桜島ナイトウォークとは?
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桜島ナイトウォークとは、毎年春に開催されているウォーキングのイベントです。参加者が自分の足で桜島を一周し、夜間にしか見ることのできない桜島の魅力を歩いて体感するナイトウォーキングのイベントで、桜島一周約36kmを夜通し歩きます。
桜島ナイトウォークの開催時期
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桜島ナイトウォーキングのイベントは毎年春に開催されており、2019年は4月27日(土)~4月28日(火)の午後7時30分~8時45分の時間帯に行われます。受付場所は「レインボー桜島」で、午後9時に出発し、桜島を一周して午前5時頃にレインボー桜島に到着するスケジュールになっています。
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桜島ナイトウォークは、レインボー桜島→クロマツ親水公園→黒神→桜島口→有村→赤水→レインボー桜島の桜島一周約36㎞を歩くウォーキングコースになっています。雨天時は中止になりますが、小雨の場合はイベントが開催されます。また、完歩者には完歩賞が授与されます。
桜島ナイトウォークの予約方法
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桜島ナイトウォークの公式サイトでは、ウォーキングに参加する事前申し込みが可能です。事前申込をしておくと、当日の受付がスムーズに行えます。名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレスなど必要事項を申し込み蘭に記入して申し込みができます。複数名で参加する場合は、1人ずつ申し込みが必要です。また、参加条件は18歳以下(高校生含む)は保護者記入の参加承諾書が必要になります。
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桜島ナイトウォークの参加料金は大人1,000円、18歳以下は700円です。参加料金には、保険・完歩証・参加賞・軽食代(カップラーメン等)・飲み物代が含まれています。体力に自信のある方ならどなたでも参加できますが、完歩することを目的に参加することが望まれています。ウォーキングに参加する場合、怪我や病気などの緊急時を除き、途中でリタイアする場合はチェックポイントでのリタイアとなります。
桜島ナイトウォークに必要な持ち物
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ナイトウォーキングのイベントでは懐中電灯は必須です。また、途中から雨が降ってきたときのために、傘やレインコートなど雨具を持っていくことをおすすめします。ウォーキングの各チェックポイントでは飲み物・あめなどが用意されていますが、自分で飲み物や軽食などを持参することもできます。
桜島ナイトウォークのルート1:レインボー桜島
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「レインボー桜島」は、桜島にある宿泊所です。鹿児島港から桜島フェリーで15分で到着する宿泊所で、ナイトウォーキングの出発、到着地点になります。宿泊所は和室20室、洋室ツイン6室の客室があり、鹿児島の特産品の黒毛和牛や黒豚を使用したメニューを提供するレストランもあります。そのほか鹿児島焼酎、桜島大根などのお土産品を販売する売店コーナーや錦江湾の景色が一望できるカフェなどもあり、宿泊客以外でも利用できます。
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錦江湾を望む桜島マグマ温泉は地下1000メートルから湧き出る源泉湯で、ウォーキング後に入浴することができます。温泉に入浴する場合、着替えは持参、入浴料は参加者負担になります。日帰りの利用の場合、10:00~22:0まで営業しており、料金は大人390円、小人150円になります。
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宿泊所には「桜島溶岩なぎさ公園足湯」が隣接しており、全長101mの足湯があります。日帰りの利用の場合、9:00~日没まで無料で利用できます。
桜島ナイトウォークのルート2:黒松親水公園
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「黒松親水公園」は桜島の絶景スポットとして知られていますが、西道海水浴場が隣接しており、夏場には海水浴が楽しめるレジャースポットです。ナイトウォーキングでは第1チェックポイントになっており、参加者のために飲み物・あめなどが用意されています。
桜島ナイトウォークのルート3:黒神埋没鳥居
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「黒神埋没鳥居(くろかみまいぼつとりい)」は、黒神地区にあった「腹五社神社」の鳥居です。大正3(1914)年の大噴火で噴出した大量の火山灰によって鳥居が1日のうちに軽石や火山灰に埋め尽くされました。噴出した大量の火山灰・軽石は、上空8000m以上まで上昇し、火山灰は遠くカムチャッカ半島まで飛んでいったといわれる大規模な噴火でした。
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黒神埋没鳥居は元々高さ3mあった鳥居ですが、今は笠木部分の約1mが地上から見えているのみです。噴火後、住民は神社の神聖な鳥居を掘り起こそうと考えましたが、当時の村長・野添八百蔵氏が「後世に噴火の記憶を残そう」と決定したため、噴火直後の姿のまま残されています。そのため、黒神埋没鳥居は大正の大噴火のすさまじさを後世に伝え続ける象徴となっています。
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黒神埋没鳥居の駐車場は夜のウォーキングの第2チェックポイントになっており、第2チェックポイントでは飲み物・あめなどのほか、軽食が用意されています。
桜島ナイトウォークのルート4:桜島口
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「桜島口」は国道220号線・224号線が交わる交通の要所です。1914(大正3)年に大正噴火が発生したことで、大量に流出した溶岩が瀬戸海峡を埋め立て、桜島は大隅半島と地続きの土地に変わりました。桜島口は、噴火によって桜島と大隅半島が陸続きになった場所です。溶岩の下にはかつて瀬戸集落と呼ばれた村があり、幕末に日本で最初の西洋式の軍艦「昇平丸」が建築されていました。近くにある道の駅たるみずには、昇平丸に関する記念碑も建てられています。
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桜島口は一見すると普通の道路ですが、桜島と大隅半島が地続きになるという、島が島でなくなる大きな変化が起こった歴史的な場所です。大隅側と桜島側の景色は少し異なり、大隅側は緑濃い森、桜島側は低木の林の景観が見られます。
桜島ナイトウォークのルート5:有村溶岩展望所
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「有村溶岩展望所」は、有村地区の大正溶岩原に作られた展望所です。全長約1kmの遊歩道からは一面に広がる溶岩原と黒松、錦江湾の景観が一望でき、晴れた日には開聞岳まで見渡せます。夜のウォーキングルートでは、第3チェックポイントになっています。
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有村溶岩展望所の遊歩道には桜島に由来する句碑・歌碑も点在しているほか、ライオン岩と呼ばれる溶岩なども見どころです。駐車場近くには桜島溶岩スパやお土産ショップなどもあります。
桜島ナイトウォークのルート6:桜島国際火山砂防センター
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「桜島国際火山砂防センター」は、土石流の砂防(さぼう)施設です。桜島では頻繁に土砂流が発生するため、島の各所に砂防施設が造られています。夜のウォーキングでは第4チェックポイントになっており、土石流災害や砂防について学ぶことができます。また、桜島の歴史や、過去の大噴火について展示で紹介されています。
春に行われる桜島のイベント
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桜島では、2014年から毎年春に「WALK INN FES!」というイベントが開催されています。桜島多目的広場野外ステージで行われる野外フェスティバルで、2019年は5月18、19日に行われます。
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18日公演では17組、19日公演では10組の出演がアナウンスされており、公式サイトで出演アーティストが詳しく紹介されています。会場時間は朝9:30、開演は10:00、終了は夜20:30のスケジュールです。チケットの先行販売は鹿児島・WALK INN STUDIO、CAPARVO HALLの店頭で販売されています。
まとめ
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桜島ナイトウォークについてご紹介しました。ナイトウォークの出発・ゴール地点は「レインボー桜島」の宿泊所なので、ウォーキングに参加して桜島に宿泊するなら、レインボー桜島に宿泊するのがおすすめです。春に桜島を訪れる方は、ぜひウォーキングに参加してみてください。