【テラフォーマーズ】第2部の主人公膝丸燈
テラフォーマーズが第2部に移り主人公になったのが膝丸燈です。膝丸神眼流の使い手であり正義感のある青年であり、火星に向かった第2部では20歳でした。真面目で努力家でもあり、火星での戦いで成長していく姿も見ることができます。
見た目は日本人のように見えますが、どこ出身なのか両親が誰なのかも当初は明かされていませんでした。しかし、膝丸神眼流の道場がある神奈川県の児童養護施設の出身であることは確かです。膝丸燈という名前の「燈」という字は、赤ん坊だった膝丸燈がいたところに置いてあった手紙に「この子の名前は燈し火」と書いてあったことが由来です。
膝丸燈の手術ベースはオオミノガなのですが、他にもクモイトカイコガやハナカマキリの特性を持っていたりと複数の能力を生まれながらに持っているデザイナーベビーでもあります。
【テラフォーマーズ】膝丸燈の手術ベースオオミノガ
膝丸燈がテラフォーマーズの第2部で最初に使った能力がオオミノガの特性です。オスとメスとで姿が異なる虫で、オスは全体的に暗褐色であり、体は毛で覆われていて触覚が羽毛のようになっています。これは膝丸燈が人為変態をしたときに出てくる触覚と同じであり、手術ベースがオオミノガであることを証明しています。
よく見るミノムシはこのオオミノガの幼虫の姿なのですが、その糸も非常に強度が高いです。その糸を使って膝丸燈が戦っているシーンもありますが、オオミノガの糸はクモの糸よりも約2.5倍の強度があります。その糸で絡めとられたテラフォーマーが動けなくなったのも頷けると思います。
【テラフォーマーズ】膝丸燈が生まれ持っている生物
デザイナーベビーとして生まれた膝丸燈は手術ベースとなったオオミノガ以外にも2つの生物の能力を使いました。その1つがクモイトカイコガです。カイコと聞けば分かる人もいるかと思いますが、クワを食べることで成長して絹を自分自身で作り、その糸で繭を作ります。膝丸燈もまた1000mの鋼鉄の糸をも凌ぐと言われるその糸を使って戦っている場面があります。
膝丸燈が持っていたもう1つの特性はハナカマキリというカマキリの仲間です。ラン科の植物に擬態をすることで、華やかな見た目をしているハナカマキリですが、やはりカマキリ特有の鋭い刃がついた腕を持っています。その腕を使ってテラフォーマーを両断する姿を膝丸燈も見せますが、擬態できる能力はまだ見せていないのでどこで使うか気になるところです。
【テラフォーマーズ】膝丸燈の母親は誰?
生まれながらに特性を持って生まれたキャラとしてミッシェル・K・デイヴスがいます。パラポネラの特性を持った父親からの遺伝からの子供ということで、自身の手術ベースとパラポネラの2つの特性を持っています。しかし、膝丸燈は元から持っていた能力は1つではなく、クモイトカイコガとハナカマキリの2つです。
テラフォーマーズの原作の中で、膝丸燈の本当の親が誰が、というのは母親の1人が張明明だけしか確定情報が出ていません。しかし、同じ特性を持っているキャラとして第1部に出ていた秋田奈々緒がクモイトカイコガの特性を持っていることから、同じく母親なのではないかと言われています。
秋田奈々緒と張明明の2人が膝丸燈の特性と一致していることでそれぞれが母親ということになります。生前バグズ計画というもので、2人の卵子を融合させることに成功したからこそ膝丸燈が生まれたのだと考えることができます。
【テラフォーマーズ】膝丸燈の使う古流柔術「膝丸神眼流」
膝丸神眼流の道場がある児童養護施設出身の膝丸燈は、その道場が出身だったこともあり膝丸神眼流を使うことができます。第2部が始まってからの膝丸燈は、素手を使った武術をメインとした戦闘スタイルで戦っていました。その戦闘スタイルは彼をスカウトにきた小町小吉とミッシェルの2人が着た場所で戦っていた膝丸燈も使っていました。
柔術というのは基本的には素手を使って相手を倒す武道の1つですが、相手を殺さずに捕えたり身を守るために使われます。テラフォーマーを捕獲するという目的があった第2部では膝丸燈が膝丸神眼流を使ってテラフォーマーを圧倒し、殺さずに捕獲できるところまで持っていくほどの強さを見ることができます。
