パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その①】パーソナルスペースとは何だろう?
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パーソナルスペースという言葉、聞いたことがあるでしょうか?直訳すると「自分の空間」ということだとはお気づきでしょう。端的に説明すると“他人の侵入を許さない”距離感のことになります。他人が自分の中の許容範囲からある一定の線を超えて近づいてくると、心理的に嫌悪感を感じるのです。ウィキペディアでは“他人に近付かれると不快に感じる空間のこと”とありますが、あなたも身に覚えがありませんか?
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心の中は自分だけの心理的なテリトリーですよね。大人になっていくほど、そこを大事にしている部分を持ってくるので、侵害されると嫌だという感覚を持つのは当然のことですが、それではパーソナルスペースが広い・狭いとはどこまでの範囲を指すのでしょうか。例を挙げるとバスや地下鉄に乗り込んだ折、席が空いていたら自然に端から詰めて座っていきますよね。これは無意識に他人との距離感を保とうという意識が働くためです。このような態度がパーソナルスペースが「広い」ということ。ではパーソナルスペースが「狭い」ということですが、付き合って間もないカップルによくみられるように、お互いの間に隙間がないほど密着していることがあります。距離感を取らないということが、パーソナルスペースが狭いということです。
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その②】パーソナルスペースを認識するメリット
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パーソナルスペースはお話ししたように「個人空間」のことです。いわばその人の陣地や縄張りという言葉に換言することができるでしょう。他者が入ってくることに対して許容可能な距離がパーソナルスペース、パーソナルスペースが広い人ほど他者に対する警戒心が強くなるのです。また、パーソナルスペースは「パーソナルエリア」と呼称されるケースもありますが、意味は同じこととなります。
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自分のパーソナルスペースを認識し、また他人のそれに留意することのメリットとしては、パーソナルスペースは通常、相手や状況に応じて変化するため、他者との心理的な距離感を計るために利用したり、他者の性格をきちんと把握するために利用することができるということがあります。
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その③】立ち入ってくる相手によって変化する
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もし道を歩いていて、急に見知らぬ他人がガッと腕をつかんできたらあなたはどうしますか?大抵は驚き、なおかつ自然に身の危険も感じて、即座に腕を振りほどき、逃げるなり離れるなりして距離を取るでしょう。しかしこれが、自分が親しくしている人や家族、恋人であったらどうでしょうか?不愉快に感じたり、驚いて逃げるということはないはずですよね。
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混みあった公共交通機関内で、何とはなしに不快を感じるのは、見知らぬ人と許容範囲を超えた近い距離を、図らずも維持しなければならないことに起因します。意志に反して押し合ったしなければならない状況下では、それが顔見知り同士だったとすると遠慮や決まり悪さが生まれ、居心地が悪くいたたまれない気持ちになるものです。他人同士が狭い空間に押し込められて、たとえ不快感はあっても案外平気でいられる理由としては、全くの他人同士であれば逆に遠慮する必要がなくなるからと言えます。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その④】性格によって変わるパーソナルスペース
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いくら家族であっても、親友同士や恋人同士であったとしても、そのみんながあなた自身と同じパーソナルスペースを持っているわけではありません。似たような距離感で付き合えるということは存在したとしても、そうでない人の方が多いのではないでしょうか。このようにパーソナルスペースは、個々人の思考、性格によって広さが異なってくることが大きな特徴です。
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その⑤】年齢によっても変わるパーソナルスペース
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乳幼児はとかく抱き上げてもらうことや、おんぶしてもらうなどの密接な身体的なコミュニケーションをとりたがります。知らない大人と手をつなぐことに普通は躊躇や抵抗感を感じますが、小さな子供とならすんなりと自然に手を繋ぎやすい人は多いですよね。
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一般に成人よりも年齢層が低い方が、パーソナルスペースが狭く、成長するにつれて広くなっていきます。成人になると経験から自然に他人との距離の取り方を学ぶようになるためです。よく言われることですが、だいたい40歳前後を目安としてパーソナルスペースは最大に達し、その後は次第に狭くなっていく傾向が多いようです。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その⑥】パーソナルスペースの具体的な数値
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パーソナルスペースといっても、抽象的な心理距離だからわかりづらい、と思われるかもしれません。実は目安として具体的な数値が指針としてあらわされているのです。相手によってその距離感は変わるものですが、アメリカの文化人類学者エドワード・ホールが「4つの距離帯」に分類しています。あくまで身体的な距離ですが、心理的な距離感を表す指標とも結びついているものです。
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①密接距離:0~45センチ
家族や親友、カップル同士など。互いに好意があって、大変親密な間柄にあり、ある程度許しあえる人たちとがこの距離です。
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②固体距離:45~120センチ
性差を問わず、友人関係やそこそこの好意を持ちあっている人たちとがこの距離です。
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③社会距離:120~350センチ
手を伸ばしても体に触れることはできない距離ですが、公の場や仕事で相手と口頭連絡をする際に見られる距離感です。
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④公衆距離:350センチ以上
公式の場でしか見られないような距離間です。例としては歌手のコンサートと聴衆との間の距離になります。
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【その⑦】パーソナルスペースが狭い人の心理と特徴
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パーソナルスペースの広さ・狭さは、その人の生活の仕方や人柄と全く無関係ではないものです。パーソナルスペースが狭い人の長所としては、他人と打ち解けやすい特徴がありますが、逆に他者の攻撃から自分をプロテクトすることが上手くない、というデメリットがあります。それではパーソナルスペースが狭い人の心理や特徴を見ていきましょう!
