トリートメントとコンディショナーの違いって何?
お風呂に入って髪をシャンプーで洗った後、トリートメントやコンディショナーを使って頭皮ではなく、髪の毛自体を綺麗に整えるためのケアを行うものですが、トリートメントやコンディショナーのどちらかが切れてしまった時、購入するのにどちらを選んでも同じではないか、と感じたことはありませんか?
コンディショナーやトリートメントというと、どちらもシャンプーを使って髪を洗った後に使うもの、という意識の方が強く、明確な違いというのを特に気にした方が無いという人がほとんどでしょう。それ以前にちょっとした成分の違いだけでほとんど両方同じなのではないか、という人もいるのではないでしょうか?そんなトリートメントやコンディショナーにはそれぞれきちんと違いがあります。今回はそんな違いと正しい使い方や使い分けなどに関してもまとめてみました。
トリートメントとコンディショナーの明確な違いって何?
トリートメントやコンディショナーを購入しに行くと、シャンプーと同じメーカーやシリーズのものを購入することがほとんどなので、それほど悩むことなく購入していると思いますが、そうでない場合、どちらを購入すればいいのかということで悩んでしまうことも実は多くあるのです。
ドラッグストアなどにおいても、基本的に同じ棚に陳列されていることもあって、シャンプーの後に使うものという共通点からも似たような場所に陳列されているため違いを思いつきにくいということもあり、名称の違いや成分配合の違いくらいしか基本的に思いつくことはありませんでした。そんなトリートメントとコンディショナーの両方のはっきりとした違いは、髪の内部に対して効果のあるものか、外部に対して効果のあるものかということになります。
トリートメントとコンディショナーの違い トリートメントの特徴
では、先に両方の特徴についてを知っていきましょう。まずはトリートメントについてをまとめていきます。一般的にトリートメントというのは、髪の内部に対しての修復目的のために使われるものです。髪の内部から発生するダメージの軽減や修復、すでに発生してしまっている髪のダメージによる痛みを成分を浸透させることで内部から修復していきます。
最近においてはトリートメントに保湿成分もたっぷりと配合することで、内部からのダメージの修復のほかにも、質感を整える、向上させるような役割を持った製品としても使われるようになりました。現在ではトリートメントと同じ役割を行うものとして、ヘアパックやヘアマスクなども販売されていますので、こうしたものもトリートメントと同じように内部から修復改善していくものだと考えてよいでしょう。
トリートメントとコンディショナーの違い コンディショナーの特徴
では次にコンディショナーの特徴についてをまとめていきます。トリートメントと違い、コンディショナーは一般的に使うことで髪の毛に油膜を張り、摩擦などを始めとした外部からのダメージから髪を保護することや、外部からコンディションを整える役目を負っています。いわゆる一昔前までのリンスと同じものであるということです。
刺激や摩擦からのダメージから髪を守る、外部から髪に効果を発揮するコンディショナーではありますが、現在では髪に対して保湿効果を持つセラミドやミネラルを始めとした美容や保湿成分も配合されているものも少なくはありません。外部からの刺激やダメージから髪を守りつつも、内部に浸透する成分がダメージをある程度修復することも可能になっているものも、今ではコンディショナーと呼ばれる様にもなっています。
違いのあるトリートメントとコンディショナーは併用しても大丈夫?
どっちにもそれぞれ髪に対しての効果のアプローチなどが違うということからも考えてみると、両方を併用して使ってみるのも良いのではないかと思うことも当然です。外部と内部をそれぞれ修復、保護することができるとなると、髪をより綺麗な状態にしていくことも可能になるということにもつながります。しかし、このコンディショナーとトリートメントは両方を併用して使ってよいものなのでしょうか?
調べてみたところ、コンディショナーとトリートメントの両方は併用して使っても問題になることはほとんどありません。むしろ、髪の質をより良く綺麗な髪にしていきたい人は率先して併用していくことがおすすめされています。トリートメントで内部を補修し、コンディショナーで外部からの刺激などから守ることで、どっちか一つを使い分けていたころよりもずっと理想的な髪に近づくこともできるでしょう。
違いのあるトリートメントとコンディショナーの正しい使い方の順番は?
