ニキビができる場所
顔のパーツの中でも顎や頬、おでこ、鼻などニキビができる場所は様々ですよね。ニキビができる場所を解明することでニキビを防ぐ方法がわかります。今回はニキビのできる場所ごとにその原因と防ぐ方法をまとめています。ニキビにお困りの方やニキビをつくりたくない方はぜひ、チェックしてみてくださいね。

顎にできるニキビの原因

ホルモンバランスの乱れが原因
ストレスや生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れていることが考えられます。女性の場合、ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが多く分泌されると皮脂が過剰に分泌されたり、肌の角質が厚くなります。過剰な皮脂の分泌や厚くなった角質は毛穴を詰まらせ、ニキビができやすくなるのです。

胃腸が弱っていることが原因
自律神経の乱れや暴飲暴食によって胃腸が弱ってしまうと食べ物を消化する機能が衰えます。消化不良になると食べ物から栄養を上手く摂取できず、栄養不足になってしまいます。体に必要な栄養が不足してしまうことで肌が生まれ変わる「ターンオーバー」が正常に行われなくなってしまい、肌荒れやニキビを引き起こしてしまうのです。

顎にできるニキビを防ぐ方法
ホルモンバランスが崩れてニキビができやすくなっているのであれば、ストレスや生活習慣の乱れを改善させましょう。ストレスを減少させるには自分の好きなことしたり、好きな場所に行ったりしてリラックスできるような環境作りを心がけてください。

食生活や睡眠時間の見直しもニキビを作らないためには早めに取り組むことが肝心です。最近、胃腸が弱っていると感じたら胃腸に優しい食材や消化しやすい調理法を試してみることです。
胃腸に優しい食材は豆腐・うどん・白身魚などの脂質の少ない食材です。調理法は蒸す・煮る・ゆでるなどのシンプル調理がおすすめです。味付けは濃いものより薄味にしてみましょう。

頬にできるニキビの原因

食生活の乱れが原因
ケーキやジュース、揚げ物、スナック菓子などの糖質や脂質の多い食べ物は美味しく感じますよね。糖質や脂質の多い食事を続けていると皮脂が過剰に分泌されるようになり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。この毛穴詰まりによって頬にニキビが発生しやすくなります。

使っている寝具が原因
睡眠時に使う枕やシーツは小まめに洗濯していますか?寝具の汚れも頬ニキビ発生の原因になってしまいます。特に頬の片方のみにニキビが良くできる場合は寝具が原因になっている可能性が高いです。寝具で雑菌が繁殖して不衛生だと寝具に触れた頬に雑菌が付着し、炎症を起こしてニキビができます。

頬にできるニキビを防ぐ方法
食生活の乱れを改善するには糖質や脂質の多い食べ物を控えることはもちろんですが、肌に良い栄養を摂取することも重要です。肌の新陳代謝を活性化させるビタミンAと美肌効果のあるビタミンCを多く含んだ食材を積極的に食べるように心がけましょう。
ビタミンAが豊富な食材は鶏レバーやほうれん草、にんじん、海苔などの食材です。ビタミンAが肌のターンオーバーを促進させることで古い角質や角栓を排出させニキビが出来づらくなります。
ビタミンCが豊富な食材はじゃがいも、いちご、レモンなどです。ビタミンCは肌に潤いを与え、色素沈着を防ぐ効果があります。果物類に多く含まれていますのでミキサーを使ってジュースにすると栄養を摂取しやすいですね。

使っている寝具が原因の場合は枕やシーツなどを小まめに洗濯するように気を付けましょう。雨が多い時期で寝具をなかなか洗濯できない場合には枕に清潔なフェイスタオルを巻き、毎日取り換えるようにするといいですよ。

おでこにできるニキビの原因

生活習慣の乱れが原因
糖質や脂質の多い食べ物のとりすぎやアルコールの過剰摂取は皮脂の分泌を増加させます。また、睡眠不足によって肌のターンオーバーが乱れると肌の新陳代謝が弱まり、肌の再生や修復能力が衰えてしまいます。肌の古い角質や、過剰な皮脂が毛穴に留まることでニキビができやすくなってしまいます。

髪の毛についた整髪料が原因
髪につけるワックスやシャンプーの洗い残しがおでこに付着することもニキビの原因になります。洗い残しが肌に刺激を与え、肌が汚れることでニキビができるのです。
特に整髪料の油分は毛穴に入ると皮脂を酸化させ、空中にまっているチリやホコリを肌に付着させる働きがあります。皮脂の酸化やチリやホコリが毛穴に詰まることによってニキビができやすい状態になります。

おでこにできるニキビを防ぐ方法
食生活の乱れを改善することは他の部分にできたニキビと同じです。アルコールを過剰に摂取することは糖質・脂質を摂取することと同じです。ニキビが気になるときはアルコールを控えるようにしましょう。
アルコールを体内で分解する際にはビタミンB1を一緒に消費します。ビタミンB1は健康な肌に必要な栄養素で不足すると肌が荒れます。消費したビタミンB1はご飯やパン、豚肉、ナッツ類から摂取できますので肌が荒れたと感じたら食べるようにしてみてください。

整髪料が原因でニキビができる場合は入浴時にワックスやシャンプーをよく洗い落とすことが大事です。肌が弱っているときは肌への刺激が強い石油系の界面活性剤が入っているシャンプーや油分の多いクリーム系のワックスの使用は控えましょう。
前髪をなおす時も何度も手で触らないようにすることです。おでこに髪が触れないようにカチューシャやピンですっきり前髪を留めるのもニキビ予防にいいですね。

鼻にできるニキビの原因
間違ったスキンケアが原因
鼻は顔のパーツの中でも皮脂の分泌が多い部分です。皮脂が多いため、毛穴のブツブツが気になって見えてしまいます。このブツブツは角栓といって皮脂と角質からできています。この角栓全てがニキビの原因となる訳ではありません。
角栓をとろうとして無理やりピンセットや指で押し出すと毛穴が傷つきニキビの原因菌がそこから侵入し炎症を起こします。また皮脂のベタつきをとろうとこすって洗顔してしまうと肌がダメージを受け肌のターンオーバー機能が乱れてしまいます。

メイク汚れが原因
鼻は立体的なパーツですのでメイクを落としても小鼻の脇にメイク汚れが残る場合があります。このメイク汚れを栄養としてニキビの原因菌のひとつでもある「アクネ菌」は増殖していきます。アクネ菌の増殖によってニキビができやすい肌状態となってしまいます。
さらに、鼻は顔の中心にあるので毛穴の汚れが目立ちやすく、気になるとついつい手で触ってしまいます。手からも雑菌が移るためニキビができやすくなってしまいます。

鼻にできるニキビを防ぐ方法
鼻にできるニキビを防ぐには毛穴を傷つけないことと皮脂を抑えることです。過度な洗顔は肌を乾燥させて皮脂が余分にでます。よく泡立てた泡で優しく洗顔するように気を付けてください。
洗顔後は化粧水や美容液で開いて乾燥した毛穴を潤し引き締めることです。角栓が気になっても無理にピンセットや指で取りださないようにしてくださいね。

まとめ
今回は顎や頬などにできるニキビの原因とそれを防ぐ方法を解説していきました。ホルモンバランスや生活習慣の乱れなどが原因となって顔の至る所にニキビは発生します。特に皮脂はニキビの原因菌であるアクネ菌のエサとなりますので余分な皮脂を防ぐことがニキビ予防となります。肌にできたニキビは体の不調のサインです。肌だけのトラブルと考えずに体の中からしっかりケアしてニキビを防ぎ、美肌を保ってくださいね。