膝丸神眼流は通常の柔術とは何か違うところがあるのかは分かりませんが、打撃や絞め技などを膝丸燈が使っていることから基本的な柔術からは大きく離れたものではないということが考えられます。
【テラフォーマーズ】膝丸燈専用武器「膝丸」
膝丸神眼流を使うだけでも強い膝丸燈ですが、テラフォーマーズの第2部中盤から専用武器である「膝丸」を使うようになります。この刀を使うことによって更に膝丸燈の戦いかたに幅が広がります。この「膝丸」には12個も特殊機能がついていて、膝丸燈が呼ぶだけで手元に戻ってきたり、振動させることによって切れ味が増したりなど、膝丸燈だから使いこなせる武器となっています。
そして専用武器である「膝丸」ですが、第3部に移ると新しい武器として「膝丸影打」という名になって膝丸燈が使っています。市街地などで戦うことが多い第3部では表に出して武器を持ち歩くことができないので、携帯性能などを上げた武器になっています。それに加え刃が分割してベルトに仕込んであるので、飛ばすことや糸で操ることができたりと様々な戦いかたができるようになりました。
【テラフォーマーズ】膝丸燈の想い
テラフォーマーズで膝丸燈が火星へと向かった理由としてA・Eウイルスに関係するものがあります。このウイルスは致死率が100%であり、幼馴染の源百合子を助けるためにタイ王国の非合法地下格闘場で戦い続けていました。小町小吉とミッシェルにスカウトされたときには死亡してしまっていましたが、その後春風桜人という子供と出会います。
春風桜人もまた源百合子と同じA・Eウイルスに感染しており、それを助けたいという強い気持ちから火星へと膝丸燈は向かいます。これを生きがいとして戦い抜いた膝丸燈は無事に帰還して春風桜人の治療に成功しています。こうした膝丸燈の正義感や強い想いがあったからこそ、彼自身の強さだけではなく想いの強さも合わさったことで帰還できたのかもしれません。
【テラフォーマーズ】第3部での膝丸燈
第3部に入り帰還した膝丸燈は民間警備会社一警護に入って、地球にいるテラフォーマーを倒す仕事をしています。首都本店警邏課課長という肩書きで地球の人々を守る姿を見ることができます。紹介させていただいた「膝丸影打」を使い、火星で成長を見せた膝丸燈が更に強くなっているところを見られるでしょう。
地球が舞台となった第3部では膝丸燈の知り合いが登場したり、インヴォーカーとの戦いがあったりと戦いの激しさが増していきます。そんな中で膝丸燈が戦う相手が誰になるのか。これまでの特性をどうやって使っていくのか楽しみです。
【テラフォーマーズ】アニメ版膝丸燈役は細谷佳正さん
アニメ版テラフォーマーズで膝丸燈を演じているのは細谷佳正さんです。細谷佳正さんは「ゴールデンカムイ」谷垣源次郎役や「ハイキュー!!」東峰旭役などをしている男性声優です。渋くクールな男性キャラから弱気なキャラまで様々な演技ができることで有名です。
元々は海外ドラマや映画の吹き替えをメインに仕事をしていた細谷佳正さんですが、「テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇Semifinal」白石蔵ノ介役を2007年にしたことで知名度を上げることとなりました。こういったことがなかったら、アニメやゲームの作品に出演することはなかったかもしれません。
【テラフォーマーズ】膝丸燈はどうなっていくのか
A・Eウイルスを治すために火星へと向かった膝丸燈は徐々に生まれ持っての特性を生かした戦いかたを覚えていきます。ファンの中には主人公としてどうなんだと思う人も最初はいたそうですが、成長していくにつれてそういったことはなくなったそうです。
第3部に入ってから連載が止まっていたテラフォーマーズですが、連載が再開され再び膝丸燈の活躍を見ることができるようになりました。第2部から始まり成長を続け、更に強くなっていく膝丸燈。ここから自分の特性をどのように生かして活躍していくのか非常に楽しみなキャラです。