日本海に面した長い海岸線を持ち、しかも長野、福島、山形などの大きな山塊を持つ県と接しているため、新潟県の温泉や温泉施設は変化に富んでいます。新緑や全山真っ赤に染まる山の景色の中での温泉は心身共にリフレッシュできます。県下全域を対象とした海山の特徴ある日帰り温泉施設を選んでみました。
JR信越本線田上駅より徒歩で行けます。アジサイの花で有名な護摩堂山。ポイントが貯まるとか、スタンプラリーだとか、特典がいろいろあるので地元にいる人には使い勝手が良い日帰り温泉施設です。入口に飲泉用の蛇口があり、飲んでみると、微かな硫黄臭が。
36.8度のナトリウム塩化物温泉は、加温しているが加水はしていないそうですが、循環濾過消毒をしているので、却って強い硫黄臭が消えた感じです。高台故に、越後平野が一望出来るパノラマがリフレッシュ感に拍車をかけます。平日はタオルセットが無料というのが、旅先では嬉しい。
地域密着型の、健康作りなどを兼ね温泉プールなども完備した川口エリアの複合施設で、宿泊も出来ます。研修室、レストラン、特産品の販売コーナーもあり、風呂も様々なタイプの湯船があって大いに楽しめます。とにかく清潔感溢れる温泉で、申し分ありません。
源泉風呂もある露天風呂が気持ち良く、信濃川と魚野川の合流点が眼前に広がる光景は圧巻で+αの充足感を味わえます。ナトリウム・塩化物温泉は慢性皮膚炎、切り傷、やけど慢性婦人病にも効果があるそうです。
「じょんのび」は「ゆったりのんびり芯から心地よい」という当地の方言だそうです。名前の通り、黒姫山の山麓から引いてきた温泉や温泉施設が「じょんのび村」です。宿泊棟、貸別荘などを完備した新潟の健康促進エリアです。
木の香りが漂ってくるような大浴場は広く、しかも余り混むことが無いので最高です。弱アルカリ性低張性温泉は、神経痛、関節痛、うちみ、慢性消化器系、冷え性、慢性婦人症など広範な効能があるとされます。新緑、紅葉、そしてスキーシーズンと季節を問わず楽しめる温泉です。
ナトリウム-塩化物強塩温泉。最初の印象はとにかく塩辛いと感じます。泉質に塩分が強いのでしょう、聖籠観音の地下1100mから湧出する温泉は湯冷めしないと評判で、たいへん健康的な温泉。歩行浴、圧注浴、寝湯はもちろん、気泡浴から打たせ湯、に大浴湯、露天風呂、サウナなど、天然温泉のとりどりのお風呂を堪能できます。
塩分の濃さにおどろきながらも、入浴後はシャワーで流したほうが良いかも知れませんね。庭園風の露天風呂は開放感があり気分も爽快。また、セットプランが多く、これからの忘新年会などの宴会にも対応し、設備面も問題なく、寒い季節に向かって楽しみが増えていきます。
地元御用達の日帰り湯です。温泉セットを持ち込む地元の人たちに交じって湯に浸かるのは、最初躊躇しますが、こういう温泉にご当地の魅力があるものです。湯船がひとつ、外に足湯があるだけですが、旅先の温泉情緒が漂っています。
新発田温泉の温泉街からは少し離れていて相当な硫黄臭が辺りを覆います。六角形の湯船は狭く、混むと圧迫感がありますが、大きな窓に山並みが綺麗に見えて苦になりません。週末は展望風呂が開放されます。夏の温度調整があるだけで、加温、加水無しの源泉掛け流しというのが最大の魅力です。
充実した施設です。日帰り温泉にあればいいなぁ、と思うタイプのお風呂はほぼ揃っています。脱衣所も広くで清潔、休憩所も広く、さらに別に女性だけのヒーリングルームもあり、温泉を楽しみ、食事も満足という日帰り温泉です。
そのぶん、入館料1000円を高いと思うかどうかに掛かりますが、ネット上にあるクーポンで1割引が簡単に手に入ります、使いましょうね。そして、ここの大露天風呂、硫黄臭漂う源泉掛け流しということもお忘れ無く。
関川町が管理する日帰り温泉です。町内だけで5番目の温泉。「湯」に親しみ、「遊び」と「ゆとり」をもって「友」と「夢」を語り合える場にしたいという願いをこめて命名したという「ユーム」、見合った設備です。地域の健康増進、厚生施設でもあり、大浴場、露天風呂、サウナなどを完備、女性には健康に配慮したウォーキングバスまで揃っています。
いろり付きのふれあいホールや64畳敷きの休憩室は広く、温泉を楽しむには最適です。ナトリウム、カルシウム硫酸塩温泉の効能として、動脈硬化症、切り傷、慢性皮膚病、慢性消化器病、神経痛、筋肉痛、関節痛をあげています。
