消費カロリーとは?
消費カロリーとは生命維持に必要な基礎代謝と、運動によって消費されるカロリーのことをいいます。年齢によって基礎代謝も異なります。
女性の平均身長158cmを基準として、15歳から17歳の基礎代謝は1,265kcalです。20代になると1,180kcalと少なくなります。30代や40代ともなれば、1,144kcalとますます少なくなります。
年をとるにつれて痩せにくくなるのは、基礎代謝が低くなっているのも原因です。正しい入浴法で基礎代謝アップをし、ダイエットに繋げましょう。
全身浴と半身浴の違い
全身浴
全身浴とは、首までお湯にしっかり浸かる方法で、血液循環を良くします。水圧や浮力などにより体に負荷がかかるため、ダイエットにも効果的です。
全身浴は40度以上の熱めのお湯で、入浴時間は10分と短時間で行う方法です。急激に身体の温度が上がり、血液循環が良くなるので、高齢者や高血圧の人は注意が必要です。
半身浴
半身浴とは、胸より下辺りまでのお湯に浸かる方法です。下半身に集中して水圧がかかるため、ゆっくりと血液循環が良くなります。身体への負担が少ない入浴方法です。
半身浴は38度前後のぬるま湯に30分から40分、ゆっくり浸かると代謝が上がりダイエットにも繋がります。高齢者や高血圧の人にもおすすめの入浴法です。
お風呂での入浴消費カロリー【全身浴】
全身浴10分
40度のお湯に全身浴で10分浸かった場合の消費カロリーは、約40kcalです。顎の下までしっかり浸かり、5分もするとうっすら汗が出てきます。
全身浴20分
40度のお湯に全身浴で20分浸かった場合の消費カロリーは、約100kcalと上がります。しかし、熱いと感じた場合は1度湯船から上がり、足に水をかけるなどして身体を休めてください。
全身浴30分
40度のお湯に全身浴で30分浸かった場合の消費カロリーは、約150kcalとかなり上がります。しかし、40度のお湯に30分浸かることは危険といえます。10分に1度湯船から上がり、水分を摂るなどして行うようにしてください。
お風呂での入浴消費カロリー【半身浴】
半身浴30分
38度のお湯に半身浴で30分浸かった場合の消費カロリーは、約80kcalです。女性のお風呂に入っている平均時間は35分です。頭や身体を洗い、ゆっくり湯船に浸かる女性が多いようです。
半身浴40分
38度のお湯に半身浴で40分浸かった場合の消費カロリーは約100kcalです。半身浴の場合、上半身は外気にさらされています。寒いと感じた場合は、お湯を肩からかけながら行うと良いでしょう。
半身浴1時間
38度のお湯に半身浴で1時間浸かった場合の消費カロリーは約150kcalです。1時間も湯船に浸かっていると怠いと感じてしまう場合もあります。無理はせず、自分に合った入浴方法を行なってください。
お風呂で消費カロリーを上げる方法①腹筋
湯船に浸かったまま腹筋を行うと、浮力により負荷がかかり消費カロリーを上げてくれます。腹筋は床で行うと腰を痛めてしまう場合もあるので、お風呂での筋トレはおすすめです。
湯量は、半身浴を行うとときと同じくらいが良いでしょう。湯船の端に爪先を付け、膝を立てて座ります。手は真っ直ぐ前に伸ばします。ゆっくり後ろに倒れていき、キツイと感じるところで5秒息を吐きながら我慢します。
息を吸いながらゆっくりもとに戻るの繰り返しを、5セット程行いましょう。あまり長くやり過ぎないように注意してください。
お風呂で消費カロリーを上げる方法②マッサージ
湯船の中で行うマッサージには、ダイエット効果に繋がる良いことがたくさんあります。まず、むくみが改善され、見た目にもスッキリとします。リンパの流れが良くなり、痩せやすい身体に持っていきます。
マッサージの基本は内側から外側へです。二の腕の場合、脇からひじに向かって軽く握るようにして流します。あまり力を入れず気持ちいい程度の力加減で十分です。
ふくらはぎは、膝から足首に向かって流していきましょう。湯船の中で行うことでリンパの流れも良くなり、普通にマッサージを行うよりもダイエット効果が期待されます。マッサージグッズを使用するのも良いでしょう。
お風呂で消費カロリーを上げる方法③ダイエットグッズ
お風呂で使用できるダイエットグッズもたくさん販売されています。基礎代謝を上げるグッズの1番人気は入浴剤です。唐辛子成分や生姜など身体を温めるものが入っていて、発汗を促してくれます。
他には、お風呂で使用できる着圧レギンスがあります。下半身太りが気になる人におすすめの商品で、このレギンスを履いて湯船に浸かると、着圧効果で下半身引き締まり、むくみ解消にも繋がります。
サウナスーツはダイエットしている若者に人気の商品です。ゲルマニウムや遠赤外線セラミックなどを使用しているので、サウナと同じ効果が生まれます。短時間で大量に汗がかけると話題になっています。
【まとめ】自分に合った入浴方法を選びましょう!
多くの人が毎日入るお風呂は、1日の汚れを落とすだけでなく、疲れを取ったりリラックスする場所でもあります。
今回紹介した入浴方法で、リラックスタイムと同時にダイエットも行いましょう。無理をせず、自分の身体に合った入浴方法でダイエットに繋げてください。