ペルー旅行のベース『クスコ歴史地区』
クスコはペルーで最も有名なマチュピチュ観光のベースでもあり、かつてインカ帝国の首都として繁栄した世界遺産の街です。旧市街には、インカ文明やスペイン統治時代の面影を今に伝える建築物が共存しています。ゆっくり街歩きをしながら新しい発見が出来る楽しさがあります。
インカ神殿の土台の上に
サントドミンゴ教会は、インカ帝国時代の神殿「コリカンチャ」をスペイン人が破壊し、その同じ土台の上に建てたものです。教会は一度大地震に遭い教会の大部分が被害にあいましたが、インカの石組みの土台はびくともしなかった話は、インカの技術の素晴らしさを伝えています。
インカとスペインの共存
大聖堂は、祭壇に約300トンもの銀が使われているほど、クスコでもっとも重要なカトリック教会ですが、内部にはインカ神話のシンボルのジャガーの装飾や絵画などインカ文化の影響が見られるものもたくさんあります。
街歩きで発見
すき間なく積み上げられた石組みの技術は精巧で、カミソリの刃一枚さえ通さないといわれるほどです。とりわけ、アトゥンルミヨク通りのパズルのように組み合わされた「12角の石」は驚異的です。
ペルー旅行でインカの謎とき『サクサイワマン遺跡』
サクサイワマン遺跡はクスコ市街から車で約30分という場所で、標高はクスコより高い位置にあります。インカ人はインカ帝国の都として、ピューマの形に設計した町作りをしたと言われますが、このサクサイワマン遺跡はその頭部分にあたる場所で、首都を守る要塞であるとともに宗教儀礼の場でもあったと推測されています。
圧倒される巨石
巨大な石を積み上げて造った20mの高さの城壁が3つの層になっていて、外部からの侵入を防いだと見られています。また、遺跡南側の高台からは、遠いインカ時代を思い起こしながらクスコの街を見渡すことができて最高ですよ。
ペルー旅行のベストワン『マチュピチュ』
マチュピチュは、ペルーで最も有名な観光スポットで、標高2,280mの山の頂上に造られているため、山裾からでは確認することが出来なく、インカ帝国滅亡から400年近くも発見されずにいたこともあり、「空中都市」などと呼ばれることもあります。
山頂の広がる建物や段々畑
遺跡は大広場を中心に太陽の神殿や宮殿、居住区など石組みの建造物が狭い石畳の道や階段で結ばれ、急な斜面には段々畑が広がっています。インカ文明は文字を持たなかったため、マチュピチュが何故、何のために造られたのか、未だに解明できていない謎解きに挑戦してみるのもこの旅の魅力の一つでは。
ペルー旅行で空中散歩『ナスカ地上絵』
ペルーの荒涼とした大地に壮大なスケールで描かれた「ナスカの地上絵」は何のために描かれたのか、雨ごい、天体観測、果ては宇宙人創造説まで諸説あり、現在も研究が進まれていますが、未だ多くの謎に包まれています。
セスナから
セスナに乗って上空から見る地上絵は、「クジラ」、「宇宙人」、「サル」、「コンドル」、「ハチドリ」など、その巨大さと精巧さに誰もが驚かされることでしょう。
ミラドールから
また、ミラドール(展望台)からの地上絵はセスナ機から見るように全体を見渡すことができないのに、なぜ最大で285mにも及ぶ絵を作れたのか、古代人の不思議な力を感じることができます。
ペルー旅行でスペイン気分『アレキパ』
アレキパはペルー第2の都市ですが、クスコのようにインカ時代の面影は少なく、逆にスペイン統治時代の影響でコロニアル建築が残る町です。街の多くの建物が近郊で発掘される白い溶岩を使用しているため「白い町」とも呼ばれています。
サンタカタリナ修道院の見事な色彩
歴史地区にある「サンタカタリナ修道院」は、建物の内装が青と赤との鮮やかな色に彩られ、他の修道院とは違った印象があります。
アルマス広場からカテドラルを望む
