自家製化粧水のメリット
スキンケアを行う際、まず最初のステップである化粧水。朝・晩使うものだしあまり高いものは思い切り使えない。だからと言って安いものは何が使われているか不安。防腐剤はお肌に悪いと知っていても調べるのも大変...。そんな人は手作りしてみてはいかがでしょうか?今回は基本の作り方から応用までご紹介。慣れれば自分の好きな香りをつけたりお肌の悩みにや季節よって加えるものを調整してみたり。コスパ最高な自家製化粧水はおススメです。
化粧水を手作りする際に注意すること
手作りに取り掛かる前に、まず注意してほしいことです。必ず読んで頭に入れておいて下さいね。
手・道具は清潔に
手作り化粧水のほどんどは殺菌や防腐剤を加えていません。ですので作る前に手を洗うのはもちろん、道具・化粧水を入れる容器は煮沸消毒し、清潔なものを使用しましょう。雑菌が入ると化粧水が傷んでしまいます。また、腐敗してしまう恐れも。それではお肌にとって良いわけがありません。手・道具は必ず清潔な状態で作り始めましょう。
使い切る目安
材料を見れば分かるように、防腐剤を添加していません。ですので、冷蔵庫で保存し、1~2週間程度で使い切るようにしましょう。長期保存が可能なものはそれぞれの作り方に記してあります。
パッチテスト
どんなに手作りしてもどれだけシンプルでも、それが絶対自分の肌に合うとは限りません。自分の肌に合うかどうか必ずパッチテストを行ってから使用を始めて下さい。テストの仕方は二の腕の内側など皮膚の柔らかい場所に塗って翌日まで待つ。赤みや痒み、発疹などが出ていないか朝確認してみて下さい。
お肌に異常を感じたら
どんなにパッチテストが大丈夫であっても、顔に使用してみて違和感を感じたり、赤み痒みが出た場合はすぐ使用を中止しましょう。また、初めての化粧水は生理後に使い始めるのがベストです。特に生理中は体自体が敏感になっており肌が不安定な状態です。生理直前・生理中からの使用は避けましょう。
化粧水の作り方 基本編
本当に基本中の基本の化粧水の作り方です。これをもとにアロマオイルを足したり、保湿成分としてヒアルロン酸を足したり、いろいろアレンジが楽しめます。初めての方はまずこの基本の作り方をマスターしましょう。
化粧水の作り方 基本編 用意するもの
精製水100ml、グリセリン5~10ml、容器、量り、小さじ
どれもドラッグストアやネットで手に入るものばかり。しかも安い!材料代の目安になるようにリンクを貼っておきますので、参考にして下さい。
化粧水の作り方 基本編 作り方
①容器にグリセリンを量りながら入れる ②精製水を入れる ③グリセリンが溶けるまで振る これだけです!
化粧水の作り方 基本編 グリセリン
グリセリンは市販の化粧水にも使われている保湿成分です。グリセリンは植物性のものを使用しましょう。また、保湿効果を上げようと濃度を高くし過ぎるとグリセリンがお肌の奥の水分を引き出してしまい、かえってお肌が乾燥してしまうというトラブルがおきてしまいます。グリセリンの濃度の目安は5~10%までにして下さい。
植物性グリセリン 500g
価格
¥ 1,112
基本の化粧水の作り方、容器の消毒方法、パッチテストなど詳しく説明されています。
さあ、次からは自家製化粧水応用編です。自分のお肌の状態にあった化粧水の作り方を見つけて下さいね。
化粧水の作り方 応用編 ①美白化粧水
ビタミンC誘導体を使った人気の美白化粧水。
用意するもの
精製水 40ml、ビタミンC誘導パウダー 小さじ1/2 (1.5g)、グリセリン 小さじ1/4、遮光性のあるガラスの瓶 50ml以上のもの
KISO APS POWDER 10g 安定型ビタミンC誘導体100%パウダー/2%濃度ローションなら500mL分
価格
¥ 1,196
作り方
①容器に精製水とビタミンC誘導体パウダーを入れてよく混ぜ、ビタミンC誘導パウダーをしっかり溶かします。②そこにグリセリンを加え、グリセリンが溶けるまでしっかり混ぜます。
化粧水の作り方 応用編 ②ローズウォーターの美肌化粧水
ローズウォーターはバラの蒸留水。肌の調子を整えてくれたり、炎症の軽減が期待されるもの。
ダマスク ローズウォーター 500ml
価格
¥ 3,250
用意するもの
ローズウォーター 45ml、グリセリン 5ml、精油(お好みのもの) 3~5滴、遮光性のあるガラスの瓶
作り方
グリセリンを瓶に注ぎ、精油を加え混ぜる。そこにローズウォータを加えて軽く振れば出来上がり。
化粧水の作り方 応用編 ③ビタミンCローション(イオン導入用)
イオン導入器を使っている方はぜひこのローションを作ってみて下さい。
用意するもの
精製水 大さじ2 (30ml)、ビタミンC誘導パウダー 小さじ1/2 (2ml)、グリセリン 小さじ1/4 (1.25ml)、容器
作り方
①容器に精製水を入れ、ビタミンC誘導パウダーを加え、よく混ぜる。②ビタミンC誘導パウダーを溶かす。③そこにグリセリンを加えてよく混ぜる
化粧水の作り方 応用編 ③ニキビ用化粧水
用意するもの
