アジアにありながらヨーロッパさながらの美しい街並みと美味しい食事で大人気の観光地・マカオ。元々ポルトガルの植民地だったため、至る所にポルトガルの文化を感じることができます。中国とポルトガルの文化がミックスされたエキゾチックな街、それがマカオです。また香港にも近く、フェリーに乗れば約1時間で気軽に行くことができます。マカオへ行くなら是非香港にも足を運びたいですね。
ところでマカオの物価についてはご存知ですか?安いのか高いのか、どちらでしょうか?実はマカオの物価は、日本の物価と比較してそれほど大差はありません。日本より安いものもあれば、高いものもありますが、全体として大差はないというのが実情です。日本と変わらないのなら旅行中も安心ですね。また治安も基本的に良好ですので、安心かつ安全な旅が期待できますよ。
現在マカオで使われている通貨は、パタカ(MOP)といいます。パタカはマカオの独自通貨。日本では両替できませんので、帰国の際は必ずマカオ内で両替を済ませましょう。パタカの種類は、紙幣が10、20、50、100、500、1000パタカの6種類。硬貨が1、2、5パタカの3種類と、10、50アボス(avos)の2種類です。アヴォスは補助通貨で、100アボス=1パタカになります。
パタカのレートは、現時点(2019年5月25日)で1パタカ=13.55円です。この記事では1パタカ=約14円で日本円を計算します。またマカオでの両替手数料ですが、空港やフェリーターミナルではなんと無料となっています。なかでも高レートで両替ができるのは、フェリーターミナル3階のマクドナルド近くにあるリスボアカジノ系列の両替所。もしフェリーターミナルへ行く機会があれば、両替してみると良いでしょう。
ここからはマカオの物価をいろいろご紹介しましょう。まずは市内バスの乗車料金をご紹介します。マカオには現在香港にあるようなMTRはありません。そのためマカオ内での移動は市内バスを使うのが最も便利。マカオ半島やタイパなどマカオ全土にバス路線が張り巡らされています。ちなみに数社のバスがマカオの街を走っていますが、乗車料金はどのバスに乗っても、どこまで乗っても一律6パタカ(約84円)。日本と比べて大変安いですね。
乗車料金はおつりが出ませんので、乗る前に必ず小銭を用意しましょう。あるいはマカオパスという交通系ICカードを利用しましょう。マカオパスを使えば乗車料金がさらに半額の30パタカ(約42円)となりますし、小銭の用意も不要。しかもコンビニやスーパーマーケットなどでの支払いにも利用できますよ。マカオパスはコンビニで購入できますので、旅行の際は是非利用しましょう。
マカオ観光局
マカオ観光局から、知られざるマカオの魅力をお伝えします
次にご紹介するのは、空港シャトルバスです。空港シャトルバスはマカオ内にある主要ホテルやカジノ、その他の観光スポットなどを結んでおり大変便利。しかも乗車料金は無料です。空港からホテルやカジノへ直行したい人には是非おすすめ。マカオタワーやシティ・オブ・ドリームスなどいろいろな観光スポットにも行きます。
例えば、空港からサンズ・コタイ・セントラル(金沙城)までのバスは、マカオ・フェリーターミナル、サンズ・カジノ、タイパ・フェリーターミナル、蓮花イミグレーション、ザ・ベネチアン・マカオに停車します。路線は数種類あり、それぞれ停車場所も異なりますので自分の目的地に合わせて空港シャトルバスを上手に利用してみてくださいね。
次にご紹介するのは、フェリーの乗車料金です。フェリーは主にマカオから香港へ行く際に利用します。乗船時間は約55分です。マカオにはマカオ・フェリーターミナルとタイパ・フェリーターミナルの2つのフェリー港がありますが、どちらの港から出るフェリーに乗っても料金は同じです。
乗車料金は、平日の昼行便(エコノミークラス)が160パタカ(約2240円)、週末・祝日の昼行便(エコノミークラス)が175パタカ(約2450円)、全日の夜行便が200パタカ(約2800円)となります。ちなみにこれらの乗車料金はマカオから香港へ行く際のものです。逆に香港からマカオへ行くフェリーの乗車料金は少し高くなりますので注意しましょう。
噴射飛航
信德中旅营运之喷射飞航提供高速客轮服务往返香港丶澳门及深圳福永码头,为往来珠三角地区旅游公干人士提供方便的海上交通选择
次にご紹介するのは、タクシーの乗車料金です。地下鉄がないマカオでは、バスと並んでタクシーも重要な移動手段です。タクシーの乗車料金は初乗り1.6㎞が19パタカ(約266円)で、その後240m進むごとに2パタカ(約28円)ずつ加算されていきます。また日本のタクシーとは違い、荷物の大きさによっても料金が加算されます。スーツケースなど比較的大きくて重量のある荷物は、1個3パタカ(約42円)が加算されます。
さらに乗車場所によっても料金が加算されるのがマカオのタクシー。マカオ国際空港やマカオ大学、タイパ・フェリーターミナル、港珠澳大橋マカオ口岸から乗車すると5パタカ(約70円)が追加され、他にもマカオ半島からコロアンへの乗車に5パタカ(約70円)、タイパからコロアンへの乗車に2パタカ(約28円)追加されます。こうした追加料金は決してぼったくりではありませんので安心してくださいね。
マカオ観光局
マカオ観光局から、知られざるマカオの魅力をお伝えします
次にご紹介するのは、ローカルレストランでの食事代です。マカオには安くて美味しいローカルレストランがたくさんあります。そうしたレストランでの食事代の相場は、サンドウィッチなどの類がだいたい15~30パタカ(約210~420円)、ドリンク類が10~20パタカ(約140~280円)、ご飯とおかずの定食セットが50~60パタカ(約700~840円)となります。
朝から営業していますので朝食を食べることもできますし、ランチセットが食べられるお店もありますよ。おやつの時間にはカフェ的に利用するのも良いのではないでしょうか?
