スロベニアってどんな国?
スロベニア共和国政府による日本語の公式表記は「スロヴェニア共和国」。ただし日本の外務省による日本語の公式表記は、「スロベニア共和国」。通称「スロベニア」です。ちょっとややこしいですが、ここでは日本の外務省に従いスロベニアとします。ヨーロッパに位置し、アルプス山脈や、地中海に面しとても自然に恵まれた風光明媚な国です。1991年に旧ユーゴスラビアから独立した比較的新しい国でもあります。ベストシーズンは温かい夏の4月~10月とされていますが、特に6月~9月がお天気にも恵まれるのでベストシーズン中のベストです。また、ベストシーズンは休みが取れないといった方。ベストシーズンの人気スポットは観光客がいっぱいでじっくり見れないこともありますが、オフシーズンは観光客のいない本来の姿が楽しめます。また、カーニバルなどイベントもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
スロベニアの治安は?
外務省 治安情報
2018年7月時点で、外務省から渡航についての注意喚起は発令されていません。外務省としてもスロベニアは比較的治安のいい国との認識ですが、とはいえ人口当たりの犯罪発生率は日本の4倍なので、状況に応じて十分な安全対策を講じるよう呼びかけています。特に邦人はスロベニアだけでなく、ヨーロッパでスリの標的にされやすいので、カバンは体の前で持ち、レストランでビュッフェなどで席を立つときも肌身離さず持ち歩くようアドバイスしています。また、特にリュブリャナ中心部のマーケット周辺はスリが多発しているとのことです。
実際日本人旅行者が感じたスロべニアの治安は?
実際スロベニアを観光した多くの旅行者の方がもつスロベニア人の印象は真面目で勤勉、そして少しシャイと日本人の国民性と似ていて親近感が湧き治安も日本に近いレベルで安全だったという意見が多いです。また、多くの方が驚いたポイントは自動販売機がある事です。ヨーロッパでは自動販売機は管理者の目の行き届く場所でないと、お金や中のものを盗まれてしまうといった理由から街中で見かけることはあまりありません。外務省の情報通り、実際訪れた方の多くが治安の良さを感じているようです。
スロベニアは世界の治安がいい国ランキングで何位?
イギリスのエコノミスト紙によるが各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化した世界平和度指数のランキングでスロベニアは14位です。ちなみに日本は8位で1位はアイスランドがランクインしています。日本人の観光先として人気のイギリス(46位)やフランス(55位)などに比べて実はずっと治安がいい国なのです。
スロベニアのおススメ観光スポットは?
ブレッド島の聖マリア教会
スロベニアを紹介する写真でよく登場する有名な教会です。この教会で鐘を7回鳴らすと幸運が訪れるそうです。スロベニア式の木製水上タクシーで島まで渡れます。
ポストイナ鍾乳洞
ヨーロッパ最大級の鍾乳洞で、トロッコで観光できます。ライトアップが幻想的な鍾乳洞です。洞窟の中は気温が低いので上着は必ずお持ちください。
リュブリャナ城
このお城は内部というよりもここから眺めるリュプリャナの街の景色が絶景です。
スロベニアの食べ物ってどんな料理?
スロベニアの食べ物いえば肉です。海沿いの街に行くと魚料理も食べられますが、基本的には肉料理が多いです。
ヨーロッパの他の国を見てもポーランドなど内陸部の国の食べ物の主流は肉料理で、魚を一切食べない人も多いです。また、陸続きのスロベニアは近隣国のハンガリーやイタリア、クロアチア、オーストリアの食べ物の影響も受けています。
イドリイスキ・ジュリクロフィ
小麦粉ベースの生地にじゃがいも、ハム、玉ねぎ、そして香辛料を混ぜたものを包んだ料理です。ちなみにこの料理は、欧州連合が原産地名称保護制度に指定した最初のスロヴェニア料理で、この料理名を使うには認定を受ける必要があるので、ぜひ本場で食べてみたい料理の一つです。
クランスカ・クロバサ
小さいソーセージのことですが、配合が細かく決められています。豚肉と牛肉、脂身の割合や調味料の量、そして食品添加物は加えてはいけない。さらにはミンチにした時の粗さ、詰めた後の大きさや重さ、燻製の温度まで法律で決まっているという徹底ぶりです。
スープ
スロベニアの伝統料理のスープはたくさん種類があります。カブやジャガイモ、豆やザワークラフトと豚肉を煮込んで作るヨタや豚肉、牛肉、猪肉、ジャガイモ、タマネギと香辛料で煮込んだボグラチなどが代表的です。
まとめ
日本人にはまだまだ知名度の低いスロベニアですが、自然が豊かで治安もよい国です。ぜひヨーロッパ旅行に出かける際はスロベニアにも足を運んでみてはいかがでしょうか。