モンゴルの生活と治安ランキングは?
引用: https://www.instagram.com/p/BwPVtI2nI-6/
モンゴルを旅行すると、遊牧民族の住居「ゲル」での宿泊や大草原、馬や羊など日本人には、どこか懐かしく癒される風景の中に身を置くことができます。素朴な人々との触れ合いを求めて近年では、モンゴルを一人旅する人が増えてきましたが、やはり気になるのは治安です。では、モンゴルの治安などのランキングはどのようになっているのでしょうか。
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世界平和度ランキング
イギリスのエコノミスト誌が、144ヶ所の国や地域を24項目にわたって調査した結果、モンゴルの平和度ランキングは、2014年度で41位となっています。この平和度ランキングは、外戦や内戦の数や死者数、近隣国との関係、殺人事件の数、暴動の可能性などが判断基準となっているため、必ずしも治安とは直結しませんが、このランキングを見る限り、モンゴルは比較的、安定している国と考えられます。
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腐敗度認識指数ランキング
腐敗度認識指数は、国際的な非政府独立組織トランスペアレンシー・インターナショナルが1995年以降毎年公開しているランキングで、世界の公務員と政治家がどの程度汚職しているかを国家別に順位付けしています。2009年のランキングでは、180ヶ国を対象とし、モンゴルは72位で腐敗度指数は39でした。公務員や政治家の汚職などが多いところは、治安が安定しないと言われているので、モンゴルは、比較的安定していると言えるでしょう。
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失業率ランキング
労働力人口に対して失業者の割合をランキングを見てみましょう。世界106の国や地域を対象に2018年度の失業率ランキングでは、前年度より4ポイントアップして24位です。遊牧民族のモンゴルでは、近年、首都ウランバートルで定着する人が増えていますが、仕事がなかなか見つからず失業率が高くなりつつある現状です。
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さまざまなランキングを見ても、モンゴルがずば抜けて治安が悪いなどと言うことはありません。外務省の海外情報でも、特記されるほどの注意喚起は出ていませんが、海外にいると言うことを忘れずに行動することが大切になるのではないでしょうか。
モンゴルの治安で注意すること① 貴重品の管理
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モンゴルでは、「外国人はお金持ち」と思っている人が多く狙われやすくなっています。一人旅だけでなくツアーで観光する時でも、高価に見える服装や装飾品は身に付けないなど貴重品の管理は徹底することが大切です。モンゴルの現在の治安レベルで考えると、常に自分のカバンと貴重品は、身に付けておくかホテルのセーフティボックスなどに預けておくと良いでしょう。
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就寝時でもパスポートや貴重品は、服の内側に付けておくなどの工夫をしてみてください。また、すぐに手の届きやすいポケットやバッグの外ポケットには、貴重品を入れないようにしましょう。お金も、何ヶ所かに分けて保管しておくようにすると安心です。
モンゴルの治安で注意すること② スリ
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外務省の海外安全情報では、モンゴルの首都ウランバートルとその周辺地域でのスリ被害が多く報告されています。公共バス内では、スリ集団が周りを囲み、旅行者の注意をそらしているすきにバッグを開けたりナイフで切り裂いたりして財布や貴重品を抜き取る手口が横行しているため、現地に慣れている人でもバスの利用を避けるようにしましょう。
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他にも郵便局やザハと呼ばれる市場、デパートなど人のたくさん集まる場所でもは、バッグやリュックサックなどを体の前に抱えるなどの対策が必要です。
モンゴルの治安で注意すること③ 置き引き・ひったくり
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スリと同様に、置き引きやひったくりも増加傾向にあり、手口も巧妙化、凶暴化しているので十分に注意してください。日本では、ホテルのレストランなどに「うっかり」カバンを置いてその場を離れてしまうこともありますが、常に外国にいることを意識しておくことが大切です。
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しかし、ひったくりの時は、無理にカバンを取り戻そうと掴んでいると引きずられてケガをしてしまうこともあります。また、道路を歩く時は、カバンは常に歩道側に持つなどの工夫が必要です。
モンゴルの治安で注意すること④ 飲酒
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外務省のHPを見ると、モンゴルでは夏のシーズンは、日没前でも街中で酩酊者に絡まれたり金品を強奪される事件が発生しているのが分かります。過去には、石で殴打されたり、集団に囲まれて所持品を全て奪われる、ナイフで脅されて金品を強奪されるなどの被害が報告されています。カラオケやナイトクラブ、バーなどがあるところは、「なるべく近づかない」、「酔っ払いがいたら避ける」など、自分のできることをして身を守るようにしましょう。
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高級ホテルでも、深夜に酔っ払いが廊下を徘徊していることがあるため、鍵はしっかり閉めて部屋に入り込まれないようにしましょう。
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また、モンゴルは、ビールやウォッカなど美味しいお酒がたくさんあります。現地の人と友達になってつい飲み過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、注意して飲むようにしましょう。日本では、カクテルベースになるウォッカも、モンゴルではストレートやロックで飲むことがほとんど。アルコール度数が強いので、飲み過ぎないようにすることが大切です。
