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図書館戦争

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【図書館戦争】あらすじまとめ!小説、映画のあらすじを簡潔ネタバレ

2021.06.08

【あらすじ】図書館戦争シリーズは小説が原作ですがアニメや実写化などの派生作品も好評のSFアクション作品です。恋愛小説の要素も含んでいるため男女問わずに人気を博しています。そこで今回は小説だけでなく映画やアニメも含めて図書館戦争のあらすじを簡潔にまとめてみました。

  1. 【あらすじまとめ!】図書館戦争とは
  2. 【あらすじまとめ!】図書館戦争の作中設定
  3. 【あらすじまとめ!】図書館戦争の図書隊とは
  4. 【あらすじまとめ!】図書館戦争登場人物紹介<メインキャラ>
  5. 【あらすじまとめ!】図書館戦争登場人物紹介<メインキャラ2>
  6. 【あらすじまとめ!】<小説版>図書館戦争シリーズのあらすじ
  7. 【あらすじまとめ!】<映画版>図書館戦争のあらすじ
  8. 【あらすじまとめ!】<アニメ版>図書館戦争のあらすじ
  9. 【あらすじまとめ!】図書館戦争に対するネット上の声
  10. 図書館戦争あらすじまとめ
図書館戦争とは主にSF・ミリタリー作品を手掛けるライトノベル作家・有川浩さんの4作目であり、図書館戦争シリーズ1作品目の小説作品です。
図書館戦争を皮切りに図書館戦争シリーズとしてシリーズ化されており、図書館内乱・図書館危機・図書館革命の全4巻で構成されています。これらの単行本はアスキー・メディアワークス出版され、角川文庫発刊されています。
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さらに図書館戦争シリーズはスピンオフ小説を始め、漫画やアニメ・劇場版アニメそして実写化と多くの派生作品が制作されました。
図書館戦争シリーズは架空の法律によって社会が影響を受けている物語であることから、SF小説に分類されます。しかしSFやミリタリーだけでなく主人公の恋愛模様にも焦点が当てられているため、恋愛小説の要素も持っている作品です。

元号

図書館戦争は1989年の改元で昭和から平成ではなく“正化(せいか)”となった架空の世界のお話です。そのため物語が開始した西暦2019年は作中では正化31年です。ちなみに正化というのは現実世界で実際に平成と共に元号の最終候補に選ばれていたものです。

メディア良化法

図書館戦争は1988年にメディア良化法が日本で制定された世界が描かれています。メディア良化法とは、青少年に悪影響を与える情報や人権侵害や公序良俗を乱す表現を取り締まるための法律です。この法律に基づいて法務省(アニメの場合司法省)の下部組織として「メディア良化委員会」が発足し、その実行組織「良化特務機関(メディア良化隊)」による検閲で書籍を始めあらゆるメディアが表現弾圧のため世の中から消えて行ったのです。
ちなみに個人の所有物となる物は基本的に対象外であるため、小売店や版元、マスコミやプロバイダーなどに対し検閲と取り締まりが執行されます。
良化隊の装備は日本警察の制服や戦闘服に類似したもので、銃を装備しています。良化隊の検閲はときに負傷者を出すなどの不祥事を起こしますが、良化委員会は過失を咎めることなく、上手く法律を潜り抜けて検閲を執行しているのです。

