Wifiのタダ乗り！無罪判決の判例がある！？
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2017/4/27に東京地裁で、「Wifiのタダ乗りは無罪」という判決が下りました。これは、被告が他人のWifiのパスワードを特殊な機器で解析して、電波法違反の罪に問われていたものです。
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被告はWifiタダ乗りのほかにも、パスワードを解析してネットバンキングを悪用し預金を不正に送金した罪などにも問われており、もちろんそちらは厳罰が確定しました。しかしWifiのタダ乗りについては「罪には当たらない」という判決が下り、検察も控訴しなかったため今回は「無罪」です。
Wifiのタダ乗り無罪の理由！「鍵を開けるだけなら無罪」
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では、なぜWifiのタダ乗りは違法ではないのでしょうか。Wifiのタダ乗りで関わってくる法律は「電波法」というもので、「無線通信の秘密」を盗むことを禁止しています。無線通信の秘密とは、例えばどこのサイトを閲覧したか、送られたメールの内容はなんだったのか、などの情報のことです。
しかし、無線LANについている暗号鍵のパスワードを盗むことは、通信の内容を盗むための手段にすぎないため、無線通信の秘密を盗んでいるとはいえない。というのが東京地裁の判決です。
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つまり「泥棒をするために家の鍵を開けるのはオーケーだが、家のものを物色したら泥棒になってしまうからアウト」という内容です。この判決については総務省も意見を出しており、こちらでは違法になりうるとの見解でした。被告は「WEP」という古い暗号化技術を解析したもので、これが罪に当たるというのです。
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今回、無罪という判決が下りたことにより、これから同じような裁判が行われた際にこの判例が参考にされるため、Wifiのタダ乗りを罪に問うことは難しくなりました。
Wifiのタダ乗りに悪用されるアプリ。対策はできる！
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Wifiのタダ乗りには、「Wifi Analyzer」というWifi通信を感知するアプリが使われることがあります。これは、Wifi通信を感知すると電波の強さとともにアクセスポイントが画面上に表示されるもので、公衆Wifiが複数ある場所などで一番使いやすいWifiを選ぶときにとても有用なアプリです。
ただ、このアプリには個人の契約しているWifiも表示されてしまうため、もしパスワードをかけていない場合は特に技術がなくてもここから接続することができてしまいます。もちろんWifi Analyzer自体は悪いアプリではありません。
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こういう方法でWifiにタダ乗りされるのを防ぐには、「Wifiのパスワードを難しいものにしておくこと」「Wifiルーターの電源を落とす」「表示されない機能を使う」この3つが大きな対策になります。
暗号化の方法は、WPA2-AESがおすすめです。WEPは先の判決で無罪になった被告が解析したもので、比較的容易に解析できてしまうためやめておきましょう。使わないときにWifiルーターの電源を切れば使えませんし、ものによってはそもそもの通信を感知されないように設定できるものもあります。
Wifiをタダ乗りされているか調べる！「fing」を使おう！
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Wifiのタダ乗りをされているか確認する方法として、「fing」というアプリを使う方法があります。これは、アプリを入れている端末が接続している同じWifiに、どの端末が接続しているかを調べられるものです。
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このアプリを使うと、接続している端末一覧にIPアドレスとMACアドレスが表示されるため、見慣れないアドレスがあればタダ乗りされているということになります。もちろん事前に自宅で使っている端末の数やアドレスは把握しておかなければなりませんが、明らかに数が多かったりしたらそういうことです。
【まとめ】お家のWifiを守ろう！
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いかがでしたでしょうか？Wifiのタダ乗りを罪に問うのは難しいですが、確認と対策はできます。無断利用されないように気をつけましょう！