フローラルウォーターまたは精製水 1/2カップ (100ml)、ラベンダーエッセンシャルオイル 小さじ1/2 (2.5ml)、マヌカエッセンシャルオイルまたはティーツリーエッセンシャルオイル 小さじ1/4 (1.25ml)、無水エタノール 小さじ4 (1.25ml)、<オプション シトラスシードエクストラクト 小さじ1/4強 またはハーブエクストラクト 小さじ1/8強>
フローラルウォーター ネロリ200ml(樹脂ボトル)
価格
¥ 2,098
フローラルウォーター ローズダマスク200ml(樹脂ボトル)
価格
¥ 2,000
無水エタノールP 500ml
価格
¥ 1,259
マヌカエッセンシャルオイル・アロマオイル|TCN
強い活性力が有る為、様々な用途に利用されている100%純粋マヌカ精油(ストロングマヌカオイル)現地ではアロマテラピーとして用いられています。ティーツリーオイルと比べ20倍から30倍の活性作用があると言われています。マヌカハニー・プロポリスの蜂産品専門店として1995年からの実績があるTCN!TEL(052-990-2996)
生活の木 エッセンシャルオイル ティートゥリー 10ml
価格
¥ 1,264
作り方
①容器にエッセンシャルオイル2種類と無水エタノールを加えて混ぜる②そこにフローラルウォーターまたは精製水を加えさらに混ぜる。③次にグリセリンを加え良く振って混ぜる。シトラスシードエクストラクトまたはハーブエクストラクトを加える場合はグリセリンと一緒にいれて混ぜればOK
注意
使用してみて、刺激を感じるようであれば、フローラルウォーターまたは精製水で薄めましょう。
使い切る目安
冷蔵庫で保管し、2~3週間で使い切りましょう。(オプション材料の天然防腐剤であるシトラスシードエクストラクトを加えた場合は2~3ヶ月、ハーブエクストラクトを加えた場合は約6ヶ月保存できます。)
化粧水の作り方 応用編 ③オイリー肌用化粧水
用意するもの
ウィッチヘーゼル 100ml、グリセリン 小さじ1/2 (2.5ml)
セイヤーズ ローズペタル ウィッチヘーゼル アルコールフリー化粧水 355ml(日本限定スプレーヘッド付)
価格
¥ 1,944
作り方
二つの材料を混ぜるだけです。
注意
ウィッチヘーゼルにはアルコール分が含まれています。使ってみて刺激を感じるようならば、精製水で半分程度まで薄めて下さい。
化粧水の作り方 応用編 ④夜用化粧水 伝説のハンガリーウォーター
用意するもの
精製水 20ml、エタノール 20ml、ローズオットーウォーター 5ml、ネロリウォーター 5ml、ローズマリー精油 4滴、レモン精油 3滴、ペパーミント精油 3滴、オレンジスイート精油 2滴、<オプション あればシトラスシードエクストラクト 小さじ1/4強 または ハーブエクストラクト 小さじ1/8強>
オーガニックネロリウォーター 手作り化粧水にオレンジウォーター。
手作り化粧水を作ろう!オーガニックネロリウォーターで無添加の手作化粧水。オレンジウォーター(ハーブウォーター、芳香蒸留水)の説明。
作り方
①精製水、エタノール、すべての精油を容器に入れ、混ぜ合わせる。②ローズウォーターとネロリウォーターを加え、よく混ぜれば出来上がり。※シトラスシードエクストラクトまたはハーブエクストラクトを加える場合は、ローズウォーターとネロリウォーターを入れる段階で加える。
注意
2~3日寝かせてから使いましょう。精油をつけて日光に当たるとシミの原因になりますので、夜専用の化粧水として使用しましょう。
化粧水の作り方 応用編 ⑤毛穴引き締め化粧水
毛穴の気になる部分にコットンパックとして使用するのがおススメ。今までの作り方より少し難易度が上がります。
用意するもの
精製水 60ml、エルダーフラワー 小さじ2、ウィッチヘーゼル 40ml、海藻コラーゲン 小さじ1 (5ml)、青い容器
作り方
①耐熱容器かティーポットにエルダーフラワーを入れ、沸騰した精製水を注いでハーブ成分を抽出する。②冷めるまで放っておき、冷めてから容器に入れる。③ウィッチヘーゼルと海藻コラーゲンを加えてよく混ぜる
使い切る目安
冷蔵庫で保管し、2~3週間を目安に使い切って下さい。
化粧水の作り方 応用編 ⑥開業医今井先生の美肌水
今井先生が作った尿素入りの美肌水です。
用意するもの
精製水 200ml、尿素 5g、グリセリン 1g
尿素(粒状) 100g
価格
¥ 499
作り方
①容器に水と尿素を加え、尿素が溶けるまでよく振る。②尿素が溶けたらグリセリンを加えれば完成。
注意
上記材料は顔用の分量になっていますが、刺激を感じる場合は精製水で薄めましょう。
化粧水の作り方 応用編 ⑦麹化粧水
麹に含まれる「天然保湿因子」が肌の潤いを保ち、しっとりうるおいに満ちた肌を作ります。
用意するもの
乾燥麹 25g(生麹の場合35g)、お湯200㏄、ガーゼ、容器
作り方
①麹をほぐして容器に入れる②60℃のお湯を麹に注ぎ、2~3時間放置する。③ガーゼで麹を漉す。 そのまま使っても、普段使っている化粧水に混ぜてもOK
最後に
いかがでしたか?自分で作れる無添加化粧水をお肌のタイプ別にご紹介しました。安心して使え、コスパも良くっていいことづくめ。毎日のスキンケアが楽しくなること間違いなし。是非、手作り化粧水に挑戦してみて下さい!