八幡様がお生まれのとき真紅の錦の産着で包んだ姿にちなんで、子どもたちの多幸と健康を祈って作られた「加賀八幡起上り」。転んでも起き上がることから縁起物として親しまれ、お祝い事や厄除けなどの贈り物にふさわしいとされています。和紙で形づくり縁起物の松竹梅を描いた愛らしい容姿が魅力的です。

大きさはさまざまで、小さいものなら高5×幅5×奥5cm、一番大きいものは高25×幅23×奥19cmあります。お値段は一番小さいもので756円。2.5cmのストラップタイプもあります。尾張町にある「中島めんや」では、八幡置き上がり絵付け体験もでき、所要時間は30分ほど。彼氏へのお土産にオリジナルの八幡起き上がりも良いのではないでしょうか。

金沢の伝統工芸である九谷焼は色鮮やかな九谷五彩が特徴です。花瓶やティーカップ、箸置き、湯呑み、おちょこなど実用的なものから装飾品まで幅広い製品があります。

金沢駅構内の店舗や空港、金沢市内の専門店などで買い求めることができ、小さなものなら手頃な価格のものがあるのでお土産としておすすめです。金沢市東山にある「能加万菜THE SHOP東山」は金沢の伝統工芸のセレクトショップなので、九谷焼も色々取り揃えてあります。

結ぶ・繋ぐという意味が込められた金沢伝統の「水引」。古来から縁起物として用いられており、現代ではさまざまな製品に加工されています。東山にある「浅の川吉久」には、水引製品を中心に金沢の伝統工芸品が多数取り揃えてあります。

男性や彼氏におすすめなのが、水引の箸置きやジャケット、コートなどのワンポイントになるタックピン。いつも身近にあると縁起が良い日々が送れるのではないでしょうか。金沢らしい気品がただよい喜ばれること間違いなしです。

心の癒しにお香を楽しむのも良いのではないでしょうか。金沢で有名な九谷焼作家の久手川氏の作品を扱っている浅の川吉久には、ステキなお香立てが並んでいます。価格は540円とお手頃で、ひょっとこ、ウサギなどの古風な模様や季節感のある模様など種類も豊富です。

店内には金沢・香屋の金沢由来のお香シリーズも並んでいるのでセットでお土産にするのもおすすめです。

九谷焼や水引などと並ぶ加賀伝統の工芸に「加賀てまり」があります。繊細な加賀刺繍が施された雅なてまりは男性女性に関わらず美しさに魅せられます。てまりは江戸時代のころから、武家などでお姫様の遊具としてしたしまれており、珠姫さまの大奥入りに持参したのがきっかけで金沢で作られるようになったといいます。

金沢で有名なてまりの専門店「加賀てまり毬屋」では、飾り物のてまり、てまり絵葉書、こてまり針山など小物雑貨も多数販売されています。男性へのお土産ならてまりストラップがおすすめです。バッグやスマートフォンなどに着けたとき、艶やかなてまりがさりげなく揺れているのはがとても素敵です。

水に恵まれている金沢の風土は、乾燥が大敵な金箔にとって最適な環境であることから製箔業が盛んになりました。そして粘り強い職人気質が加わりこれまで長い間繁栄してきました。1万分の1ミリの世界と向き合う技術が素敵な金箔工芸品を生み出しています。

中でも金箔屋さくだでは金箔製品や金箔食品など多くの商品を扱っており、いつも観光客で賑わっています。彼氏や男性におすすめなのが、箸や箸置き、スマートフォンケースや小皿、縁起物のだるまなど。また、さくだでは金箔貼り体験もでき、箸、丸皿、小箱、コンパクトミラーなどに好きな模様を金箔貼りできるので手作りのお土産も良いのではないでしょうか。

石川県輪島市の伝統漆器で、古くから高級漆器として知られています。伐採した木のひずみを取り、樹脂を何年もかけて抜き、何十工程もの段階を経て手作業で仕上がる輪島塗漆器は、神業ともいえる金沢の伝統工芸品です。

