多くの人が経験する「まぶたのぴくぴく」
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スマホやパソコン操作を長時間している時などに特によく表れる事が多いまぶたがピクピクする症状。この症状は多くの人が体験した事のある症状だと思いますが、なぜまぶたが突然痙攣をするのか原因をご存知でしょうか?
ほとんどの場合は心配のない場合が多いようですが、あまりにも頻繁に、長時間痙攣を起こしている場合は病気のサインかもしれません。
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ここからは、まぶたが痙攣する原因と、痙攣を止める方法などをご紹介していきます。
まぶたがぴくぴくする原因
まぶたが痙攣する原因はいくつか考えられます。ほとんどが心配のない痙攣のようですが、治療の必要な痙攣まであるので、自分の症状がどこに当てはまっているのか確認をしてみましょう。
まぶたがぴくぴくする原因①眼瞼ミオキミア
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眼瞼ミオキミアの原因は、眼精疲労やストレスが原因で、まぶたの痙攣の症状を訴える人のほとんどが、眼瞼ミオキミアが原因の場合が多いようです。
スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトの光は紫外線と同じような刺激を目に与えます。その結果眼精疲労になりやすく、まぶたがピクピクするといった症状があらわれやすくなります。
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眼瞼ミオキミアを予防するには、パソコンやスマホに近づきすぎない事、1時間以上連続して使用する事は出来るだけ控えて、定期的に5分でも10分でもいいので休憩をするようにしましょう。
眼瞼ミオキミアの症状
主な症状は、上まぶたや下まぶたの一部が痙攣をしているような動きをする事です。痙攣するときは、上まぶた、下まぶたのどちらか一方だけが痙攣をします。
多くの場合は1~2分の間痙攣し続けて治まり、10~30分おきに痙攣がまた起こります。
まぶたがぴくぴくする原因②眼瞼けいれん(眼瞼ジストニア)
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大脳の一部の機能障害が原因といわれていますが、正確な原因はまだ分かっていないようです。また、パーキンソン病、脳梗塞などの病気によって引き起こされたり、抗うつ薬、抗不安薬などの薬剤などの薬剤が原因で引き起こされる事もあるようです。
眼瞼けいれん(眼瞼ジストニア)の症状
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眼瞼けいれん(眼瞼ジストニア)の症状は、まぶたが痙攣する以外では光が眩しい、目が乾く、目に何か異物が入っているようなゴロゴロとした違和感を感じる、まばたきが増えるなどの症状があり、ドライアイとよく似た症状のためドライアイと間違えられる事が多いようです。
また、睡眠薬や抗不安薬を長期服用している人はまぶたのけいれんや目のまぶしさと、痛みを伴う眼瞼痙攣が起こる事もあります。
重症な症状になると、手を使わなければ自力でまぶたを開く事ができなくなることもあります。突然、自分の意思とは関係なく勝手に目が閉じてしまう為、事故に遭うなどの危険性が高まります。こういった症状がある人は、早めに受診しましょう。
まぶたがぴくぴくする原因③片側顔面けいれん(顔面スパスム)
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脳幹という脳の神経中枢部で、顔面神経が血管と接触する事で起こる病気です。目や口を動かしている時に症状が出る事が多く、緊張すると起きやすくなる人もいます。
片側顔面けいれん(顔面スパスム)の症状
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はじめはまぶたがピクピクと痙攣するだけの症状で治まっているのですが、病気が進行していくと次第に頬や口角などまぶた意外の部分でも痙攣し始め、痙攣している時間も長くなり寝ているときでも痙攣するようになります。
また、この病気は中年以降の女性に多く見られる病気で、顔の片側のみに痙攣が起事がほとんどです。
まぶたのぴくぴくを止める方法
