タヒチの基本情報①フライト・ビザについて
日本からタヒチへは、週2回、成田空港から直行便が出ています。直行便が出ている航空会社は、エア・タヒチ・ヌイの1社のみ。日本発が火・土曜、タヒチ(パペーテ)発が月・金曜に運航しています。日本国内の成田との乗り継ぎ便はJALがコードシェアを実施しています。他はハワイやアメリカから乗り継ぎで行く形になるので、かなりの時間がかかります。
日本人がタヒチへ行く場合、観光目的で、90日以内の滞在はビザは不要です。パスポートは出国時に3か月の残存期間が必要です。例えばアメリカ乗り継ぎで行く場合は、一旦アメリカに入国することになり、ESTAの申請が必要になるのでご注意ください。
タヒチの基本情報②気候・時差について
タヒチは4~11月頃が乾季で、12~3月が雨季になります。雨季には気温も上がり、サイクロンも発生することがあります。 雨量は日本の雨季よりも多いですが、いわゆるスコールで、1日中、ずっと降り続くわけではありません。旅行のベストシーズンは晴れの日の多い5~10月ですが、朝晩は涼しくなるので、薄手の上着があると安心です。
タヒチと日本の時差は、19時間。タヒチの方が日本より遅れています。ハワイと同じ時差なので、ハワイの時差を経験された方はどのような感じか分かるかと思います。成田発が16:35で、フライト時間が11時間、パペーテに着くのが、8:45になります。時差が19時間というと、かなり差があるように思えますが、日付は戻るものの、日本時間プラス5時間でタヒチ時間になるので、大きな差は感じないかもしれません。ただ、機内でうまく睡眠が取れない場合は、到着してから体のリズムを取り戻すのが大変のようです。
タヒチの物価情報①通貨は?現金はどのくらい必要?
タヒチの通貨はフレンチ・パシフィック・フラン(CFP)です。南国らしい、紙幣の熱帯魚やウミガメ、マンタの絵柄が美しいです。2019年3月時点で、 CFPフラン は1.06円なので、日本円とほぼ同じ目安で見ることが出来ます。
タヒチの空港などでも日本円からCFPに両替することができますが、入国審査に時間がかかり、タヒチ島から他の島への乗り継ぎの時間が迫ってしまった場合、両替する時間も確保できないこともあります。時間的な問題が心配であれば、日本の空港で最低限の金額を両替しておくことをおすすめします。クレジットカードでキャッシングをし、帰国にすぐに支払いをする方法もあります。また、クレジットカードに関しては、VISAと Masterは大抵使えますが、JCBやアメックスなどは使えないところも多いので、VISAかMasterのカードは1枚は持っていくようにしましょう。
タヒチの物価情報②交通費編
タヒチのファアア国際空港からパペーテ市内への交通手段は、タクシーか、バスのル・トラックがあります。タクシーの場合、初乗りが1000CFPなので、わずか約10分ながら、1500~2500CFPほどかかります。日本と比べてもだいぶ高い印象です。
ル・トラックは、トラックの荷台を改造したバスですが、タヒチ唯一の公共交通機関です。料金は120CFPから(夜間は200CFP、長距離は距離による)と、タクシーに比べ庶民的なお値段。荷物や時間の問題が無ければこちらを利用するのがおすすめです。
タヒチの物価情報③食事編
タヒチでは外食費も日本に比べて高いです。リゾートの場合、朝食で3000円、昼が5000円、夜になると1万円は当たり前、と考えた方が良いようです。しかもこれはセットやコースの料理の場合で、単品のものをついついいくつか頼むとコースより高くついてしまうことが多いそうです。注文の際は予めよく計算しておくとよいでしょう。
リゾートを離れ、街中のレストランになるとリーズナブルなお店もあります。ただやはりセットやコースをなるべく頼むようにし、アラカルトの注文や、アルコールの注文は控えるようにしましょう。
タヒチの物価情報④アクティビティ編
タヒチで人気のアクティビティといえば、モツピクニック。エイやサメと泳げるシュノーケリングスポットに立ち寄りながら、小さな島でピクニックを楽しめるアクティビティですが、英語のガイド付きだと10,800CFPほどです。日本語ガイド付きだともう少し割高になります。