モンゴルの治安で注意すること⑤ タクシー
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外務省によると、タクシーでの被害についても報告されています。例えば、目的地でない場所に連れていかれ、待ち受けていた仲間に金品を奪われるなどの手口なので、タクシーを捕まえる時は、信頼のおける人やホテルなどに依頼して呼んでもらうようにしましょう。モンゴルのタクシーは、8割以上が白タクと言われていますが、認可を受けたタクシーも、メーターに細工をしているなど悪い評判もあるので、注意しましょう。また、お釣りを用意していない場合が多いので、小銭を用意しておくと良いでしょう。
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タクシーは、なるべく一人で乗らず、信頼できる人たちと同乗することがベストです。また、あらかじめ複数の人が乗っているタクシーは避けて、途中で知らない人を乗せて良いかドライバーに聞かれた場合は、断るようにしましょう。バーやデパートの前で待っているタクシーを利用しないなど、安全に心掛けるようにしてください。
モンゴルの治安で注意すること⑥ マンホール
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「マンホールのふたに注意すること」と外務省の治安情報に明記されていますが、「何のこと?」と思う人が多いのではないでしょうか。モンゴルでは、マンホールのふたがない場合や穴が開いていることがあり、転落やケガをする人がいるそうです。道を歩く時は、周囲だけでなく、マンホールにも注意したほうがよさそうです。
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夜になると、街灯の明かりが届かないような場所はなるべく歩かないようにしましょう。ひったくりなどの被害の他にも、マンホールの穴に落ちてしまうことがあります。人通りの多い明るい道を歩く、夜間は外出を控えるなど安全を心掛けてケガのないようにしてください。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点① ぼったくりに注意
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どこの国でも、旅行者を見るとぼったくろうとする人がいます。素朴なイメージが強いモンゴルでも同じことなので、ぼったくりには注意しましょう。特に一人旅の場合は、親切にしてくれる人や片言の日本語が話せる人と会うと、嬉しくてつい心を許してしまうことがあります。知り合った人に連れて行ってもらった店でぼったくられることもあるので、注意が必要です。
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一人旅をしていると、ある程度ぼったくられることは計算に入っていますが、あとからぼったくられたことがわかると気分が悪いのは当たり前です。なるべく、ぼったくられないように現地の情報は事前に入手しておくことを心掛けましょう。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点② 写真撮影に注意
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モンゴルの人は、写真を撮られることを好ましく思わない人が多くいます。草原やお寺などを記念撮影している分には、特に問題はありませんが、大きなカメラでさまざまな所を撮影している外国人を警戒することもあるので、撮影するときは注意しましょう。場合によっては、「データを消せ」と怒鳴られたり、警備員に注意されることもあります。
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トラブルを避けるためにも、一言断ってから撮影することをおすすめします。モンゴルの人は、仲良くなるととても優しく親切なので、素敵な笑顔で写真に納まってくれるでしょう。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点③ ゲルに泊まる時は注意
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モンゴルを旅行するとき、ぜひとも泊まってみたいのが遊牧民族の家「ゲル」です。日本からのツアーや現地発着ツアーでは、ゲルの宿泊体験を謳っているものもありますが、貴重品を盗まれるなどの被害もあると外務省のHPで告知しています。ゲルでの宿泊でも貴重品には、くれぐれも注意することが大切です。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点④ 移動に注意
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モンゴルの首都ウランバートルでは、バスがたくさん走っていますが、旅行客にとって利用するのは言葉の面などでハードルが高いでしょう。また、バスの中でスリに合う可能性があるので、一人旅の時には特に注意が必要です。できるだけ、タクシーを利用することをおすすめしますが、白タクに乗る場合は、値段交渉をする必要があります。
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白タクでのトラブルも外務省の海外情報に報告されているので、特に一人旅の場合は、安全面を重視してホテルやレストラン、信頼できる人に呼んでもらう方が良いでしょう。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点⑤ 電車に乗る時は注意
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モンゴルの電車は、地方に行く遠距離のものしかなく、市内を移動するには不向きです。長い移動の場合は、電車でゆっくり旅をするのもおすすめですが、トイレにかぎがかかり使用できなくなる時間もあるので、水分を取り過ぎないなどの注意が必要です。
引用: https://www.instagram.com/p/Bw6PT8HBLc9/
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電車内でも貴重品は体から離さないようにしましょう。夜行列車の場合は、就寝時に座席の下にしまうなどの自衛策をとることが大切です。特に一人旅の場合は、目が行き届かないことが多くあるので、常に周囲を確認しておくことが大切です。