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴①】フレンドリーで友達にすぐなりたがる
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パーソナルスペースの狭い人は、大変フレンドリーで気さくです。良きにつけ悪しきにつけ、地位や立場をあまり意に介することなく、「誰とでも仲良くなれるはず」と考えています。それに対し屈託がなさすぎるので、空気を読まない、他人に対する敬意が欠けている人と、思われてしまうことが往々にしてあるのですが、本人はあまり気にしていないか、気づいていないことが多いです。
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パーソナルスペースが狭い人は、意外と物静かな人が親友だったり恋人だったりすることもありますが、両極だからこそひかれあうのかもしれません。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴②】大家族で育ち、人が絶えない環境にあった
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大家族で育ち、家庭内にいつも誰かがいてコミュニケーションが絶えないことが普通であった人も、パーソナルスペースが狭くなる傾向にあります。 家族は最小単位の社会であり、最初にコミュニケーションや人格のベースを形成していく場所です。兄弟が多いために自分の部屋がなく共有していた、というようなタイプも誰かが傍にいることに違和感を感じません。反対に誰も周りにいないほうが、居心地悪く不自然に感じるものでしょう。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴③】甘えん坊で寂しがりやな性格
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甘えん坊で寂しがりやな性格で、常に誰かが傍にいて欲しい、頼る存在が欲しいと考える人は、パーソナルスペースが狭いと言えるでしょう。これは女性に多い傾向があります。中でも兄弟で一番下であった場合は、上の兄弟が大事にしてくれることが多いため、誰かが隣りにいた方が安心するのです。兄弟関係の別の発展の仕方としては、長男・長女という立場で育ち、甘えたり頼ったりできる兄姉が欲しいと思ったことが一度ならずある人も、反動的に成人してから誰か頼れる人を求めるケースもありますよ。
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反対に兄姉の干渉が強く、それを鬱陶しく思っていた末子や、兄弟に挟まれてストレスを抱えていた真ん中の子は自立心が強くなる傾向があります。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴④】ボディタッチが癖で何かと触れる
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海外で生まれ育ったり、そうでなくとも親愛の情を示す癖のようなものでボディタッチが好きな人もいるでしょう。 そのようなタイプは、相手が恋人であるとか、友人である、仕事の上役である、などと言ったボーダーラインはなくボディタッチを行なっています。あまり度が過ぎると、特別な好意を持たれていると勘違いする人もおり、また周囲からも「〇〇さんはあの人に気があるのではないか」と、妙な勘繰りをされてトラブルに巻き込まれるリスクも発生するので注意が必要です。
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パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑤】不安感が強く、持ち歩いているお決まりのものがある
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パーソナルスペースが狭い人の中には、深層心理として不安感を強くもっていることがあります。温かいもの、柔らかいものに触れて不安を解消したい、という人もいるものです。幼児がお気に入りのぬいぐるみ、タオルを始終持ち歩いて触れることで安心するのは、母親が不在時の不安を解消することの代替行為です。
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成人してからもかなり執着の強い何かを持ち歩いていたり、また他人へのボディタッチという形で残っている人も多いものです。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑥】愛想を振りまく八方美人な性格
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誰にでもいい顔をしていたいと考える、いわば八方美人の性格の人の中にも、パーソナルスペースが狭い人は多くみられるものです。敵を作りたくないので、誰かれかまわずに媚びを売り、逆に多くの敵を作ってしまうようなケースです。
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他人と距離を縮め、コミュニケーションを深めるいうのは特別なことです。それを安売りするのでコミュニケーションを深めるところまで行きつかず、本当に必要な時に手を差し伸べてくれる人ができなくなってしまう恐れもあるのです。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑦】漠然とした欲求不満を抱えている
