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ヘアケア(C)

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シャンプー(無添加)の安全な選び方!アミノ酸からオーガニックまで

2024.02.25

皆さんはどうやってシャンプーを選んでいますか?やっぱり毎日使うものだから無添加が良さそう。でも無添加シャンプーも種類が沢山あって、どれを選べば良いか分からない…。そんなあなたに、今日は安全な無添加シャンプーのアミノ酸からオーガニックまで選び方をお伝えします。

  1. シャンプーの種類
  2. シャンプーの選び方
  3. シャンプーの選び方 無添加
  4. 無添加シャンプーの選び方
  5. 無添加シャンプーの選び方 配合成分
  6. 無添加シャンプーの選び方 キャリーオーバー
  7. 無添加シャンプーの選び方 オーガニック
  8. オーガニック無添加シャンプーのメリット
  9. オーガニック無添加シャンプーのデメリット
  10. 安全な無添加シャンプーの選び方 まとめ
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安全なシャンプー剤を選ぶには、どんな種類があって、そしてその中で何が安全でないかを知っておく必要があります。まず、シャンプーの洗浄剤の種類についてです。

高級アルコール

引用: https://getshampoo.com/shared/image/alcohol-shampoo.jpg
高級といっても高価という意味ではありません。高級アルコール系は石油系界面活性剤を使用したシャンプーのことです。安価で大量生産に向いており、沢山市販されています。洗浄力・脱脂力・殺菌効果がとても強いので、シャンプー後に爽快感を感じます。ですが、洗浄力が強すぎて、必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまい、頭皮の乾燥やかゆみ、炎症などのトラブルを起こしやすいと言えます。髪のベタつきが気になる人には良いかもしれませんが、あまりおススメはできません。化学物質を使ったシャンプーは他の商品のように商品に高級アルコール系シャンプー・合成シャンプーとは謳われていないので、成分を見て確認する必要があります。

石けん

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石けん系のシャンプーは洗浄力が高めでリーズナブルなものが多いです。泡立ちは高級アルコール系と比べるとよくありません。天然成分を使用したものが多く、頭皮には優しいかもしれませんが、石けん=アルカリ性なので髪のキューティクルを強制的に開かせてしまう特徴があります。ですので、髪の毛を洗う成分として適しているとは、正直言い難いです。

アミノ酸

引用: https://eijingukea.nahls.co.jp/wp-content/uploads/2015/09/f8d0c26e9b59e083a70556302954dd51-e1495526008872.jpg
石油系合成界面活性剤ではない植物由来の洗浄成分が使われているもの。アミノ酸は肌や髪を構成しているタンパク質の元なので、人と非常に相性の良い成分です。また、アミノ酸は保湿効果が高いので、髪に潤いを残し、刺激が弱いので頭皮のトラブルが少ない、というメリットがあります。ただし、洗浄力も弱いため、ワックスなど整髪剤を沢山使用する人は、洗い残さないよう気をつけなければいけません。代表的な成分としては「ラウリン酸」「ヤシ油脂肪酸」「ココイルグルタミン酸」などがあります。

界面活性剤=悪ではありません!

界面活性剤=悪いものというイメージがありますが、界面活性剤すべてが悪いものではありません。界面活性剤というのは、水と油という本来溶け合わないものの間を取り持って、溶けたような状態をつくるものです。そのしくみを利用して、油分を含んだ汚れを落としたり、乳液やクリームなどのスキンケアでは水と油を混ぜ合わせたりしているのです。界面活性剤には人工的に作られたもの(石油系合成界面活性剤)から天然成分で作られたもの(植物性界面活性剤)まで様々あります。良くないものとされているのは、人口的に作られた合成界面活性剤です。界面活性剤=悪ではありませんので勘違いしないでおきましょう。
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シャンプー剤としては、洗浄剤にアミノ酸を使っているシャンプーが髪・頭皮にとって良いということが分かってもらえたかと思います。でも、じゃあアミノ酸系シャンプーなら全部良いのか?いいえ、まだまだ足りませんよ。さらに配合成分までチェックする必要があるんです。

