伊勢神宮とはどんなところ?
三重県伊勢市にある、伊勢神宮の正式な名称は、「神宮」と言います。そんな神宮を親しみを込めて、「お伊勢さん」、「お伊勢さん巡り」などと呼ばれています。江戸時代から、今現在までお伊勢巡りは人気となっていて、1年間に約800万人の方が全国から訪れています。内宮、下宮とあり、参拝の順番は、下宮から内宮へお参りするのが一般的なマナーとなっています。
お蔭参りが流行した江戸時代、全国へ広がった伊勢音頭で「伊勢へ行きたい、伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも」と歌われ、人々は伊勢への憧れを募らせました。その憧れと崇敬の心は、時代が経ても変わることはありません。神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神おおみおやがみとして崇敬を集める天照大御神あまてらすおおみかみをお祀りする内宮ないくう(皇大神宮こうたいじんぐう)と、 衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神とようけのおおみかみをお祀りする外宮げくう(豊受大神宮とようけだいじんぐう)を始め、14所の別宮べつぐう、43所の摂社せっしゃ、24所の末社まっしゃ、42所の所管社しょかんしゃがあります。これら125の宮社全てをふくめて神宮といいます。
伊勢神宮・公式サイト
伊勢神宮アクセス場所
*内宮(皇大神宮):三重県伊勢市宇治館町1
*外宮(豊受大神宮):三重県伊勢市豊川町279
伊勢神宮で御朱印帳が買える場所は?
お伊勢さん巡りで御朱印を貰う場合には、「御朱印帳」が必要になりますね。伊勢神宮では、下宮、内宮の神楽殿か、神宮会館での販売場所となっています。下宮にある御朱印帳はシンプルなものしかなく、期間限定のものや素敵なものが欲しい方は、内宮の神楽殿か神宮会館にてお買い求めくださいね。
伊勢神宮のアクセス場所・神宮会館
*名称:神宮会館
*住所:〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町152
*TEL.0596-22-0001
神宮会館・公式サイト
神宮参拝の証に御朱印をお受けしましょう|神宮会館
神宮参拝の証に御朱印をお受けしましょう|神宮会館
伊勢神宮で買える御朱印帳の種類は?
伊勢神宮の御朱印帳には、「お伊勢参り朱印帳(西陣織)」のピンク色、ブルー色に、「蒔絵朱印帳」の赤、黒色に、「木製朱印帳(神宮林用材)」と、小さなサイズの紫色、大きなサイズの金色の全部で7種類の御朱印帳があります。
伊勢神宮で買える定番の御朱印帳は、小さなサイズの紫色と金色です。購入できる場所は、内宮・外宮の神楽殿「御朱印授与所」となり、1000円です。そして、西陣織でできた美しい御朱印帳は、「お伊勢参り朱印帳」となっており、「第62回式年遷宮」を記念してピンク色とブルー色が作られました。御朱印帳のお値段は、1500円となっています。
職人が丁寧に手がけた、金の色の「花菱」の御神紋がある御朱印帳は朱赤と黒色の2種類あり、高級感が漂い素敵な柄となっていますね。お値段は2000円となっています。
神宮林のヒノキを用いた御朱印帳もありますよ。とってもいい香りがする、御朱印帳です。お値段は、2500円となっております。
伊勢神宮で買える御朱印袋の種類は?
伊勢神宮では、御朱印帳を入れるのに、「御朱印袋」も販売されています。伊勢神宮では、7種類の御朱印袋があります。小さなサイズの御朱印帳の袋は、紫色となり、お値段は800円、大きなサイズの御朱印帳の袋は金色となっており、お値段は1000円となっています。また、西陣織の素敵な御朱印袋もあり値段は1500円となります。お色目は、ブルー、ピンク、朱赤、オレンジ色の4色です。伊勢神宮の内宮、下宮の神楽殿や
、神宮会館で購入することができます。
ぜひ、大切な御朱印帳を入れるのに、素敵な伊勢神宮の御朱印の袋はいかがでしょうか。御朱印帳が汚れなく傷もつかないために、おすすめします。
伊勢神宮で御朱印をもらえる場所は?
伊勢神宮には、125社ありますが、全ての場所で御朱印がもらえるわけではないのです。御朱印がいただける場所は、「内宮」、「下宮」、「月夜見宮」、「倭姫宮」、「月読宮」と、後は伊勢市街にある、「瀧原宮」と「伊雑宮」の7ヶ所の場所となっています。
伊勢神宮で御朱印をもらう正式な順番やルートは?