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まぶたの痙攣には、長期的に続く痙攣と、一時的な痙攣があります。ここからは、まぶたがぴくぴく痙攣し始めた時の止める方法をご紹介します。
まぶたのぴくぴくを止める方法①目を休ませる
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一時的なまぶたの痙攣の場合は、眼精疲労やストレスなどから痙攣を起こしている可能性があるので、その場合は目を休ませる事で痙攣を止める事ができます。
スマホやパソコンを頻繁に長時間使用している人の場合は、得に眼精疲労やドライアイなどになりやすいため、スマホやパソコンは連続で使用する時間は1時間程度に止めておきましょう。理想としては、1時間パソコンやスマホを使用したあと、10分ほど休憩を取る事です。
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短い時間でも、一度スマホやパソコンの画面から離れてマッサージをしたり遠くの景色を眺める事でまぶたが痙攣する症状は緩和されます。
また、ストレスや疲労が原因の場合もあるのでしっかりと睡眠を取るように心がけてください。
まぶたのぴくぴくを止める方法②目の周りの筋肉をほぐす
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目の周辺をマッサージをして、筋肉をほぐすことで眼精疲労を予防する効果や、痙攣を止める効果があります。セルフマッサージの方法は、①親指で目の周りの骨をじんわり押します。目頭から目尻までを、両手で同時に3秒くらい押しましょう。
②上まぶたあたりの骨を押していったら、次に目の下の骨を押します。目の下の骨は親指以外の数本の指を使って押すと押しやすいです。
③次に、耳たぶを軽く引っ張りながらほぐします。④最後に耳から鎖骨にむけ、さっと流すように3回撫でます。
目の周りの筋肉をほどよくほぐすと、血流が良くなり目がスッキリします。疲れを感じる前にこういったケアをするようにすると、まぶたの痙攣が止まる、もしくは症状が緩和する事があるので試してみてください。
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また、耳を上下に10回ずつ引っ張るだけで目の疲労を緩和させる効果があります。とても簡単な方法ですので、仕事中や電車などで移動している途中でも試してみましょう。
まぶたのぴくぴくを止める方法③蒸しタオルをまぶたの上に乗せる
自宅にいる時しか出来ない方法ですが、蒸しタオルをまぶたの上に乗せる事で結構がよくなり痙攣を止める事ができます。
蒸しタオルの作り方は簡単です。①フェイスタオルを軽く水で濡らします。②タオルと絞ってラップでくるみます。タオルは濡らしすぎると顔にタオルを乗せた際に火傷をしたり、服が濡れたりするのでしっか水分を絞ってください。
③レンジで30秒ほど温めます。④ラップからタオルを取り出し(火傷に注意!)温度を確認したらまぶたの上に乗せてください。5分ほどタオルを乗せたら目の周の血流がよくなり、スッキリして痙攣を止める事ができます。
また、蒸しタオルで血行をよくする為、リラックス効果も期待できまぶたの痙攣の原因のひとつである「ストレス」も緩和する事ができます。蒸しタオルが用意できない場合は、ホットアイマスクでも効果は同じです。ホットアイマスクは、ドラッグストアなどで購入する事ができますよ。
まぶたのぴくぴくを止める方法④まぶたの運動をする
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この方法は、まぶたが痙攣している時にやると痙攣が止まるまぶたの運動ですが、あまりにも疲労している状態で行うと、回転性のめまいを起こす可能性がある為、この方法を試す時は体調に十分注意をしてください。
まぶたの運動方法①ゆっくりと左右交互にウインクをするように、まぶたを閉じたり開いたりしてください。この動作を10回ずつします。②①よりもさらに強めにまぶたを閉じて、交互にウインクをします。これも左右10回します。
③顔を動かさないようにしながら、目だけで真上を向き、上を向いた状態で3秒その体制をキープします。④ゆっくりと正面を向きます。この動作を真上、右斜め上、左斜め下、右斜め下、左斜め上、右、左、真下と、目を動かす向きを変えながらします。
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⑤次に、目を約3秒かけてゆっくりと左から右へ、右から左へと動かし、最後に目だけをグルんと回すように動かしたら終了です。
