実はダイエット効果のある甘酒とは?
甘酒には麹もしくは酒粕を原料とした二種類の甘酒の製法があり、日本古来の甘味飲料「甘がゆ」として飲まれていました。米麹を発酵させ、でんぷん質を糖化して甘くした飲み物であればアルコールは含みません。酒粕で作る甘酒には砂糖が加えられているので、米麹よりもカロリーは多めですがアルコール含有量は1%未満です。
甘酒は古来奈良時代の日本書紀に醸造されていることが記され、万葉集にも詠まれています。平安時代には6月から7月に醴(あまざけ)を造っていることが書かれています。江戸時代から庶民の手軽な栄養補給として、夏バテを防ぐために飲んでいて、俳句の季語となっています。神事のお供え物として作られ、米農家がお正月に前年までのコメの収穫を感謝し、年の初めその一年の豊作を祈って、甘酒を作って神様にお供えする風習がありました。
甘酒の栄養価
甘酒の栄養価は「飲む点滴」と言われるくらい、栄養価がとても高いです。点滴と同じ栄養が含まれていると言われ、甘酒はブドウ糖を多く含んでいるため、エネルギーにすぐに変換でき、疲労回復に効果があると言われています。
20%がブドウ糖で、ビタミンB群(B1・B2・B6・葉酸)食物繊維はオリゴ糖が豊富で、アミノ酸(システイン・アルギニン・グルタミン)やコウジ菌が生成する酵素には、アミラーゼ・リパーゼ・アプロテアーゼ・ペクチナーゼなど100種類以上の酵素が甘酒に含まれています。
甘酒の栄養素の酵素
酵素にはデンプンをブドウ糖に、脂肪を脂肪酸とグリセリン、たんぱく質をアミノ酸に分解して消化・吸収を助ける役割をしています。また、吸収された栄養分を効率よくエネルギーに変える働きをしているのです。酵素には消化酵素と代謝酵素があって、甘酒によって醗酵させられる酵素は、100種類以上代謝に変えられる酵素があると言われています。
甘酒でダイエットができる理由
甘酒でなぜダイエット効果があるのかというと、この代謝酵素が活性化するため新陳代謝が行われ美肌作りに、基礎代謝が活発になるので、ダイエット効果が期待できるのです。麹菌の代表的な酵素は、セルラーゼが植物の繊維をオリゴ糖に分解し、リパーゼが脂肪を脂肪酸に分解しますが、甘酒に含まれる三大酵素には、リパーゼ・アミラーゼ・プロテアーゼがあります。
ビタミンB群が豊富で、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に効果があって、甘酒は理想的な飲み物としてダイエットをするにはとても良い栄養素のある飲み物です。
甘酒の作り方
甘酒の作り方はいろいろありますが、炊飯器で簡単につくれる作り方を書きます。
お米1号分のおかゆに米麹200g 水800cc ①炊飯器にお米、米麹、お水を全て入れます。②50度くらいの保温スイッチを入れます。このとき蓋を閉めず布巾をかけることが重要なポイント。蓋を閉めると温度が上がり、麹菌が死んでしまうためです。③8時間から10時間ほどで完成です!
甘酒のカロリーは?