次にご紹介するのは、広東料理などを提供する高級レストランでの食事代です。広東料理のお店ではマカオ周辺の海で採れた新鮮な海鮮がいろいろ食べられます。また本格的な中国料理のお店もたくさんありますよ。そうしたレストランでの食事代は、ディナーなら1人200~300パタカ(約2800~4200円)ほどになります。
またランチなどに飲茶を楽しんだ場合の食事代は、1人100パタカ(約1400円)ほど。とても高いというわけではありませんので、旅費に余裕があるなら高級レストランも利用してみましょう。ただ外資系ホテルのレストランは非常に値段が高いので気をつけましょう。
次にご紹介するのは、ポルトガル料理レストランです。かつてポルトガル領だったマカオには、今でもポルトガル料理のレストランが街中にたくさんあります。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、とても美味しいので是非行ってみましょう。ポルトガル料理レストランでの食事代の相場は、前菜が50~100パタカ(約700~1400円)、メインディッシュが150~300パタカ(約2100~4200円)。
ドリンクは一杯30~60パタカ(約420~840円)ほど。またデザートは40~50パタカ(約560~700円)ほどになります。ただ量が多いので数人でシェアして食べるのをおすすめします。数人でシェアして食べれば、さらに食事代が安くなってお得です。
次にご紹介するのは、バーでの食事代です。マカオのバーは雰囲気最高。バーでの食事代の相場は、ビール1杯がだいたい40~50パタカ(約560~700円)、カクテルは100パタカ(約1400円)程度です。ノンアルコールカクテルもありますので、お酒が苦手な人でも楽しめますよ。
たくさんあるバーのなかでも、ホテルのバーは設備がしっかりしており、居心地も良いところが多いので是非おすすめ。大勢が賑やかにお酒を飲んでいるところが良いのなら、ハードロックカフェはいかがでしょうか?またマンダリンホテルには夜景を眺めながらお酒が飲めるバーもありますよ。バーで美味しいお酒を飲みながらマカオの夜を楽しみましょう。
次にご紹介するのは、マクドナルドでの食事代です。世界的なグローバル企業のマクドナルド。さすがマカオにもたくさんの店舗を展開しています。マカオのマクドナルドでは日本のマクドナルドと同じか、やや安い値段で食事を楽しむことができます。例えば、マカオのマクドナルドではビッグマックの値段が1個20パタカ(約280円)。
ビッグマックは日本より安いですね。他にハンバーガーセットはマカオでは30~40パタカ(約420~560円)となります。セットの値段は日本と大きな差はないようですね。サイドメニューの種類も豊富ですので、いろいろ注文して日本のマクドナルドと食べ比べてみてくださいね。日本にはないメニューもありますので是非挑戦してみましょう。
次にご紹介するのは、スターバックスでの食事代です。マクドナルドと同様、スターバックスもマカオにはたくさんあります。日本でもお馴染みのお店ですので、街中で見かけると安心するでしょう。マカオのスターバックスのドリンク類は、だいたい30~50パタカ(約420~700円)が相場です。日本のスターバックスとそれほど大差はありませんが、マカオにあるカフェのなかではスターバックスはやや値段が高め。
パシフィック・コーヒーやホノルル・コーヒーなど地元のカフェの方がずっと安くコーヒーを飲むことができます。あるいはローカルレストランですと、さらに安く飲むことが可能です。旅費を出来るだけ抑えたい場合は、地元のカフェやローカルレストランを利用すると良いでしょう。
次にご紹介するのは、マカオタワーの入場料金です。マカオのランドマーク的存在・マカオタワー。マカオ観光では是非行きたいスポットの1つでしょう。マカオタワーの入場料金は、大人1人165パタカ(約2310円)になります。58階と61階の2ヵ所に展望台がありますが、同じチケットでどちらにも入場できますので安心してくださいね。
またいろいろなアトラクションを楽しむこともできます。料金はそれぞれ異なり、バンジージャンプが3,788パタカ(約53,032円)、スカイウォークが888パタカ(約12,432円)、タワークライムが2,488パタカ(約34,832円)、スカイジャンプが3,188パタカ(約44,632円)、タンデムスカイジャンプが2人で4,288パタカ(約60,032円)となります。なおアトラクション体験は61階へ行きましょう。
次にご紹介するのは、博物館などの入場料です。実は、マカオには入場無料の博物館がたくさんあります。マカオ博物館の入場料は15パタカ(約210円)で有料ですが、美術館として名高いマカオ藝術博物館やマカオ返還寄贈品博物館はなんと無料。
天主堂芸術博物館やタイパ・コロアン歴史博物館も無料で入場することができます。旅費を少しでも抑えたい人にはおすすめの観光スポットですよ。見所いっぱいの博物館に是非行ってみましょう。マカオの博物館巡りも面白いのではないでしょうか?
