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今回この記事で紹介するのはワンピースに登場するキャラクターの「スパンダム」です。スパンダムは海賊でも海軍でもありません!スパンダムはCP9という政府の諜報機関に所属しているキャラクターなんです。わかりやすく簡単にいうと、政府のスパイということです。
スパンダムの容姿はパーマがかった紫の髪で、顔を覆うようなギプスをつけています。誕生日などは不明なのですが、初登場時は39歳でワンピースに登場するキャラクターのなかでもわりと歳上な人物です。
初登場時はCP9司令長官という役職についており、それ以前はCP5長官という肩書きを持っていました。ちなみにスパンダムは悪魔の実の能力者ではありません。
そんなスパンダムの性格ですが、一言でいうと「小悪党」です。世界政府の諜報組織であるCP9の権力を盾にやりたい放題しています。しかしドジも多く、そのせいで小物感があるキャラクターです。そのためCP9部下や仲間から慕われておらず、バカにされています。
自己中心的な性格をしているスパンダムは、ワンピースのなかでもウザイ方のキャラクターですね。自分の失敗を部下の責任にしようとしたりと、自己保身するために嘘も平気でスパンダムはつきます。
その一方でCP9のメンバーのことは信頼している描写があります。スパンダムのこの性格を知ることでワンピースにとって世界政府がどのような存在であるのか、わかりやすくなっています。
スパンダムが所属する諜報機関のCP(サイファーポール)では、六式と呼ばれる特別な体術を会得しています。スパンダムはそんなすごい組織のNo.9の最高指揮官なので、一見強そうに見えますよね。
しかしスパンダム自身は強くありません。強いどころかそういった体術の実力は下っ端の諜報員よりも弱いんです。
CP9ではお互いの強さを知るために体技の力を「道力」という数字で表すのですが、一般の衛兵を10道力とするとスパンダムは9道力しかないんです。ちなみにスパンダムは500道力以上で超人だと話しており、この事実からもスパンダム単体では決して強くないことがわかりますよね。
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それではなぜスパンダムが上位職につけたのか気になりますよね。スパンダム自身はあまり強くないのですが、スパンダムは特別な武器を持っています。それは「象剣ファンクフリード」です。ファンクフリードとはゾウゾウの実を食べたいわゆる悪魔の実の能力を持った武器なんです。
世界政府の新しい技術で生命がない無機物にも悪魔の実を食べさせることができるようになったんです!ファンクフリードは非常に優秀で、スパンダムをバカにしている部下もファンクフリードの強さを認めています。
ファンクフリードは武器、獣と武器が合体した姿、そして獣と3つの形に変身することができます。とくに獣姿はピンクの像でとても可愛いんです。
上記でも少し触れましたが、ここでスパンダムが所属する組織について詳しく紹介します。
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CPは世界政府の諜報機関で、0~9の部署別になっており全部で10個の組織に分かれています。とくに0は世界最強の諜報機関と言われており、1~8までは基本的な諜報員としての活動をしています。スパンダムが司令官をしている9は少し特殊で、「闇の正義」とまで言われています。
その理由は政府に協力しない「一般市民」の殺しが認められているんです!このことからCP9の存在は市民は知らず、一部の人のみが知っている組織なんです。
このような組織があるということからも、ワンピースの世界政府というのは必ずしも正しい正義とはいえないということがわかります。
スパンダムには父がおり、その父は麦わらの一味にも関係がある人物なんです。
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父であるスパンダムは22年前にスパンダムと同じくCP9司令長官をしていました。麦わらの一味であるニコ・ロビンの故郷オハラにバスターコールという海軍による無差別攻撃を発令させ、焼き払い壊滅させたという行為をおこなった人物です。
スパンダムと父であるスパンダインは非常に性格が似ており、自己中心的で権力欲などが強い傾向があります。政府の正義を盾に、自分の欲のためなら非道なこともできるキャラクターです。