モンゴルを一人旅する時は?治安などの注意点⑥ 気候の変動に注意
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治安だけでなく、モンゴルでは気候の変動が激しいので、どの季節に訪れても重ね着できるようにしておくと良いでしょう。照り付けるような暑さの日もありますが、基本的には気温が低く冬が長いのが特徴です。
引用: https://www.instagram.com/p/Bvv6CgQAjVI/
また、アウトドアのレジャーや体験が多いので、汚れても良い服装を準備しましょう。きれいな服装は、「お金を持っている」と思われ、トラブルに巻き込まれる可能性も高くなります。足元は、スニーカーやスノーブーツなど動きやすく疲れない靴が適しています。
外務省報告などで知るモンゴルで治安の悪い場所は?① サルサトンネル周辺
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ウランバートルにあるサルサトンネル周辺は、特に治安が悪いと言われています。トンネルの上には「SEKITEI」と言う日本食レストランがあり、隣にサンサルスーパーマーケット、近くには日本人が良く滞在するフラワーホテルもあります。この周辺は旅行客や日本人が多くいるエリアで、昼間は子供たちが遊んでいる姿も多く見ますが、夜間になるとガラリと雰囲気が変わります。ナイトクラブにいる若者や酔っ払いなどが多く治安が悪くなるので夜間は外出を控えるようにしましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/Bw2EhuwgdW4/
また、外国人排他主義の思想に影響された人もいるので、大声で日本語を話さないようしましょう。
外務省報告などで知るモンゴルで治安の悪い場所は?② ノミンデパート周辺
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エンフタイヴァン大通りのノミンデパートから中央郵便局周辺は、ひったくりやスリが多いので注意が必要です。外国人だけでなく、地元の人でも「道を歩いていたら突然、ポケットに手を突っ込まれた」などの経験をすることもあります。ポケットは、狙われやすいので注意が必要です。
外務省報告などで知るモンゴルで治安の悪い場所は?③ 市場周辺
引用: https://www.instagram.com/p/BmI0DrmhBmK/
観光客に人気のザハと呼ばれる市場でも、スリやひったくりの被害が報告されています。人混みが多い場所では、スマホを出さない、リュックサックやバッグは、前で抱えるように持つ、ポケットに貴重品を入れないなどの自衛策が大切になります。
引用: https://www.instagram.com/p/BmVT-mqjKmQ/
モンゴル随一の青空市場「ナラントールマーケット」でも、スリの被害が報告されています。ナラントールマーケットには、モンゴルブーツやカラフルな生地、絨毯、遊牧民族の生活道具などあらゆるものが揃っているので、一度は足を運んでみたい場所ですが、品定めに夢中になっている間に巧みなスリの被害に合うこともあります。また、ナイフでカバンを切って中身を盗まれるなどの手荒なケースもあるので、見学をする時は、周囲に注意しましょう。
外務省報告などで知るモンゴルの治安で注意すること① 交通事情
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車優先の社会と言われるモンゴルでは、運転の荒い人も多いので、旅行者は特に注意することが必要です。また、車の数も増えているので、自動車事故も増加傾向にあり、日本人の死亡事故もあります。常に車優先であることを意識して道を歩くように心掛けましょう。
外務省報告などで知るモンゴルの治安で注意すること② デパートなどの二重扉
引用: https://www.instagram.com/p/BpJ8fMVnKRr/
デパートなどの二重扉では、閉じ込められて金品を奪われることがあります。扉の内外に人がいる場合は、特に注意して「危ないな」と思ったら利用しないようにしましょう。
外務省報告などで知るモンゴルの治安で注意すること③ ツァガンサル
引用: https://www.instagram.com/p/BxWrueNB-7_/
モンゴルのお正月は「ツァガンサル」と呼ばれています。このシーズンは、街中に酔っ払いが増えるため、治安が悪化する傾向にあります。日中でも酔っぱらっている人がいるので、絡まれたり喧嘩に巻き込まれないように注意することが大切です。
モンゴルの緊急連絡先は?
引用: https://www.instagram.com/p/BninFcphVMZ/
モンゴルを旅行していて、万が一のために緊急連絡先を知っておくことも大切です。ここでは、日本人向けの緊急連絡先を明記しておきます。
在モンゴル日本国大使館
名称:Mongolia Embassy of Japan 所在地:Elchingiin gudamj 10, Ulaanbaatar 14210, Mongolia
(Central P.O. Box 1011) 電話番号:(市外局番)11 320777
引用: https://www.instagram.com/p/BwuLqmngqYM/
警察
電話番号: 102 ※モンゴル語、英語、ロシア語が対応可能です。
救急車
電話番号:103 ※モンゴル語のみとなっています。
消防署
電話番号:101 ※モンゴル語のみとなっています。
救助要請
電話番号:105 ※モンゴル語のみとなっています。
引用: https://www.instagram.com/p/BwuznRLpL6G/
問い合わせ先
外務省領事サービスセンター 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話番号:(外務代表)03-3580-3311 内線2902、2903
治安に気を付けてモンゴル旅行を楽しもう
引用: https://www.instagram.com/p/BxWcFYuFYlQ/
外務省の報告によれば、モンゴルは危険情報や感染症危険情報などは出ていませんが、危険がないとは言えません。いろいろなランキングでは、失業率の増加や都市部の人口流入により治安の悪化が危惧されています。親日派が多いモンゴルといえども、安心とは限りませんが、事前にモンゴルの治安などについて知識を得ておけば、無用な危険を回避できます。スリやひったくり、喧嘩などに気を付けて楽しいモンゴル旅行にしましょう。