「キングダム」は、原泰久による日本の漫画。「週刊ヤングジャンプ」
(集英社)にて、2006年9号より連載中です。
中国の春秋戦国時代を舞台に、後の大将軍信と後の始皇帝政の活躍を中心に、戦乱の世を描く。
単行本の累計発行部数3300万部以上になります。
『週刊ヤングジャンプ』2011年51号にてテレビアニメ化が発表され、
2012年6月から2013年2月にかけて第1シリーズが、
2013年6月から2014年3月にかけて第2シリーズがNHK BSプレミアムにて放送されます。
それぞれ、BSプレミアムでの放送後にNHK総合で地上波放送もされました。
2018年4月の第50巻達成を記念して実写映画化が行われる大人気作品ですね!
第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作になります。
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泰国の将軍蒙武(もうぶ)の息子であるのが蒙恬(もうてん)になります。
親しみやすい性格と柔らかい印象を持つイケメンです!
今風の表現だとチャライという言葉がしっくりきますが、この蒙恬は武も知も高いのです!
ここぞという時に見せる漢の一面とのギャップが魅力です☆
蒙恬は
主人公信と同年代の武官として登場します。
楽華隊という特殊三百人隊を率いる男です。
祖父は秦の将軍筆頭蒙驁です。父は丞相呂不韋の腹心で呂氏四柱にも数えられる猛将蒙武という名門一族です。
若くして部隊を率いて功績を挙げ、周囲からも将来を期待されています。
しかし、本人は文官志望を公言して一向にそれに応える様子が無いのがキングダムのイケメン・蒙恬なのです。
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野島 祐史(のじま ひろふみ)
愛称(野島兄)
性別・男性
出生地・東京都杉並区
生年月日・1973年4月16日
血液型・A型
身長・166 cm
職業・声優、ナレーター
事務所・青二プロダクション
著名な家族・野島昭生(父) 野島健児(長弟) 野島智司(次弟/末弟)
声優になる前には、父の昭生が声優を休業し九州在住だったことから、大分県で一般企業の会社員だった時期がある。仕事はミキサーで、その傍らでしていたナレーターの仕事が仕事仲間の間で好評だったこと、その頃既に弟の健児が声優としてデビューしていたことから、自分にも声優ができるのではないかと考え上京します。
オーディションを受けるも良い結果は出なかった。その後声優養成所に通い、2000年に『ブギーポップは笑わない』の菅沼洋次役でデビュー。2002年、『OVERMANキングゲイナー』ゲイナー・サンガ役で初主役を務めます。
2018年5月1日付けでシグマ・セブンを離れ、長弟が所属する青二プロダクションの所属になったことを自身のTwitterにて報告しました。
主な出演作
ブギーポップは笑わない(菅沼洋次)
仰天人間バトシーラー(イガネコシノビ)
OVERMANキングゲイナー(ゲイナー・サンガ)
クラッシュギアNitro(阿久沢由宇)
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(アーサー・ヘイスティングズ)
メジャー(沢村涼太)
イナズマイレブン(豪炎寺修也)
とらドラ!(北村祐作)
黒子のバスケ(伊月俊)
弱虫ペダル(石垣光太郎)
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チャライくせに、性格は飄々としていてつかみ所が無いです。
基本的にはお気楽そのものという印象を受けます。
この蒙恬の率いる部隊も気分屋色が強いですが、その戦術や武勇は非常に優れている面があります。
意外にも、主人公の
信と同じく剣術使いですが、単純な力任せな信と違い、蒙恬の剣術は柔軟であり、蒙恬の性格がそのまま出ている剣術です☆
また、攻城戦で同僚の王賁がとった行動の意図を読み、逆手に取って手柄を横取りしてしまうなど意外と強かな一面もあるのが蒙恬になります。
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/1013036930789855232
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史実の蒙恬は、最初から将軍ではなく、文官として登場してますね。
蒙恬は訴訟や裁判に関わる仕事をしています。凄いです!
