冷凍庫の温度基準はどのくらい?
意外と知らないで使っている方も多い冷凍庫の温度ですが、基準はどのくらいなのでしょうか?
家庭用から業務用まで様々なタイプの冷凍庫がありますが、冷凍庫の温度は大体JIS規格で「-18℃」と決まっているようです。
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この「-18℃」と言う温度で保管する事で、通常冷蔵庫に入れた時よりも、細菌の活動を抑制してくれることができる他、長期間に渡って食品を保存しておくことができます。
1:家庭用の冷凍庫と業務用の冷凍庫の温度などの違いは?
家庭用の冷凍庫の庫内温度は、JIS規格により-18℃と定められています。しかし、業務用の冷凍庫の庫内温度は、家庭用よりも低い「-20℃~-30℃」という温度設定が出来ます。
その理由は、飲食店などは頻繁に冷凍庫の扉の開閉を業務上行うため、常に冷凍庫の庫内温度を-18℃以下を保つことが出来るようにする為です。
中には、「-20℃~-30℃」の庫内温度調節を行っても、傷んでしまう食品もある為、「-60℃」近くまで調節できる業務用の冷凍庫も存在します。
業務用の冷凍庫は家庭用の冷凍庫と違い、熱いものを急激に冷やす機能があったりと機能性が高いものが多いです。
2:冷凍庫の温度の調節がしっかりとされてないとどうなるの?
冷凍庫内の温度が-18℃に調節されていないと、冷凍された食品などが溶けてきてしまい、鮮度を保つ事が出来なくなります。
一度解凍された食品を再度冷凍すると、味が落ちてきてしまったりするので、再冷凍はおすすめできません。
また、逆に冷凍庫内の温度が-18℃よりも低くなってきてしまった場合も問題が出てきます。
冷えすぎてしまった食品も、栄養や味が落ちてしまうため注意が必要です。
3:冷凍庫の温度がおかしい時の対処方法
冷凍庫内の温度に「あれ?故障かな?」と思う事などあると思います。
3-1:冷凍庫の温度がおかしい時の対処方法【冷凍庫の温度調節の確認】
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冷凍庫の機種によっては、季節に合わせた調節が出来るものがあります。
夏場は室温が上がってしまい、冬場は室温が低くなる為、冷凍庫の温度調節もそれの温度変化に合わせて調節しなくてはいけません。
冷凍庫の温度がおかしいと感じたときは、温度調節の見直しをしてみて下さい。
3-2:冷凍庫の温度がおかしい時の対処方法【冷凍庫内の霜】
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冷凍庫に霜がついてしまった経験はありませんか?
この霜が、冷凍庫内の冷気を出す吹き出し口を塞いでいると冷凍庫内の冷えが悪くなります。
霜を発見した場合は、早急に取り除いてください。
3-3:冷凍庫の温度がおかしい時の対処方法【冷凍庫内に食品を入れすぎてしまっている】
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冷凍庫に食品を入れすぎてしまっている事で、冷気が通らなくなり食品が溶けてしまったり、冷凍庫内の温度が上がってしまう原因になります。
冷凍庫内に冷気がうまく巡回出来る位の余裕を持たせて、食品を収納するように心がけましょう。
4:冷凍庫をマメにチェックしましょう!
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意外と多いのが、冷凍庫には賞味期限や消費期限が過ぎてしまっている食品が多く眠ってしまっている事です。
賞味期限や消費期限が大きく過ぎてしまった食品は、味や栄養が落ちてしまっていますので、マメにチェックする必要があります。
冷凍庫の温度のまとめ
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家庭用の冷凍庫の室内温度は、JIS規格で「-18℃」と決まっています。これ以上でも食品が溶けてしまったりしますし、これ以下でも食品を冷やしすぎて栄養が落ちたりしてしまいます。しっかりと冷凍庫内の温度を調節する事で、食品を上手に長期間保存していきましょう!意外と忘れがちな冷凍庫内の食品の賞味期限や消費期限をこまめにチェックする事も大切です。