次にご紹介するのは、ショーの観覧料金です。マカオで有名なショーと言えば、なんと言ってもハウス・オブ・ダンシングウォーターショー(水舞間)でしょう。シルク・ド・ソレイユの舞台美術監督だったフランコ・ドラヌーゴが手がけた華麗なる水上ショーです。
人気が高じてなかなかチケットがとれないことでも有名なのだとか。ハウス・オブ・ダンシングウォーターショーの観覧料金は、VIP席が大人1枚1,498HKD(20,972円)、A席が998HKD(13,972円)、B席が798HKD(11,172円)、C席が598HKD(8,372円)。会場はシティ・オブ・ドリームズ内にあります。
The Show
An epic love story showcasing dazzling costumes, special effects & record breaking. Be sure to catch this largest water extravaganza, only at City of Dreams, Macau. BUY TICKETS ...
次にご紹介するのは、カジノの予算です。カジノのゲームは大きく2つに分けられます。1つはスロットマシンを代表とするコンピューターゲーム、もう1つはディーラーによるテーブルゲームです。またマカオのカジノでは、香港ドルのみ使用可能。パタカは使えませんので注意しましょう。
掛け金は、コンピューターゲームが10香港ドル(約140円)~、テーブルゲームはバカラが300香港ドル(約4200円)~、ルーレットが25香港ドル(約350円)となります。マカオ旅行に行くなら是非カジノは体験してみたいですよね。旅費と相談して、カジノの予算を検討しましょう。
次にご紹介するのは、ホテルの宿泊費です。日本のホテルと同様、マカオのホテルも平日と週末では宿泊費が異なります。週末は平日の宿泊費の約2倍と考えておくと良いでしょう。高級ホテルの宿泊費は平日1泊800~1,000パタカ(約11,200~14,000円)ほど。
週末はこの宿泊費のだいたい2倍になります。中級ホテルの宿泊費は平日1泊600~700パタカ(約8400~9,800円)ほど。中級ホテルも高級ホテルと同様、週末は約2倍の宿泊費になります。ただ香港での宿泊費よりは、若干安いのが嬉しいポイントです。
次にご紹介するのは、ホステルやゲストハウスの宿泊費です。ホステルやゲストハウスは旅費を少しでも抑えたい人やバッグパッカーの強い味方。ホテルよりも格安で宿泊することが可能です。ただホテル同様、平日と週末で宿泊費が変わります。
ホステルやゲストハウスの宿泊費は、平日1泊400~500パタカ(約5600~7000円)ほど。週末は少し高くなり、1泊500~700パタカ(約7000~9800円)ほどとなります。
次にご紹介するのは、スーパーマーケットでのドリンク類の物価です。マカオで売られている水には様々な銘柄があり、それによって値段もいろいろ。500mlペットボトル1本が2~10パタカ(約28~140円)となります。地元の水の他、ポルトガルのミネラルウォーターも販売されていますので試しに飲んでみるのも良いでしょう。
またコーラやファンタなどの炭酸飲料は350ml缶で4~5パタカ(約56~70円)です。日本よりずっと安くてお得ですよ。さらに銘柄によって値段は異なりますが、ビールは330ml缶が1本6~30パタカ(約84~420円)となります。銘柄では地元のマカオビールがおすすめです。ポルトガルで生産されているビールも購入できますよ。
次にご紹介するのは、スーパーマーケットの日用品の物価です。いろいろな日用品がありますが、例えばシャンプーは30~60パタカ(約420~840円)、タオルは10~20パタカ(約140~280円)、歯ブラシは1本15~20パタカ(約210~280円)、歯磨き粉は20~40パタカ(約280~560円)になります。
旅行者には嬉しい歯ブラシと歯磨き粉のセットや、シャンプーのミニボトルなども売られていますよ。日本から歯ブラシやシャンプーを忘れても、スーパーに行けば大丈夫。安心してくださいね。
ここでは気になるマカオの物価についてご紹介しましたが、いかがでしたか?日本の物価とそれほど大差ないのは嬉しいポイント。マカオでの観光や食事を思う存分楽しんできてくださいね。