ダイソン羽なし扇風機の仕組み・原理
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掃除機が有名なダイソンは、羽なし扇風機の販売もしています。スマートな形状に加えて、羽がまったくない設計なので、どこから風が出ているのか不思議に思ったことがある方も多いでしょう。
一般的な扇風機は、安いものなら3000円程度で買える商品もありますが、ダイソンの羽なし扇風機は3万円以上するものも多いです。それでも人気があるのは、何らかの秘密があるのでしょう。
引用: https://youtu.be/GwfmuB9Au_M
ダイソン羽なし扇風機のあの丸型のフォルムから、一体どうやって風が出ているのか。今回はその風を送る仕組みや原理についてご紹介します。これまでダイソンの羽なし扇風機に疑問を持っていた方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
ダイソン羽なし扇風機の仕組み・原理1 風が出る理由
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従来の扇風機には必ずあった羽が一切ない、ダイソンの扇風機は一体どこか風を送り込んでいるのでしょうか。その秘密は、ダイソンの技術「エアマルチプライアー」にあります。羽なしの印象があるダイソン扇風機ですが、実は柱部分にしっかりと羽が入っていて、そこから空気を取り込み、丸形のフォルムにあるスリットから風を送る原理です。
空気を取り込むのは、ダイソン扇風機の柱にある細かい穴からで、ほかに背面部分からも空気を吸引することが可能となっています。空気を取り込んだら、内部の羽とモーターを回転させて、風を送り出すという原理なのです。丸い形状から、普通の扇風機を異なる印象のダイソン羽なし扇風機ですが、仕組みや原理自体は、従来の扇風機と一緒とされます。
ちなみにダイソン羽なし扇風機は、トイレなどに設置されているハンドドライヤーを開発する過程で生まれました。手を乾かすことに使用していた技術を扇風機にも活かせないかと思案したことが、ダイソン羽なし扇風機誕生のきっかけだったようです。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み・原理2 強い風が出る理由
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ダイソン羽なし扇風機は、扇風機の柱部分に空いた細かい穴から吸引をおこない、内部のファンで風を送り出すという原理です。なんとなくですが、昔ながらの羽のある扇風機の方が、力強い風が送られてくる印象がするという方も中にはいるでしょう。
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ですが、ダイソンの羽なし扇風機は、取り込んだ空気を15倍以上のパワーで送り出せる性能を持っています。そんな勢いのある強風を生んでいるのが、コアンダ効果と呼ばれるもの。吸い込んだ空気に加えて周囲の空気も巻きこみ、円形のスリット部分から風を放出することで、強い風を送り出すことができるのです。
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ダイソン羽なし扇風機が強風を送り出すことができるのは、ムラなく風を送り込むことができる技術も関係しています。従来の羽あり扇風機は、羽を回転させることで空気の流れをつくるというものでした。そのため送られる風にムラが生じるという悩みを抱えていたものです。
一方のダイソン羽なし扇風機は、内部に空気を取り込み、見えない羽とモーターを回すことで風を生んでいるので、羽のみで風をつくっているわけではありません。内部のファンなど高性能な設計が、ムラのない風を生んでいるといえます。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み・原理3 風の印象
ただ風を送り出すだけでなく、高度な技術を使っているため、従来の扇風機よりも強風を安定的に送り出すことができるダイソン羽なし扇風機。強い風が出るといわれると、少しためらうかもしれませんが、送られてくる風はとても自然な印象です。
普通の扇風機の風を受けると、肌に当たる印象というか、いかにも風を受けている感じがすると思います。ですが、ダイソン羽なし扇風機の場合、風当たりがやわらかく、外でゆるい風を受けているような心地よさを感じるものです。
このあたりの風の印象は個人差も大きいので、気になる方はぜひ購入前に店頭などで、確かめてみるといいでしょう。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み・原理と音
ダイソン羽なし扇風機の音に関しては、使い方やモデルによっても異なるようです。初期のモデルと比べると、最新機種の方が静音とされますが、その辺も人によって多少違いが出るとされます。
私たちが扇風機を使ったときに騒音を感じる理由は、内部のモーター音などが原因です。扇風機の中の機械が回転して、その音が耳に響くのでうるさく感じるという原理。ほかには、送り出される空気の流れが乱れることで、騒音を感じやすくなります。
ダイソン羽なし扇風機には、モーター音を限りなく少なくして、空気の流れを整える「ヘルムホルツ式空洞」という技術が使われています。これにより、従来扇風機でうるさいと感じていた音を極力カットして、静音性も高めているのです。
ヘルムホルツ式空洞の技術は、全ての扇風機に対応できるわけではないので、搭載してない扇風機も中にはあります。ダイソン羽なし扇風機以外の一般的な扇風機に応用することはむずかしいとされるので、ダイソン独自の静音技術といえるでしょう。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み!羽なしの良いところ
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高度な技術と設計がなされるダイソン羽なし扇風機は、強い風が送れて、静音性にも優れた商品です。そのため価格がほかの扇風機と比べて高価であることも多いですが、特徴である羽なしのメリットとは一体なんなのでしょうか。ここでは、ダイソン羽なし扇風機の良いところについて解説いたします。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み!羽なしの良いところ1 安全面
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ダイソン羽なし扇風機は羽が見えない内部にあって、無数に空けられた穴から風を取り込み、風を送る原理です。そのため、小さいお子さんがいる家庭でもケガなく、安心して使用することができます。従来の扇風機で起こっていた、羽に指を入れてしまうといった事故のリスクもなくなるということですね。
子どもだけでなく、ペットが誤って扇風機と倒してケガをしてしまうといった心配もないでしょう。安全性に優れたダイソン羽なし扇風機ですが、注意点としてはリモコンが小さいことです。機種にもよりますが、普通の扇風機よりもリモコンが小さいため、なくしてしまいそうで不安という声もあります。
小さいお子さんがいるご家庭などは、リモコン管理にも気を配るのがおすすめです。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み!羽なしの良いところ2 掃除がお手軽
従来型の扇風機を掃除するときは、カバーを外して、羽を一枚一枚拭いてとかなりの手間がかかっていましたが、羽なしのダイソン扇風機は掃除が簡単です。
丸いリングの中や柱部分を布でササっとふくだけで、清潔な状態をキープできます。これまでの扇風機ように、イチから分解してといった面倒な作業は必要ありません。
ダイソン羽なし扇風機の仕組み!羽なしの良いところ3 おしゃれ
スタイリッシュでおしゃれなダイソン扇風機は、インテリアとしても使えるくらい室内に映えるデザイン。一般的な扇風機を家の中に置くとスペースは取るし、野暮ったい印象もありましたが、ダイソン扇風機ではそういったことがありません。
機種によって、タワー型・テーブル型などのデザインが選べるので、ご自宅にスペースや用途に合わせて使い選ぶことができます。カラーも豊富なので、家の壁や部屋にもしっくりくることでしょう。
まとめ
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羽なしダイソン扇風機から風が出るのは、内部に隠された羽とモーターに空気が送り込まれ、円形のスリットから風が放出されることがその原理です。周りの空気も一緒に含んで風を送ることで、強い風を生み出せる仕組みとなっています。静音性にも優れた設計で、従来の扇風機よりもやさしい風当たりを感じることでしょう。
丸くスマートなデザインは室内に置いてもおしゃれで、安全性も高くなっています。羽なしのため掃除も簡単な設計が嬉しいモデルですね。