京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~①:ねね(北政所)の霊屋
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高台寺には秀吉を想い、弔いながら晩年をここで過ごしたねねの墓所「霊屋」があります。ここには秀吉とねね2人の木像が安置されており、ねね像の約2m下にねねが埋葬されています。建物の階段や厨子などいたるところに蒔絵が施され、ねねが愛していた蒔絵や調度品なども保管されていることからこれらの蒔絵を「高台寺蒔絵」、お寺を別名「蒔絵の寺」ともいいます。
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いずれの蒔絵も優美で鮮やかな色彩が特徴。蒔絵とは漆器の表面が乾かないうちに、金粉や銀粉など金属粉を定着させ模様を施す漆工芸技法の一つ。この蒔絵には付描や絵梨地、黒漆を背景にした金の平蒔絵、針描、描割などの手法が用いられており桃山文化の趣をここで味わうことができます。国の重要文化財にも指定されている由緒あるスポットです。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~②:遺芳庵
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参拝順路の辿っていくと小さな茶室「遺芳庵」があります。、という豪商が妻の吉野太夫を偲んで江戸時代に建てたといわれており、明治41年に京都市上京区の旧邸から移築されました。茶室前にはこじんまりとした庭があり周りは緑に包まれ風情ある雰囲気です。丸い窓は吉野太夫にちなんで「吉野窓」といいます。
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高台寺敷地には他にも「傘亭」や珍しい二階建ての茶室「時雨亭」、「遺芳庵」と同時期に移築された「鬼瓦席」の3つの茶室があります。「鬼瓦席」は灰屋紹益、吉野太夫2人を偲び建てられたものです。高台寺では中秋の名月に茶室で「秋の夜の観月茶会」が行われ虫の音を聴き、名月を愛でながら美味しいお茶をいただくことができます。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~③:傘亭
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傘亭は伏見城から移築されたもので、千利休好みの茶室といわれています。宝形造茅葺きの素朴な造りで、竹で組まれた天井が唐傘似ていることから「傘亭」という名が付きました。桃山時代の建築法として国の重要文化財に指定されています。
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南側にある「時雨亭」と土間の廊下で繋がっており、珍しい二階建ての時雨亭と共に、伏見城では「安閑窟」と呼ばれ学問所などに使われていました。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~④:観月台
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書院と開山堂を結ぶ「偃月池」に架かる、唐破風屋根の建築物「楼船廊」。そこに「観月台」があります。ねねが秀吉を偲びながら月を眺めていたという場所で、高台寺の名所の一つになっており、国の重要文化財に指定されています。ここで亡き夫を想いながら過ごしていたねねの優しい面影が見えるようです。
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京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑤:開山堂
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貴重な桃山時代の建築物として重要文化財に指定されている高台寺の開山堂。ねねのの持仏堂だったところで、三江紹益禅師が祀られている塔所です。天井の外陣には秀吉が使用した御座船、内陣にはねねが使用した御所車が使われ色彩鮮やかなのが特徴です。
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そして、中には三江紹益の木像だけでなく、ねねの兄の木下家定とその妻、雲照院の像や堀直政の木像なども祀られています。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑥:庭園
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遺芳庵の先には開山堂を挟んで東に臥龍池、西に偃月池があります。小堀遠州作の庭園で国の史跡・名勝庭園に指定されており桜や紅葉の名所としても人気があり、高台寺の大きな見所となっています。偃月池は南に鶴島、北に亀島が石組されており「鶴亀の庭」ともいわれています。
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東の臥龍池には龍の姿に見えるという廊橋「臥龍廊」が架かっており、紅葉シーズンはこの池に映る艶やかな紅葉や、ライトアップされ水鏡に映る開山堂や木々が言葉にならないほど美しい姿を見せてくれます。昼間の庭園、夜の庭園の異なる魅力をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑦:庫裏
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拝観順路の入口近くにある真っ白な壁が印象的な「庫裏」は、高台寺の台所でありお寺の僧侶たちが暮らし、食事をすることろでもあります。中が非公開になっていますが格子の奥には「夢」と大きく描かれた衝立が立っています。
引用: https://www.instagram.com/p/Br4kofNAAKa/
この文字は、拝観の際にいただける4枚のポストカードにも含まれています。豊臣秀吉が残した「露とおち 露と消えにし 我が身かな 難波のことも 夢のまた夢」の句を基に、建仁寺派管長「湊素堂」が書いたものです。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑧:波心庭
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天皇の使者だけが通行を許されていた勅使門の前に広がる方丈前庭「波心庭」。年に2回ほど庭のデザインが変わるのも興味深いところです。枯山水式のこの庭は、通常は白砂、砂紋の立砂の構成になっており、州浜に枝垂桜が植えられており、高台寺のシンボルともいえるこの枝垂桜は京都の中でも有名な桜の名所になっています。
引用: https://www.instagram.com/p/BNV1dz5j2Qg/
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑨:御朱印
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高台寺の御朱印は3種類あります。1つは「佛心」で、右上に豊臣家の家紋である五七の桐の印があります。佛心とは仏の悟りという意味。拝観入口でいただけます。2つめは「夢」で、高台寺天満宮でいただけるものです。左下にはねね様のかわいらしいスタンプが押してあります。
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3つめは「安心」。利生堂でいただける御朱印で、はみ出すほど大きな文字で書かれた「安心」の文字には心から安心できる安らぎがあります。また、特別拝観期間などにいただける期間限定の御朱印などもあるので、公式ホームページで詳細を確認しながら希望の御朱印をいただきに出かけましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/BqvjMCSlpnG/
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑩:ライトアップについて
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高台寺のライトアップは夜間特別拝観の期間に行われます。春は桜の時期、秋は紅葉シーズン、冬は大晦日と季節毎にライトアップされるので、その都度公式ホームページで詳細な日時を確認しましょう。ライトアップの時間は日没後に点灯し、22時までです。
引用: https://www.instagram.com/p/BrKxzfdFhw9/
枯山水の庭園や勅使門、利生堂、境内などに投影されるプロジェクションマッピングはドラマチックな世界を見せてくれます。ライトアップによって臥龍池の水鏡に映る建物や紅葉、月。現実とは思えない幻想的な夜の高台寺を体験してみてはいかがでしょうか。
京都・高台寺の見所|アクセス・ライトアップ・御朱印など~⑪:アクセス法
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京都市営バス(206系統)でJR京都駅から約15分ほど乗車し、最寄りのバス停「東山安井」で下車。高台寺まで徒歩約5分です。また、地下鉄を利用する場合地下鉄烏丸線「四条駅」で下車し徒歩で約10分ほど。京都駅からタクシーで約15分ほどです。渋滞が多いため、高台寺へのアクセスは公共交通機関の利用がおすすめです。
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【高台寺・基本情報】
【住所】京都市東山区高台寺下河原町526番地【電話】075-561-9966【拝観時間】9:00〜17:30 (17:00受付終了)【料金】大人600円・中学生250円・小学生以下無料【ライトアップ】夜間特別拝観期間:日没時~22時
ホーム - 高台寺
豊臣秀吉と北政所ねねの寺、京都東山高台寺のホームページです。春は波心庭のしだれ桜、秋は紅葉がきれいです。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/Br5OlswF1Zb/
京都の高台寺について、見所やライトアップなどをご紹介しました。庭園では四季折々の美しい景色が楽しめ、日本庭園の侘び寂びというものも味わうことができます。また、4つある茶室ではそれぞれ異なる趣を見ることができます。夜間特別拝観期間には、ぜひライトアップされた幻想的な高台寺の世界を体験しましょう。