図書館法

図書館戦争では良化委員会の検閲に抵抗するための図書館法も、メディア良化法と共に発足しています。図書館法は以前から制定されていた法律ですが、図書館法全3章を基盤に『図書館の自由に関する宣言』という主要章題を付け加えた新しい図書館法が発足したのです。
図書館戦争の世界で良化委員会の検閲に抵抗するための手立ては図書館法だけではありません。図書館は不当な検閲から本や表現を守るため、図書館法を根拠に2004年に独自の防衛組織“図書隊”を設立したのです。
図書隊は国家機関の良化委員会とは異なり広域地方行政機関であり、人事や予算の管理を独自で行っています。そのため資金面の問題がありましたが、良化法施行以降公共図書館の役割が急増し、図書館税が導入されるようになりました。
設立当初は警備隊程度の装備でしたが、良化隊による検閲や良化法に賛同する団体によるテロ行為が激しくなってきたことに伴い、防弾衣や軍用銃などが配備し防衛力を強化しました。図書隊も良化委員会も第三者の生存や財産に影響を与えなければ、死傷者が出ても司法が介入することはないため、戦闘行為を行うことが可能です。しかし市街地での発砲や殺傷目的の交戦は禁止です。
図書隊は全国10区に区分され、各々が機動的に対応しています。所属人数は約3万人で、図書館戦争は10区のうちの1つ、関東図書隊が舞台となっています。
さらに各組織は業務部・防衛部・後方支援部・総務部・図書大学校・情報部(小説では加えて法務部・施設整備部)が設置され、それぞれ役割を担い活動しています。また隊員の関わった問題を調べる査問委員会も設けています。
隊員には階級があり半年に一度試験が行われて昇進の機会が与えられます。階級は上から特等図書監・一等図書監・二等図書監・一等図書正・二等図書正・三等図書正・図書士長・一等図書士・二等図書士・三等図書士です。

笠原郁

図書館戦争シリーズの主人公で高3の時に守ってくれた王子様(図書隊員)に憧れ図書隊に入り、女性初の特殊部隊員に選ばれる。明るくて真っすぐで優しく、正義感が強くて高い身体能力と戦闘力を持つ。

堂上篤

郁の所属する班の班長を務める二等図書正の男性。班内で一番身長が低いものの、正義感が強く実直で図書館業務でも戦闘でも優れた能力を発揮する鬼教官。

小牧幹久

堂上の同期で堂上班の副班長を務める二等図書正の男性。笑い上戸で穏やかで物腰が柔らかいが、周囲にも自分にも正論を貫くシビアな性格の持ち主。

手塚光

笠原郁の同期で同じく堂上班に所属する特殊部隊員の男性。几帳面で努力家な秀才肌で、落ちこぼれには容赦がない。堂上に憧れている。

柴咲麻子

郁の同期で親友の業務部所属の女性。長くてきれいな黒髪を持つ美人で、図書館利用客や図書隊員の中にもファンが多い。しかし性格は勝ち気で容赦なくて計算高い。

玄田竜助

郁の戦闘力を高く買っている特殊部隊隊長かつ三等図書監の男性。豪快で無茶な立案が目立つため大雑把だと思われがちだが、実は一番効果的な策を選択できる人物。

稲峰和市

関東図書基地司令で現図書隊制度設立の立役者である特等図書監の男性。見た目は穏やかで上品な老人だが、一癖も二癖もある隊員を自由にさせておく度量の持ち主。

<図書館戦争シリーズ>図書館戦争

図書館戦争
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メディア良化法が施行され良化隊による検閲が激化する世界。しかし図書館は本を守るために図書隊を設立し抗います。そんな時代の幕開けから30年後。図書隊の1人に助けられ憧れを抱いた主人公・笠原郁は図書隊に入隊します。憧れの王子様との再会に期待を膨らませる郁の前には、鬼の指導教官が現れたのです。

<図書館戦争シリーズ>図書館内乱

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耳の不自由な女子高生・中澤毬江は堂上の同期・小牧に好意を寄せる幼馴染。しかし無実の罪で小牧が良化隊に連行されてしまいます。一方で娘が普通の司書だと思い込んでいる郁の両親が職場見学に来ると言い出します。

<図書館戦争シリーズ>図書館危機

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<図書館戦争シリーズ>図書館革命

憧れの王子様の正体を知りぎこちない態度をとってしまう郁。昇任試験に人気俳優のインタビュー記事の差別用語問題、両親との対面、そして堂上との恋の行方…。次々と起こるハラハラドキドキの危機を郁は乗り越えることができるのでしょうか。
図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)
価格 ¥ 720
大規模原発テロ事件発生。良化隊はその流れがある作品に酷似しているという理由で作者から表現の自由を奪おうとします。郁たちは作者を護ることになるのですが、なんと図書隊の中に良化隊に情報を流している人物がいたのです。さらには堂上が意識不明の重体に。シリーズ最終回となる本作で郁と堂上の関係に決着はつくのでしょうか。

