ワセリンとヴァセリン、どっちが良い?
皮膚科で処方される軟膏にも使われているワセリンは、塗ることで肌に蓋をして水分の蒸発を防ぐ効果があるので、市販されているものを愛用している人も多いのではないでしょうか。
肌に優しいため、敏感肌や乾燥肌の人にもオススメしたいワセリンですが、販売されているワセリンについてどんな種類があるのか調べていると、「ヴァセリン」という商品名を目にしたことはありませんか?
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かくいう私も最初は一切違いが分からずに「どっちが良いんだろう」と思っていたのですが、その種類や違いなどを調べていくと、色々と新しい発見がありました。
ワセリンとヴァセリンの違いがイマイチ分からない、どっちが良いのか教えて欲しいという人に向けて、具体的な商品も紹介しながら解説していきたいと思います!!
そもそもワセリンって何?
ワセリンとヴァセリンについて語る前に、まずはワセリンがどんなものなのかをご紹介します。
ワセリンは、石油を高純度に精製して作られた皮膚の保護剤のことです。顔のみならず全身に使うことが出来ます。
ワセリンを塗ると肌の表面にバリアのようなかたちでとどまるので、肌からの水分の蒸発を防ぎ、同時に、肌にゴミや化学物質がつかないように守ってくれます。
ワセリンは脂肪酸を含まないので、水に強く酸化するスピードも遅いので、衛生的に使用した場合、長期間使うことが出来ますよ。
ワセリンとヴァセリンの違いは?
上記のことを踏まえて、改めて、ワセリンとヴァセリンの違いを詳しくみていきましょう。
実はヴァセリンというのは、ブランド名(商品名)です。1870年にアメリカで誕生し、今は世界90カ国以上で愛されているブランドなんですよ。
その主成分はワセリンで、無添加・無着色・無香料という肌に優しい商品です。
ワセリンにも種類がある
そしてワセリンも、精製する純度の高さによって更に分類することが出来ます。
白色ワセリン
純度の高いワセリン。第3種医薬品に指定されています。
プロペト
白色ワセリンを更に精製したもの。処方薬です。
純度が低いものは黄色いワセリンなので、顔などにぬる際は白色ワセリンを選ぶようにしましょう。
白色ワセリンは薬局でも色々な種類が販売されていますので、テスターなどで使用感を確認して選ぶのがオススメです。
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ワセリンの精度が低いってどういうこと?
精度が低いと言われている黄色ワセリンも販売されていますし、多くの人が使っています。黄色ワセリンと白色ワセリン、どっちが良いのか店頭で悩んだことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、肌の弱い人には黄色ワセリンをオススメ出来ません。その理由は3つあります。
アレルギーを引き起こす
精度が低いワセリンには、どうしても不純物が多く混ざっている場合があります。それらが肌に刺激を与えてしまい、湿疹やかぶれ、赤みなどを引き起こる可能性があります。
肌に刺激を与えてしまう
肌に刺激が加わるとバリア機能が傷つき、破壊されてしまいます。それによって新陳代謝が低下してしまうのです。
新陳代謝の低下は肌の乾燥を引き起こし、シワやたるみなどが出来やすい状態になってしまいますよ。
酸化する
紫外線に当たることで酸化してしまい、過酸化脂質を生み出してしまいます。過酸化脂質は活性酵素を増やします。コレがシミやくすみの原因になってしまうのです。
ワセリンの使い方は?
