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ゴアテックスの種類ごとの違いは?層とは?防水性能・値段も解説!

2024.02.25

知っているようでよく知らない人も多いゴアテックス。アウトドアの強い味方として有名ですが、製品の種類や違いはよくわかりませんよね。この記事では、そんなゴアテックス製品の種類と違いについてまとめています。ぜひ最後までご覧くださいね。

  1. そもそもゴアテックスって何?素材は何でできている?
  2. ゴアテックスの強み、防水透湿!ほかの生地との違い
  3. ゴアテックスの層構造の種類?防水透湿を実現するために
  4. ゴアテックスの厚さにも違いが!デニールの種類
  5. ゴアテックスの種類と値段!他商品とはいくらくらいの違い?
  6. ゴアテックスの商品にはどんな種類があるの?違いを紹介!
  7. ゴアテックスの種類と違い①プロダクツ
  8. ゴアテックスの種類と違い②アクティブ
  9. ゴアテックスの種類と違い③プロ
  10. 【おわりに】ゴアテックスにはいろんな種類と違いがある!
引用: https://lh3.googleusercontent.com/-pYlORQ0cr84/VtRovbO3PHI/AAAAAAACMA0/ruC5xdTR0jI/h600-o/20131229140418d84.jpg
ゴアテックスは、フッ素系樹脂の「ゴアテックス・メンブレン」という素材を核としてできているミルフィーユ状の層構造です。ゴアテックスは層構造でできているのでそれぞれが別の素材ですが、ゴアテックス・メンブレンの原料は蛍石で、フローライトという名前で聞いたかたがいるかもしれません。
ゴアテックスは機構の名前でもあり、製品の名前でもあり、認可する証の名前でもあります。認定を受けるにも厳しい審査があるブランドなので、ゴアテックスの認可がおりている製品はきちんと防水透湿ができている商品ということになります。
引用: http://www.u-spa-sauna.com/wp-content/uploads/2017/04/0dd054a6a1c000e58415da72228087cb.jpg
ちなみにゴアテックスの認可には、ゴアテックスの防水透湿性を邪魔しないために「表面にも透湿素材を使う」、水が入らないように「フードをつける」、防水性を高めるために「熱圧着のシームテープでの縫製」といったさまざまな条件があります。
引用: https://yy5zymc9.user.webaccel.jp/wp-content/uploads/2016/09/10999971_860384200705377_2532486280601791367_n.jpg
ゴアテックス・メンブレンは、1センチ×1センチ角の面積に14億個以上の穴が開いていて、水は通さないが水蒸気は通すという機能をもっています。ビニールなど、防水ができる素材でも透湿ができるかどうかは別問題なため、非常に有用な機能です。
水も水蒸気も水素がもとなのですが、水は分子が大きいのに対し酸素と別れた水素はとても小さいため水素以上水未満(正確には酸素以上)の大きさの穴にすることで防水透湿を実現しています。
引用: https://item-shopping.c.yimg.jp/i/n/hazily_mammut-allweatherjacket-1010-26180-mountain-hardshell-goretex-snow-ski-boadind
ほかのアウターや靴などと比べるともちろんお値段は張りますが、ユーザーのなかには登山には必需品という人もおり、人気の高い商品です。
引用: https://img.dmenumedia.jp/prestige/wp-content/uploads/2015/09/editeur_pc_diet_112.jpg
ゴアテックスには2層・3層・2.5層の三種類があります。それぞれ、防水透湿の機能を高めるための加工なのですが、違いをみていきましょう。ちなみに、「層」のかわりに「レイヤー」という言い方をすることもあり、その場合は表記が「L」になります(3層なら3L、2層なら2Lなど)。

2層

引用: http://image1.shopserve.jp/hazily.jp/pic-labo/limg/ThunderStormRainJacket_Main.jpg?t=20160510204829
今はあまり主流ではない、ゴアテックス・メンブレンに表地を一枚貼ってラミネートした状態のものです。ラミネートされているのは二層ですが、ゴアテックス・メンブレンは表に出ないようにするため最後には裏地がつきます。保温性は他より高めです。

3層

引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcR2jDsYFEwuUvQkI40NPD443n0nwhW3HNql98_pDXZ134_RdJJ5
一番メジャーなものです。表生地には防水性の高いナイロンなど、裏の生地には通気性のよいニット(メッシュなど含む)などを貼る三層構造で、すべて一枚の布にラミネートされています。

2.5層

引用: https://image.rakuten.co.jp/canpanera/cabinet/mammut/m13026_image_01new.jpg
裏地をゴアテックス・メンブレンに吹き付けてある状態のものです。布が一枚少ない分軽くて折り畳みできるため、持ち運びに適した素材です。若干肌触りがごわつくのが難点ですが、3層よりも軽くて持ち運びに便利です。
引用: http://camera-beginner.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2015/02/FullSizaaeRender-1024x680.jpg
デニールとは織っている糸の太さのことで、数字が増えるほど分厚く頑丈になります。生地が厚いほど効果は上がりますがごわごわ感が出てしまい、薄い場合も軽くて柔らかいですがシャカシャカするので、、使う用途や好みでえり分けが必要です。

