燻製器を使用する時期は夏以外!
まず、燻製器を使用する時期についてですが、夏以外の季節に使用することをおすすめします。夏は食材が痛みやすいこともありますが、燻製器の温度が高くなってしまうことが大きな理由です。
燻製食材の下準備は屋外で乾燥させる必要があるため、暑い時期は食中毒の可能性も出てきてしまいます。
燻製の定番、チーズは夏だと温度が高くなりすぎて溶けたり、他の食材も火が通ってしまうので、夏の燻製器使用は避けましょう。
ダンボール燻製器を作るための材料
燻製器を作るためにまず、必要な材料を調達しましょう。ダンボールはスーパーやホームセンターでも無料で貰えますので、活用しましょう。ダンボールを選ぶ際は、深さのあるものを選びましょう。
焼き網は、準備したダンボールより小さいものを用意しましょう。最近では100均でも売っています。木の棒は、網を支えるために使用しますので、ダンボールの幅より長いものにしましょう。スモーカー内の温度を測るための温度計もあると便利です。
ダンボールを組み立てるときにはガムテープを使用しますので、準備しておきましょう。燻製器を作るための材料はなるべくお金をかけずに、無料のものや100均で揃えて食材などにお金をかけられるようにしましょう。
ダンボール燻製器を使うための材料
スモークウッド
スモークウッドの特徴は、温度20度から70度くらいの燻製に適します。全ての燻製器で使用可能です。1度火を着けたら煙を約2時間出してくれるので、初心者にもおすすめです。
熱源を必要としない分、キャンプやアウトドアで使用するダンボール燻製器にピッタリです。使い勝手が良いので、初心者から上級者までよく使われています。
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スモークチップ
スモークチップの特徴は、温度40度から120度くらいの燻製に適しています。スモークチップはダンボール燻製器には基本的には向いていません。使用する際はガスコンロや七輪、木炭などが必要です。
スモークチップは、鉄製の鍋などに乗せてガスや電熱器で燻します。スモーカー内の温度が上がるため、ダンボール燻製器には不向きです。
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簡単ダンボール燻製器の作り方①網を置く場所を決める
ダンボール燻製器の作り方はとても簡単です。材料が揃っていて、作り方さえ分かれば誰でも短時間で作ることができます。キャンプやアウトドアに行かなくても、自宅の庭やベランダでもできますので、挑戦してみてください。
まず、網を引っ掛けるための木の棒を刺す場所を決めます。定規などを使って、上から5cm以上あけて位置を決めます。ダンボールは畳んだままの方が穴の位置を揃えられます。
長い棒なら両サイドに4箇所穴を開ける所にマークを付けます。短い棒や割り箸を使用する場合は、ダンボールの四つ角にマークを付けて位置を決めます。
簡単ダンボール燻製器の作り方②穴を開けて棒を刺す
棒を刺す位置のマークの所に穴を開けていきます。穴を開ける際はダンボールを箱状に立てた方が穴を開ける作業がしやすいです。
ドライバーや鉛筆、ペンなどでマーク部分を刺して穴を開けると簡単です。燻製中に棒が落ちないように、なるべく外側に突き出す部分が長いと良いでしょう。棒の端にテープなどを巻いても良いでしょう。
段数を増やしたい場合は高さのあるダンボールを使用しましょう。網の上下の間隔が10cm以上あるように作ると、煙が行き渡りやすくなります。
簡単ダンボール燻製器の作り方③扉を作る
扉のあるものにすると食材の出し入れが簡単にできるのでおすすめです。扉の作り方は、カッターでダンボールを切るだけなのわでとても簡単です。
ダンボールの上下の蓋は閉めて構いません。棒は両サイドに刺すタイプにします。扉を作る際は四つ角に穴を開けるとバランスが悪くなる場合があります。作り方は、表側に片側1辺だけを残し他の3辺をカッターで切るだけです。
両開きの扉にする場合は、真ん中を上から下まで切るだけで簡単にできます。もっと簡単な方法は、横長のダンボールを縦にしてフタを使えば切る必要もありません。
簡単ダンボール燻製器の作り方④組み立て
ダンボール燻製器をキャンプやアウトドアで使用する際は、畳んで持ち運べるのでとても便利です。扉のない上から食材を出し入れするタイプのダンボール燻製器の組み立ては簡単です。
まずダンボールを箱状に立てて、下になる部分のフタを外側に広げます。広げたダンボールの上に石などの重しを置くか、上部のフタを閉じた後に重しをのせるなどすれば、風で飛ばされる心配がありません。
