北ヨーロッパのアイスランドは治安がとても良いイメージが強いと思います。2019年1月に、グローバル・ファイナンス誌調べるによる、「世界で治安の良いランクング2019」が発表されました。グローバル・ファイナンスの治安の悪い良い基準は、『戦争と平和』、『個人的な安全』、『自然災害のリスク』となっています。

アイスランドの治安ランキングは、1位となり、日本は自然災害が多いために43位となりました。同じように北欧のフィンランドは3位となりデンマーク、スウェーデン、ノルウェーはトップ10に入っています。安心して旅行することができるアイスランドです。

アイスランドの治安がとても良いとはいえ、人気の観光地のために世界中から多くの観光客が毎日のように訪れる国です。首都のレイキャビックではスリ・置き引きには注意をしましょう。またアイスランドの空港では観光客が多い場所です。貴重品、パスポートなどしっかり管理をしましょう。

アイスランドは日本と同じようにレストラン、カフェなどで荷物を置いてトイレなどへ行っても置き引きされる可能性は少ないですが、町中に外国人の観光客が多くいるということを覚えておきましょう。ホテルの朝食のブッフェでも席を取るために、荷物にハンドバッグなどを置くのはやめましょう。また、テーブルの上にスマートフォンを出して置くのも注意しましょう。

アイスランドの人たちはナイトクラブ、ホームパーティーなどが大好きです。週末はダウンタウンでは、酔っ払った人が多くなります。アイスランドのお酒はアルコール度数がとても高いのです。ビール、カクテルでもアルコール度数が10度を超えるものが多くあります。そのためにアイスランドの人たちと同じペースでアルコールを飲むと酔っ払ってしまいます。アイルランドのお酒がどんな種類があるのか下調べをしてから飲みましょう。アイスランドの人たちはとてもお酒に強い人種です。フレンドリーなアイスランドの人たちとお酒を自分のペースで楽しみましょう！

アイスランドで社会問題となっているのは、「薬物（麻薬）」です。観光客が増えるにつれ、薬物問題があり、アイスランドの政府、警察では厳しく取り締まりを行っています。ナイトクラブ、バーなどで薬物を買ったり手にすることは危険です。

アイスランドは、世界で一番と言っていいほど、「男女平等」の国となっています。女性の方は芯が強くしっかりと自立した人が多いです。アイスランドの女性を見下したり、失礼なことのないようにしましょう。

アイスランドは2008年の経済危機以降に、観光産業がぐーんと伸びて旅行者も訪れやすくなり、今では年間に100万人を超える観光客が訪れます。そのため、アイスランドの観光産業は潤っている反面、地元の人々は旅行者によるマナーの悪い人たちに困っています。

人口も少なく小さな国のアイスランド、今だに多くの手つかずの大自然があります。しかし、マナーやルールを守らない人たちがアイスランドの自然を壊しています。なぜ自然を大切にできない人たちが自然溢れるアイスランドに来るのか理解ができません。

アイスランドには、自然を満喫できるように多くのキャンプ場があります。シャワー、トイレ、キッチンを完備してあるきれいなキャンプサイトがたくさんあるのにも関わらず、指定の場所でテントを張らない人もいます。人の敷地内、公共の場所でキャンプをする人が増え困っています。許可されていない場所は、違法となり罰金が課せられます。マナーのない人たちは、ゴミの処理、トイレを自然の中でするなどの行為がとても目立っています。

アイスランドには、公衆のトイレがあり、ガソリンスタンド、レストランなどでもトイレを利用することができます。観光客が急激に増え、公衆トイレの数が足りていない状態のアイスランド観光業界は改善に努めています。

アイスランドでレンタカーを利用する時には、最初に車の故障、傷、エンジントラブルなど最低限のことはしっかりと確認をしてから借りましょう。レンタカーを返す時のトラブルになることは避けましょう。

アイスランドで車を運転する時には、日本のように安全に関する標識があまりありません。気温が年間を通して低いアイスランドでは道路が凍結している場所、通ってはいけない道もあります。「自己責任・自己判断」が強い国です。アイスランド へ行ったら治安の悪い良いを心配するのも大切ですが、交通の安全面には特に自分で注意してください。

アイスランドの郊外で車を運転する時には、スピードに気をつけてください。信号もない田舎町ですので、ついついスピードが出てしまいます。スピード違反を取り締まる監視カメラが多く取り付けられています。さらに、スピードを出し過ぎて凍結した道、舗装されていない道を走るのは危険です。日本とは違い海外での運転、気を引き締めてください。

アイスランドでは、昼間でもヘッドライトをつけ、信号がない交差点では右折から入ってくる車が優先となっています。交通事情が違ってきますのでレンタカーを利用する方は気をつけましょう。また、レンタカーの中にスーツケースやバッグを置いたままレストランなどで行くのではなく、見えない位置に隠しておきましょう。車上荒らしにあう可能性も高いです。

アイスランドでは手付かずの大自然があり、その壮大さを見に来る観光客が自然破壊をする行為が見受けられます。アイスランドの人たちは自分たちの国にとても誇りを持っており、美しい自然が保たれる努力をしているのです。しかし、旅行者の中には道をそれて駐車場ではない自然の中に車を止めます。道を外れて車を止めることは違法となり罰金となります。そして自然が破壊されているのです。

