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SSDの価格推移まとめ(~2019)高騰はいつまで続く?グラフ付きで解説!

2024.02.25

近年、SSDの価格が高騰し始めており、パソコンを頻繁に使用する人からすれば大きな問題になっています。SSDの価格推移が高騰している理由は複数あり、中々値下げしないのが現状となっています。ではSSDの価格推移が高騰している原因や理由などについてご説明します。

  1. SSDの価格がいつまで高騰しているのか
  2. 【SSDの価格推移が高騰している理由①】為替により価格が上昇している
  3. 【SSDの価格推移が高騰している理由②】NANDの供給不足によるもの
  4. 価格推移以前の前にSSDのフラッシュメモリは元々の値段が高い
  5. 実はSSDの価格推移にはビットコインが関係している?
  6. ビットコインとSSDの価格推移高騰が関係している理由
  7. SSDの価格推移の高騰はいつまで続く?
  8. 2019年に入り、SSDの価格推移がついに減少!
  9. SSDの価格推移が減少した理由とは?今後も下がり続けるのか
  10. まとめ
まず初めに、SSDの価格がいつまで高騰しているのかについてご紹介していきます。直近のグラフデータを参考に、2016年10月~2019年の初めころまでの価格推移と2019年以降の価格を平均価格、最安価格の2つの推移で見ていきたいと思います。
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上の写真が2017年4月から2019年4月までの価格推移グラフになります。最も安い2016年の10月頃は平均価格と最安価格にそこまで大きな金額の差はありませんでした。しかし、2017年突入と同時に価格は5000円弱高騰し、時には価格が下がる時期もありましたが、軒並み右肩上がりの推移を示しています。特に2019年に突入してからは40000円以上の金額にもなっており、2016年と比べて1万円以上の価格高騰にまで登りました。最安価格でも当初28000円を下回ることはなく、価格高騰が目に見えて分かるようになっています。
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こちらのグラフは2019年に突入してから、現在に至るまでの価格推移を示したグラフになります。2019年2月頃までは最大で40000円ほどの価格がついていましたが、それ以降は価格が値下がり始めてきており、平均価格では34000円とまだまだ高騰していますが、最安価格においては28000円を下回るなど、2016年当初の金額とほぼ同じ価格まで下がりました。しかし、平均的にはまだまだ高騰中のSSDですが、なぜここまで価格が高騰しているのでしょうか。その理由についてご説明していきます。
PCパーツは海外輸入の物が多く、SSDもその例外ではありません。国内メーカーのものであっても、使用されているパーツなどには国外品の物も多く使用されています。つまり円安になるとパーツの供給に費用がかかるため、必然的に価格が高騰するようになっています。
引用: http://chimolog.co/wp-content/uploads/2017/07/1-4.jpg
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こちらのグラフは為替レートのドル円のグラフになります。先ほど上記で紹介した価格推移のグラフと比べてみても2017年突入頃に大きく円安になったのと比例してSSDの価格も高騰していることが分かります。この円安の推移の急激な伸び方ですが、トランプ政権に移行してから行われた減税政策に対して過度に期待が高まったことでこのような結果が生まれたと言われています。何にしても、このドル円のグラフがSSD価格に比例していることが裏付けとなりますね。いつまで価格が高騰するかはこの時には先が見えない状態でした。
引用: https://www.cnn.co.jp/storage/2017/07/18/2607193d5fce14697e7df6e2fb6e1998/donald-trump-approval-poll.jpg
引用: https://www.toshiba.co.jp/about/press/2009_12/j1501/091215NANDcapweb.jpg
NANDとはSSDに使用されているフラッシュメモリのことを言い、大容量記憶素子としてSSD以外にもUSBメモリなどにも組み込まれています。従来のフロッピーディスクに代わる新たな記憶素子として幅広く使用されています。
引用: https://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/rf2017/shared/img/products/device_image/digno-f/wht1_pos1_000.png
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61Oc7VH6UYL._SY355_.jpg
しかし、このNANDはスマートフォンにも使用されており、近年のスマートフォンの爆発的な普及と需要からSSDへの供給が間に合わず、価格が高騰してしまっているのです。スマートフォンはまだまだ普及が進みますので、SSDの価格推移はまだまだ高騰する可能性があります。
引用: http://www.cdn.the360.life/ecimage/article/2/2718/131223.jpg?t=180209135540