図書館戦争

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高校生の頃、本屋で買うのを楽しみにしていた本を良化隊に取り上げられてしまった主人公・笠原郁。しかしそこへ王子様のように現れた図書隊員がその本を取り戻し、感激した郁はその王子様に会うために図書隊へ入隊しましたが、そこに待っていたのは鬼教官の堂上篤による厳しい訓練でした。
堂上の厳しい指導を受け女性で初めて図書特殊部隊に配属された郁。そんなある日、他の地域の図書館閉館に伴い、郁のいる関東図書館にすべての資料が移管されることが決まります。しかし図書隊とメディア良化委員会の対立が避けられない出来事が起こったのです。
実写映画版図書館戦争は原作である図書館戦争をベースに作られた物語となっています。しかし原作図書館戦争では郁が王子様の正体に気付くことはまだありませんが、本作では堂上に頭を撫でられた瞬間に堂上が王子様であることに気が付いたところで幕を閉じます。

図書館戦争THE LAST MISSION

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閉館する図書館から関東図書隊に移管される資料を巡ったメディア良化委員会との攻防戦から1年半。メディアの規制はより圧力を増し、不当な検閲が行われていました。唯一その検閲に対抗できる図書隊の特殊部隊に配属された笠原郁は、厳しい訓練を経て堂上篤班の一角を担う存在となりました。
そんな中郁たちが所属する関東図書基地にある一冊の本を警備する依頼が入ります。しかし後にその任務が図書隊の存続を揺るがすような事件へと発展します。図書館戦争史上最大の戦いが始まったのです。
実写映画図書館戦争THE LAST MISSIONは図書館戦争シリーズ3作目の図書館危機がストーリーの主軸となっており、さらに4作目の図書館革命のエピソードやオリジナルのエピソードが加わっています。アクションシーンの迫力はそのままに前作よりも恋愛要素が強めの演出となっています。

<テレビアニメ>図書館戦争

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アニメ版図書館戦争は図書館戦争シリーズ1作目の図書館戦争から3作目の図書館危機までが描かれています。登場しない人物やカットされたシーンもありますが、ストーリーは大きく変わりません。
ただ最終話の12話目「図書館ハ誰ガタメニ」前後はアニメオリジナルストーリーとなっており、堂上が良化隊との戦闘のショックで失認という認知障害に一時的になってしまいます。郁は意識のない堂上の元に通い続け、反応しない堂上に向かって気持ちを告白します。
その後堂上は無事一時的な機能障害から復活し、今まで通り郁は堂上に指導されながら訓練を続けます。しかし結局堂上本人に想いを伝えることはできずに幕を閉じるのです。

<劇場アニメーション>図書館戦争 革命のつばさ

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劇場版アニメーション図書館戦争は図書館戦争シリーズ4作目の図書館革命を描いた作品になっています。原作との違いはあるものの実写化に比べるとかなり忠実に描かれています。
アニメや実写化には辛口な評価が出やすい中、図書館戦争は派生作品も含めて評価が高い作品です。それは図書館戦争が現実ではないけれど現実に訴えかけてくるような深みのある作品だからなのでしょう。
図書館戦争は原作の小説では図書館戦争シリーズの1作目であり、シリーズとして4作にわたって図書隊と良化委員会の激しいバトルと恋愛模様を描いた作品です。シリアスなシーンと甘酸っぱいシーンが混在している作品で、その両方の演出と絶妙なバランスで男性も女性も見応えのある作品になっています。
派生作品では全てひっくるめて図書館戦争という名で制作されており、原作と異なる点がありながらも新たな異なる展開や演出として好評を得ています。図書館戦争ないし図書館戦争シリーズは、小説でも漫画でもアニメでも劇場アニメーションでも実写でも楽しめる作品なのです。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51hlIhzjQ2L._SX338_BO1,204,203,200_.jpg