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黒執事

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黒執事二期のストーリーのネタバレ解説!声優や主題歌も紹介!

2021.07.31

黒執事二期はアニメオリジナルストーリーとして制作された黒執事一期の続編です。そして一期以上にアニメオリジナルキャラが重要人物として登場します。一体どんな結末がセバスチャンたちを待ち受けているのか…。黒執事二期のネタバレ解説とともに声優や主題歌も紹介します!

  1. 【黒執事二期】主要キャラクター紹介
  2. 【黒執事二期】シエル・ファントムハイヴは生きている!?
  3. 【黒執事二期】アロイスとクロードはシエルの魂を狙っている!?
  4. 【黒執事二期】アロイスの悲痛な過去
  5. 【黒執事二期】セバスチャンとクロードの密約
  6. 【黒執事二期】クロードがアロイスを裏切る!?
  7. 【黒執事二期】ハンナの反撃
  8. 【黒執事二期】結末
  9. 【黒執事二期】主題歌紹介
  10. 【黒執事二期】まとめ

【黒執事二期】セバスチャン・ミカエリス

黒執事の主人公で何でも完璧にこなすファントムハイヴ家に仕える執事。その正体は魂を手に入れるため「復讐を果すまで殺さず守り抜く」という契約を当主と結んだ悪魔です。アニメ黒執事での声優は小野大輔さん。

【黒執事二期】シエル・ファントムハイヴ

ファントムハイヴ家当主で女王の命を受けて裏の世界を管理する12歳の少年。復讐を果すために自分の魂と引き換えにセバスチャンと契約を交わします。アニメ黒執事での声優は坂本真綾さん。

【黒執事二期】クロード・フォースタス

冷静で無感情だけど挙動が若干変態染みているトランシー家に仕える執事。その正体はトランシー家当主と契約を結んだ蜘蛛の悪魔です。アニメ黒執事での声優は櫻井孝宏さん。

【黒執事二期】アロイス・トランシー

トランシー伯爵家の当主を務めるエキセントリックな美少年。シエルと同じく自分を苦しめた相手への復讐を果すためにクロードと契約を交わします。アニメ黒執事での声優は水樹奈々さん。

【黒執事二期】ハンナ・アナフェローズ

トランシー家のメイドを務める美女。その正体は体内に魔剣・レヴァーティンを体内に収納する悪魔です。アニメ黒執事での声優は平野綾さん。

復讐を果し終えたシエルをセバスチャンはなぜ魂を奪わなかったのか?

黒執事一期でシエルはセバスチャンと契約してまで成し遂げたかった復讐を果します。そして契約通りセバスチャンがシエルの魂を食らおうとするシーンで黒執事一期は幕を閉じています。
しかし実はシエルは死んでいません。つまりセバスチャンはシエルの魂を食らうことができなかったのです。
なぜならシエルの魂を食らう直前に烏の姿をしたクロードに盗まれてしまったからです。クロードは黒執事一期の天使との戦いで契約の証と共に左腕を失ったセバスチャンの僅かな隙をついてシエルの魂を盗んだのです。
クロードはシエルの魂を奪った後、トランシー家の地下に隠します。つまりシエルの魂はその時点で誰にも食われていないため、黒執事一期の結末ではシエルは死んでいなかったのです。

記憶喪失になったシエル

魂を奪われたセバスチャンは抜け殻になったシエルに魂を戻すため、トランシー邸に侵入しシエルの魂を奪い返し、シエルを目覚めさせます。しかし目覚めたシエルは復讐を果した記憶を含め記憶喪失になっていました。
セバスチャンが欲しているのは復讐を成し遂げ成長しきったシエルの完全な魂であるため、セバスチャンはその場でシエルの魂を食べず、再度シエルに復讐を果したと思い込ませるために動き始めます。

アロイスの狙いはセバスチャンへの復讐

アロイスと契約を結んだはずのクロードがシエルの魂を盗んだのは、主であるアロイスがシエルの魂を盗むことを命じたからです。
アロイスがシエルの魂を盗むことを望んだのは、セバスチャンへの復讐のためです。アロイスは大切な弟ルカ・マッケンを殺した相手がセバスチャンであることをクロードから聞き、クロードと契約してセバスチャンを苦しめるために執着しているシエルの魂を奪い取ろうとしたのです。

クロードの狙いはアロイスの魂

クロードはアロイスの命でシエルの魂を奪っただけで、この時点ではセバスチャンのようにシエルの魂を自ら欲していたわけではありません。あくまでクロードの狙いはアロイスの魂です。契約を結ぶことができなければクロードはアロイスの魂を食らうことはできないため、クロードはアロイスに「ルカの敵はセバスチャン」という嘘を吹き込んで契約のために「願い」を持たせたのです。