また街の中心にある「アルマス広場」の北側には大きな「カテドラル」が聳え立ち、周りをヤシの木で囲まれたのどかな雰囲気の中で、大勢の人たちがベンチに座りくつろいでいます。
ペルー旅行で浮き島に乗る『チチカカ湖』
世界で20しかない古代湖の中でも、世界で最も天に近い湖「チチカカ湖」。その面積はなんと琵琶湖の12倍ほどもあり、湖にはインカ帝国初代皇帝が降臨したとされている太陽の島をはじめ、大小41もの様々な島が点在しています。
様々な島
中でもウロス島は、トトラと呼ばれる葦を積み重ねた世界でも珍しい人工の浮島で、その上に立つ家も小さな学校までもすべてトトラで作られています。
他にも織物で有名なタキーレ島など島々の魅力は尽きません。どの島でも宿泊ができますので、ぜひ満点の星に手が届くような素晴らしい夜を迎えてはいかがでしょうか。
ペルー旅行でひと休み『リマ』
リマはペルーの首都で、人口約800万人とペルー最大の大都市です。またペルー最古の国立博物館があることもあり、1991年にリマ歴史保存地区がユネスコの世界文化遺産に認定されました。他にもコロニアル様式の建物、都会的な雰囲気の新市街など魅力がたくさん詰まった街です。
アルマス広場
アルマス広場には、ベルサイユ宮殿をイメージした大統領宮殿や2棟の鐘楼を持つサンフランシスコ教会、美しいパティオと青いタイルが装飾された回廊が見事なサント・ドミンゴ教会/修道院など主要な建物が立ち並び、その周りにはヤシの木やきれいに整えられた花壇もあります。夜になると広場がライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出していますよ。
ペルー旅行で絶景をみる『ワスカラン国立公園』
アンデス山脈にあるワスカラン国立公園は、世界で最も高い場所にある国立公園として知られています。氷河が造りだした美しい湖をいくつもたたえ、壮大な大自然とダイナミックな絶景に囲まれています。
ヤンガヌコ湖
公園内のコバルトブルーが映えるヤンガヌコ湖では、湖と白い雪に覆われた山々のコントラストを間近で見られるほか、手漕ぎのボートに乗ることもできますし、湖沿いの整備された道を歩くこともできます。湖を造りだしたパストルリ氷河は標高が高いため、歩くのに少し体力はいりますが、行った人でしか味わえないまるで別世界の絶景が待っていますよ。
ペルー旅行で温泉に入る『カハマルカ』
インカ帝国最後の皇帝アタワルパが、スペイン人ピサロに幽閉されたのち処刑された帝国終焉の地がここカハマルカです。クントゥルワシ遺跡などのインカ時代より古い先史時代の遺跡や、町の中心のアルマス広場に面して、カテドラル、サン・フランシスコ修道院など、スペイン統治時代のコロニアルな建造物が残る街並みや、郊外には北海道を思わせるようなのどかな酪農風景が広がっています。
温泉
一方、温泉地としても有名な町ですので、皇帝アタワルパが愛用していたという「インカの温泉」にでもゆっくりと浸かりながら旅の疲れを癒してはいかがですか。
ペルー旅行でサンドバギー『ワカチナオアシス』
首都リマから南へ車で約4時間半にあるのがイカの町です。1年を通して暖かく雨も少ないため、周囲はほとんど砂漠の乾燥地帯ですが、イカ川の水を利用してペルーではブドウの栽培地として知られています。また、町の外には今、ペルーで最も注目されているリゾートの一つ「ワカチナ・オアシス」があります。周囲を砂漠に囲まれたこの「ワカチナ湖」は、プールや宿泊施設などが整備され、砂丘を利用したサンドボーディングやサンドバギーなどリゾート地として人気が高いそうです。ペルー観光での思い出の一つに思いっきり楽しんでみてはいかがですか。
まとめ
いかがでしたか?ペルーの魅力的な観光スポットを紹介してきましたが、あなたの気にいった場所はどちらでしょう。どの場所でもきっとあなたは新鮮な感動を受けると思います。さあ新しい発見の旅に出発してはいかがでしょうか。