甘酒のカロリーは100gが81kcalで、砂糖を含んでない場合のカロリーです。カフェオレは100g砂糖なし100kcalあり、ココアを牛乳で飲むのと同じカロリーと言われています。
低カロリーでありながら栄養価が豊富に含んでいるので、置き換えダイエットをしても、栄養不足にならず自然なダイエットができます。
甘酒は一日コップ1杯が適当で、栄養価が高いからといってこれ以上飲むとダイエット効果はなくなりますので、飲みすぎには注意が必要です。
甘酒の米麹と酒粕原料の違い
麹を使ったものは米麹のコメと水を混ぜ、55度~60度ほどの温度で8時間かけて発酵させます。こちらはノンアルコールで砂糖を使用しないためカロリーも高くなく、誰でも飲むことができます。発酵が進んで十分糖化してくると、おかゆのようなペースト状になって飲む点滴と言われるぐらい、栄養価の高い飲み物になります。
酒粕を原料とする甘酒は、日本酒を造るときに出る酒粕を水に溶かし、それに砂糖を加えて造ります。アルコールはほとんど煮込む段階で蒸発すると考えられますが、微量のアルコールが残るものもあります。アルコールに弱い人や、子供に飲ませるときは注意が必要で、カロリーも砂糖を多めに入れるので高くなるため、ダイエット向きではありません。
甘酒ダイエットのやり方
甘酒ダイエットのやり方は、置き換えダイエットをします。現在の食事の朝・昼・夕のどれかを甘酒ダイエットに置き換えるのです。
おすすめは朝食
甘酒ダイエットで置き換えをやるときに、効率よくダイエットできる置き換えの食事は、朝食が一番理にかなっています。その理由として、飲む点滴と言われるくらい栄養価の高い甘酒は、朝食に置き換えダイエットをすることができるからです。
甘酒には必須アミノ酸やビタミン、酵素などが多く含まれています。ですからエネルギーを効率よく吸収でき、一日中疲れることなく快適に過ごせ、また、朝の忙しい時間に時間をかけずに飲むことができる甘酒は、朝食に置き換えることで長く続けられます。
甘酒ダイエットの効果
2週間から2~3ヶ月を目安にして、甘酒置き換えダイエットを続けないと、急激に痩せては深刻な体調不良になることがあってリバウンドもしやすくなります。栄養が十分であれば痩せる体質を作ることができ、体が疲れ知らずになり、活動量が増えて脂肪が燃焼されていきます。
脂肪や糖分をエネルギーに変える働きのあるパテント酸やビタミンB2は、身体の余分なものを燃やしてくれるためダイエットが期待できます。ダイエットを強力サポートしてくれるのは、脂肪の燃焼を助けるところにあるため、既にため込まれた脂肪や糖分をも燃焼させてくれるのです。
また、消化酵素が食物を細かく分解し、胃の働きを助け食物繊維で、腸内のバランスも整え便秘解消をしてくれるので、ダイエット効果は抜群です。朝の食膳に甘酒を飲むと、満腹感になり食欲が抑えられるうえ、脂肪燃焼をしてくれるので、ダイエットサポートして朝食に飲むことをおすすめします。
甘酒ダイエットは効果が出るには何日かかる?
短期間で結果を出したいと考えている人は、1~5キロの変化なら2週間続けるだけで出せる可能性もありますし、甘酒は栄養が豊富なのでリバウンドの心配もいりません。
甘酒の口コミには、1週間や2週間で痩せたという人や、1ヶ月~2か月かけて10キロ痩せたという人もいて、個人差があるので、何日でダイエットできるかは言えないところがあります。
豆乳と組み合わせ甘酒ダイエットの効果をアップさせる
甘酒だけのダイエットより豆乳を組み合わせることで、より栄養価の整ったダイエットができます。豆乳には植物性たんぱく質が豊富に含まれていて、食事制限で筋肉量を減らしてしまうとリバウンドしやすくなります。ダイエット中でもたんぱく質を取り入れないと、筋肉量が減ってしまいます。
豆乳と組み合わせることで、美肌効果が期待できる可能性があります。甘酒と豆乳を1:1の割合で混ぜ、少し温めて飲むと、身体を温め健康にも良いです。
まとめ
「甘酒ダイエットの効果が知りたい!口コミ・効果的なやり方をご紹介」を見てきましたがいかがでしたでしょうか?ダイエットは置き換えても、その他に間食を多くすれば同じことになるのでダイエットするなら、筋肉量を増やして痩せることが大事ですね。また、甘酒も自分で作ると楽しいですよ。私が購入した「麹美人」は小さくてヨーグルトも作れるので、とても重宝しています。
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私は「麹美人」という甘酒を作る器具を買って、甘酒を作っていましたが、今はヨーグルトを作っています。ダイエットではなく健康のため、作ってみようと思い作りましたが、肌がそのとき良くなったような記憶があります。