おでこのしわの原因と対策とは?
顔の1/3を占めるおでこ。おでこは、顔のもっとも目立つ部分にありその部分にしわが出来てしまうと見た目の印象が老け顔になってしまいます。40代以降からは、加齢と共に肌の老化が進みおでこのしわも目立つ様になって来るそうですが、最近では、若い頃からおでこのしわに悩んでいる人も多く、年齢問わず、しわ対策のスキンケア商品や美容液などが売られています。この様におでこのしわは一度出来てしまうとなかなか消す事ができず、多くの人が悩みを抱えています。そうなる前に、その原因をしっかりと把握し、対策を行う事が大切です。今回は、そんなお悩みを抱える方達の為におでこのしわについて、原因から対策までご紹介したいと思います。
そもそもしわって何?
引用: https://www.photo-ac.com/
それでは、しわとはそもそも何のこというのでしょうか?簡単にしわをご説明すると、しわとは筋肉を動かした際にできた細かな溝や線がそのままの状態になってしまい元に戻らず深く刻まれてしまったモノの事をさします。そしてそれは、皮膚の水分低下や皮下脂肪の減少によって皮膚の弾力性を失い緩みが生じてしまう事が原因とされています。
原因と対策の前に!皮膚の構造をご紹介
表皮について
皮膚は、大きく3つの層から成り立っています。上から順番に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分かれます。一番上の「表皮」とは、私達が普段触っている肌そのものでたった0.2mmほどの薄さでとても繊細です。この「表皮」には、水分保持の役割であるセラミド成分が角質細胞をつなぎ合わる事によって、外部からのバリヤ機能を果たしお肌を水々しく潤いのある状態に保っています。
真皮について
その次に「真皮」という部分が存在します。「真皮」もまた2mmほどの薄さで、しわにもっとも関わりの深い「コラーゲン」が含まれる場所です。「コラーゲン」は、お肌の弾力、潤い、ハリを保持するための役割を担っています。このコラーゲンは、加齢と共に減少していきます。その為、赤ちゃんや子供の肌は弾力がありプルプルとしており、しわというものが存在しないのです。このコラーゲンをなるべく多めに維持しておくのも大切なキーになりそうですね。
皮下組織
一番下になるのが「皮下組織」という部分です。「皮下組織」の大部分が皮下脂肪で構成させており、外部からの刺激を和らげるクッションのような役割をしています。このようにお肌の構造は、3つの層から順番に潤い、ハリ、弾力を保つように構成されています。どの層もそれぞれの役割がバランスよく構成されていてこそ、健康的なお肌を保つ事ができます。
おでこのしわの種類について
皆さんは、おでこのしわには種類があるのを知っていますか?それぞれの種類によって原因や対策が異なってきます。まずは、それぞれの種類を理解し、どの様な原因でしわになってしまったのか理解しましょう。
小さなちりめん小じわ
小さく細かな小じわ。一見目立たないのでそんなに気にならずつい見逃してしまいがちですが、この小さな細かい小じわを放置しておくと取り返しのつかない深く目立つしわへの変化していきます。最近、ファンデーションのノリが悪くて、時間が経つとファンデーションがよってきちゃうと思っている方は要注意です。
縦じわ
悩んだり、ものを考える時などに現れる眉の間に出来る縦のしわです。このしわは、日常行う表情の癖によって出来ると言われています。また、加齢による真皮の衰えからも引き起こされてるとされています。日頃からの表情や癖に気をつけておくと良いでしょう。
横じわ
おでこの中心から左右に大きく広がるしわが横じわです。おでこのしわを気にする人は主にこの種類のしわが気にななっている様です。くっきりと横に大きく広がるしわは、確かにとても目立つし、どうしても老けた印象を与えがちです。一度出来てしまうとなかなか元に戻らないと言われているので、横じわがくっきと目立ってしまう前に対策が必要になってきます。
おでこのしわが出来る原因は?