角田山麓に広がる「新潟市巻ほたるの里」にある温泉保養施設です。200台の駐車場は使い勝手が良いです。「じょんのび」とは「のんびり」を意味することは既に書きました。大きく2つのタイプのお風呂を持ち、和の「源氏の湯」洋の「平家の湯」といったところでしょうか。緑の中の露天風呂は癒やされます。
ナトリウム、カルシウム塩化物泉は塩分濃い目。露天風呂が少し離れたところにあるのが難点。効能としては火傷、神経痛、切り傷、皮膚病、婦人病などで、少し温度が高いなと感じます。
新潟景勝100選の「八木ヶ鼻」の特異な形で有名な新潟県の観光地であり、人気のオートキャンプ場がることも手伝って、県下では有名な日帰り温泉施設です。画像からも解るとおり豪快な場所に建っています。
一般的な日帰り温泉にある設備は揃っていますが、湯船から眺める「八木ヶ鼻」の姿は豪快です。ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉の効能としては、神経痛、関節痛、動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病などとされます。
加茂市の公共温泉施設です。行政が作るごく当たり前の、過不足無く、個性を押さえた作りの、全国にあるタイプの温泉施設ですが、温泉に変わりはありません。そのぶん安く使える、というメリットがあります。
源泉名「賀茂美人の湯」と謳っているだけに、美人の湯の条件、メタケイ酸の含有量が高く期待が持て、肌がつるつるする感じは好感度が高いです。しかし、公共の温泉故の、源泉に加水、加熱、循環濾過しているため、安全性は担保されるも、温泉情緒が幾分削がれるのは仕方がありません。
全国名水百選に選ばれた「竜ヶ窪」は、新潟県の内陸部、津南町の、もう隣は長野県という立地です。当館はその「竜ヶ窪」の近くにあり、新緑や紅葉、冷涼な夏、スキーシーズンの冬と相まって、泉質の良さを楽しめる日帰り温泉施設です。岩風呂の「竜神の湯」と、木の風呂「縄文の湯」の2つをメインテーマとし、雪の季節には、屋内ゲートボール場等も完備したオールランウンドの設備を誇ります。
露天風呂が思い切り大きく開けていてたいへん開放的です。内風呂と露天風呂が一部つながっていて、子供や老人にも配慮された考えて作った、と思わせる温泉施設です。ナトリウム塩化物温泉は、一般的効能はもちろん筋肉系、きりきず、末梢循環障害、冷え症、うつ状態、皮膚乾燥症の適応症があるとされます。
引用: http://www.vill.awashimaura.lg.jp/img/sightseeing/hot-spring-resort/pic_1-1.jpg
新潟県の離島は佐渡に代表されますが、粟島は釣りや春と秋のバードウォッチングなどマニアの間では重要な島です。その粟島にあるのが「漁火温泉おと姫の湯」。佐渡に比べれば格段に小さな島です、そのぶん温泉は海に近く、湯船から眺める日本海の光景は中夜を問わず格段の趣です。
引用: https://pbs.twimg.com/media/DE1kFTcW0AABay6.jpg
一度島に渡ってしまえば、1番楽しいことは、温泉に浸かりのんびりすること、2番目にに楽しいのは、その繰り返しです。ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉は切り傷・やけど・慢性皮膚病・ 慢性婦人病・虚弱児童 などに効能を発揮します。
漁火温泉おと姫の湯
粟島にわき出る、世にも極楽な温泉。まるで竜宮城のようなこの温泉、その名も「漁火温泉おと姫の湯」。ゆったりつかれば心と体のコリがほぐれるとか。
近年、現代アートの世界的な発信の知として力を発揮している、越後妻有(えちごつまり)地方にある日帰り温泉施設です。この地は日帰り温泉の激戦区ですが、価格、清潔感などで旅行途中の人や観光客に人気を博しています。
「千年の湯」の最大の魅力とウリは、加水無し加温なしの源泉掛け流し、ということに尽きると思います。また炭酸水素塩泉はツルツル感があり美人の湯としても好評です。
新潟平野の田園地帯にあり米所新潟をつぶさに感じる自噴温泉、温泉旅館でもあり合宿から女子会、忘年会と使い道は多いでしょう。単純温泉で、強烈な個性は無いものの、豊富なお風呂で、大浴場、泡風呂、岩露天風呂から檜露天風呂、陶器露天風呂やサウナが揃っています。
