スペインの物価①物価水準
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一時は深刻な経済危機が心配されたスペインですが、現在もなおバルセロナなど都市部での物価は上昇を続けており、地域により物価の差を感じます。一方でスペインの消費税率は、食品類が10パーセント、電化製品類と衣類が21パーセントと設定されています。軽減税率による影響で、食品など日常的に使用するものに対しては税率が低く、4パーセントほどです。スペイン国内の価格表示は、税込表示が義務となっているため、すべて税込み価格表示されており、ひと目ではその税率がイメージしにくいのも現実です。
スペインの物価②食費
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スペインのスーパーに並んでいる商品の数々は、日本よりも断然安くなっています。都市部のバルセロナにおいても、食品をはじめ日用品などは日本のスーパーよりも3割ほど安く販売されています。そのため、スペインで長期滞在する方にとっては、スーパーで食材を安価で購入でき、自炊すると経済的にも節約できるおすすめの国です。水をはじめ、オリーブオイルやジュース、野菜に果物全てが激安です！
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一方で外食の物価水準は、ランチ10～15ユーロ、ディナー25～40ユーロが平均的な値段設定となり、日本よりも高いですね。さらにバルセロナやマドリードなど都心部での物価は地方よりも高くなり、バルセロナのレストランでランチする場合は12～16ユーロが平均的な価格です。1,000未満で美味しいランチがいただける日本のランチと比較すると、何を食べても高いです。例えばバルセロナでの1回の外食で、ワインや前菜と名物のパエリアを注文した場合がおよそ5,000円、日本ですと平均的におよそ3,000円となり、こうしてみるとかなり食費は上回ります。
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日本ではファストフードから牛丼屋さんなどのお手頃ランチがたくさん展開されている分、それと比較するとどこも割高のイメージになってくると思います。それでもスペインのお手頃ランチとしては、サンドイッチ500円が安い方になり、旅行などの短期滞在の場合は外食する機会が多いと思いますので、食費は高くなることを想定しておくといいですね。
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スペインの物価③宿泊費
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以前は日本よりも宿泊費が高かった時期もありますが、今は日本の宿泊費とあまり変わりはありません。ホテルのランクやシーズン、条件などにより異なりバルセロナやマドリードなどの都心部と、その他の地域でも変わってきます。都心部の価格は比較的高めの設定になっていますが、その分様々なスタイルの宿泊施設があり選べるのと、観光する上で移動にも便利な利点が魅力です。1～2つ星ホテルはおよそ40～70ユーロ、3～4つ星ホテルは70～110ユーロが平均的な宿泊費です。都心部以外にも、スペイン北部に位置する「サン・セバスティアン」などのリゾート地になると、1～2つ星ホテルも60ユーロ～とさらに高くなります。
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少しでも宿泊費を節約したい方には、ユースホステルやオスタルと言われるペンションもオススメ。ユースホステルは都心部においても、20～30ユーロ程度で宿泊でき、オスタルは1～2つ星ホテルのサービス設備が備わり、こじんまりとアットホームな雰囲気が特徴的。オスタルも場所により価格は異なりますが、40～70ユーロほどが平均的な値段となっています。
スペインの物価④交通費と観光費
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■交通費
首都バルセロナでの地下鉄料金は290円、一方で東京の地下鉄は280円と変わらない金額の交通費ですが、スペインの高速鉄道に関してはとてもお得です。600キロメートルの距離で50～100ユーロとなり、日本の新幹線ですと17,000円程度となりはるかに安い設定がされています。その他に、バルでのタクシー初乗り料金は290円に設定され、日本よりも断然安い料金で利用でき、20キロ走った場合、日本のタクシーと比べるとおよそ1,500円以上も差が出てきます。
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■観光費
スペインを代表する観光名所「サグラダ・ファミリア」の入場料17ユーロ、そして「カサ・バトリョ」が24.5ユーロと日本での入場料をはるかに上回る高い観光費が必要なスペイン。観光費が高いと言われる日本の比べ物にもならない高さですので、お得に設定されているツーリストチケット利用をおすすめします。一方で、日本では逆に高額な料金が必要なフラメンコやクラシックコンサートの鑑賞はお値打ちに観ることができます。有名な「カタルーニャ音楽堂」においてもおよそ3,000円弱で世界遺産の豪華な建物で一流の芸術鑑賞が楽しめます。
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まとめ
スペインの物価についてまとめてきました。日本と比べると高いものと逆にお得に利用できるものが存在するスペインです。目的やお好みに合わせて、お得なプランなどを利用し上手にスペインでの滞在をお過ごしください。そしてどうぞ楽しい旅行をなさってください。
