カフェイン耐性が日本人は強い？
カフェイン耐性と言う言葉を知っていますか？カフェインに対する耐性と言う物があり、日本人は耐性が強いとも言われています。ですが、なぜそのような話が出て来たのでしょうか？また、耐性が強くても常用していると、カフェインの副作用に悩まされてしまうこともあります。そんな時に、カフェインをリセットする方法などはどんなことがあるのでしょうか？そんなカフェインと日本人の耐性や効果、リセット方法についてご紹介します！
カフェインとはどんなもの？
まずは軽くカフェインについてを見直して見ましょう。なんとなく目にする機会も多いかもしれませんが、意外にどんな物なのかを知らなかったりします。様々な作用・効果があるのがカフェインです。そんなカフェインをwikipediaで調べて見ました！
カフェイン（英: caffeine, 独: Coffein）は、アルカロイドの1種であり、プリン環を持ったキサンチンの誘導体として知られている。興奮作用を持ち精神刺激薬のひとつである。カフェインは、アデノシン受容体に拮抗することによって覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示す。(一部抜粋)
カフェインは興奮作用や、覚醒作用、解熱鎮痛作用などの嬉しい作用・効果がたくさんある成分なんですね。ちなみにカフェインはその名の通り、カフェ(coffe)にインしている成分だからカフェインと名付けられたそうですよ。後ほど改めて書いて行きますが、このカフェインが過剰摂取の状態になってしまうと、副作用やカフェイン中毒をも引き起こしてしまい、最悪の場合死に至ることもあります。嬉しい作用がある反面、気をつけないといけないものでもあります。
カフェインの耐性とは？
カフェインの耐性と言うのは、カフェイン作用への耐性と言うものですね。こちらもwikipediaを見てみると以下のように記述されていました。
依存と耐性[編集] 詳細は「カフェイン中毒#嗜癖」を参照 カフェインを繰り返し摂取すると、軽い精神的依存が発生するとされる。またカフェインの作用（特に自律神経への働き）は、使用していくごとに効果が減少し、これは薬物耐性とされる。いくつかの作用（全てではない）への耐性はすぐに形成され、特にコーヒーやエナジードリンクの常用者には顕著である[18]。一部のコーヒー飲用者では、カフェインの覚醒効果には耐性が出来ているが、それ以外の人には形成されていない[19]。 (一部抜粋)
はっきりと記述されていますが、カフェインへの作用は使用していくごとに効果が減少していくとの事です。さらにはエナジードリンクには効果の減少が顕著と言うのは、ちょっと残念ですね。飲み始めの頃は、良いけどたくさん継続的に飲んでいると、効果が減少してしまうと言う解釈で良いようです。せっかくのカフェインの作用も、耐性ができてしまうと作用が感じられなくなってしまいます。
日本人はカフェインの耐性が強い？
では、タイトルにもなっている日本人はカフェインの耐性が強いかどうかですが、恐らくカフェイン酔いをすると言う方が少ないからと言うことと、混同してしまっている可能性があります。カフェイン酔いをする日本人の方は少ないのは、耐性があるからと記述されているようなものは見つかりませんでした。
日本人はカフェイン耐性が強い理由に、緑茶を飲むからと言うのがありました。ですが、これも言われている程度のものではあります。ちなみに玉露はカフェインの含有量ではコーヒーを圧倒するほど入っていますが、玉露に含まれているタンニンがカフェインの働きを抑えるため、そこまで強いカフェインの作用は感じられません。少し話は逸れましたが、日本人がカフェインに耐性があるのかと言うのは、明確な確証がないと言えそうです。
耐性が強いかどうかは個人差？
厚生労働省のサイトにある、カナダ保健省発表の関連記事を見てみると、カフェインの摂取許容量は個人差があるので設定するのが難しいとの記述もありました。
カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量（ADI:Acceptable Daily Intake）については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。(一部抜粋)
やはり、個人差によるものが大きいとの見解のようです。確かに日本人でも、コーヒーを飲むと具合が悪くなったりして苦手と言う方はいますし、やはり個人差と言うのが大きいかもしれませんね。
カフェインの耐性とは別の摂取目安
厚生労働省のサイトでは、摂取許容量は無いけれども摂取目安と言う形では、カナダ保健省の発表を記載していました！そちらも引用しておきます！
・健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ（237 ml入り）で約３杯)までとする。 ・カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日(マグカップで約２杯)までとする。(一部抜粋)
コーヒーをマグカップで3杯と言うのは、うっかりすると超えてしまいそうな数字です。仕事中に集中していたりしたら、ガブガブ飲んでしまったりしそうです。また、妊娠中や授乳中、妊娠予定のある方は特に注意が必要ですね。
カフェインの副作用
ではカフェインの副作用についても見て行きましょう。副作用が出てしまうと、せっかくの良い効果が台無しになってしまいます。あまり過剰摂取や常用は避けた方が良さそうですね。
副作用として不眠、めまいなどが含まれる。減量あるいは中止による離脱症状として、頭痛、集中欠如、疲労感、気分の落ち込みなど吐き気や筋肉痛が、ピークがおよそ2日後として生じることがある[1]。頭痛は1日平均235mgの摂取で、2日目には52%が経験する[2]。(一部抜粋)
不眠やめまい、頭痛などもよく出やすい症状のようです。これらの副作用が出てしまったら、安静にして水をなるべく飲むようにすると良いようです。ですが、ひどい場合にはすぐに病院にいくようにしましょう。病院で医師の指示を仰ぎましょう。
カフェインの耐性がつきすぎてしまった時のリセット方法
カフェインの耐性がつき過ぎてしまい、良い作用や効果が感じられにくくなってしまったら一度リセットしてみましょう。そのリセットの方法についてご紹介して行きます！
カフェインの耐性がつきすぎてしまった時のリセット方法「口にしない」
まずは、口にしない！と言う方法です。カフェイン自体を摂らないようにしておき、耐性を無くして行きます。ですが、この場合他の食べ物からもカフェインを摂らないように気をつけましょう。この方法の場合には2週間ほど口にしない期間を作る必要があります。ちょっと長いですが、カフェインの習慣を変えることもできる方法ですね。
カフェインの耐性がつきすぎてしまった時のリセット方法「徐々に少なくする」
こちらの方が、カフェイン好きの方には行いやすいかもしれませんね。数日ごとに、いままでのカフェインの量を減らしていくと言う方法です。行いやすいとは言っても、計画的に行わないといけないので、そちらも辛いかもしれません。3日おきに半分にしていくなど、はっきり決めておきましょう。こちらも段階にもよりますが、1〜2週間ほどかかります。
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます！ここまでカフェイン耐性が日本人は強い？カフェインの常用をリセットする方法などについてご紹介させて頂きました！がんばった後に、休憩にコーヒーや紅茶などのカフェインが入っている飲み物で一息入れると言うのはよくある光景ではないでしょうか。でも、その一息の時にカフェインを多く摂り過ぎてしまうと、副作用やカフェイン中毒になってしまうこともあるんですね。注意しましょう！
