京都には空港がない!
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魅力的な観光スポットや歴史ある寺院が集まる京都は、日本人だけでなく世界中から多くの人が訪れる人気の都市です。新幹線では行きにくい地域からや、移動時間をできるだけ短くするために、飛行機を利用して京都に行きたいと思う方も多いでしょう。しかしながら、京都には実は空港が一つもありません。飛行機を利用して京都に行きたい場合や、京都から海外などへ旅行に行く場合は、関西にある3つの空港を利用することになります。それぞれの空港にはバスやタクシー、鉄道など、京都まで簡単に移動できる方法があります。
京都から近いのは「伊丹空港」「神戸空港」「関西国際空港」の3つ
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京都へ訪れる際や、京都から旅行へ行く際は、新幹線を利用する機会が多いです。しかし、新幹線では行くことができない地域や、遠い地域に行く際は飛行機の方が便利な場合もあります。関西には、関西国際空港、伊丹空港、神戸空港の3つの空港があります。大阪府と兵庫県へも比較的近い京都ですが、どの空港を利用するのがベストなんだろう、と思っている方も多いでしょう。この記事では、京都に近い関西の3つの空港からのアクセス方法や所要時間、空港情報などを紹介します。
京都から最も近い空港は伊丹空港 (大阪国際空港)
京都から一番近い空港は、伊丹空港です。伊丹空港は大阪国際空港とも呼ばれ、大阪市の隣の豊中市にある空港です。飛行機の路線数も多く、関西国際空港よりも大阪市内に近いので、国内線を利用する場合は便利な空港です。現在はターミナルの大規模工事中で、2018年4月にターミナルの中央部分と展望デッキがリニューアルオープンしたばかりです。全ターミナルは2020年にグランドオープンする予定です。
伊丹空港から京都へのアクセス方法
伊丹空港から京都市内までのアクセス方法は、空港リムジンバスや乗り合いタクシー、鉄道利用など、様々な方法があります。それぞれのアクセス方法にメリット、デメリットがありますので、予算や目的、シチュエーションに合わせて好みのアクセス方法を選ぶと良いでしょう。
スタンダードで便利!伊丹空港から京都への「空港リムジンバス」
伊丹空港から京都までのアクセス方法として最も一般的で人気があるのが、所要時間約1時間の「空港リムジンバス」です。一日中運行しており、運行本数が多いので、時間を気にせずに利用することができます。また、乗ってしまえば乗り換えなどなく京都まで行けるので、大きなスーツケースなどがあっても安心です。ただ、道路が混雑している時間帯やピークシーズンには渋滞する可能性があるので、注意が必要です。空港リムジンバスの料金は片道1310円です。
京都まで最速で行けて、コスパフォーマンスも良い空港リムジンバスですが、デメリットとしては、京都駅などの主要な目的地までの運行なので、そこからホテルや自宅などの目的地までは他の交通機関で行く必要があるということです。目的地が京都郊外の場合だと、タクシーやバスを使う必要があり、料金が高くなる場合がありますので、注意が必要です。
空港リムジンバスのチケット購入方法&乗り方
チケットは予約制ではなく、先着順です。空港リムジンバスは本数が多いので、定員いっぱいで乗れない、ということはほとんどないでしょう。伊丹空港の到着口を出て、エスカレーターで1階に降りてすぐのところに空港リムジンバスの切符売り場があります。到着口から切符売り場までわかりやすく近いのも空港リムジンバスが人気の理由の一つです。切符売り場の目の前がバス乗り場になっており、京都駅方面は2番乗り場からの乗車となります。チケットの購入はICカードで購入することもできます。
伊丹空港から京都への空港リムジンバスの運行時間
伊丹空港から京都方面への空港リムジンバスは、約20分おきに1本出ており、8:00〜21:15まであります。京都の他、大阪、奈良、兵庫方面へもこの空港リムジンバスでアクセス可能です。
定額料金で楽に京都へ行くなら「MKスカイゲイトシャトル」
「MKスカイゲイトシャトル」は、MKタクシーが運行している乗り合いタクシーです。事前に予約が必要ですが、目的地の目の前まで行くことができるので、楽に移動することができるのが大きなメリットです。料金は伊丹空港から京都市内までで2900円です。とても便利で快適ですが、乗り合いタクシーのため、予約の人全員が揃うまでは出発出来ません。出発時刻が遅れる場合があることと、京都市内から離れている場所に行く方は、順番が最後の方になる場合があります。時間に余裕のある際の利用をおすすめします。
また、少し割高にはなりますが、伊丹空港からは乗り合いタクシーではなく定額タクシーも利用できます。人数が定員人数に達しており、さらに快適に移動したい方には、待ち時間などもなく利用できるので、定額タクシーがおすすめです。