容器の後ろを見てみよう

引用: https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2017/09/07/5/3b/53bdc60b-l.jpg
普段あまり見ることのない容器の後ろ側。この後ろ側には聞き慣れない成分が沢山書かれています。昔は「指定成分」という、人体に影響のある成分のみが書かれていました。ですので、当時は「指定成分」が少ない製品=安全性の高い良い製品と判断されていました。しかし2001年4月からその製品に含まれている成分を全部表示することが義務付けられ、現在に至ります。全成分表示は安全面を考えれば良いことではありますが、私達消費者には各成分がどんな成分なのか知ることはとても大変です。

指定成分・旧指定成分って?

引用: http://mutenka-cosme.com/wp-content/themes/temple_sasaki/images/pht-about-designation-main.jpg
化粧品などに含まれる化学薬品の中で、厚生省(当時。現:厚生労働省)が指定したアレルギー・皮膚障害・ガンを起こす可能性の高い毒性が確かめられた102の成分を「指定成分」と呼び、これらの成分を含む化粧品は表記が必須でした。2001年4月以降は、全成分表示が義務付けられたので、それらは現在は、「旧指定成分」と呼ばれています。
引用: https://estag.fimagenes.com/img/2/2/y/N/d/2yNd_900.jpg
高級アルコールである、石油系合成界面活性剤は選ばない、さらにアミノ酸系であっても合成ポリマーや化学合成添加剤が配合されているものは避ける。つまり無添加ですね。これが安全なシャンプー剤、ということになります。
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つまりアミノ酸系無添加シャンプーというわけですね。でもちょっと待って!無添加シャンプーって普通はシリコン・着色料・人工香料・鉱物油・防腐剤などの合成化学物質が使われていないものになりますが、何が無添加なのかは、シャンプーによって違ってきます。また、最近では、シリコンが入っていないノンシリコンシャンプーが流行していますが、無添加だからシリコンが入っていないとは限りません。無添加シャンプーによってどの成分が無添加なのかは異なります。商品を購入する際には、何が無添加なのかということをしっかりと確認することが重要です。
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無添加の場合は添加されていてはいけないので、容器の後ろの成分表に入っていてはいけないものを挙げていきます。

合成界面活性剤

引用: https://getshampoo.com/shared/image/alcohol-shampoo.jpg
これは一番最初にお伝えした、高級アルコールが洗浄剤として使われているもの。成分なので、もちろん高級アルコールや合成界面活性剤とは書かれていません。成分名は、ラウリル硫酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸・・・などです。

化学合成の防腐剤

引用: http://www.sohair.jp/wp-content/uploads/2015/07/chemical1.jpg
よく、「パラベンフリー」という宣伝は見かけますよね?それは化学合成の防腐剤を使用していない、ということ。パラベン・メチルパラベン・フェノキシ安息香酸Naなどが化学合成の防腐剤の成分名です。

合成ポリマー・人工コーティング剤

引用: https://www.verderflex.com/fileadmin/_migrated/pics/Chemicals_web.jpg
「1回使用しただけでクシ通りがよく、サラサラになるシャンプー」はそれだけ多く「コーティング剤」が含まれている事になります。 最近よく、「ノンシリコンシャンプー」と耳にします。このシリコンとはコーティング剤のこと!シリコンは入っていないに越したことないですが、ノンシリコンでも合成シャンプーでは、害があるのは同じことです。成分名は、メチコン、ジメチコン、ジメチコン、シクロメチコンなど。

金属封鎖剤

引用: https://estaticos.qdq.com/swdata/photos/765/765595539/6075a09711e649dd9c4d3333ed714d25.jpg
物質の酸化を抑えたり、使用感を向上させるために使われるもの。成分名は、エデト酸(EDTA)、L-アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、L-グルタミン酸二作酸など。