村人を憎む少年ジム・マッケン

トランシー邸の当主を務めるアロイスの本名はジム・マッケンで、トランシー家の子ではなくある村の裕福な家の子でした。しかし両親が亡くなり身寄りがなくなると、弟のルカと共に村人たちから虐げられるようになり村人たちを憎むようになりました。

村人たちへの復讐と引き換えに弟を失う

ある日虐げられる毎日を送っていたマッケン兄弟たちの願いが叶ったかのように、村が炎に包まれ憎んでいた村人たちが全員亡くなる事件が起きます。実はそれは単なる偶然ではなくルカが悪魔に契約し望んで叶えた結果だったのです。そのためルカは命を落としてしまい、ジムは憎き村人への復讐と引き換えに大切な弟を失ってしまうのです。

トランシーの男娼から養子へ

ルカを失い絶望したジムは、トランシー家の男娼として招集されそこで知った「妖精の呪文」を唱えたことで、クロードと出会います。その時にルカを失ったジムには確固たる願いがなく契約をしませんでしたが、生きるために模索し始め色気で誘惑することでトランシー伯爵を手玉に取り養子に収まり、魂の熟成を狙うクロードからルカの敵がセバスチャンであると吹き込まれ、契約を結んだのです。
シエルの魂を取り戻したものの、また復讐を遂げさせなければならなくなった上にその後もアロイスとクロードにしつこく狙われ続けるセバスチャンは、この状況を利用しようとある取引をクロードに持ち掛け成功します。

セバスチャンのメリット

この取引、いわゆる悪魔同士の密約におけるセバスチャンのメリットは「シエルに復讐を遂げさせ再び魂を熟成させることができる」ということです。そのためにセバスチャンはクロードに「アロイスをシエルの復讐相手にすること」を取引の条件にするのです。

クロードのメリット

クロードの目的はアロイスの完全な魂を食らうために、シエルの魂をセバスチャンから奪うことです。そのため「シエルに復讐を果させること」は実はクロードにとって絶対条件ではないのです。
シエルが復讐を果すということはアロイスが死ぬということです。アロイスが死んでしまえばクロードはアロイスの魂を食らうことはできません。つまりメリットどころか大きな矛盾を生むことになります。
にもかかわらずクロードがこの密約を結んだのは、おそらくセバスチャンが執着しているシエルの魂に興味を持ち始めたからです。シエルの復讐心をある程度満足させた上で魂を奪いセバスチャンを苦しめてアロイスとの契約を完成させるパターンと、復讐を果したシエルの魂をセバスチャンと奪い合うパターンのどちらかを成し遂げるためにクロードはこの密約を受け入れたのだと考えられます。

クロードの興味はアロイスからシエルに

クロードは密約を受け入れセバスチャンと一時休戦状態になります。その間セバスチャンは予定通りシエルに復讐相手はアロイスであると思い込ませ、決闘の果てアロイスに致命傷を負わせます。そして同時に決闘の最中に偶然頬についたシエルの血を舐めたことで、クロードの関心は完全にアロイスよりもシエルに向いてしまいます。

アロイスを殺害

致命傷を負いつつもなんとか一命をとりとめたアロイスですが、クロードの興味が自分ではなくシエルに向いていることを感じ取り、心を乱します。そして執事のハンナに命じてシエルの元へ向かうのです。
しかしその道中で魂を回収しに来た死神のグレル・サトクリフに襲われます。ハンナがアロイスを守るために反撃している間にアロイスはシエルにやられた傷を抑えながら身を隠しますが、飢えた狼と鉢合わせてしまいます。
間一髪でクロードが現れ死なずに済んだアロイスは、孤独を恐れるあまりクロードへの愛情を吐露しクロードにすり寄ります。そんなアロイスの姿を見てクロードは幻滅し、主であるアロイスを殺してしまうのです。

シエルを洗脳

アロイスを殺害しいよいよシエルの魂へ興味を強めたクロードは、シエルを手に入れるためアロイスの魂を抽出してトランシー邸当主の指輪に封じ込み、それを使ってシエルを洗脳してアロイスの記憶と混濁させ、セバスチャンこそ復讐相手だと思い込ませます。
それによってセバスチャンはシエルの前に姿を現すこともできなくなり、クロードはその間にシエルの執事のように振舞い契約しようと目論むのです。

シエルの中のアロイスを覚醒させる

アロイスを利用してシエルを手に入れようとするクロードの身近にはもう1人妨げとなる存在がいました。ハンナです。
実はハンナはクロードに殺されたアロイスの眼を自身の体内に取り込んでいました。そしてクロードによって洗脳され2つの記憶の間で混乱しているシエルに近づき、体内に取り込んだアロイスの眼を見つめさせることでシエルの中のアロイスを覚醒させたのです。
ハンナはアロイス覚醒後、その眼を以前アロイスに抉られた自身の左目に移植します。覚醒したアロイスはシエルの肉体を支配し、トランシー邸の庭に作り出した薔薇迷宮にセバスチャンとクロードを呼び込むのです。その目的はクロードが自分を殺した本当の理由を知るためでした。