コストを抑えたいなら鉄道利用がおすすめ
低コスト重視で移動したい方は、鉄道を乗り継いで京都市内へ行くアクセス方法がおすすめです。伊丹空港からはモノレールが利用できますので、モノレールと阪急電鉄京都線で京都へ行くことができます。料金はバスやタクシーよりも安く、伊丹空港から京都の中心地である河原町まで750円です。所要時間は乗り継ぎのタイミングにもよりますが、約1時間半です。渋滞を気にしなくて良いメリットもありますので、荷物が少なく乗り継ぎが苦ではない方にはおすすめです。
到着口が中央エリアにでき乗り継ぎが便利になった伊丹空港
今まで搭乗口と到着口が2ヶ所ずつあり、国内線のみでも航空会社によって搭乗口、到着口が違うので、少し不便だった伊丹空港。飛行機で到着してからリムジンバスやモノレール、タクシー乗り場までも距離があり、乗り場もばらばらで迷ってしまいがちでした。2018年の中央部分リニューアルを機に、この搭乗口、到着口が中央の1ヶ所に集まり、到着してからの交通機関への乗り継ぎが便利になりました。到着口を出て、真っ直ぐ進みエスカレーターを降りると空港リムジンバス、上がるとモノレールとタクシーの乗り場があります。
新しくなった伊丹空港は見どころもいっぱい
大阪府と兵庫県の間に位置する伊丹空港には、飛行機を利用しなくても楽しめるおすすめスポットもたくさんあります。搭乗口、到着口のある中央エリアが大リニューアルされ、新しいレストランやショップが30店舗以上オープンするなど話題の観光スポットにもなっています。注目のレストランには、日本の空港初出店の「ウルフギャングパック ・ ピザ」や、飛行機を眺めながらカフェメニューが味わえる「ノースショア」、高級ホテルのパンやスイーツが楽しめる「ル ・ パン神戸北野 伊丹空港店」などがあります。旅行前にぜひ立ち寄りたい、おしゃれでスタイリッシュなお店ばかりです。
2階のフロアは全面カーペットが敷かれ、イルミネーションが設置されるなど、豪華な雰囲気にリニューアル。屋上にある展望デッキも広くなり、青い空の下でのんびりと飛行機を眺められる癒しスポットになりました。京都から約1時間で行くことができますので、飛行機を利用する予定がなくても、デートや家族連れでのお出かけスポットとして訪れるのもおすすめです。
伊丹空港の次に京都に近いのは神戸空港
兵庫県の神戸市中央区に位置する神戸空港は、伊丹空港の次に京都に近い空港です。飛行機の運行本数は3つの空港の中で最も少なく、規模も小さい空港です。現在は国内線のみしか就航していないこともあり、利用者数は他の空港に比べて少ないです。しかしながら、格安航空会社であるスカイマークやソラシドエアが就航しているため、かなりお得に飛行機を利用できることもあり、京都に行く際はぜひチェックしたい空港です。
神戸空港から京都へのアクセスは「ポートライナー」がおすすめ
神戸空港から京都駅までのアクセス方法は、ポートライナーかタクシーの2つの方法があります。早くて格安で移動するのにおすすめなのが、ポートライナーです。三宮でJR線に乗り継ぎをしなければなりませんが、ポートライナーの駅からJR線までは近いので、簡単に乗り継ぎできます。三宮から京都駅へは、JR線新快速を利用するのが便利です。三宮駅から6駅で京都に到着します。
神戸空港には、伊丹空港や関西国際空港で利用できる、乗り合いタクシーや定額タクシーがありません。タクシーで京都まで行きたい場合は、通常のメータータクシーを利用することになります。乗り継ぎなしで目的地まで行けるのでとても楽に移動できますが、かなり割高になってしまうというデメリットがあります。
神戸空港から京都への「ポートライナー」の所要時間と料金
神戸空港からポートライナーで三宮まで18分、三宮駅から京都駅は新快速利用で52分です。乗り継ぎの移動時間や待ち時間もありますが、タイミングが良ければそれほど乗り継ぎ時間はかかりません。5分ほどでJR線まで移動できるでしょう。料金はポートライナーが330円、JR線新快速が1080円です。ポートライナーもJR線もICカード利用で乗車できます。チケット売り場と改札は、神戸空港2階フロアからポートライナー連絡口を通ってすぐのところにあります。
関西国際空港からでも京都へアクセス可能
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関西で最も大きく、国内外の飛行機の就航本数も多い関西国際空港は、西日本の空の玄関口とも言われています。伊丹空港が国内線で利用することが多いのに対して、海外旅行へ行く際には、関西国際空港を利用する方が多いでしょう。そんな関西国際空港からでも、京都へのアクセスが可能です。大阪府の南にあり、京都からは少し距離がありますが、大きな空港だけあって、京都までのアクセス方法の種類が多く便利です。予算や目的に合わせてアクセス方法を選ぶことができるでしょう。