少し長いですが、この方法で目の周りの筋肉がほぐれるため痙攣を止める事ができます。
まぶたのぴくぴくを止める方法⑤食生活を見直す
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まぶたが痙攣する原因の1つに、栄養不足になっている事が考えられます。得に、目の機能を回復するビタミンA、ビタミンB、神経や筋肉の組織形成に必要なカルシウムが不足していると痙攣は起こりやすい状態になります。
今すぐに痙攣を止める事はできませんが、痙攣の頻度を少なくし慢性的な痙攣になる事を予防する事ができます。
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目の機能を助けるビタミンAは、主に人参や豚、鶏レバーに多く含まれていますし、レバーは目の機能を構成するビタミンB2が豊富です。
得におすすめの食品は、目の機能を助けてくれるアントシアニンを豊富に含んだ食品(ブルーベリーなど)がおすすめです。また、まぶたの痙攣がよく起こっているときは、アルコール、カフェイン、砂糖を多用した食べ物は控えるようにしましょう。
まぶたのぴくぴくを止める方法⑥痙攣を止めるツボを押す
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目の周りのツボを押す事で、目の周りの筋肉がほぐれて痙攣を止める事ができます。ただし、目の周りのツボは子宮の収縮を促す作用もある為、妊娠中の方はやらないでください。また、妊娠中の方以外でも、発熱時や飲酒後はツボを押すのは控えましょう。
まぶたのぴくぴくを止めるツボ①瞳子髎(どうしりょう)
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目尻から1cmくらい外側にある少し凹みのある部分です。この部分を左右同時に人差し指でゆっくりグリグリっと押しましょう。強く押しすぎないように注意してくださいね!この動作を5秒×5回行いましょう。
まぶたのぴくぴくを止めるツボ②合谷(ごうこく)
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合谷は、親指と人差の間(付け根のあたり)にあるツボです。まぶたの痙攣を止める以外に、肩コリや頭痛を緩和させる効果もあります。
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合谷の押し方は、親指で「少し痛いけど、気持ちがいい」と感じる程度に押します。3秒ほどツボを押して、ゆっくりと力を抜いて、また3秒押します。これを左右5回繰り返します。
指で指圧する方法でもいいですし、この部分にお灸を置いたり、爪楊枝を10本程度束ねたもので軽く押しても気持ちがいいですよ!
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合谷を押す祭の注意点は、合谷は骨の下深くに神経が通っている為、かなりつよめに押さなければ意味がありません。親指で押して「ジーン」という感覚が伝わるまで強く押しましょう。
また、合谷は「万能のツボ」とも言われている坪ツボで、頭痛、耳鳴り、花粉症、ニキビ、アトピー、肩凝り、五十肩、のどの痛み、便秘、下痢、不眠やめまいまでも緩和する事ができるツボです。
まぶたのぴくぴくを止めるツボ③風池(ふうち)
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風池は、眼精疲労以外にも頭痛の改善や自律神経失調症にも良いと言われているツボです。耳の後ろの骨から2~3㎝首側、髪の生え際よりも少し上のあたりにあるツボで、押すとグ~と目に響くような感覚になります。
後頭部から頭を鷲掴みにするようにして、親指で強めに風池を押します。3秒押して、力を抜き3秒待ってからまた3秒風池を押す動作を繰り返します。
【まとめ】まぶたの痙攣が改善しなければ早めに病院へ行こう
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まぶたの痙攣はほとんどの場合、一時的な症状の事が多く「疲れが溜まってきているから、体を休ませて!」という体からのサインです。その為、基本的には睡眠をしっかりとったり、目を休ませたりマッサージをする事で改善される事が多いようです。
しかし、あまりにも頻繁に1日に何度も痙攣する場合や、痙攣している時間が長い、ここでご紹介した方法を試してみても全く効果がなかった場合は、何かしらの病気のサインかもしれません。早めに病院へ行きましょう。