しわの種類がわかったところで、今度は、そのしわになる原因をご紹介します。しわの原因を見いだす事でそれらに対する対策に取り組む事が出来ます。それぞれの原因が重なり合い、結果大きなしわを作ってしまう事もあります。しわを作ってしまう原因を理解し、それらの要因を減らす事でしわへの対策が可能です。まずは、原因についてしっかり理解をしましょう。
原因①紫外線
引用: https://www.photo-ac.com/
紫外線はお肌の大敵と言っていいくらい、美肌を保つためには紫外線をカットしなければなりません。紫外線は、しわの原因にも深く関わっています。紫外線を強く浴びる事によって乾燥を促進させ、それがお肌の「真皮」まで達するとお肌の弾力やハリを構成している「コラーゲン」を破壊してしまいます。この様に「真皮」までダメージが達すると深いしわとして刻まれてしまいます。特におでこは顔の上部にあるため紫外線を受けやすいため日焼け止めを塗って対策を怠らない様にしましょう。
原因②乾燥
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おでこはTゾーンと呼ばれる場所であり、顔の中でも皮脂の分泌が多い部分とされています。特にお化粧をする女性は、このTゾーンのテカリが気になってしまい、あぶらとり紙などで皮脂を取りすぎてしまう傾向にあります。皮脂の取り過ぎによっておでこの乾燥が進みしわが出来やすい環境を生み出してしまうのです。正しいスキンケアを身につけると共に皮脂の取りすぎに注意して、保湿をきちんと行う様に心がけると良いでしょう。
原因③表情の癖や筋肉の衰え
顔には、30種類以上の筋肉が存在し、私達の表情を作り出しています。ついついよくしてしまう何気ない表情などありませんか?特に眉の間を寄せて考え込んだり、しかめっ面をしたりすると眉間からおでこの縦しわを作ってしまいます。無意識に行なっているその様な表情の癖は、筋肉が寄せ集まって、定着する事によってしわとして刻まれてしまうのです。また、顔の筋肉が加齢で衰えたり、無表情で筋肉を使わなかったりするとそれらもまた皮膚のたるみやおでこのしわなどを作ってしまいます。顔も体同様、適度な筋力をつけておく事が重要であるという事を覚えておきましょう。
おでこのしわ対策 スキンケア編①保湿の重要性
さて、おでこのしわになる原因がわかりましたか?顔の中でも大きな面積を占めるおでこだからこそ、しっかりとしたスキンケアをして、原因に対する対策を行なっていきたいですよね?それでは、スキンケア編として、どの様なお手入れをしたら良いか?をもっと深く掘り下げていきたいと思います。
しわ対策のスキンケアはとにかく保湿から!
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紫外線によるダメージからの乾燥や、乾燥そのものが深いしわを作り出すということが分かりましたね。確かにカラカラに乾燥している地面には地割れやヒビなどが目立ちますよね。お肌も地面と同様、水分が充分に補充されていないとカラカラに乾燥してしまう事によってしわを作り出してしまうのです。保湿が大切で、特に顔の大部分を占めるおでこは重点的に保湿を行いたい部分という事が分かりましたね。
保湿に最適な美容成分とは?
保湿に良いとされる美容成分とは、何と言ってもセラミドです。セラミドは、元々体内にある水分をそのまま抱え込み蒸発させない役割と担います。セラミドは、水と結合する事で湿度が0%になっても蒸発をしないので、お肌を保湿するには最適な美容成分と言えます。化粧品を買う際には、セラミドが配合されているモノを選ぶ様にすると良いでしょう。
おでこのしわ対策 スキンケア編②正しい洗顔から保湿まで
①洗顔後は素早く水分を拭き取りましょう
次に保湿を効果的に行うスキンケア方法をご紹介します。まず、洗顔後は、清潔なタオルで水分を抑える様にして拭き取りましょう。決して、ゴシゴシとお肌を傷つける様に拭いてはいけません。洗顔の後は、皮脂を洗い流し少なくなっている状態なので、そのままにしてしまうと乾燥が進んでしまうので、素早く水分を拭き取るよう心がけましょう。
②タオルで水分を拭き取ったら直ぐに化粧水を!
洗顔後は、乾燥にもっとも注意しなくてはいけないタイミングです!さっぱりとした洗顔後に何かをつけたくないと思う方は多いのですが、洗顔後の肌の状態はお肌の水分を保持するための皮脂も洗い落とされているため、もしもそのまま放置をしてしまうと乾燥が進み、しわの進行を進めてしまいます。化粧水をしっかりと顔全体になじませ、その後は、両手で顔を覆う様にしながら体温でお肌に染み込ませます。
③油分を補給!乳液やクリームで保湿に蓋をして!
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化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなどで水分に蓋をしましょう。この手間を省いてしまう事によって、せっかく入れた水分が蒸発してしまい、保湿どころか乾燥を進行させてしまう事もあります。この最後の一手間がしわにとって最も大切なステップとなるので覚えておきましょう。
おでこのしわ対策 毎日コツコツ!続ける事が大切!
筋力アップ!表情筋エクササイズ対策
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顔の筋肉、表情筋を鍛える事によってお肌のたるみを無くし、しわを出来にくくします。とても簡単なエクササイズなので、是非トライしてみてください。
目を閉じてから約10秒間大きく見開く見開きます。目を大きく見開くと眉毛が持ち上がると思いますが、その部分と上から負荷をかけるように押し付けます。その動作を10〜20回ほど繰り返す事で、おでこ周りの筋肉が強化され、たるみが解消される事で、しわがつきにくくなります。
頭皮からスキンケア!ヘッドマッサージ
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おでこのしわに頭皮?!と思う人も多いかもしれません。頭皮も顔の皮膚も一枚で繋がっている事をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。頭皮がガチガチに凝っているとその部分の重力がおでこにのしかかりおでこのしわが出来やすくなってしまいます。
やり方としては、まず両手で頭を包み込むように掴み、両手の指を使いながら丁寧に揉み込みます。中央から全体にかけて、よく揉んでください。最初は頭皮の固さを感じますが、揉みほぐすにつれ血行がよくなり気持ちよくなってきます。約5分ほど揉み込み顔色が良くなってきたら終了です。
最後にまとめ
おでこのしわの原因と対策をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?おでこのしわは、出来てしまうと元に戻すのがとても大変です。普段のスキンケアからコツコツと保湿を重点的に行い、お肌の潤いを奪う日焼けにも十分気をつけるようにしましょう。