併用しても全く問題なし、むしろどっちも使ったほうがより綺麗な髪を手に入れられるとなると、いつものお手入れに取り入れて理想の髪に近づけていきたいものです。しかし、どっちも併用して使うのであれば正しい使い方の順番というものも重要になります。どちらを先に使ってどちらを後に使うのかというのも知っておきましょう。
正しい順番としては、先にトリートメントを使ってからコンディショナーを使うという順番になります。コンディショナーを先に使うという順番で使っている人もいますが、先にコンディショナーを使ってしまうと油膜が髪に作られてしまい、せっかくのトリートメントの成分が浸透しづらくなってしまいますので、メーカーなどの指定が無い場合はこの順番をしっかりと守ることが大切です。せっかく併用してどっちも使うのであれば、より効果的になる正しい方法を守りましょう。
トリートメントとコンディショナーの違いを生かした理想的な使い方
簡単に使う順番については説明しましたが、それ以上に詳しい使い方や理想的な使い方についても説明していきましょう。シャンプーで綺麗に髪を洗った後、泡を洗い流したら、きちんと水気を取ることが大切です。油膜を作る成分が配合されているので、水気が残ると綺麗に油膜を作ることができなくなる可能性もあります。一手間加えてタオルなどで水気を切っても良いかもしれません。
水気を拭きとったら、まずはトリートメントを万遍なく髪に付けていきます。この時頭皮にはなるべく付けないように気を付けておくことが大切です。頭皮にあまり付けすぎると配合されている油分が毛穴に詰まり、抜け毛や薄毛の原因になってしまうこともあります。トリートメントを付けた後に今度はコンディショナーを付けて手櫛かコームを使って馴染ませます。5分から10分ほど置いたら、ぬめりが感じられなくなるくらいに綺麗に洗って完了になります。
トリートメントやコンディショナーだけとは違い、洗い流さないものも使ってみよう
きちんとコンディショナーやトリートメントを正しい使い方や順番で使いケアを行ったとしても、ダメージやパサつきなどはどうしても感じてしまうことがあります。ドライヤーで乾かす際の熱ダメージなどのことを考えると、さらにダメージを与えかねないことはなるべく手短にしたいし、ダメージを抑えておきたいものでもあります。
そうしたどうしても髪にダメージを感じてしまう、と言う人は洗い流さないトリートメントなどを活用してみるというのもおすすめの方法です。ドライヤーで乾かす前に使うことで熱ダメージを軽減させるとともに、髪の保湿を行うことで潤いも保ちながら乾かすことができるので質感や指通りなども更に良くすることもできるでしょう。入浴の際に使うトリートメントやコンディショナー両方でダメージが中々改善しない時には、それ以外のものを使ってみるというのも一つの方法です。
髪の性質などで使うものを使い分けることも必要
トリートメントやコンディショナーについてを今回色々と紹介してきましたが、髪の性質やその人自体の特徴でそれぞれを使い分けることも重要になってきます。頭皮の皮脂の量が多くべたつく人などの場合はシャンプーで油分を落とし過ぎることも考えて、油分の補給ができてべたつきにくいリンスへと変えることがおすすめされるなど、頭皮の状態や髪の性質によって2種類使うか、1種類使うかのほかに、何を使い分けるかという判断も必要です。どっちも使って髪を綺麗にしようとするまえに、まずは使い分けを考えながら自分の頭皮や髪の状態を確認しましょう。
最後に
トリートメントとコンディショナーの違いについて、いかがだったでしょうか?どっちもいつも使っているものですし、基本的にシリーズのシャンプーと一緒に購入しているということもあって、違いについて気にしたこともないと言う人も多くいると思います。しかし、明確な違いと共に併用することでの髪への効果も期待できるものですから、余裕がある時にでも一度試してみるのもおすすめです。けれど自分に合っているのが本当にトリートメントやコンディショナーなのか、ケアを行う前に一度自分の頭皮や髪の状態を確認してみると良いでしょう。