次に網を置くための棒を刺していきます。あまり無理矢理刺すと穴が広がってバランスが悪くなるので注意してください。網を乗せたら完成です。
【簡単ダンボール燻製器使用例】燻製たまご
燻製では1番人気の燻製たまごの作り方をご紹介します。下準備として、ゆで卵を作っておきます。あまり柔らかすぎると割れてしまう恐れがありますので、注意してください。
ゆで卵を作っている間に、鍋に醤油200ccと酒大さじ2、水を合わせたものを一煮立ちさせ冷ましておきます。漬け汁に1日ゆで卵を漬け込みます。
水分わなくすために1日乾燥させます。網の上に卵を並べ、ダンボール燻製器の底にスモークウッドを置き約90分燻製します。卵をひっくり返して約90分で出来上がりです。
【簡単ダンボール燻製器使用例】燻製チーズ
燻製チーズを作る場合、他の食材と違って仕込みがいらないので、手軽にできます。キャンプやアウトドアでは、燻製メニューの定番です。チーズは6Pチーズがおすすめです。
ダンボール燻製器にスモークウッドを置いたら、煙が出てきたら網の上にチーズを乗せてセットします。大きなチーズを使用する場合は、たまにチーズに付いた水分を拭き取ると綺麗に仕上がります。
ダンボール燻製器で約2時間スモークします。出来上がりはトロトロで他の食材と一緒に食べるととても美味しいです。好みによって1時間から3時間寝かせるとまた違った味わいになります。
【簡単ダンボール燻製器使用例】豚バラベーコン
豚バラ肉を使ったベーコンの作り方をご紹介します。まず豚バラ肉を使いやすい大きさにカットします。厚手のビニール袋に入れ、塩こしょうを多めに振りかけます。
肉全体に塩こしょうを馴染ませます。冷蔵庫で3日程寝かしたら、燻製する前にビニール袋に水を入れ、塩抜きをしておきます。
ダンボール燻製器の底にスモークウッドを置き、バーナーなどで煙が出るまで焼きます。網を置き塩抜きした豚バラ肉を置きます。フタを閉めて約1時間で出来上がりです。肉の内側は生なので、好みの大きさにカットして焼いて食べてください。
スモークチップが使用できる燻製器
スモークチップを使用して燻製をしたいという人には、土鍋を燻製器代わりにする方法をおすすめします。フライパンや中華鍋でも応用できますが、土鍋ならフタも付いているので、すぐに燻製に取り掛かることができます。
ダンボール燻製器ではスモークチップは使用できませんが、土鍋なら好みのチップを使用できます。使い方は、土鍋にアルミホイルを敷きます。アルミホイルの上にスモークチップを入れ火をつけます。
網を土鍋の縁に引っ掛け、食材を並べます。フタを閉めたらあとは出来上がりを待つだけです。キッチンでも簡単に燻製が楽しめるスモークポットもありますので、是非活用してください。
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スモークチップス 熱燻の素 ST-1311 老舗さくら■寸法:長さ210×高さ330×幅約90mm■内容量:1.7L(500g)※熱源(2バーナーまたは3バーナー)が必要です≪SOTO 燻煙剤≫●新鮮な国産原木のみを使用。薬品無添加で自然のままの香りをお届けします
ネット通販で販売されている燻製器
スモークハウス燻家というダンボール燻製器も販売されています。ダンボール燻製初心者向けのもので、繰り返し使用できることから人気があります。
ダンボール燻製器の本体とスモークウッド、アルミ皿、金棒、金網など食材意外は全て揃っています。価格も約1000円とコスパの良さも人気の理由です。ダンボール燻製器を作る時間のない人におすすめです。
ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス
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¥ 998
スモーカー 燻家(スモークハウス) ST-114 (燻製器)■寸法:幅230×奥行230×高さ520mm(使用時)■セット内容:スモーカー本体、ミニスモークウッド(さくら 1本)、アルミ皿(1枚)、金棒(2本)、金網(1枚)、フック(4本)●段ボール製の初心者向きスモーカー
●初めて燻製づくりに挑戦してみようという方に最適。一度だけでなく繰り返し使用できます。
【まとめ】ダンボール燻製器で美味しい燻製を作ろう!
ダンボール燻製器の簡単な作り方をご紹介しましたが、燻製器を使用する季節やスモークウッド、チップなど使用できる材料、燻製に適した食材など様々です。
色々自分で試してみて、ダンボール燻製器で美味しい燻製を作ってください。キャンプやアウトドア、家庭でも燻製を楽しんでください。