発泡剤

引用: http://www.hohto.co.jp/wp-content/uploads/2013/07/Untitled-21.jpg
発泡剤(ラウリル硫酸塩)は、蛋白質変性作用と言って、微量ですが皮膚の表面を焼いてしまいます。これが頭のかゆみの主な原因になっています。頭のかゆみ,フケ,抜け毛,カサブタ等はストレスが原因 と思っている人が多いのですが、実は合成シャンプーによる場合が多いのです。成分名は、コカミドDEA、ラウリル硫酸塩など

化学合成色素

引用: https://www.olive-hitomawashi.com/column/assets_c/2017/10/033-0_20170930-thumb-500xauto-47090.jpg
青色○号、赤色○号、黄色○号、アゾ色素、キサンチン色素、黄4,黄5など

人工香料

引用: http://1.bp.blogspot.com/-CBVAYSWGkkY/VYzvC6R1-QI/AAAAAAAAAgU/G84ocBh_8-g/s640/perfume.jpg
イソオイゲノール、オイゲノール、安息香酸、桂皮アルコール、桂皮アルデヒドなど

酸化防止剤

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引用: https://stat.ameba.jp/user_images/20130516/00/iofc-chiba-bbqa/85/79/j/o0300030012540366099.jpg?caw=800
髪を洗浄し潤いを保ち補修するために、ビタミンやアミノ酸、植物オイルや天然香料など様々な成分が含まれています。こういった成分は酸化しやすいために、シャンプーには酸化防止剤が含まれていることがほとんど。EDTA-2Na、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)など。ですが、酸化してしまったシャンプーもまた髪や頭皮に弊害が。

化学合成防腐剤

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安息香酸Na、フェノキシエタノールなど
引用: http://rikegirl.com/wp-content/uploads/2016/07/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E8%96%AC%E5%93%81.png
さてもう一点、すごく厳密に無添加シャンプーを追い求めた場合、キャリーオーバーという課題が持ち上がります。キャリーオーバーとは、持ちこされた成分、という意味です。シャンプーを作る際に化学物質を添加していなくとも、その原材料に酸化防止剤などの化学物質が使われており、結果そのシャンプーには酸化防止剤が含まれているのに、シャンプー剤を作る時点で酸化防止剤を添加していないので、無添加シャンプーとして売られてしまっている場合があります。
引用: https://img.dmenumedia.jp/bibeaute/wp-content/uploads/2017/01/thum_organiclifestyle_vol2_-450x383.jpg
それが気になる!という方はオーガニックの無添加シャンプーを選びましょう。オーガニックとは、化学農薬や化学肥料に頼らず、自然の材料で土を作り栽培されたもののことですよね?つまり、オーガニックシャンプーは単純に植物成分が使われているだけでなく、有機栽培で作られた自然由来の天然成分を主成分としたシャンプーのこと。そして無添なら最強に安全なシャンプーといえます。

日本のオーガニック基準について

引用: https://thelifeofasinglemom.com/wp-content/uploads/2017/03/oils.jpg
ですが、化学合成成分や添加物を配合していても、オーガニック認定基準を満たしていれば「オーガニック」を名乗れてしまうんです。残念ながら日本ではオーガニックに対しての基準が確立されていませんので、自称「オーガニック化粧品」というものが氾濫してしまっている状態です。今後、基準が確立されることを願うしかありません。
引用: https://www.kenkou-job.com/plus/wp-content/uploads/2017/04/20180419_f0181_2.jpg
化学物質が使われていないので、刺激が少なく、髪や頭皮に優しい、ということが一番のメリットです。また、人工香料が使われていないので優しい香りが楽しめます。
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あくまでも低刺激で洗い心地が優しいということであって、ヘアダメージの補修効果があるということではありません。また、原材料のコストがどうしても高くなってしまうため、大量生産されている高級アルコ―ル系シャンプーや石けん系シャンプーに比べて商品価格が高めです。さらに防腐剤が添加されていないので店頭販売に不向きであるとされ、ほとんどの商品が通販やインターネットでの購入になります。
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商品の数が多いことは、選択肢が多いという事。うれしくもありますが、逆に、安全なもの・良いものをその中から選ぶのは大変なことです。毎日使うものだからこそ、宣伝に惑わされずにちゃんと安全なものを選んで下さいね。