ダイビングは、9900CFPほどから、また空からハート型のツバイ島を眺めることが出来る水上飛行機での遊覧飛行は、336ユーロと アクティビティ全般、1万円以上はかかることが多いようです。ホテルによっては、カヤックやスタンドアップパドルボードを無料で貸してくれるところもありますので上手に活用しましょう。
タヒチの物価情報⑤スパ編
リゾートでのんびり過ごしたい時に体験してみたいのが、スパでのマッサージ。大抵のリゾートにはスパがあり、ボディマッサージなどのトリートメントが受けられます。タヒチのゆったりとした空気の中で受けるマッサージは心からリラックスできそうですね。
50分のマッサージが大体50分の施術で14000~15000CFPほどと、日本の高級ホテル並みといったところでしょうか。 カップルマッサージで二人同時に受けると少し割安になる場合もあるので、折角なら2人で寛ぎの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
タヒチの物価情報⑥スーパー編
地元の方も行くような、スーパーでの価格はどうなのでしょうか。一般的に、フランスパンが50CFP、ミネラルウォーターやコーラ(500ml)で、100CFPと、こちらはリーズナブル。特にパンは日本よりも安い印象です。またお弁当やお惣菜も高くなく、テイクアウトしてビーチやホテルで食べるのもよいですね。
アルコールだと、日本でも人気のヒナノビールが1缶200CFPと、お手頃価格。輸入ビールはこれに比べると高くなるようです。お土産で人気のモノイオイルも400CFP程度と、お土産屋さんやホテルに比べて安く手に入るようです。全体的にスーパーは地元価格なので、日本と比べても割高感はあまり無いようです。
タヒチの物価情報⑦お土産編
タヒチで人気のお土産は、ゴーギャンの絵のパッケージが有名な「NOA NOA」のクッキーやチョコレート、バニラを使った紅茶やコーヒーなど。どれもチョコは1,000CFP~1,200CFPと、お土産としてはお手頃な価格ではないでしょうか。
タヒチらしいお土産だと、南国らしいデザインのパレオもおすすめ。お土産屋やマルシェなどでは1000CFP~とお手頃です。とっておきなお土産では、タヒチ産の黒真珠。マルシェなどで売られている安いものは質の良くないものが多いので、きちんとしたお店で、少なくとも3万~5万くらいのものを買うことをおすすめします。
タヒチの物価情報⑧節約方法
リゾート内でずっと過ごそうとすると滞在費がかさみがちです。予算を抑えたい場合は、なるべく街中のお店を利用するとよいでしょう。食事では、パペーテの港付近には、「ルロット」という屋台街が夕方になると出店します。屋台といっても、東南アジアなどと異なり、タヒチなので1皿1000円程度はかかりますが、ホテルや街中のレストランで食事をするよりも、コストを抑えることが出来ます。中華やハンバーガー・ピザなど屋台も様々です。
やはり地元価格のスーパーを上手に利用するのもおすすめ。食料調達だけでなく、お菓子やコスメなど、ちょっとしたお土産探しにもスーパーはおすすめです。お土産屋さんで購入するよりも同じものが安く売られていたりするので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
タヒチの治安は?
海外で気になるのがその土地の治安。タヒチでは、警察、ジェンダームという憲兵隊が治安維持にあたっていて、タヒチは全般的に治安は良いです。ただ、気を付けなければならないのが盗難被害。身の回りのものから目を離さず、ホテルでも貴重品は金庫に預けるなど、必要以上の現金を持ち歩かないようにしましょう。また、いくら治安が良いからといって夜遅くの外出は避けましょう。人通りが少なくなると犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
終わりに
今回はタヒチの物価や治安、時差など、タヒチ旅行で気になる情報をまとめてみました。タヒチ治安は良いですが、物価は概ね高めで、リゾート内で過ごすことが多い場合は滞在費をある程度見込んだ方が良さそうです。後で請求額にビックリ!とならないよう、計画的に予定を立てましょう。