お土産品としては箸やお椀などが手頃でおすすめです。箸なら1,000円くらいから買うことができ、実用的なのでどんな方でももらって嬉しいお土産ではないでしょうか。「金沢わらじ屋」は金沢市内に数店舗あり、さまざまな輪島塗製品を取り揃えているのでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2015年春に開業した北陸新幹線、その記念に発売された「福正宗かがやき金沢純米吟醸」。金沢の特産であえる金箔が入っており、ラベルも金色と華やかな印象です。味わいは純米吟醸酒ならではの深みのある香りと華やかな風味が特徴です。

気品ある味わいは和食と相性が良く、冷やしても常温でも美味しくいただけます。豪華な化粧箱入りで500ml1,500円です。日本酒好きな男性にはたまらないお土産ではないでしょうか。金箔入りなので健康にも良いお酒です。

金沢の定番お土産「加賀八幡起上もなか」は金沢の老舗菓子店「金沢うら田」のお菓子で、赤い箱の中にきれいに並んだ起き上がりだるまがかわいらしいお土産です。八幡大神様誕生の際、赤い真綿の産着でくるんだことから、感謝を込め縁起物として起上だるまを作り奉納したことが始まりの加賀八幡起上だるま。

その形を「もなか」にしたのがこのお菓子です。このもなかには、厳選された北海道小豆の餡がたっぷり詰まっており、上品で優しい味わいが楽しめます。7個入りから30個入りまであるので、職場の男性に配るのに最適なお土産ではないでしょうか。縁起物なので喜ばれること間違いなしです。

金沢の観光で外せないスポットに「甘納豆かわむら」があります。西茶屋街にあり観光客や常連さんに愛される甘納豆の名店です。季節によって作られる甘納豆が異なり、九谷焼の壺に入った季節の甘納豆は誰がもらっても心が華やぐお土産です。

かわむらの甘納豆は、単なる甘納豆ではなくかわむら独自のこだわり製法によるもので、一粒一粒が宝石のようです。パッケージもさまざまなので、あげる相手の個性によって選ぶのも良いのではないでしょうか。壺の色は黒、水色、黄色、ピンク、緑。素敵な袋入りもあるので配るのも便利です。

「甘納豆かわむら」では、お菓子の甘納豆を加工した商品も販売されています。こちらの「まめみつ」は甘納豆を砂糖漬けにした商品で、はちみつやシロップ感覚で使うことができます。ホットケーキ、ヨーグルトや牛乳にかけるのはもちろん、梅酒やリキュールに混ぜても美味とのことです。甘いお菓子が苦手だという男性にぴったりのお土産です。価格はワンコイン以下とリーズナブルなため、ばらまきお土産にもおすすめ。

ひがし茶屋街にある「箔座　ひかり蔵」では金箔を使ったアクセサリーや雑貨などが多数販売されています。女性向きの商品が多いイメージがありますが、男性向けのお土産も販売されているのでぜひのぞいてみてください。

箔焼酎は梅酒バージョンもあります。お土産を渡す相手の好みに合わせて選べるのが嬉しいですね。ボトルを傾けるとキラキラと金箔が舞ってとても美しいです。すぐに飲むのではなく、しばらく飾っておきたくなるようなビジュアルですね。

金沢は新鮮な魚介が味わえる近江町市場が人気の観光スポットです。お寿司や海鮮丼を食べるのも金沢旅行の楽しみのひとつですよね。そんな新鮮な魚介をお土産としておくるのもおすすめです。生のお魚だと匂いが気になってしまうという場合は、干物を選びましょう。のどぐろは「のどが黒い」という理由からその名がついたおさかなで、高級品です。脂がのってとてもおいしいので、お酒のおつまみにもぴったり。

干物といえど鮮度が気になるという方は、帰宅直前に駅構内にある「金沢百番街　あんと」のアンテナショップでお買い物するのがおすすめです。

石川県は水がきれいな土地なので、おいしいお酒を造る酒蔵が多数あります。お酒の好きな男性には金沢の地酒がおすすめです。

ひがし茶屋街にある「ひがしやま　酒楽」では石川県の地酒が多数取り扱いされています。試飲もできるので、お酒を楽しみながらお土産を選んでみてはいかがでしょうか。

職場の男性や大切な彼氏へおすすめの金沢のお土産をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。伝統文化や歴史に包まれた金沢の土産はどれもが魅力的なものばかりでした。今回ご紹介した内容を参考に、金沢らしさがあふれる素敵なお土産を見つけましょう。