歯の構造について
歯は、大まかに言うと表面から「エナメル質」・「象牙質」・「歯髄」といった層になって歯が出来上がっています。
特に「エナメル質」は体の中で1番硬い部分です!
エナメル質は硬いのにデリケートだった?!
「硬いのにデリケートってどういうこと?!」って思うかもしれませんが、このエナメル質と黄ばみの関係は
実は深く関係しているのです!
歯の表面はエナメル質でつるんとしていますよね?でもこのエナメル質は「エナメル小柱」が集まったものがエナメル質として成り立っています。
普段の歯ブラシの力が強かったり、固い食べ物を食べるとエナメル小柱の間から傷が入ってしまいます。
このエナメル質が傷ついたり薄くなったりするとに色が着きやすくなったり黄ばみが目立ってしまうので
エナメル質はとっても大切なんです!
ズバリ歯の黄ばみの原因は日常生活から生まれていた!
歯は毎日使うもの。
日常生活から歯の黄ばみが生まれることが多く、その原因は1つではなく多々ありますので今回は詳しく
紹介していきたいと思います!
①歯ブラシの力加減からくる黄ばみ
先ほどから言っているエナメル質の傷。歯ブラシの力加減によって簡単に傷をつけてしまいます。
普段から「磨いた気がしない」といってブラシで強くゴシゴシしている方や、しっかり汚れが取れそう!と、
市販の固めのブラシで磨いている方はエナメル質に傷がつくのでその傷に黄ばみの着色成分が入り込み
歯を黄色く見せることがあります。
知っている方が少ないかもしれませんが、歯科医院で歯ブラシを販売している場合
「かため」のブラシが売られていることはほぼありません。
「やわらかめ」又は「ふつう」のみが売られていることが多いです。
「かため」のブラシは歯に傷をつけやすいのであまり使用しないほうがいいかもしれませんね。
特に「かため」は歯だけでなく使い方を間違えると歯ぐきも傷つけてしまいますのでお口の中が血だらけに…
なんてこともあるんです。
黄ばみの対策も大切ですがお口の中全体を守ることも大切なんです!
②喫煙からくる黄ばみ
歯の着色汚れの代表といっても良いくらいタバコのヤニは歯の表面の黄ばみの素です。
①で記述したようにエナメル質に入った傷にも入り込みますし、歯全体に黄ばみを広げてしまいます。
動画でもわかると思いますが、タバコのヤニは溜まりに溜まると茶色の塊となって歯にこびり付きます。
自分でとるのが難しくなってくる位頑丈につき、黄ばみの状態からも歯ブラシで落とすのはとっても困難に
なってきます。
喫煙は唾液減少にもつながりますので黄ばみのケアは大変になてきます。
③飲み物からくる黄ばみ
皆さんが何気なく飲んでいる飲み物も実は歯の黄ばみを作る原因になっています。
まずは果汁系のジュース。特にオレンジジュースなどは酸が含まれています。この酸は歯の表面をじんわり
溶かしていきますから溶かされ歯が黄色くみえることがあります。
またコーラなどの炭酸飲料も歯を溶かす飲み物なので口にしても時間をあけずに歯を磨いた方がいい対策になるかもしれません。
④歯の表面が薄くなり象牙質が露出したことからくる黄ばみ
引用: kureshika.jp/general/index.html
最初の歯の構造で紹介したのですが、エナメル質が薄くなると象牙質が出てきます。
この象牙質はもともと黄色っぽい色をしているのでエナメル質が削れたり、溶けると象牙質が
歯の表面に最も近くなってきますので歯が黄色く見えることがあります。
⑤虫歯による黄ばみ
虫歯の前兆に「脱灰」「白濁」といった症状が歯に現れます。
これは歯の表面に濁ったような模様ができるのですがその模様が黄色いので歯が黄ばんで見えることがあります。
⑥生まれつきの黄ばみ
「エナメル質形成不全」といった症状はご存知ですか?
これは歯が生え変わってくるときにエナメル質がうまく形成されずに萌出してしまう症状です。
そうすると歯が黄色っぽかったり、灰色の状態になっています。
⑦歯の神経からくる黄ばみ
ケガで歯をぶつけてしまったり、虫歯が進行して神経が死んでしまうことがあります。
神経がない歯は変色し歯を黄色く見せたり、暗い色になってしまいます。
⑧加齢による黄ばみ
年齢を重ねるとエナメル質が薄くなり歯の黄ばみが目立ってくるようになります。
歯も段々ともろくなり、唾液分泌が少なくなってくるので自浄作用効果(唾液で歯やお口の中を清掃します)の
働きが少なくなってしまいます。
原因を知って、ご自身に合うものはありましたか?
日常生活には様々な歯の黄ばみの原因が隠されています。では次にこれらの対策・予防方法を紹介していきます!
歯の黄ばみ対策はどうすればいいの?!
歯は毎日使うものですから対策はしたいけど何が効果的か迷ってしまいますよね。
これもご自身の状態に合わせて考えてみて下さい!
☑食後にしっかり歯みがき!
黄ばみの原因は食事も関係していますから、食後はしっかり歯を磨きましょう。
ただ時間がないからと急いでガシガシ磨くのはエナメル質を傷つけるもとになるのであまり力を入れずに
磨きましょう。
歯ブラシは持ち方によってかなり力が入りやすくなります。なので理想の持ち方は「えんぴつ持ち」です。
そして微振動を与えるように細かく動かすのが理想です。
「私は時間をかけて磨きます」という方が居ますが、どんなに時間をかけて磨いても、大きく動かしたり
力を入れて磨いていては全く意味がありません。
☑唾液の分泌を促す
先ほども記述したのですが、唾液には口を潤すだけでなく自浄作用効果があります。
また唾液が少ないと口が乾き口臭の原因にもなりますから、対策としては唾液腺を刺激して唾液分泌を促してあげましょう。
簡単な方法だとベロで口の中を一周させます。
この際に歯ぐきに添わせるようにベロを動かすと唾液腺を刺激しますのでみるみるうちに唾液が出ます!
他にも唾液マッサージ法を紹介している動画がありましたので是非参考にしてみてください!
☑ホワイトニング成分が含まれた歯磨剤を使う
現在多くのホワイトニング歯磨き粉が市場に出回っています。
金額のこともあると思いますが、裏の成分を見て、研磨剤と発泡剤が後の方に記述されている方が良いかなと
思います。
理由として研磨剤はエナメル質を傷つける可能性がありますし、発泡剤が多いと口の中が泡だらけになり
どこが磨けていてどこが磨けていないのかわかりにくいからです。
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価格
¥ 899
こちらは歯科医院でも推奨されている歯磨剤で研磨剤が少々入っているものの着色しづらくなるもので
私も実際使っていますが辛みがなくオススメです。
☑口呼吸はなるべく控える
口呼吸は口の中を乾燥させてしまうので歯の着色を落としにくくしてしまいます。
ですから普段口呼吸でクセがついてる方は鼻呼吸を意識しましょう。
☑ホワイトニング施術をうける
現在ホワイトニング施術は歯科医院だけではなく、専門サロンも増えてきました。
歯科医院のホワイトニングは白くなり芸能人のような歯の白さを得られます。
専門サロンでは低価格で自然の白さを得られるのでとても人気になってきました。
まとめ
どうでしたか?
歯の黄ばみの原因は日常生活にひそんでましたね!歯はとってもデリケート。
だからご自身でしっかりケアや対策をしてあげなくてはいけません。いつまでもキレイな歯を保てるように今回ご紹介した黄ばみケアを是非実践してみて下さい!