ワセリンの基本的な使い方は、薄く塗って塗布すること。これによって全身のカサつきを抑える事ができます。
唇にも使えるので、皮がむけたりしたところに塗って、傷口を保護することが出来ますよ。
中にはメイク下地として使っている人や、革製品のお手入れ、傷ついた髪の毛の保護など、色々な用途で使っている人が増えています。
肌に優しいので、大きなサイズを購入して家族全員で使うことも出来ますよ。
ヴァセリンの種類を知ろう
ヴァセリンがアメリカ発祥のスキンケアブランドだということは説明しましたが、具体的にどんな商品を販売しているのでしょうか。
ワセリンを主成分にした商品ですが、全身のみならずパーツを厳選した商品も多く発売しているんですよ。白色ワセリンとどっちが良いのか、判断する材料にしてくださいね。
ヴァセリン①:オリジナル ピュアスキンジェリー
引用: http://www.vaseline.jp/img/products/original_jelly/index_p_04.jpg
数多くの種類があるヴァセリンの中でも、最もスタンダードと呼んでいいアイテム。肌の表面をクリームで覆い、水分の蒸発を防いで、肌の乾燥を防ぎます。
全身は勿論、唇、手、足など、気になるポイントを重点的にケアすることが出来ますよ。
40グラム、80グラム、200グラムという3種類のラインナップで、用途に応じて選ぶことが出来ます。赤ちゃんのオムツかぶれや水仕事による手荒れの傷で悩んでいる人など、家族全員で同じものを使えるのが嬉しいですね。
ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー 200g
価格
¥ 617
ヴァセリン②:アドバンスドリペア ボディローション
引用: http://www.vaseline.jp/img/products/advanced_repair_lotion/index_p_03.jpg
ワセリンというと、どうしてもベタつきが気になってしまう人が多いかと思いますが、この「アドバンスドリペア
ボディローション」は、潤いたっぷりなのにベタつかないというアイテム。
ヴァセリンが140年間守ってきた潤い成分が肌の奥まで浸透して、潤いに満ちた肌を1日中保ってくれます。
ボディケア&ハンドケア商品として、世界中から指示されているアイテム。普通肌の人のみならず、敏感肌の人にもオススメしたいですね。
ヴァセリン インテンシブケア アドバンスドリペア ボディローション 無香性 200ml
価格
¥ 516
ヴァセリン③:リップ ロージーリップス
引用: http://www.vaseline.jp/img/cmn/lineup_p_08.png
唇のケアに特化したアイテム。高い保湿力で唇を傷から守ります。
しかも、ほんのりピンク色がついているので、血色が良くて艶のある唇を演出してくれますよ。持ち運びやすいサイズなので、カバンの中に入れて持ち歩きましょう。
ヴァセリン リップ ロージーリップス 7g
価格
¥ 328
ヴァセリン④:リップ オリジナル
引用: http://www.vaseline.jp/img/cmn/lineup_p_07.png
唇をケアするリップは、色がついていないバージョンもあります。勿論成分は変わらないので、唇をしっかり保護して傷を隠し、つややかに見せてくれますよ。
乾燥しやすい唇を守ってくれるので、口紅の上からコーティングするように使っている人も多いアイテムです。
ヴァセリン リップ オリジナル 7g
価格
¥ 328
このリップにはあと1種類「クレームブリュレ」もあります。ほんのり甘い香りが香るアイテムなので、好みに応じて使い分けてみてくださいね。
ヴァセリン リップ クレームブリュレ 7g
価格
¥ 422
ヴァセリン⑤:ペトロリュームジェリー リップ
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71CeSe835lL._SL1500_.jpg
唇ケアからもう一つ。唇の水分を内部から守り、傷や乾燥から守ってくれるリップです。
チューブタイプなので衛生的ですし、必要な量だけ使えるのも嬉しいですね。カバンに入れて持ち運びしやすいサイズなので、食事の後にもサッと塗り直すことが出来ますよ。
ヴァセリン ペトロリュームジェリー リップレギュラー
価格
¥ 302
ヴァセリン⑥:ハンド&ネイル
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/713aY%2B9rxIL._SL1500_.jpg
手の傷や手荒れから守ってくれるハンドクリームです。潤い成分が配合されていますので、肌表面を守るのみならず、潤い成分が肌に浸透します。
ワセリンそのものには保湿成分がありませんので、足りないところを補って指先まで守ってくれますよ。しっとりしながらベタつきを抑えてくれるので、日常使いしやすいですね。
ヴァセリン ハンド&ネイル 50g
価格
¥ 560
ワセリンどヴァセリン、どっちが良い?
ドラッグストアには白色ワセリンも販売されていますので、ヴァセリンとどっちが良いのか、というのは、テスターなどで実際の商品を手にとってから決めて欲しいですね。
両方とも適切に使用することで、肌からの水分蒸発を防ぎ、傷や汚れから肌を守ってくれます。これからの季節はベタつきなどが気になるかもしれませんが、上手く付き合いながら夏を乗り越えましょう!!