伊勢神宮にて御朱印をもらう正式なルートは、最初に行く場所としては、「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」となります。この場所にてお清めをした後に、下宮へいく順番ルートとなっています。その後が、内宮へ行く順番のルートですね。伊勢神宮を参拝する場合も、下宮から内宮へ行く順番が正式です。伊勢神宮で行われる行事ごとも、下宮から順番に始まるルートです。
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は①二見興玉神社
最初にご紹介する、伊勢神宮で御朱印が貰える場所には、「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」です。伊勢神宮の正式な参拝の順番ルートは、二見興玉神社へ最初に行く場所となります。伊勢神宮から離れた場所にあるため、バスや車で移動しないといけませんが、美しい「夫婦岩(めおといわ)」を見ることができます。
二見興玉神社は、夫婦岩の沖合約700メートルの海中に沈む、「猿田彦大神縁」の興玉神石を拝する神社となっています。交通安全、開運、家内安全の御利益があると言われている神社です。二見興玉神社には、たくさんの蛙があり、通称「カエル神社」とも呼ばれています。二見蛙は、無事にカエル・お金がカエルという意味合いからきています。二見興玉神社は、三重県の中で2番目に参拝者が多い場所となっています。御朱印をもらいに最初に訪れる順番、ルートとなっている二見興玉神社へ足を運んでみませんか。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:二見興玉神社 *住所:〒519-0602 三重県伊勢市二見町江575
二見興玉神社・公式サイト
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は②下宮
続いてご紹介する、伊勢神宮で御朱印を貰う順番、ルートには、「下宮・豊受大神宮」の場所となります。豊受大神宮は、衣食住、産業の神様と言われています。下宮の豊受大神宮で参拝する前には、入り口にある手水舎の場所にて、体と心を清めてから、参拝して御朱印をいただきましょう。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:下宮 豊受大神宮 *住所:三重県伊勢市豊川町279
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は③下宮・月夜見宮
続いてご紹介する、伊勢神宮にて御朱印をいただく順番、ルートは「下宮・月夜見宮」の場所となります。下宮・豊受大神宮で御朱印をいただいたら、徒歩5分ほどの場所にある「月夜見宮」にて御朱印をいただきましょう。月夜見宮は、樹齢数百年を超えるくすのきの木や、たくさんの木々がありパワースポットと言われています。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:伊勢神宮・下宮・月夜見宮 *住所:〒516-0072 三重県伊勢市宮後1丁目3−19
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は④内宮・皇大神宮
続いてご紹介する、伊勢神宮で御朱印がいただける場所には、「内宮・皇大神宮」です。伊勢神宮では正式な参拝ルート、順番は下宮から内宮へとなっていますので、下宮で御朱印をいただいたら、内宮へ回りましょう。内宮へ入る時には、宇治橋を渡る前に一礼してから、手水舎にて心と体を清めてから、参拝や御朱印をいただきに行きましょう。
内宮への入口、五十鈴川にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界へ、そして人と神とを結ぶ架け橋といわれています。宇治橋の正面に立つ美しい大鳥居の姿を眺めると、すべての人々は心が洗われ、身も心も正して清浄な宮域に入る心構えの大切さを感じさせてくれます。内宮のお参りは宇治橋の前で一礼し、緑豊かな神路山かみじやま、島路山しまじやまの四季の移ろいを感じながら宇治橋を渡ることから始まります。
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は⑤倭姫宮(やまとひめのみや)
続いてご紹介する、伊勢神宮にて御朱印が貰える順番、ルートは、「倭姫宮(やまとひめのみや)」です。倭姫宮は、伊勢神宮の内宮にある別宮となっています。伊勢神宮の内宮と下宮を結ぶ、御幸道路の中ほどの倉田山にある緑の多い場所となっています。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:倭姫宮(やまとひめのみや) *住所:〒516-0014 三重県伊勢市楠部町5
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は⑥月讀宮(つきよみのみや)
続いてご紹介する、伊勢神宮の御朱印が貰える場所は、「月讀宮(つきよみのみや)」です。月讀宮は、伊勢神宮の内宮にある別宮となっていて、月讀宮には4つのお宮が並ぶ素敵な場所となっています。そして4つの参拝の正式なルートの順番は、月読宮・月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮となります。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:月讀宮(つきよみのみや) *住所:〒516-0028 三重県伊勢市中村町742−1
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は⑦猿田彦神社