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常に漠然と人生に物足りなさを感じ、満足することが決してなく、過ぎていく時間に焦りばかり感じていたり、「本当に自分が欲しいものは何なのか」と常に自問自答していて、ないものねだりばかりするタイプの人が、他人との過度な触れあいや過干渉によって不安を解消しようとするケースも。今ある状況に満足する、人生に対し抽象的な目標や目的ばかり探さずに、身近で具体的なところに視点を定めるといった態度が大切でしょう。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑧】純粋な性格でまっすぐにしか向かえない
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純粋でまっすぐな性格の人は、裏を返せば不器用な人と言い換えられます。関係を作る上で、ステップバイステップということができないため、自分が好意を持っていると感じたり、相手も自分を好意的に見ていると感じるや否や、焦って突っ走ってしまうのです。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑨】ナルシズムが非常に強い性格
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自分自身に過大評価しすぎる人も、パーソナルスペースが狭い人になりがちです。自分と近い距離で話したり、触れられたりすることは、他人にとって嫌かもしれないとは微塵も考えず、受け入れられるのが当然だと思っています。 相手の不快感も気づかないので、避けられてしまうことに気をつけるべきでしょう。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【特徴⑩】男子校・女子校で過ごしたことがある
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女子校や男子校で過ごす期間が長いと、コミュケーションが密接なのが当たり前、と心身ともに自然に身についている傾向があります。社会では妙な誤解を生むこともあるので、そこの認識をきちんとする必要が出てきます。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【解決法①】自分の内面に関心を持つようにする
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パーソナルスペースが狭い人は、とかく自分の内面よりも外側に関心が向きすぎるきらいがあるようです。とにかくより数多くの友人が欲しいと考えていたり、新しい場所、新しい流行りへの関心が高いと考えられます。好奇心旺盛で天真爛漫なタイプ、とも言えますが、度を超すと軽薄な人というようにネガティヴに見られてしまいます。
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時には自分一人と静かに向き合い、深く自分の性格について思いをはせることも大事なことです。自分を大事にするという態度を身につけると、自然と他者を敬う気持ちに繋がり、自分は平気だからといって、相手のスペースにも無神経に侵入し過ぎたり、自分のペースありきで行動し、他人を巻き込んだりしすぎて敬遠されるようなことも減ってくるでしょう。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【解決法②】客観的な視点を持つようにする
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パーソナルスペースが狭い人は、とかく「親しくなりたい!」という自分の気持ちを最優先にして人と接しがち。みんながみんな、あなたと同じようにすぐ距離を縮めようと考えているとは限りません。「この人興味あるな、親しくなりたいな」と思うオープンマインドは決して悪いことではありませんが、相手の気持ちを推し量らずに近寄ることは、土足で相手の気持ちに入り込もうとすることに繋がり、知り合う前から心を閉ざされてしまって、結局親しくなれなくなってしまいます。
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まず客観的な視点で物事を捉える、というワンクッションを置くように努めてみましょう。一呼吸おいて、相手がどういう人なのか、こうされたらどう受け取るかを考えてみるのです。そうすれば相手に合わせて距離の取り方を無理なく変えられるようになり、多くの人にとって居心地のいい人物になることができますよ。
パーソナルスペースが狭い人の特徴まとめ!解決策と一緒にご紹介!:【まとめ】
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大人になると、必ずしも常に人と近づくのがうまいだけがコミュニケーション力が高い、とは言い切れないものです。社会に出るとそれこそ多種多様な人がおり、あまり個人内にずかずか入り込まれるのがイヤだ、親しくはしても一定の線引きをしたい、という人もいるのです。きちんと相手を見て柔軟に対応する、それが相手への最大の思いやりであり、好意の示し方ではないでしょうか。