フィジーの治安①治安ランキング
フィジーの治安ですが、開発途上国のうちでは他と比べても治安が良いランキングに入ります。300個ほどの火山島と珊瑚礁からなる群島国家なので、人で溢れかえっているようなことはなく、殺人事件などの極悪な犯罪はほとんどありません。また日本と同じように銃を持つことは禁じられています。同様に、大麻やドラッグなども禁じられています。
また小さい島々が集まってできた国家のため、ギャングやマフィアなどの悪い反社会勢力は存在しません。常夏の楽園といわれているフィジーでは年間を通して暑い気候で、農作物や海の幸が豊かで食べ物も多いので、飢えに関する問題がなく、とても恵まれた場所となっています。そのため先進国にはおよばないとしても、治安上のランキングとしては決して悪いとはいえず、ランキング上位に入るでしょう。
フィジーの治安②外務省による治安状況
日本の外務省によると、フィジーに関しての危険情報や感染症情報などは2018年9月現在では特に発出されていません。またテロについても、日本人や日本権益を標的としたテロや誘拐の脅威の可能性は低いです。ただフィジーでは、スリやひったくりなどの窃盗、強盗および性犯罪が多く発生しているので、外務省でも注意を呼び掛けています。
フィジーの治安③犯罪対策
日本の外務省によると、フィジーでは窃盗や強盗、性犯罪が多発しており、近年では暴行や傷害事件も増えています。首都スバ、2番目の都市ラウトカ、空港があるナンディは特に治安が悪いエリアです。サトウキビ伐採用のなた状大型ナイフ・ケーンナイフなどによる犯罪も発生しているため用心しましょう。どの国でもあるスリ、ひったくり、置き引きはフィジーでも発生しています。特にデジカメやスマホには注意してください。
フィジーでは野良犬がたくさんいます。飼われてはいないため、狂犬病などの感染予防の注射を受けていません。また旅行者を襲う野良犬も多いため、野良犬に遭遇したら、犬に背を見せて逃げるのではなく、何かを投げつけるようなそぶりを本気でしてください。実際に石などを持っても効果的です。何度か投げつけるそぶりをすると、犬の方から逃げていきます。
フィジーの治安④夜の1人歩きは避ける
フィジーの首都は、フィジー諸島最大の島であるビティレブ島(Viti Levu Island)のスバです。国際空港もあり、フィジーの中心となる島ですが、この島をぐるりと囲んでいる大通りは暗くなっても街灯で照らされているので治安が悪い場所は多くはありません。しかし1本でも大通りから中に入ると、街灯もない薄暗い道ばかりになってしまうため、女性が1人で歩くのは避けた方がよいでしょう。
危険なのは女性だけではありません。治安が悪いとはいえないフィジーですが、夜にどうしても移動しなければならない時には、歩かずに政府公認のタクシーを使うのがよいでしょう。たとえ100メートルほどの距離だとしても、歩くのは避けた方がよいです。できれば1人ではなく、複数で移動するのが理想的です。
フィジーの治安⑤クレジットカードや財布など
日本の外務省によると、2014年12月以降クレジットカードやデビットカードのスキミング被害が多発しています。ホテルやショップ、レストラン、銀行のATMなどでカードを使った後、フィジーや他の国でカードが悪用されている被害が増えています。支払う場合は、できるだけカードを使わずにキャッシュでの支払いの方がよいでしょう。
とはいえ、多額のキャッシュを持ち歩くのも危険と思う方も多いはず。ショップやマーケットでショッピングをする時のみ財布を取り出し、それ以外は極力カバンから取り出さないように心がけましょう。財布があることが分かると、それだけターゲットにされやすくなります。多額を一度に持ち歩かず、その日使用する予定のお金だけ小さく分けて持ち歩きましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフィジーの治安についてご紹介しました。のんびりとした楽園のフィジーですが、旅行者や観光客を狙った軽犯罪は多発しているので気をつけましょう。また野犬などの動物には絶対に触れないようにして、楽しい旅にしてくださいね。