続いてご紹介する、御朱印がいただける場所には、「猿田彦神社」をおすすめします。猿田彦神社は、伊勢神宮とは関係ない場所にある神社ですが、内宮から徒歩15分ほど、バスでのアクセスも可能ですので、ぜひ御朱印をもらいに行きませんか。伊勢でも有名な、「みちひらきの神様」となっており、結婚式が行われたりもします。伊勢神宮とは雰囲気の違う、猿田彦神社へ足を運んで御朱印をいただいてくださいね。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:猿田彦神社 *住所:〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2丁目1−10
猿田彦神社公式ホームページ
猿田彦神社公式ホームページ(三重県伊勢市)
猿田彦神社公式ホームページ(三重県伊勢市)
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は⑧伊雑宮(いざわのみや)
続いてご紹介する、伊勢神宮で御朱印が頂ける場所は、「伊雑宮(いざわのみや)」です。伊勢神宮の内宮の別宮の1社となっています。天照大御神の御魂をお祀りし、地元の人たちは、海の幸・山の幸の豊作をお祈りしてきました。また、毎年6月に行われる御田植式は、国の「重要無形民俗文化財」に登録されています。日本三大田植祭りの、「磯部の御神田おみた」となっています。
伊雑宮(いざわのみや)は、伊勢神宮から離れた場所にあります。伊勢市内ではなく伊勢市街にある伊雑宮、お時間がある方は、ぜひ御朱印をいただきに足を運んでくださいね。地元の人たちは、伊雑宮(いざわのみや)ではなく、親しみを込めて「磯部のお宮さん」と呼ぶそうです。三重県の志摩では昔から海女さんや漁師さんたちが、伊雑宮のお守り「磯守」をつけて、海から無事に帰ってこれるようにとのご加護をいただいていたことから、親しみを持って、「磯部のお宮さん」を呼ぶ由来があります。
伊雑宮には、樹齢700年とも言われる巨大なクスノキがあり、パワースポットとして人気を集めています。伊勢神宮から距離はありますが、ぜひ素晴らしい伊雑宮へ行ってみてはいかがでしょうか。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:伊雑宮(いざわのみや) *住所:〒517-0208 三重県志摩市磯部町上之郷374
伊勢神宮で御朱印をもらう順番、ルート場所は⑨瀧原宮
続いてご紹介する、伊勢神宮で御朱印がいただける場所に、「瀧原宮」をおすすめします。伊勢神宮から距離もあり日帰りで行くのは、時間的に余裕がないため、1泊するお時間がある方は、ぜひ瀧原宮まで足を運んでくださいね。瀧原宮には、4つのお社があります。瀧原宮へ入ったら、伊勢神宮と同じように手水舎にて心と体を清めましょう。瀧原宮の参拝の順番ルートも同じようにあります。瀧原宮・瀧原竝宮・若宮神社・長由介神社と順番にお参りをしてください。
伊勢神宮アクセス場所
*名称:瀧原宮 *住所:〒519-2703 三重県度会郡大紀町滝原872
伊勢神宮で御朱印がもらえる時間帯は?
伊勢神宮で、参拝ができる時間帯は、時期によって時間帯が変わっています。「1月・2月・3月・4月・9月」は、”午前5時~午後6時”となっており、「5月・6月・7月・8月」は、午前5時~午後7時です。また、「10月・11月・12月」は、午前5時~午後5時となっています。御朱印をいただける時間帯は、午前6時から閉店前までですが、閉店ギリギリですと万が一頂けない可能性があるため時間に余裕を持っていきましょう。
伊勢神宮で御朱印はいくらくらい?
伊勢神宮でいただける御朱印の値段は、各300円となります。伊勢神宮以外の神社でいただく御朱印ものも300円か、500円となっています。人気の伊勢神宮で御朱印をいただく場合には、混み合っていますのでスムーズにもらえるように、小銭で300円を用意しておくことをおすすめします。また、御朱印帳には、名前を記入しておきましょう。トラブル防止のためにも名前が書いてあると、間違えることなく自分の元へ返ってきます。
伊勢神宮で御朱印をいただく際のマナーとは?
伊勢神宮にて御朱印をいただく場合のマナーとして、しっかりと参拝してから御朱印をいただきましょう。今では人気のある御朱印、ただもらいに行くのではなく、神様にしっかりと手を合わせてからその後でいただきます。伊勢神宮では御朱印をいただく時には、静かに並んで待つこともマナーの一つとなっています。
伊勢神宮での、参拝は下宮から始まり、内宮へ回るルートが正式となっています。御朱印をいただく前には、下宮、内宮とも手水舎にて、手と口をゆすぎ、心と体を清めてから中へ入るのもマナーの一つです。そして、下宮は「左側通行」、内宮は「右側通行」となっていますので、気をつけて歩きましょう。
御朱印の意味とは?
御朱印とは、神社や寺院において、参拝者のかたがいただける押印のことです。参拝した日付けや、寺社名や、御祭神、御本尊などを、墨汁で書いてくれます。複数の朱印を集めることを、「集印(しゅういん)」と呼び、集印するための専門のものを、朱印帳・御朱印帳と呼びます。神社や、寺院によって朱印帳を分けている方も多いですが、基本的には分けていなくても大丈夫です。もし、2冊御朱印帳を持ってもいいのでしたら、神社と寺院を分けて御朱印をもらいに行くことをおすすめします。
神社や寺院によっては、「書き置き」の御朱印をいただける場合があります。書き置きのをいただいた場合は、御朱印帳に貼り付けてきれいに保管しましょう。
まとめ
いかがでしたか。伊勢神宮には、たくさんの社がありますが、御朱印をいただけるのは7ヶ所となっています。伊勢神宮は厳格な神宮となり、1度は行ってみたい憧れの場所ですね。パワースポットも数多くある伊勢神宮で、御朱印巡りを楽しんでくださいね。御朱印巡りをする場合は、マナーに従って気持ちよく朱印をいただきたいですね。どうぞ、伊勢神宮で素敵な御朱印巡りの旅ができますように。