「心の闇」と言えば、昔は少年犯罪が起きたときに使われていた言葉でしたが、最近では人に明かすことのできない孤独感や疲労感、深いネガティブな感情を持っている状態を表していることが多いです。心の闇を抱えたまま日々過ごしていくのはとても辛いことです。心の闇を消すにはどんなことをすればいいのでしょうか。今回は、心の闇を抱えている状況や、恋愛・仕事・人間関係別の心の闇の解消・改善方法などをご紹介していきます。

まずは、心の闇を抱えてしまった原因から見ていきましょう。

心の闇を抱えてしまったのは、いじめや裏切り、失恋など、深く傷ついた過去が原因の場合が多いです。早く立ち直りたくても、人から受けた傷はなかなか癒えず、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいです。深く傷ついた過去が多ければ多いほど自分に自信がなくなり、考え方や捉え方がどんどんネガティブになって心の闇が深くなっていきます。

日々の小さなストレスを溜め込み過ぎてしまうのも原因です。ストレスは気づかないうちに溜まっている場合も多く、上手く発散できずに溜め続けていると、ある日突然爆発してしまうことも。小さなストレスの積み重ねによって心の闇が深くなっている場合があるので注意しなければなりません。

心の闇は、幼少期から思春期の家庭環境などによる愛情不足が原因である場合も多いです。愛情を感じられないと、自己肯定感の低い性格になりやすく、いつも満たされないような孤独感を感じやすくなります。愛情で満たされない状態が続くと、精神的に不安定になり、心の闇が深くなってしまいます。

それでは次に、心の闇を抱えている状況について見ていきましょう。

心に闇を抱えていると、自分に自信がなくネガティブな状況になっています。自分に自信がないことから人を試すような言動や行動を取ってしまったり、「どうせ私なんて」「どうせ無理」など、何事もネガティブに捉えてしまうことが多いです。また、褒め言葉をもらっても素直に受け取れなかったりします。

心の闇を抱えていると、周りの目が気になり人間不信気味になっている場合も。周りの目を気にして「何もしたくない」「誰にも会いたくない」と考え、人と会わずに1人でいることが多くなります。人間不信気味になってしまっているので、なかなか本音を話せず、どんどん人との距離が開いてしまいます。

恋愛での辛く苦しい心の闇を消すにはどうしたらいいのでしょうか。それでは、恋愛編の心の闇を解消・改善する方法を見ていきましょう。

恋愛で心の闇を感じたら、1人の時間を充実させてみてください。エステや美容院などに行って自分の為に時間とお金を使ってリフレッシュすれば、恋愛で感じた寂しい気持ちも解消することができるでしょう。お気に入りのカフェやご褒美としてちょっと高いランチに行くのもおすすめです。

恋愛で心の闇を感じたら、没頭できる趣味を見つけてみましょう。サイクリングや登山などの体を動かす趣味であればスカッとした気持ちになれますし、御朱印巡りや美術館・博物館巡りなどであれば癒されて落ち着いた気持ちになれるのでおすすめです。心の疲れを消すことができるような、自分に合う趣味を見つけましょう。

恋愛で心の闇を感じたら、いろんな人と話をしてみましょう。恋愛ではどんなに苦しくても「自分の中での普通」を信じてしまいがち。いろんな人の恋愛観を聞き、楽な気持ちになれるヒントを探して苦しい気持ちを解消しましょう。

次に、仕事編の心の闇を解消・改善する方法を見ていきましょう。

仕事に苦しさを感じたら、信用できる人に話を聞いてもらって心の闇を解消しましょう。心の闇を感じていると人を信用できずに本音を言えなかったりしますが、心の闇を改善するには1歩勇気を踏み出すことも大切。現在信用できる人がいなければ、いつも心配してくれる方や気にかけてくれる方に少しでもいいので心を開いてみましょう。

仕事で心の闇を感じたら、趣味を見つけてストレス発散するのが効果的。休日も仕事のことばかり考えていては心が休めません。身体を休めることも大切ですが、仕事後や休日は「楽しい！」と夢中になれる趣味を見つけてストレスを発散させましょう。趣味を通して視野が広がれば、心の闇を消すことにつながります。

心に闇を抱え、仕事に対して常に不安感がある場合は資格や知識を増やしましょう。新たな資格や知識を増やすことで自信が持てるようになり、仕事での不安感や焦燥感を解消することにつながります。

次に、人間関係編の心の闇を解消・改善する方法を見ていきましょう。

良い人間関係を築くためには、自分の気持ちを素直に伝えることが大切です。心に闇を抱えていると本音を言うことが難しいですが、自分の気持ちや意見を言葉にしないと相手には伝わらず、信用してくれません。自分の気持ちを素直に伝えていけば相手との距離を縮めることができ、人間関係改善につながっていきます。

心に闇を抱えていると、相手の言葉や気遣いをネガティブに捉えてしまいがち。人間関係での心の闇を改善するためには、相手の言葉を信じてみることが大切です。褒め言葉など相手が伝えてくれたことを素直に受け止めることができれば、人付き合いも上手くいくでしょう。

人間関係が上手くいかないと人と比べがちになってしまいます。苦しい心の闇を消すために、人と比べることを止めて自分自身を褒めてあげましょう。1日の終わりに最低1つ、自分の良かったところを言葉に出してみてください。毎日続けていれば、少しずつ気持ちが軽くなってくるはずです。

心の闇を作らないためには、「自分自身を認めて人と比べたりしないこと」や「ストレスを溜め込まずに休みをしっかり取ること」が大切です。理不尽な言葉や失敗があっても自己を肯定し、誰かや何かと比べないことで心に闇を抱えてしまうのを防ぐことができるでしょう。

ストレスを発散できず休みなく動いていると、マイナスな感情が生まれて心の闇がどんどん深くなっていきます。ストレスや疲れを感じる前から心と体を休ませるように心がけ、好きな場所に行ったり好きな人に会ったり、心から楽しいと思えることをしましょう。

心の闇を抱えている人が近くにいたら、どう接したらいいのか悩みますよね。助けてあげたいという気持ちから、世話を焼いたり話を聞いたりしたくなるかもしれませんが、かえって警戒されてしまう可能性があるため普段通りに接しましょう。無理に悩みや本音を聞き出そうとせずに、上手く気持ちを汲み取りながら接してください。

今回は、心の闇を抱えている状況や、恋愛・仕事・人間関係別の心の闇を解消・改善する方法などをご紹介してきました。心の闇を抱えてしまうと、ネガティブな考え方になったり人を信じられなくなったりしてしまいます。心の闇を消すには、自分自身を認めて褒めてあげることが大切。また、視野を広げるために人と話をすることも重要です。心の闇を少しずつ解消・改善してもっと楽になりましょう！