関西国際空港から京都へのアクセス方法
関西国際空港から京都へのアクセスは様々な方法がありますが、一般的なのは、京都まで一番近いアクセス方法であるJR関空特急「はるか」です。その他、空港リムジンバスや乗り合いタクシーで移動する方法もあります。また、少し時間と手間はかかりますが、金額重視で京都までのコストを抑えたい方は、JR在来線や私鉄を乗り継いで行くこともできます。
最速で京都へ行くならJR関空特急「はるか」
JR関西特急「はるか」を使えば、関西国際空港から京都まで、直通かつ最速で行くことができます。所要時間は約1時間15分、料金は2850円です。他の2つの空港とほとんど変わらない時間で、乗り継ぎ無しで京都まで行くことができるので大変便利です。デメリットとしては、料金が割高なことです。また、京都駅からは他の交通機関を使って移動する必要があるので、大きい荷物がある方は少し大変です。コストよりも快適さと速さを求める方には、JR関西特急「はるか」は最適なアクセス方法です。
快適で安い関空から京都への「空港リムジンバス」
伊丹空港と同様、関西国際空港からも京都までの「空港リムジンバス」が利用できます。所要時間は約1時間40分、料金は大人2550円、小人1280円です。JR関西特急「はるか」とそれほど変わらない料金ですが、往復で購入すると4180円と大変お得な料金となっています。行きも帰りも関空を利用する予定の方は、往復で購入しておくのをおすすめします。チケットは当日でも購入でき、運行本数も多いのでほとんど待ち時間もなく乗車できるのも便利です。
空港リムジンバスは、乗ってしまえば直通で京都まで行けるので、重い荷物を持っていても楽に移動できます。停留所も京都駅だけでなく三条京阪や烏丸御池など、いくつかの停留所に止まるのも便利です。ただし、時間帯や時期によっては道が渋滞し予定時刻よりも遅くなる場合がありますので、時間に余裕をもって利用するようにしましょう。
関空からの乗り合いタクシーは「MKスカイゲイトシャトル」と「ヤサカ関空シャトル」
関西国際空港には2つの会社から乗り合いタクシーが出ています。乗り合いタクシーの便利なところは、京都駅や決められた停留所までしか移動できないJR関西特急「はるか」や空港リムジンバスに比べて、ホテルや自宅などの目的地までダイレクトに送ってもらえることです。料金は「MKスカイゲイトシャトル」が片道3600円、「ヤサカ関空シャトル」が片道3500円、スーツケースなどの大きな荷物は1個目は無料ですが、2個目以降は1個につき1000円の追加料金がかかります。特急やリムジンバスよりは割高になりますが、京都駅から離れた郊外に住んでいる方にとっては移動が大変楽になるのでおすすめです。乗り合いタクシーは事前に予約が必要となります。
目的地まで直行で移動できる便利な乗り合いタクシーですが、乗り合いのため、予約客全員が集まってからの出発となります。そのため待ち時間が長くなる場合があるのと、郊外など目的地が遠い場合は、送迎の順番が最後の方になるので、所要時間がかなりかかる場合もあります。
最安値で京都へ行くなら「南海+地下鉄+阪急」
阪急電車、地下鉄、南海電鉄を乗り継いで行くと、関西国際空港から京都まで最安値で移動することができます。時間も他のアクセス方法に比べてかかりますし、荷物を運ぶのも大変ではありますが、コストをできるだけ抑えたい方にはおすすめの方法です。アクセス方法は、関空から南海電鉄で天下茶屋駅、地下鉄に乗り換え、天下茶屋駅から天神橋筋六丁目駅、阪急電車で天神橋筋六丁目駅から河原町駅です。料金は合計で1230円、所要時間は約2時間です。荷物が少なく、時間に余裕のある方にはおすすめの方法です。
神戸空港と関空はLCC航空会社が利用できる
上記で紹介した通り、京都に一番近い空港は伊丹空港で、空港リムジンバスやモノレールなど京都までのアクセス方法も選びやすい便利な空港です。しかし、神戸空港と関西国際空港にはLCCの航空会社が就航しており、航空券を格安に予約できる、というメリットもあります。神戸空港に発着する「スカイマーク」は、国内線の航空券が格安でありながら充実したサービスが人気の航空会社です。関西国際空港には「ジェットスター」や「ピーチアビエーション」が就航しており、格安海外に行くことができます。
京都に近い空港 まとめ
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京都に近い関西の3つの空港について、基本情報や所要時間、バスや電車などのアクセス方法を紹介しました。京都に一番近いのは伊丹空港ですが、アクセス方法によっては神戸空港や関西国際空港からもそれほど変わらない所要時間で京都まで行くことができます。ぜひこの記事を参考に、目的や予算などに合わせて、京都に行く際や、京都から旅行へ行く際の空港選びの参考にしてください。