訴訟や裁判に関わるだけあり、王賁と信の喧嘩を仲裁する事もあります。この辺は手慣れています。
信が、その正義感から軍規を侵して処断されそうになるのを裏工作で救ったりもしました。
蒙恬は頭が良く、法律の網を熟知しているのがここでわかりますね。キングダムの蒙恬も史実同様に文官志望を口にしています。
その願いは叶います☆
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蒙恬のいい所はコミュ力が高い所です。
基本的に、誰とでも打ち解けられる柔軟な性格をしています。ライバルである信とも仲がいいです。
そしてもうひとりのライバル王賁とも仲が良く、信と王賁の間をうまく取り持つ事により、悪友のような3人の連携を取る事が出来ます。
3人で連携して作戦を立てることができるのは蒙恬の才能故です。
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/1009722594604400640
蒙恬は画像の通りのイケメンです。
キングダムでは、秦の武将の中でもトップクラスのイケメンでしょう。
「かわいい」とか「イケメン」とか、そういうイメージが蒙恬にはあります。 実際の史実の蒙恬がどのような人物であったのか気になります。
史実の蒙恬は将軍としては、有能でありましたが、司馬遷の書いた史記には「人民の力の乱費」とも手厳しい事も書かれているわけです。
少し漫画とは違います。
そして、残念に感じるかも知れませんが、史記などの書物を見ても蒙恬が「容姿端麗」とか「美男子だった」とする記述は一切ありませんでした。ここはキングダムのオリジナルという事ですね。でも、イケメンです!
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/1002852322391846912
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キングダムの蒙恬は信の飛信隊とは違い、特殊部隊の人間です。
厳格で統制のとれた王賁の玉鳳(ぎょくほう)隊に対して、陽気で明るい楽華(がくか)隊という部隊を率いる蒙恬です。
その部隊の実質は特殊部隊であり、時に、戦争の局面を変えるような、重要な場面に遭遇する事もあります。
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/999938126972846082
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/996676630394236929
イケメンの蒙恬もただのイケメンではありません。
特に合従軍編では活躍を見せています。
合従軍編内で、王賁と同様に楚軍を相手に奮闘を見せました。
まだ若いながらもその強さは明らかで、見事な勝也宇を見せています。
また、楚には中華十弓の一人「白麗」がいました。
恐るべき弓の射手でしたが、その驚異にいち早く気付いたのはこの蒙恬。
執拗といえるまで白麗を追いました。
結果的に討ち取るまではできませんでしたが、深手を負わせることに成功しています。
そのため白麗は弓が打てなくなってしまったため、事実上の無力化といえる活躍だといえるでしょう。
合従軍編での蒙恬の活躍はこれだけではありません。
騰から、王賁と同じく五千人の指揮を任されました。
五千人の指揮を任されたという事実だけでも凄いことだといえます。
でもそれだけで収まらないのが蒙恬というキャラクター。
五千人を見事にまとめ上げ、媧燐軍から騰本陣を守り抜いています。
楚軍の総大将・汗明(かんめい)と父の蒙武が一騎打ちを繰り広げていたとき。
楚の将軍である媧燐(かりん)の命令で、蒙武を背後から狙撃するように命じられていた「媧偃」の存在を蒙恬は見逃しませんでした。
いわば一騎打ちの邪魔をしようとしてきたその一撃を阻止しよう、一騎打ちの間に入ったことで、汗明に斬られて重傷を負ってしまうことに。
最終的には重傷を負うことになってしまいましたが、彼がいなければ一騎打ちがどう転んでいたかも分かりません。
周りの違和感などを察知する分析力。
そして、それを身を呈してでも阻止しようと行動できる大胆さと行動力。
蒙恬のこれらの要素が重なり合ったことで得られた功績たちは、どれも大きなものだといえるでしょう。
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重傷のケガをしたのは、やはり残念です。
しかし、蒙恬のフォローが無かったとしたら。
蒙武への狙撃が成功していた可能性が一気に高くなります。
そして、一騎打ちはそのまま汗明が勝利していたでしょう。
その結果、函谷関の戦いの形勢が逆転した可能性も十分に考えられます。
イザという時には自身を顧みないというイケメンさ。
顔だけでなく、内面まで蒙恬はイケメンだということが分かりますね。
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そして、天下統一後の蒙恬はどうなったのでしょうか?
紀元前221年、斉を滅ぼして秦が天下を統一すると蒙恬は、内史(ないし)という首都圏の行政長官に抜擢されます。
出世してます!イケメン!
それ以前に、大将軍になった蒙恬は、祖父、父と続いた名門の家名を保つ事に成功します。
そして、天下統一後は、自分のもう一つの夢である文官への道を進みます。器用な生き方をしていると言えます。
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平時はチャライ感じがして、いつも自由気ままに戦に臨んでいるように見える蒙恬です。しかし、祖父である蒙驁の戦のときは全力で戦っていました!
その際、信・王賁・蒙恬の3人で連携して戦いました。熱い展開です!
