをご紹介!
うどは山菜のため、普通の野菜よりもアクが多めという性質を持っています。そのため、食べる前にはうどのアク抜きが必要となります。そこで以下ではうどのアク抜き方法やコツをご紹介!ほかの山菜と比べても簡単なので、普段料理をしない方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
【うどのアク抜き方法とコツ】①アク抜きの前に知りたい美味しいうどの選び方
美味しいうどを選ぶコツは産毛の付き方を見ること
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アク抜きの方法とコツを紹介する前にまずは美味しいうどの見分け方をご紹介します。美味しいうどの条件は、みずみずしく産毛がしっかりと生えそろっているもの。なるべくびっしりと産毛がついているものが鮮度がよく美味しいと言われています。スーパーなどで選ぶときにもこれさえ覚えておけば美味しいうどを食べられますよ。
山うどの場合には茎が太く短めのものも美味しい
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山うどの場合には、茎が短く太めのものがおいしいと言われています。こちらも産毛がしっかりとついたものを選ぶようにしましょう。
【うどのアク抜き方法とコツ】②アク抜きの前にまずは下準備
アク抜きの前に皮を厚めに剥いて準備しよう
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うどのアク抜きをする前にまずは下準備の方法です。うどは皮付近にアクが多く含まれているため、通常の野菜を切るときよりも少し厚めに皮を剥きましょう。もったいないと思いがちですが、思い切って厚く剥くのがコツとなります。切った皮はきんぴらに再利用することもできるので、余すことなくうどを食べることができます。
ぶつ切りにして産毛はこそげ落とす
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皮を剥いたら残った産毛を包丁の背中でこそげ落としてぶつ切りにしましょう。ここはコツの一つで、少し包丁で切り分けておくことでアクが早く抜けていきます。
【うどのアク抜き方法とコツ】③アク抜きのコツはスピード
アク抜きのために酢水に10分ほどさらす
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皮を剥いて小分けにしたうどは、酢水にさらしてアク抜きをします。酢水の濃度は水1リットルに対して、酢を大さじ1杯程度です。さらした後には、しっかりと水気を切ると水っぽくならずに食べることができます。アクが苦手な方は15分ほどさらしておくとアクが気になりづらくなります。
皮を剥いたら変色しやすいので注意
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うどのアク抜きのコツは何といっても、切ってから酢水につけるまでのスピード。うどは切ったそばからどんどんと変色していってしまうので、なるべくスピーディーに酢水につけるようにしましょう。そうすることによって、白く美しいうどの色をキープすることができます。
【うどのアク抜き方法とコツ】④生で食べるときにも酢水にさらす
新鮮なうどは生でも食べられる
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新鮮なうどは火を通さずに生でも食べることができます。生のうどは、火を入れるよりも香り高く、春の味覚を味わうのに最適な方法と言えるでしょう。旬の新鮮なうどを手に入れた時には、ぜひ生でもご賞味ください。
生で食べる場合にも酢水にさらしておくとグッド
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生でうどを食べるときにも酢水にさらしてアクを抜くのがおすすめ。生食を想定している場合には、いつもより少し長めにつけるのがコツです。15分程度は酢水につけて置くとアクが気になりづらくなります。この方法をとることで、よりさっぱりしたうどがたばられます。
【うどのアク抜き方法とコツ】⑤アクをよりしっかり抜きたい時にはさっと茹でる
さっと茹でるとよりアクがとれる
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どうしてもアクが気になってしまうという方は、さっと茹でる方法もおすすめです。茹でることによって酢水にさらすよりもしっかりとアク抜きができます。
あくまでさっと茹でるのがコツ
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茹でてアクを抜く場合には、あくまで「さっと茹でる」というのがコツ。時間にすると2~3分程度で十分です。あまり火を通しすぎてしまうと、うどの持ち味である食感が失われてしまうため茹ですぎには注意しましょう。
うどを美味しく食べる方法をご紹介!
うどのアク抜き方法が分かったところでここからはうどのおすすめの調理方法をご紹介!どれもうどの美味しさを味わうのにぴったりの方法なので、ぜひ試してみてくださいね。それぞれのレシピごとに気を付けたいポイントやコツなどもまとめましたので参考にしてみましょう。
【うどの美味しい食べ方】①山菜の食べ方の王道である「天ぷら」
うどの天ぷらの作り方
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【材料】ウド200g、小麦粉50g、卵半分、水40cc、ビール40cc
1.アク抜きしたうどを短冊切りにする。
2.小麦粉、卵、水、ビールを混ぜ合わせて衣を作る。
3.衣にうどを浸して180度の油で揚げる。きつね色にこんがり揚がったら完成!
ビールを混ぜるのがサクサク天ぷらのコツ
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この天ぷらレシピのコツは、衣にビールを混ぜること。衣にビールを混ぜることによって程よく空気が入り、サックサクの天ぷらにすることができます。ビールの香りが苦手な方は炭酸水で代用することも可能です。うどにつける天ぷら衣はできるだけ薄くすると、うどの食感と衣の食感のバランスが良くなるので、この方法がおすすめです。
【うどの美味しい食べ方】②シャキシャキの歯ごたえが楽しめる「きんぴら」
うどのきんぴらの作り方
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【材料】うど1/2本、しょうゆ大さじ1/2、酒大さじ大さじ1/2、砂糖小さじ1、ごま油適量、鷹の爪適量
1.アク抜きしたうどをマッチ棒程度の長さに切る。
2.フライパンにごま油を引いてうどを炒める。
3.調味料を入れて水分がなくなるまでさっと炒めたら完成!
きんぴらは火を通しすぎないように
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うどのきんぴらを美味しく作るコツは「火を通しすぎないこと」。うどは食感が重要な山菜なため、きんぴらにするときもさっと炒めるのがポイントです。うどを天ぷらにするときにはいつもよりも少し炒める時間を短くしましょう。きんぴらにはニンジンやゴボウなどを入れても美味しく、剥いたうどの皮もきんぴらにするとおいしくいただけます。きんぴらの調理方法はいろいろあるので、様々な方法を試してください!
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【うどの美味しい食べ方】③うどの風味をより直に感じられる「刺身」
うどを刺身にする方法
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【材料】うど、しょうゆやポン酢
1.うどはあらかじめアク抜きをしておく。刺身にする場合にはより丁寧に水気を切っておくこと。
2.短冊形に切って、器に盛りつけ、しょうゆやポン酢などをかけて完成!
なるべく新鮮なうどを使おう
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うどを刺身にする場合にはなんといってもうどの鮮度が重要。できればその日にとれたものを使用するようにしましょう。うどは摘んでから鮮度が落ちるスピードが早いため、摘みたてを刺身にするのが原則です。ちなみに刺身にする場合には、しょうゆやポン酢などのほか「ぬた」と呼ばれる酢味噌を添えてあげるのも美味しくいただく方法です。
うどのアク抜き方法とコツ!美味しい食べ方は天ぷらやきんぴらがおすすめ?:まとめ
以上、うどのアク抜きの方法やコツ、美味しい食べ方をご紹介いたしました。うどは茹でなくてもアクを抜くことができるため非常にお手軽です。面倒な下ごしらえもいらないため、普段料理をしない方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。ポイントはしっかり水気を切ることと、酢水にさらしすぎないこと。それさえ守ればよりおいしくうどを楽しむことができますよ。