あなたのノートの書き方は上手?見やすい?見にくい?
あなたのノートは、見やすいですか。こう聞かれて、「ハイ」と答えられる人は、あまり多くないかもしれませんね。かわいいノートでカラフルにメモを取っている人。相手の話をとりあえず全部ノートに書き留めている人。そのノート、見返した時に、その場の情景が思い出せますか?
もし思い出せないなら、そのノートの取り方は、間違っているかもしれません。かわいいだけのノートではなく、本当に使いやすい、勉強やビジネスに役立つノートの書き方、そのポイントをご紹介します。
見やすい上手なノートの書き方まとめ①日付は必ず書く
あたりまえと思う人もいるかもしれませんが、ノートをとった日付を書き込むことは、後から記憶をよみがえらせるときにとても有効な技であり、見やすい上手なノートの書き方のコツです。ノートをとった場所や天気なども書き込んでおくと、なお有効です。
学生さんの勉強の効率アップはもちろんのこと、ビジネスでとるノートにも、とても効果的です。人間の暗記能力は、その記憶を作った場所や環境と合わせて記憶させることで、暗記の能力がグンと高まります。
日付や場所などは、一見ノートの内容とは無関係なように見えます。でも、「あの晴れた日に図書館で○○って書いたな」とか「先週の木曜日に営業先で××さんと△△について話したな」などと、後から思い返すには重要な要素が日付なのです。
見やすい上手なノートの書き方まとめ②余白をもったいないと思わない
あるテーマについて、ノートのページの途中で書くことが終わった時、次のテーマはどこから書きはじめますか。そんな時は、思い切って次のページから書くようにしてみましょう。余白は一見もったいないように感じますが、異なるテーマのことを同じページに詰め込むと、かえって内容が分かりにくくなります。こうすることで見やすい上手なノートの書き方となります。
また、後から補足情報やコメントを書き込むときにも、余白があると追記しやすいですよね。罫線入りのノートの場合、1行おきに書くのも良いでしょう。余白があるとつい「もったいない」と感じてしまうものですが、記憶の定着であったり後から読み返したりする場合には、余白も大切なのです。
見やすい上手なノートの書き方まとめ③色ペンを使いすぎない
勉強においてポイントを見やすくしたり、ビジネスの場で発言内容を分けたりと、色ペンを使いわけてノートをとることは、一見すると良くまとめてある見やすい書き方の上手なノートに見えます。でも、あまりに色分けしすぎると、見ずらいものになってしまいます。
色を多用したノートは、一見すればかわいいのですが、後から見返してみると、見にくいだけだったり、内容が欠落していることも多々あり、見やすい上手な書き方のノートとは言い難いです。
ノートをとる際にいちいち色を変えていると、肝心の内容を書き留めることができないこともあります。「かわいいノートにしたい!」という人も、ノートの中身はなるべくシンプルにした方が、後で見返すときにもいいですよ。
見やすい上手なノートの書き方まとめ④写真を貼り付けるのも効果大
勉強なら植物や歴史上の重要人物の写真、ビジネスなら商品や営業担当者などの写真をノートに貼るのも、見やすさや覚えやすさの点からは有効です。図や絵、そして写真の情報量は、文字の数倍から数百倍とも言われています。また、写真などは記憶にも残りやすいので、後から見返しても見やすい上手なノートの書き方になりわかりやすいものになります。
写真以外に、かわいいイラストを書き込むというのも、意外と記憶の定着には有効なもの。「あのイラストが描かれたページには、これが書かれていたな」と思い出すこともカンタンでしょう。プリンターやコピー機もうまく活用して、覚えたいもの、文字ではわかりにくいものは、写真や図を使ってバンバンノートに貼ってしまいましょう。
見やすい上手なノートの書き方まとめ⑤付箋を使って見やすくする
最近は、付箋ひとつとってもいろいろなものが販売されています。勉強やビジネスにも効率よく使えるものも多くあります。これをノートに使わないのは、もったいないですよね。
かわいい付箋も多く出ているので、ノートに貼るだけでもウキウキして、後から見返したくなりますよね。そうして何度も読んでいれば、自然と頭に入って、暗記が定着することも。付箋を見やすいように上手く利用して、勉強に、ビジネスに、そして暗記力をアップさせましょう。
見やすい上手なノートの書き方まとめ⑥略称を上手に使う
社名や名前を「F社」とか「Tさん」と書くなど、ビジネスや勉強でよく利用する言葉や固有名詞は、省略して書くようにすると、ノートをとるスピードや効率が高まる上、簡潔な内容のため見やすく、上手な書き方となります。
また、フルネーム等で書かないことで、万が一ノートを無くしてしまっても、情報漏えいのリスクを最小限に抑えることができます。特にビジネスの世界では、情報が流出することは大問題。セキュリティを高める効果も、略称の記載にはありますよ。
見やすい上手なノートの書き方まとめ⑦レベルに応じて文頭を変える
内容に合った見出しを付けることは、暗記するうえで重要な要素になります。でも、全部をページの端っこから書いていては、見出しを引き立てることができません。そこで、見出しや内容のレベルに応じて、文頭をずらすことが重要です。
この技術は、Wordなどで文章をまとめるときにも役に立ちます。ビジネスや勉強のノートを整理する方法の一つとして、あなたのノートにも取り入れてみましょう。
見やすい上手なノートの書き方まとめ⑧目的別にノートを分ける
1冊のノートであれもこれも全部書く。それもノートの取り方の一つですが、目的に応じてノートを分ける方が、より効率的にまとめることができます。勉強なら教科別に、ビジネスなら取引先やプロジェクトで分けるのもいいですね。
暗記用に独立させたノートを用意するのもいいでしょう。また、ノートもそれぞれに応じて表紙のデザインを変えてみるのも、記憶定着に役立つかもしれません。「あのかわいいノートに○○って書いてたな」「シンプルなノートの△ページに××とメモした記憶が」というように、暗記の一助にもなりますよ。
見やすい上手なノートの書き方をマスターして、勉強も仕事ももっとはかどる!!
ノートを見やすくとることは、簡単なようで意外と難しいもの。それは、勉強している学生だけでなく、仕事でノートを使うビジネスマンも同じです。ノートの書き方はもちろん、写真やイラスト、図を上手に使えば、暗記の役にも立ちます。なかなかノートがうまく取れなくて苦労している人は、今回紹介したワザを使って、後から読んで見やすいノートをとってみませんか。