13D

引用: https://www.imn.jp/api/image/max-width/810/images/upload/2016/05/d65a144eef07dbc7a1fad14ca667de00.jpg
13D(13デニール)は、軽量さがウリです。アウターでも250グラムだったりと、ふわりとレインコートをまとう感覚で雨から体を守ることができます。ロッククライミングやハードな登山などには不向きですが、普段使いでも大丈夫な商品です。お値段も安めです。

70D

引用: https://static-mercari-jp-imgtr2.akamaized.net/thumb/photos/m89641006992_1.jpg?1513425044
本格的な野外活動で使用できるレベルの、防水透湿性がとても高い厚みです。アウターの場合は500g弱程度がありますが、17Dと比べるとほぼ倍の重さになりますね。値段は少々お高めです。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRtsziqBle2-GBSO3d6-lQwuStgJe_PAQBwFNZRyIRrq1IvlcmkMw
ゴアテックスは厚みやレイヤー数にもよりますが、20000~50000円ほどの価格帯が多いようです。値段に関しては小売希望価格を参考にしていますので、お店によってはこれより高い場合もあります。
引用: http://cdn.houyhnhnm.jp/wp-content/uploads/2016/11/sx51570a-e1478336788724.jpg
楽天やヤフーショッピングなどの通販サイトで購入した場合はもう少し安くなる(7000円ほどから)こともあるようですが、それなりに高額なお買い物ですので、お店のほうが安心という場合や通販に慣れていない場合は実店舗をおすすめします。店員さんにもいろいろ聞けてお得ですよ。
ちなみに、ゴアテックスには通常利用をしているときに十分な防水透湿性がなかった場合の保証がありますので、正規のゴアテックスであれば連絡するとよいでしょう。
引用: https://static-buyma-com.akamaized.net/imgdata/item/171231/0033439336/132638060/428.jpg
アウターのイメージが強いゴアテックスですが、実は靴も作っています。登山靴から革靴まで多岐にわたる商品は、ゴアテックスの技術がに利用されたものばかりです。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRrLkDvL2ZTaUKPDIeKTSZiO6DoS7XiS8uCQk8OjmGrGxdtirv1NA
たとえば登山靴は通気性のよいメッシュ素材の内側にゴアテックス・メンブレンを挟むことで、雨の中を歩いても湿気は外に逃げて雨自体は入ってこないという機能を実現しています。登山靴は厚みがあり、湿気が中にこもりやすいですが、ゴアテックの技術で快適に登山を楽しめます。
革靴に関しては、見た目は普通の革靴ですが靴裏に無数の穴が開いており、その奥にゴアテックス・メンブレンを挟んでいるので、雨の日でも透湿します。革靴は蒸れやすいという声から生まれた商品で、雨の日でも足が濡れない蒸れにくい靴にゴアテックスはとてもマッチしているのです。
引用: https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-1e-d2/fs_bone/folder/981958/80/11202080/img_0
ここまでゴアテックスの素材について紹介してきましたが、今度は商品のクラス分けをみてみましょう。自分に合ったゴアテックスの商品選びの参考にしてください。
引用: https://www.sixpacjoe.com/data/sixpacjoe/product/7e8c87404f.JPG
一番スタンダードなゴアテックスの種類が、「プロダクツ」です。半数以上の人はこれを選んでおけば大丈夫なくらいの商品で、商品に後述の「アクティブ」「プロ」といった記載がなければプロダクツです。
引用: http://www.goldwin.co.jp/ec/img/l/GO01801P.jpg
厚みも重さも値段も標準くらいで、防水性もきっちりあるタイプのものです。用途はオールマイティーで、キャンプやライトな登山などが向いています。2レイヤーなら、普段着としても使えます。
引用: https://image.vector-park.jp/images/item/original2/057/2018/01/25/057-201801251312_1.jpg?t=20180125164224
たくさん動き回りたい方へおすすめなのが「アクティブ」です。商品のタグに白文字でActiveと書いてあり、わかりやすいデザインになっています。特殊な技術でゴアテックスシリーズのなかでは最軽量を誇り、透湿性もピカイチです。
引用: http://www.dracaena.sakura.ne.jp/ec/img/16au18i2.jpg
岩場など、擦れや突起が多いところの使用は不向きで、耐水圧も少し低め。長時間外で使う場合は注意が必要なモデルですが、コンパクトにしまえてウインドブレーカー代わりにも使えるので、荷物を少なくしたいバックパッカーなどにはおすすめです。
引用: http://web.goout.jp/wp-content/uploads/2017/11/70138b6e6e65bc482b28a1c89020200b.jpg
コアな登山家におすすめなのが「プロ」です。悪天候の中でも十分登っていけるだけの機能性があり、岩場や木の枝などでひっかけて破る可能性も低い頑丈なモデルです。
引用: https://i.pinimg.com/originals/f3/1a/56/f31a567a2891e6e8557b91db7f7910d6.jpg
値段は多少張りますし、少しごつい印象もありますが、40デニール以上の糸を使った特殊縫製が義務だったりと品質は折り紙つきです。冬山登山やアイスクライミングなどに適しています。
引用: https://www.rere.jp/beginners/wp-content/uploads/2017/07/icatch-1.jpg
いかがでしたでしょうか?ゴアテックスの構造から、デニールやブランドの種類まで紹介してきました。ゴアテックスは使う人によっていろいろなブランドから発売されていますので、ぜひ使用用途にあわせて買ってみてくださいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://fum2.jp/wp-content/uploads/2016/01/teamego_600.jpg