モザンビークの治安は良い?悪い?
モザンビークは、最近治安が少し悪くなっており、良いエリアと悪いエリアの差が激しくなっています。特に、2018年6月には、一部地域で危険レベルの引き上げがありました。ここでは、モザンビークの治安や、危険なエリア、観光の際に気をつけることを解説し、観光におすすめのスポットもご紹介します。
モザンビークの治安「危険レベル1の地域」
モザンビークでは、マプト州とソファラ州で危険レベル1になっています。麻薬の売買や外国人観光客の誘拐事件も発生しています。夜間の外出には注意が必要で、昼間に観光する際もまわりにはしっかり警戒心を持っておくことが大切です。
マプト州では、スリや置き引き、ひったくりなどの犯罪をはじめ、誘拐や強盗、性犯罪も頻繁に発生しており、日本人でも被害にあった報告があるため、危険レベル1のエリアにはあまり近づかないようにしてください。銀行やATMでお金をおろした後に、強盗に襲われる事件も起きているため、お金をおろす際には特に注意が必要です。
ソファラ州を通る国道1号線や6号線の一部区間では、車両が襲撃される事件が起きています。2014年に車両が襲撃された際には死傷者が出ました。その事件をきっかけにソファラ州では2016年末まで車両襲撃事件が頻発していました。今後も危険性があるため、通行は避けたほうがよいでしょう。
モザンビークの治安「危険レベル2の地域」
カーボ・デルガード州は危険レベル2となっています。各地で多くの襲撃事件が発生しており、イスラム過激派の関与も疑われていますが、まだ解明されていないようです。身元不明の武装集団が警察を襲撃したり、診療所が襲撃されたりと死傷者が出る大きな襲撃事件も発生していて、容疑者は数十人程逮捕されました。しかし、その後2018年にも次々と村が襲撃され、数百棟の家が焼かれ、数十人が死亡しています。
危険レベルも2に引き上げられたことで、用がなければ近づかないように外務省のホームページでも呼びかけられています。日本人も観光の場合は近づかないようにしましょう。
モザンビークの治安「観光で注意すること」
モザンビーク観光の際は、夜間に出歩くことは避け、昼間でもできる限り大人数で行動するようにした方が安全です。もしも、武器等を持った強盗などに遭遇した際は、無理に抵抗したりせず、相手を刺激するような言動は避けるようにしてください。ホテル周辺での強盗も増えているため、大金を持ち歩かないようにすることや、お金持ちに見えるような服装、アクセサリーは避けたほうがいいでしょう。
さらに、警察がお金を取ろうとするような行動も多くあり、何か起きた時に警察を呼ぶとさらにトラブルが大きくなる可能性もあるため、トラブルにならないように気をつけて対策しておくことが得策です。
モザンビークで治安のいい場所「ゴロンゴーザ国立公園」
ゴロンゴーザ国立公園では、野生の動物を見ることができます。小さな猿をはじめ、大きな像やライオンなどたくさんの動物がいます。キャンプサイトもあり、広い大自然の中でアウトドアを体験することもできます。
日の出やサンセットを見ることもでき、とても人気のスポットになっています。このゴロンゴーザ国立公園は、一度絶滅しかけた動物たちを南アフリカのクルーガー国立公園から運んできて、約15年ほどで野生と自然を蘇らせた場所なのです。動物や自然に興味がある人にはおすすめの観光スポットです。
まとめ
モザンビークの治安や、行かないほうがいい危険レベルの高いエリア、治安のいいおすすめ観光スポットをご紹介してきました。モザンビークはまだ日本人観光客の少ない国で、治安の悪いエリアを避ければ観光することもできます。なかなか見ることのできない広大な自然や野生動物が見れるモザンビークは日本人にもおすすめの旅行先です。