ポケットWifiの仕組み
引用: http://www.uqwimax.jp/beginner/wimax/images/index_img_point3_03.png
ポケットWifiとはモバイルルーターのこと
引用: http://www.uqwimax.jp/products/wimax/wx04/images/index_wx04.jpg
現在、ポケットWifiはモバイルルーターの通称として認知されていますが、ポケットWifiはもともとイーモバイル（現ワイモバイル）が提供しているモバイルルーターの商品名でした。代表的なモバイルルーターとしてワイモバイルが販売しているPocketWifiと、UQWimaxが販売しているWimaxが有名です。
Wifi圏外って何が原因？
ポケットWIfiを使っていると電波受信圏外になることがあります。そもそも圏外とはどんな理由で起きるのでしょうか。
原因1：サービス提供エリア外は圏外
ポケットWifiではサービス提供事業者の基地局と通信することでWifi利用可能になります。日本全国どこにいても基地局と通信できるわけではなく、基地局が設置されているエリアは限られています。（事業者毎にエリアは異なる）そのため、サービスエリア外であれば通信できず、圏外となってしまうわけです。
なお、よく「エリア拡大中！」といった謳い文句の広告を目にすることがありますが、これは基地局を増やして通信可能エリアを広げることを意味しています。各事業者が競ってエリア拡大しているのもサービスエリア拡大が利用者拡大に繋がるため、と考えると納得できますね。
原因2：高層階や地下は圏外になりやすい
ポケットWifiはスマホと同じく地下に入ると圏外になってしまいます。電波の送受信で通信する性質上、電波を遮断する遮蔽物があると通信不可となってしまうためです。電波アンテナ（中継機）を地下に設置することで通信することはできますが、広いエリアに中継機を設置するには莫大なコストがかかってしまうため実現には至っていません。LTE回線に切り替えることで通信レベルを保つ仕組みとなっています。
また、基地局からの電波が届かないため、高層階においても通信状態が低下します。商業施設や公共施設などはサービス提供事業者が中継アンテナを設置してあることがほとんどですので基本的に問題なく使えますが、タワーマンションなどは電波が届くか事前に確認するなど、注意が必要になります。
原因3：障害・メンテナンスのため圏外
通信障害が発生している場合や基地局メンテナンスなどが理由で圏外になることがあります。メンテナンスは通常夜間帯に実施されることがほとんどです。通信障害は発生が予測できないため、普段からスマホなどの代替手段を用意しておくと安心です。
繋がらないときのチェック1：ポケットWifiが圏外じゃないのに繋がらない
速度制限がかかっていないか確認
通信速度が異常に遅くなったり不安定になった場合は速度制限が理由として考えられます。契約プランで異なりますが、使い放題プランの場合は3日間で10GB以上の通信を行った場合、翌日の通信が1Mbpsに制限されます。なお、制限は18時～翌2時頃のネットワーク混雑時間帯となり、1日のみとなります。
7GBプランの場合は7GB以上の通信を行った場合、月末まで128Kbpsに制限されます。128Kbpsでの通信は低速なため日常使用においては非常に不便でストレスが溜まります。制限を解除するには使い放題にプラン変更することで解除できます。
注意点として、使い放題プランでもLTEオプションでの通信が7GB以上となった場合、7GBプランと同様に月末まで128Kbpsに制限されてしまいます。
障害・メンテナンス情報を確認
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速度制限が原因ではない場合、障害・メンテナンスが原因の可能性があります。メーカーサイトを確認してみましょう。
繋がらないときのチェック2：ポケットWifiが圏外になって繋がらない
サービス提供エリア内か確認
圏外表示となる場合はサービス提供エリアではないことが理由として考えられます。所在地がサービス提供エリアかまず確認しましょう。サービス提供エリアはメーカーサイトで確認できます。随時エリア拡大されてアップデートされますので最新情報を確認するようにしましょう。
場所を移動させてみる
高層階や地下でなくとも場所によっては圏外になることがあります。理由は遮蔽物によって電波が遮断されるためです。ポケットWifiを移動させて通信圏内となるスペースを探してみましょう。
繋がらないときのチェック3：スマホが圏外のためポケットWifiに繋がらない
ポケットWifiの通信状態が問題なくてもスマホの通信状態によってWifiに繋がらないケースがあります。
機内モードで圏外になっていないか確認
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スマホには機内モードといって無線通信をOFFにする機能があります。電車の優先席付近や航空機では機内モードもしくは電源OFFにするよう、広告やアナウンスで促された経験はないでしょうか。スマホから発生する無線電波をすべてカットするため、機内モードがONの場合はWifi使用不可となります。
Wifi設定が無効になっていないか確認
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機内モードがOFFであってもWifiモードがOFFであればWifiは使用できません。スマホのWifiモードがOFFとなっていないか確認しましょう。
繋がらないときの対処法1：ポケットWifiの再起動
ここからは圏外となった場合の対処法をご紹介します。これまでご紹介してきたチェックのいずれも問題ないのに通信圏外となってしまう場合、ポケットWifi本体がフリーズしていることが考えられます。ポケットWifi本体を再起動してみましょう。ポケットWifi本体の状態をリセットすることで通信圏外が解消されます。
繋がらないときの対処法2：スマホの再起動
ポケットWifi本体を再起動しても解消されない場合はスマホの通信機能が不安定になっている可能性があります。スマホを再起動してみましょう。もしくは機内モードを一度ONにし、続けてOFFにすることでも通信機能をリセットすることができますので試してみてください。
繋がらないときの対処法3：メーカー問い合わせ
引用: http://www.uqwimax.jp/support/mobile/contact/call/images/fig_flow_wimax_02.png
再起動でも圏外が解消しない場合はポケットWifi本体の製品異常が理由として考えられます。販売メーカーに問い合わせしてみましょう。オペレーターとやり取りした結果、解消することが望ましいですが故障が疑われる場合は修理・交換が必要になってきます。
繋がらないときの対処法4：それでもダメなら解約を
これまでご紹介した対処法を試しても解消しない場合、メーカー修理が発生してしまう場合は解約も視野に入れましょう。製品保証期間外であれば修理代が発生します。安く見積もっても1万円は見込んでおく必要がありますので、端末保証サービスなどの修理サポートオプションをつけていない場合は解約して新規契約したほうが安く済む可能性があります。
販売会社毎に様々な新規契約キャンペーンを行っており、中にはキャッシュバックが発生するものもあります。最新の端末に変更することもできますので問題が解決しない場合は解約→新規契約をおススメします。
まとめ：ポケットWifiを持って出かけよう！
ポケットWifiについて通信圏外になるケースと対処法をご紹介しました。圏外となる理由は様々ですが参考になりましたでしょうか。インターネットは日常生活において欠かせない存在ですので不自由なく使えるようにしたいですね。
