引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41maJx8MxiL._SX342_.jpg
加治木ゆみは鶴賀学園麻雀部に所属する三年生。団体戦では大将を務めます。冷静沈着な性格をしており、基本的に無表情。高めの声をしている咲-saki-のキャラクターたちの中でも低めの声をしており、それがなおさらクールな雰囲気に磨きをかけています。麻雀に対しては情熱的な一面も。貫禄のある人物であり、藤田靖子には部長だと思われていました。
独特の癖がかかった紫色の長髪をしており、おでこの真ん中で左右に髪を分けています。身長は164㎝、誕生日は12月21日、好きなものは昼寝です。
アニメ版咲-saki-の加治木ゆみを演じるのは声優の小林ゆうさん。小林ゆうさんはアニメ「スクールランブル」のララ・ゴンザレス役や「銀魂」の猿飛あやめ役、「さよなら絶望先生」シリーズの木村カエレ役などエキセントリックなキャラクターを演じることで有名です。
ハスキーボイスをしており、少年や姉御肌の女性、中性的なキャラクターなど様々な役を演じています。
とても腰が低いことで有名で、笑顔でいることが多く、行き過ぎとも思えるほど丁寧な口調で喋ります。イベントなどでは腰を90度近く折り曲げてお辞儀をするなど丁寧な対応を行うことで評判。また、とても真面目な性格をしており、演技に関しては猿の役をもらったときに「猿真似日本一」の女性の映像を見て研究するなど妥協を許さない努力家な面があります。
画伯と呼ばれるほど致命的に絵が下手で、独特の味があると評判。彼女の絵から入ってファンになった人もいるとか。
実写版咲-saki-の加治木ゆみを演じるのは女優の岡本夏美さん。岡本夏美さんは「賭ケグルイ」の西洞院百合子役や「地獄先生ぬ~べ~」の松本詩織役を演じていることで有名です。
岡本夏美さんが芸能界のデビューするきっかけは2011年13歳のときにファッション誌「ラブベリー」のモデルオーディションでグランプリを獲得したこと。2012年14歳のときにはテレビ番組「おはスタ」におはガールとして出演開始。2013年からはモデル業を行いながら映画や舞台、ドラマに出演して女優業も行っています。今後の活躍が期待されている女優の一人です。
鶴賀学園麻雀部には部員が少なくて県予選の団体戦に出場できないという致命的な弱点がありました。そこで加治木ゆみは部員を集めるために麻雀部のサーバーを校内LANにつないで「かじゅ」というハンドルネームでネット麻雀を行います。
そこで「Default Player」なる加治木ゆみの眼鏡にかなう人物を発掘。IPアドレスから一年A組の教室を割り出し、そこでまだ見ぬ「Default Player」へ向けて「麻雀部三年の加治木ゆみだ!私は君がほしい!」と勧誘セリフではなく、愛の告白に思える言葉を叫びます。
その言葉を聞いた「Default Player」である東横桃子が「面白い人っすね。こんな……こんな私でよければ」と現れます。探していた人物を見つけた加治木ゆみは「やっと……やっと君を見つけた」と東横桃子に対して話しかけるのです。
このエピソードは咲-saki-ファンの間でも語り草となっており、咲-saki-を代表するワンシーンと言われています。
加治木ゆみの情熱的なアピールにより麻雀部に入部した東横桃子は、隣りにいても他人に気づかれないくらい異常に存在感がない人物でした。そのことにコンプレックスを抱えていた東横桃子は、そんな自分を見つけてくれた加治木ゆみに対して感謝や尊敬の念を抱いています。他人と一緒にいる喜びを教えてくれた加治木ゆみは東横桃子にとって唯一無二のかけがえのない人なのです。
この二人の関係性をファンは「かじゅモモ」と称し、ファンによる二次創作でとても人気のあるカップリングとなっています。
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咲-saki-では主要なキャラクターが対局において自分に有利になる超常的な能力を持っています。一方、加治木ゆみは特殊な能力は持っていません。
加治木ゆみの強さの秘訣は冷静な性格による優れた観察眼と心理戦。相手をしっかり観察し、心理戦に持ち込むことによって能力持ちにも引けを取りません。主人公である咲の能力である「嶺上開花」を槍槓で狙い打ち、国士無双槍槓のプレッシャーを与えることによって降りさせたこともありました。ほかにも作中最強クラスの能力を誇る天江衣の海底模月を阻止するために差し込みを行うなど戦略能力の高さを見せつけています。
加治木ゆみの実力の高さは清澄高校麻雀部部長の竹井久も認めており、四校合同合宿では練習相手として加治木ゆみを指名しています。
高い闘牌能力を持っている加治木ゆみですが、麻雀歴は2年弱。ほかの人物が幼少の頃からやっているケースが大半である本作においては驚異的なスピードで闘牌能力を高めていると言えます。そのため、とてつもない闘牌センスを秘めており、今後の活躍が期待できる人物です。
咲-saki-の主人公である宮永咲と対局したときに能力「嶺上開花」を槍槓で防いだときに発したセリフ。クールビューティである加治木ゆみの格好良さが現れているセリフです。
地区予選決勝で勝つことができなかった加治木ゆみが東横桃子の隣で漏らしたセリフ。全国大会に出場できなかった悔しさがにじみ出ています。
宮永咲の能力「嶺上開花」を防ぐことにより、彼女にショックと恐怖を負わせた際の加治木ゆみのセリフ。加治木ゆみをはじめとする能力を持たない人間にとっては、宮永咲のような能力を持つ人間は怪物に近い存在です。その怪物に対局後も残る傷を与えることに成功したという満足感から発せられた名セリフです。
咲-saki-はメディアミックス作品としてキャラソンもリリースされています。その中には加治木ゆみのキャラソンも含まれており、アニメ版咲-saki-で加治木ゆみを演じている小林ゆうさんが歌っています。
加治木ゆみのキャラソンである「見えない君の探し方」はタイトルや歌詞からも東横桃子を連想させるものであり、加治木ゆみと東横桃子の絆の強さを思わせる曲になっています。
この曲は小林ゆうさんの美声で加治木ゆみの東横桃子に対する想いを聴くことができるため、加治木ゆみファンは必聴の内容になっています。
咲-Saki-ボーカルアルバム THE 夢のヒットスクエア キャラソン対局編
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加治木ゆみはアニメ版で泳ぐのが苦手という設定が追加されており、原作にはない東横桃子と学校のプールで練習するシーンが追加されました。
咲-saki-は主要なキャラクターが水着姿で登場する回があることで有名な作品です。例に漏れずこのシーンで加治木ゆみも水着姿を披露しました。また、ゲーム「咲-saki-阿知賀編 episode of side A Portable」ではセクシーなビキニ姿を披露しています。加治木ゆみファンは必見です。
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冷静で無表情故に冷たい印象を他人に与えがちな加治木ゆみ。しかし、その中に燃える情熱を秘めている意外性が加治木ゆみの魅力です。また、東横桃子との関係は加治木ゆみを語る際に必須の要素です。加治木ゆみと東横桃子は二人で1セットなところがあります。それだけ二人は親密であり、切っても切り離せない関係なのです。
卓越した闘牌能力も見逃せません。能力持ちが大半である咲-saki-において、能力がない人物が能力持ちに善戦することは難しいことです。それをやってのける時点で類まれな闘牌センスを持ち合わせていると言えるでしょう。
人物として凛々しくて格好良く、闘牌シーンでは魅せてくれる加治木ゆみはとても魅力的なキャラクターです。ぜひとも本編に再登場し、読者を魅了して欲しいところですね。