アロイスへの愛の告白と契約

薔薇迷宮に入り込んだセバスチャンとクロードはシエルの魂を求め競い合いながらシエルの元へ向かいます。クロードはもはやアロイスのことを何とも思っておらず、自分ではなくシエルを求めて向かってくるクロードを見てアロイスは誰にも愛してもらえないとひどく落胆します。しかしそこでアロイスを救ったのはハンナです。ハンナはアロイスへの愛を告白するのです。

実はハンナはルカと契約し村を焼き尽くした悪魔だったのです。そしてルカの純粋な兄への想いを目の当たりにしルカを愛するようになり、魂を食らおうとする自分に感謝する姿に心を打たれ、ルカが愛したアロイスのことも愛おしく思うようになり願いを叶えようとトランシー邸を訪れたのでした。

ルカを失った日の真実を知りハンナから愛の告白を受けたアロイスは苦しみ始め、シエルが自身の意識を取り戻します。そして「セバスチャン!」と叫び「僕の魂を食らいつくす最後の瞬間までお前は俺の執事だ!」と命令するのです。セバスチャンはそのシエルの言葉に「イエス マイロード」と答えます。そこでまたアロイスの意識にシエルの身体は支配され、ハンナと契約することを選ぶのです。

セバスチャンとクロードの決闘

シエルごとアロイスと契約したハンナはアロイスの願いを叶えるために、シエルを解放するためと言ってセバスチャンとクロードを戦わせます。
そして一行は決闘を行うために死の島を訪れ、ハンナの持つレーヴァテインで決着をつけることになります。

黒執事二期のアロイスとハンナとクロードの結末

セバスチャンとクロードの決闘はセバスチャンが勝利します。
敗北したクロードはセバスチャンに利用していたはずのアロイスに翻弄されていたことを指摘され、アロイスが自分の本当の主であったことを認め執事として息を引き取りました。
セバスチャンとクロードの決着がついた後ハンナはシエルを抱いたまま海に飛び降りシエルの身体を手放し、アロイスはハンナに魂を引き渡します。そしてハンナはルカとアロイスの魂を内包したままクロードの傍らで崩れていく島と一緒に消えていきます。アロイスは最後、ルカ・ハンナ・クロードの愛を手に入れることができたのです。

黒執事二期のシエルとセバスチャンの結末

セバスチャンは意識を失ったままハンナに連れられ海に放り出されたシエル追いかけ、自らの腕でシエルの腹を貫きます。しかしシエルは死にませんでした。なぜならシエルはハンナとアロイスによって悪魔にされてしまったからです。

アロイスはハンナとの契約で「誰もシエルの魂を食らえないようにする」ことを願ったのです。それはシエルへの嫉妬心とクロードへの復讐心からです。そのアロイスの願いを叶えるべくハンナはシエルを悪魔にしてしまいました。

悪魔になってしまっては、セバスチャンはシエルの魂を食らうことは永久にできません。しかしセバスチャンはファントムハイヴの屋敷を去ることに決めた悪魔のシエルに執事としてついていきます。なぜならセバスチャンは悪魔になる前にシエルにこう命令されていたからです。「僕の魂を食らいつくす最後の瞬間までお前は俺の執事だ!」と。

黒執事二期オープニング「SHIVER」The GazettE

黒執事二期のオープニングを歌うのは、ヴィジュアル系ロックバンド・The GazettEさんです。「SHIVER」は16枚目のシングルで疾走感のあるヘヴィロックチューンでヒットポテンシャルの高いナンバーに仕上がっており、メンバーたちの強い意気込みが感じられる一曲です。

黒執事二期エンディング「Bird」松下優也

黒執事二期のエンディングを歌うのは松下優也さんです。実は松下さんはミュージカル黒執事でセバスチャン役を演じた俳優さんでもあります。「Bird」は6枚目のシングルで切ないメロディの中に心にしみる切ないメッセージが耳に残るバラードです。

黒執事二期劇中歌/エンディング「輝く空の静寂には」Kalafina

黒執事二期の劇中歌/エンディングを歌うのは女性3人組ヴォーカルユニットのKalafinaさんです。「輝く空の静寂には」はメロディも歌詞も伴奏も声も儚く美しいバラードです。
黒執事二期はセバスチャン以外の悪魔が登場し、悪魔の各々の考え方には違いがあることが大きなテーマとなっています。黒執事の世界において悪魔はただ人の魂を食らうだけの存在ではないのです。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81tw1tyefdL._RI_SX380_.jpg