スパンダムがCP9の司令長官になったのも、この父親の権力が強かったからということが挙げられます。親子仲はよく、スパンダムが重症を負ったときは父が見舞いにいくなどしていますたね。スパンダム同様そこまで戦闘力はありません。
本来このような性格であればスパンダムのようなキャラクターは嫌いと言われる傾向にあるはずです。しかしスパンダムに限ってはそうではなく、意外とワンピースでは人気のあるキャラクターなんです。その理由はどんなに小賢しいことをしても、結局はバカだからですね。
所謂愛されるバカというやつで、その証拠に人気投票ではCP9内で第三位という結果になりました。
突き抜けた悪役やまたコミカル描かれる敵キャラというのは、ファンからも人気がでる傾向にあります。スパンダムもそのバカさ加減がコミカルに描かれているため、ひどい性格であってもなんだか憎めないキャラクターになっているんですね。
ここで視聴者からも愛されるスパンダムのアホなエピソードを紹介させていただきます。
初登場時から10年前、古代兵器のプルトンに目をつけフランキーの師匠であるトムさんを処刑に追い込んだ過去をスパンダムは持っています。そのさいフランキーとも交戦しており、自己紹介しているときにフランキーの放った大砲が顔面に直撃し、最後まで名前が言えなかったんです。そのせいでフランキーには「スパンダ」と呼ばれてしまっています。
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ロビンを捕らえ塔を登ってる最中にルッチを呼ぼうとしますが、その時手にもっていたのはゴールデン電伝虫。つまり間違えてバスターコールを使ってしまったんです!気づいたロビンに指摘され「ええええっ」とスパンダム自身も驚きの絶叫をあげ、とことんアホな印象を視聴者に植え付けました。ちなみにロビンはそげキング(ウソップ)の狙撃と駆けつけたフランキーによって助けられています。
スパンダムは父の権力そして象剣ファンクフリードの強さもあって、2年後CP-0のメンバーとして登場します。CP-0はサイファーポールイージスゼロと呼び、上記でも少し触れましたがサイファーボールのなかでも一番上の組織です。
CP-0は世界貴族直属の諜報機関なので、圧倒的な力をもっています。しかしスパンダムは父であるスパンダインが病気になり、権力を盾に動くことができなくなっています。
弱くアホなキャラクターではありますが、一度邪魔されなければルフィを倒していた状況に持っていくことにスパンダムは成功しています。権力が弱まったとはいえCP-0の一員ということは、海軍を動かせる力を持っているということです。今後ワンピースの物語にスパンダム所属するCP-0がどう絡んでくるのか、楽しみですね。
ワンピースでは主要なキャラクター以外のグッズもたくさん発売されています。スパンダムもフィギュアがでていますので、2つ紹介をさせていただきます。
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こちらはスパンダムが子供の頃の姿をフィギュア化したものです。現在の小賢しい雰囲気がある生意気そうな顔をしていますね。父親が権力があったということで、いかにもお金持ちそうな印象のある服装をしています。
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こちらは片手にゴールデン電伝虫を持ったスパンダムです。どや顔をしていますがアホなことを思うとなんだがまぬけに見えますよね。
そんなスパンダムの声を演じているのは、「小野坂昌也」さんです。小野坂昌也さんは青二プロダクションに所属している男性声優さんで、ファンからは「まさやんぐ」や「ヤング」という愛称で呼ばれています。
元々お笑い芸人になりたかったということでコミカルな演技がとても上手で、スパンダムの声にはぴったりですよね。
ワンピースのスパンダム以外では「テニスの王子様」の「桃城武」役や、「ボボボーボ・ボーボボ」の「首領パッチ」の声を演じていることで知られています。
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スパンダムは人として外道で小賢しい男ですが、そのアホっぷりから憎めない愛されるキャラクターです。出世したCP-0のメンバーとなった現在、これからどのように行動していくのかドキドキしますね!
以上ワンピースに登場するキャラクター「スパンダム」の紹介でした。