上記で、NANDの供給不足で値段が高騰しているとご説明しましたが、SSDで使用されるフラッシュメモリはOSなどの大容量データを入れることが前提としてあるため、必然的にフラッシュメモリも質の良いものを使用されます。したがっていつまでも価格も基準が高めに設定されているため、他の媒体に比べて値段が高価なものになっているのです。
引用: http://check-pc.com/wp-content/uploads/2015/09/HDD_SSD_image-600x316.jpg
通常、HDDの場合だと1TBあたり5000円~10000円前後の金額で購入することができるのに対して、SSDは256GBで20000円オーバーと倍以上の値段がかかります。価格推移に直接関係するわけではありませんが、それでも需要が多いのはSSDの性能がHDDなどに比べて高いことも1つの理由かと思います。
引用: https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/1140/img_fb43d7ccffd8f38698cd45baab3609a5302011.jpg
上記の理由以外に、実はビットコインがSSDの価格推移に大きく関係していることを皆様はご存じだったでしょうか?
引用: https://vc-ch.com/wp-content/uploads/2017/05/3BA9EEDE-730E-4EF4-A826-06FAA17A0D95-17567-000010692BE65489.jpeg
ビットコインはここ2年ほどで価値が急激に伸びた仮想通貨であり、今、世間では高い注目を集めています。ではそんなビットコインがSSDの価格推移の高騰とどのように関係しているのか、その理由なども踏まえてご説明していきます。
引用: https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/img/ah/docs/1116/641/01_01_s.jpg
まず、ビットコインがSSDの価格推移と連動している理由ですが、今まではビットコインの価値をマイニング(発掘)されていました。このマイニング作業を行うにあたり、多くのハイスペックPCが必要であり、また、大容量の記憶媒体も同時に必要とされていたため、SSDの需要も高騰し続けていました。
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上のグラフはビットコインの価格推移をグラフ化したもの、下のグラフは最初にお店したSSDの価格推移のグラフになります。ビットコインが最も世間を騒がせた2019年前後当たりにSSDの価格も最も高い平均価格となっており、グラフを見ても明らかであると言えます。この時期はビットコインが世間において仮想通貨の価値が認められ、価値が膨大になったことと比例して、SSDの需要も最も高くなり、価格が高騰したと言えるでしょう。
引用: https://www.sozai-library.com/wp-content/uploads/2015/07/4960-450x337.jpg
ここまでで、SSDの価格高騰について様々な理由をご説明していきました。円安やNANDの供給不足、それからビットコインと色々な原因が重なって価格が高騰しています。しかし、このまま価格が上がり続けるのは、パソコンユーザーや企業からしたら大問題です。では実際のところ、いつまで価格は高騰し続けるのでしょうか?
引用: https://kabupota.com/wp-content/uploads/2015/08/global-market-impact.png
価格高騰がいつまで続くかですが、価格高騰の原因について、どの原因にも共通して言えることがあり、それは海外の影響がSSDの価格推移にも大きく関わっているということになります。したがって、海外の動向に大きく左右されます。ですが、近年価格が高騰し続けていたSSDも2019年の時季が変わる頃に価格の減少がおきました。
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2019年に入って以降もSSDの価格推移は極端な減少を見せませんでしたが、4月を皮切りに値段が減少傾向になってきています。平均価格を見ても確実に下落方向に進んできており、消費者からしたらありがたい話です。しかも最安価格においては大幅な価格DOWNとなっており、2016年10月の最安価格を下回っています。
引用: http://www.fujitsu.com/jp/Images/flashmemory01_tcm102-1951015.gif
引用: https://buzzap.net/images/2018/03/16/ssd-price-2018/top.jpg
ではなぜここまで価格高騰が続いたSSDが急に下落したかというと、台湾メディアの情報によると3Dの64層・72層のNANDが歩留まり率が大幅に上昇したことから、フラッシュメモリの供給が過剰になり始めたため、価格が下がってきているそうです。第2四半期まで続いた価格高騰に終止符が打たれ、しばらくは価格下落傾向とのことです。
SSDの価格高騰の背景には外国との為替レートやフラッシュメモリの供給不足、それからビットコインが関係していることがわかりました。どれも海外に関わることであり、日本のSSDの価格は海外事情に大きく左右されます。価格の推移においてもグラフから分かる通り、ビットコインや為替レートに比例して価格の上下がありましたね。ただい、長年続いたSSDの価格高騰にも終止符が打たれたので、このまま価格が下がるといいですね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://blog-imgs-84.fc2.com/f/o/r/forzaxbox360/ps4_hdd_ssd.jpg