その作戦も蒙恬が考えたものです。
信は戦略に対して全くの無知、それに対し王賁は知識もあり応用もできるのですが、連携をとって勝ちに行こうという流れはありません。
その点蒙恬はとても柔軟であり、奇抜な策を思いつく軍師顔負けの一面もあります。
やはり、3人の中で一番早く千人将になっただけのことはあります!
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/941606300806348800
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/922749512535310336
ここはちょっと悲しいお話になります。
始皇帝の死により、皇帝の雑務をしていた趙高(ちょうこう)という男が現れます。何と!この男は始皇帝の死を利用し、始皇帝の遺書を書き換えました!
その内容は蒙恬の自害を命じる内容にしてしまいました!趙高は卑怯です!!!
理由としては、蒙恬に関しては自分を処刑しようとした蒙毅の兄だということだったのが理由です。
そして、それを知る蒙恬は、
「いったい天に対するどんな罪があって、私は過ちもないのに死ぬのか・・・」
と嘆き命を絶ちます。悲しい結末です。
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/925648631046144000
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/921662348275875840
万里の長城はご存知ですよね?
そうです、イケメン蒙恬は万里の長城を築く男なのです!
時の始皇帝は、北方の遊牧民への備えとして、戦国時代の長城を繋げて万里の長城を作る事を考えます。
万里の長城は険阻な場所に砦があり、臨洮(りんとう)から遼東まで距離は1万余里あったと記録があります。
蒙恬は建築的な才能もあるのです!
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/984360621155074048
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/986169994345046016
話はアニメでいうと第二期の四天王・輪虎戦になります。その
輪虎の直属の部下であり精鋭だらけの部隊に真正面から突撃した楽華隊!
そんな死線の中、蒙恬の喝によって隊の士気がグーンと!上がる事があります。
緩める所と締める所をわきまえているので、
部下も蒙恬の事を信じて全力でついていこうという気持になります!
これを見ると、楽華隊もここぞという時はとても強い隊にであるのがわかります。
こういう隊の作り方は信にも王賁にも出来ないので、素晴らしいです。
引用: https://twitter.com/seven_flags/status/985450156207190017
大人気作品であるキングダムはアニメも大人気。非常に高い人気を得ています。
テレビ番組のアメトーーク!でも、キングダム芸人が出現するほどの人気ぶり。
そのキングダム芸人の放送の影響でキングダム人気はさらに高まり、注目を集めるようになりました。
そんなキングダムは、 2013年に二期が放送されて以降、しばらく動きがありませんでした。
そのいわば沈黙の期間に実写映画化も果たし、やはり「キングダム」は衰えることなく盛り上がり続けていました。
アニメ三期は情報こそなかったものの、いずれ実現する、製作されるだろうと多くのファンが予想・期待していました。
そして、その予想は的中。
アニメ「キングダム」第三期が、2020年4月から放送されることになりました。
二期の続きが放送されるということを考えれば、合従軍編が描かれることになるはずです。
公式Twitterなどで順次情報が公開されているので、余すことなくチェックしてきましょう。
期待しつつ放送開始を待つしかありません。
キングダム一番のイケメンという話もあり、ちょっとチャライ女好きな蒙恬。
名将を輩出している家庭に生まれ、武将としても優秀な人物であり、頼れる仲間がいる男です。
今回の記事でもお伝えしてきた通り、合従軍編などで素晴らしい活躍を見せています。
若いながらも急遽五千人をまとめ上げるまでし、カリスマ性も持っていることが伝わってきた、感じたというファンの方も少なくないのではないでしょうか。
顔だちもカッコよく、イケメンな蒙恬ですが、身を呈してまで庇うその姿は外見だけでなく内面までカッコいい人物だということが分かりますね。
そして史実に出てくる蒙恬も同じく優秀な人物です。
しかし、史実の蒙恬は趙高という人物により死ぬ事になりました。悲しいです。
キングダムではこんな最期にはしてほしくないと感じられていらっしゃるファンの方も少なくないでしょう。
見た目はただのイケメンで、強そうには見えない人物ですが、才能溢れる武将であり文官です。
そして、熱くてクールで、魅力たっぷりのキャラクターです。
引き続き、キングダムから目が離せないのは当然ですが、蒙恬の成長や活躍も要チェックです。
アニメ第三期も含め、これからもキングダムを楽しんでいきましょう!
引用: https://twitter.com/HaraYassa/status/986767359938510849