アイスランドの苔は有名ですよね。苔はとても繊細で、そして採ることは決してしてはいけない行為です。また、柔らかい苔の上に寝転んでいる旅行者もいます。写真撮影をする時には、慎重にしましょう。苔は再生するのには何百年もの年月がかかることを忘れないようにしましょう。

アイルランドで人気の観光スポット、「シンクヴェトリル国立公園」には、”Peningagjá”と呼ばれる渓谷があります。アイスランドではこのPeningagjáだけにお金を投げ入れても大丈夫となっています。その他のレイクホルトのプール、ゲイシールエリアの滝、温泉などは決してお金を投げ入れることのないようにしてください。

アイスランドは強い風が吹くことが有名ですよね。もちろん、傘、折りたたみの傘、帽子などはアイルランドでは役に立ちません。飛ばされた帽子を拾おうとして、凍結している場所で転んでしまい怪我をする人が増えています。アイスランドの気候に合った服装、レインウェア、ブーツなどで旅行へ行くましょう。

アイスランドでは外務省からの情報によると、危険レベルも感染も出ていない状態となり治安は良いです。外務省の「たびレジ」サイトにメール登録をしてから、アイスランドへ出かけましょう。治安、テロ、気候など注意したいことがメールにて送られてきます。最新の情報を常にチェックすることが安全に旅行できます。

＊在アイスランド日本国大使館　（Embassy of Japan in Iceland）

＊住所： Laugavegur 182, 105 Reykjavik, Iceland (P.O.Box.5380, 125 Reykavik, Iceland)

＊電話：(+354)510-8600 

＊開館時間：月曜日〜金曜日：9:00～12:00・13:00～17:00

これまでにアイスランドではテロは起こっていません。またイスラム過激派の組織、反政府組織の関連性もないです。しかしながらテロはいつどこで起こるかわからない状況の世の中ですので、外務省からの最新の情報を常にチェックすることは大切です。

なぜアイスランドが毎年治安の良い国1位に選ばれるかというと、一つには国民の教育水準の高さにあります。アイスランドでは小さな頃から、自己判断・自己責任ということを教えられます。なぜ小さな頃から高い教育が受けられるかというと、人口が少ないことが関係しており、1人1人に良い教育が行き届いているのです。

なぜアイスランドの治安が良いかというと、高福祉社会も関係しています。税金はとても高いですが、教育、病気、介護、妊娠、出産、老後などを含めて国民の皆が満足しています。そのために悪い犯罪も起きることなく、これも治安の良さの理由になります。

世界幸福度ランキング2019年が発表されました。アイスランドは、4位となっています。国民のほとんどの方が幸せを感じて暮らしています。同じ北欧のフィンランドは2年連続で1位に選ばれています。2位はデンマーク、そして4位はノルウェー、7位にスウェーデンが入っています。北欧の国がトップ10に入っている状態です。北欧では質の高い教育に加え、社会福祉士の充実が高いために国民の皆が満たされているのです。ちなみに日本は58位となり、2018年の54位よりランキングが下がっています。

なぜアイスランドの治安が良いかというと、NATOに加盟をしているものの、自国軍がないのです。今までに軍隊を保有したこともなく、世界でも稀な常備軍を持たないのも治安がなぜ良いかの理由ともなります。

なぜアイスランドの治安が良いかというと、政治です。なぜ政治かというと、大統領も国民から直接選挙され決まるのです。国民の信頼が強く、汚職のない政治というのがなぜ治安が良い国1位に選ばれるかの理由です。

なぜアイスランドを始め、同じく北欧のフィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどが治安の良い国トップ１０に入るのかというと、北欧の国同士友好関係がとても良いのです。

治安がよい国アイスランド共和国は北ヨーロッパの北大西洋の位置している共和制の国家となっています。アイスランドの首都はレイキャビック（Reykjavík）となっており、人口は約337,610人です。島国のアイスランドは人口密度が低いために、治安も良くなっています。しかし、1人旅をしていて大自然の中、ドライビング中に迷子になると人が少ないために、助けを求めるのに時間がかかってしまいます。ツアーで行動するか、ガイドを雇うのをおすすめします。なるべく自然災害にも備えてグループで行動をしましょう。

アイスランドは独自の通貨を使っています。アイスランドクローナ (ISK)は

500・1,000・2,000・5,000の4種類となっており、硬貨は1・5・10・50・100の5種類です。

日本円から両替をすると、1JPY = 1.15497 ISKとなります。（2019年7月現在）

アイスランドの治安、旅行の時に気をつけたいこと、注意してほしいことをまとめました。治安が良いと言われるアイスランドですが、日本ではなく海外にいるということを常に思い行動しましょう。未然に防ぐことができる、軽犯罪や自己などです。アイスランドでは、白夜を体験できたり、運が良ければオーロラに毎日出会えるかもしれませんね。アイスランドの手付かずの自然を大切に、素敵な旅行をしてくださいね〜！