周囲の自然が、遠く東山連峰の守門岳、八木ヶ鼻、八海山などの眺望、桜、深緑、紅葉から雪景色まで、四季を通して楽しめるのも魅力のひとつです。旅館との併用を考えて越後観光の拠点にするのも良いかもしれません。
旬食・ゆ処・宿 喜芳(きほう) │越後・長岡/花みずき温泉
新潟県長岡市にある、花みずき温泉 喜芳 (きほう) は、天然自噴温泉の日帰り・宿泊施設です。自慢の展望露天風呂からの景色は絶景です。また、露天風呂付の貸切個室は宿泊施設としてもご利用頂けます。各種宴会プランなどもご用意しております。
長野県境の温泉地、松之山温泉。日本三大薬湯、美人の湯として、全国区の温泉地です。また隠れたバードウォッチングのスポッとしても有名で、日本野鳥の会の協定旅や、「美人林」という美しいブナ林での森林浴などを満喫する自然美に溢れた温泉地です。
ここは、温泉地の公共の日帰り温泉施設。設備はほとんどありませんが、この湯の効能を考えれば、湯に浸かるだけで十分です。ホウ酸入りという珍しい泉質で、露天風呂も小さめですが開放的で清潔感もあり、低料金ということで、シーズン中は混み合います。
著名な岩室温泉の近くにあります。硫黄の臭気が強烈に漂い、温泉気分が一気に盛り上がります。施設全体がたいへん大きく、駐車場や広間、そして露天風呂の大きさにも驚きます。
また3本の源泉を持つ贅沢さで、硫黄量の多い源泉、アルカリイオンが豊富な源泉から人間の胎内に近い成分の源泉と、一ヶ所で3つの効能と湯浴みを楽しめる県下随一の日帰り温泉施設です。
鉄分を多く含んでいるのでしょう、赤湯です。しかもかなり熱い。ぬるい湯船と熱い湯船がありますが、長野県の野沢温泉並みに熱く、身体を沈めるのもたいへんです。300円も非常に安く良心的で、この個性はなかなか味わえない印象をもつ温泉施設です。
薬効が溶け込んだ赤褐色の湯は「角神湖畔青少年旅行村」に湧いていて、思い切りアウトドアライフを楽しんだ後に、ゆっくりリフレッシュ出来て、疲労もすっ飛びます。ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉は、一般的な温泉の適応症の他に、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症などの効能在り木造建築の温もりも捨て難い魅力です。
杖忘れの湯 赤湯 - 奥阿賀観光株式会社
赤く、高温のお湯がこんこんと湧く「赤湯」。鉄分をたっぷり含んだ源泉は、100%掛け流し。 森の中で味わう特徴ある温泉は、1度入ったら何度も利用したくなります。
地産地消の食、お洒落な宿泊棟、エステ完備のスパリゾート。そして日帰り温泉としての多くのプランを持つ高級施設です。いたれり尽くせりの施設であり、野趣に富んだ温泉を好む人には向きませんが、また別の魅力と都会感覚が満載です。
泉質は近辺にはないヌルヌル系でアルカリ度がかなり高く、美人の湯の予感が漂い、館内は女性の利用を意図しているようで、女性側の設備の方が広く感じます。ランチコースから、岩盤浴コース、本格的日帰りコースなど女性を引き込む作戦と解ります。また、ワイナリーとしても良質なワインを作るのでそちらの方の方の来訪が多いのも特徴です。
新発田市「紫雲寺記念公園」にある日帰り温泉施設で、アウトドア遊びに適した公園ということで、汗をかいたあとの利用者で溢れる活気ある施設です。大風呂、ジェットバス、サウナ風呂や、名物の露天風呂は巨大な石をくりぬいて作られていて観て驚き入って驚きます。
ナトリウム塩化物強塩温泉は、かなり塩分が濃い泉質で神経痛、筋肉痛、冷え性、健康増進、慢性消化器病などに効能があるとされます。こうして新潟の温泉をみてみると、ナトリウム塩化物強塩温泉が多く、効能もおおよそ解ってきますね。
ドイツのバーデン・バーデンに代表されるように、欧米では温泉は健康医療施設が中心です。ここはそのノウハウを、日本の温泉に組み込んだ未来型の温泉施設といえます。
深層水の特徴である、各種の天然ミネラルを含有する成分が温泉として沸き上がっています。健康管理と温泉の楽しみを両立させたリラクゼーションとして、新時代の湯治と言って良いような温泉を提供しています。
新潟県の日帰り温泉を紹介してきました。自然度、泉質、露天風呂の規模など首都圏では到底味わうことが出来な施設ばかりです。新潟の食と併せて、出張や、観光の折には是非ご利用下さい。