ふすまの種類
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みなさん、実はふすまといっても種類がいくつかあるのをご存知でしたか?種類によって自分で簡単にとりはずしができるものとそうでないものがあります。まずはふすまの種類から確認していきましょう。
本ふすま
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押し入れや扉のふすまに使われているオーソドックスなふすまで、最も使用されているふすまです。木が格子状になった骨組みになっており、和紙が下張りされています。簡単に取り外しができ、軽いといった特徴があります。
戸ふすま
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木の骨組みに合板が張ってあるふすまです。こちらも扉などに使われていることがありますが、片面は和風のふすま、もう片面は洋風のふすまといった部屋間の間仕切りに使われることが多く、合板を取り換えることができるため、部屋のレイアウトがしやすいふすまです。こちらは枠を取り外すことができません。
発泡スチロールふすま
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プラスチックを素材として作られていて、上にふすま紙が貼ってあるふすまです。プラスチックが芯材なので比較的軽めですが、取り外しができないため、軽さの意味はあまりありません。
段ボールふすま
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こちらは名前の通り、段ボールを3層に重ねており、さらに両面に湿気防止のアルミ箔を重ねた後にふすま紙が貼ってあります。こちらも発泡スチロール同様、軽いですが取り外しができないふすまです。
ふすま紙の種類
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まず、ふすまの種類以外に、ふすま紙にも種類があります。大きく分けると鳥の子ふすま紙と繊維ふすま紙となります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
鳥の子
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抄紙機によって作成される襖紙のことを言います。紙料には様々な種類があり、雁皮や三椏を使ったものから木材パルプのみで作られたものまであります。
繊維
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織物系の襖紙は、紙系よりも破れにくいのが特徴です。特に天然織物は「布に裏打ちをした感じ」で、織り目が非常に細かく、素材が布なので滅多な事では破れません。合成繊維のものは「紙に荒めの織物が貼られている感じ」で、同等の紙系の襖紙よりは破れにくくなっています。
ふすま紙の貼り方
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引用: https://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/fusuma/img/img_15.jpg
ふすま紙の貼り方はアイロンで貼り付けるアイロンタイプや、ふすま紙の裏に糊が仕込んであり、水に濡らすと粘着力がでる再湿タイプが一般的な貼り方となっています。ただし、これらの方法はやや難しめなので、今回は自分でできる簡単DIY方法として両面テープ方法を皆様にご紹介していきたいと思います。
ふすまの張替えとDIYに必要な道具
ふすまや紙の種類がわかったところで、今度は両面テープを使用したふすまの張替えに必要な道具についてご紹介していきます。最低限の工具も、なければ張替えに手間がかかったり、思うように張替えできなかったりと自分でできなくなってしまうことがありますので、極力用意するようにしましょう。
両面テープ
今回の要と言っても過言ではないアイテムです。必ず用意しましょう。
マスキングテープ
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一時的な固定で使用したり、両面テープを直接貼れない時に、マスキングテープを下地にしてその上に両面テープを貼ることができるので、そういった時に使用します。
バール
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引き手を外すときに使用します。引手には釘が刺さっていて、浮かせてからとるので、バール1本あればその2つを担うことができます。普段こういったDIYをしない方だとバールと言っても馴染みがないと思いますので、写真のような物を用意していただければと思います。こちらの工具はホームセンターなどで簡単に揃えることができます。
カッター
ふすま紙を切る時に使います。ハサミでも代用できますが、カッターのほうが切りやすさがあるので、できればカッターのほうが良いでしょう。
ベラ
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余分なふすま紙を切る時に必要になります。詳細は後程ご説明しますが、ベラがあれば余分な紙を綺麗に調整できるのであったほうが仕上がりが綺麗になりやすいです。自分で張り替えるならあったほうがいいでしょう。
ふすまの張替え方法と手順
お待たせしました。早速ふすまの張替え方法について皆様にご紹介していきたいと思います。慣れていいない人だと少し難しく思うかもしれませんが、手順通りに行えば自分で簡単にDIYできるので、是非試してみてください。
【ふすまの張替えDIY方法 手順①】引手をはずす
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まず初めに、引手を取ります。ここで先ほどの道具欄で説明したバールを使用します。写真のようにバールで引手の溝を持ち上げます。その後、一旦元に戻します。そうすると釘が浮き出てくるので、その釘を外していき、引手を取り出します。
【ふすまの張替えDIY方法 手順②】ふすま紙の長さを測り、カットする
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引手を外したら、ふすまの縦の長さと横の長さを測り、壁紙をその長さ+10cmほどの長さでカットします。+10㎝しているのは、余裕を持つことで紙を貼りやすくすることと、万が一長さを間違った時の予備的な意味があります。
【ふすまの張替えDIY方法 手順③】両面テープを仕込む
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壁紙をカットしたら、写真のように両面テープを仕込みます。実家だと問題ありませんが、賃貸のマンションやアパートですと、直接両面テープを貼ると、テープを剥がすときに一緒に紙が剥がれてしまう恐れがあります。その際はマスキングテープを貼り込み、その上から両面テープを貼ると剥がれる心配が少なくなります。
【ふすまの張替えDIY方法 手順④】貼り位置を決める
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全体に両面テープを張り込んだらテープはめくらずに、先ほど切った壁紙をふすまに当てて位置を仮で決めます。マスキングテープを写真のように縦半分だけ外側の辺に貼ります。マスキングテープを貼ったら仮止めしていない側の両面テープを剥がしていき、同時に壁紙を貼り付けていきます。
【ふすまの張替えDIY方法 手順⑤】全体を貼りこんでいく
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片側の縦ラインを貼りこんだら写真のように壁紙を一旦丸めます。丸めたら全部の両面テープを剥がします。テープが剥がれたら丸めた紙をコロコロとふすま全体に貼りこむように広げていきます。この時のポイントですが、中心から外側にシワを伸ばすように貼り付けていきましょう。片側の辺からもう片側の辺に貼り付けていくと、シワが片方によってしまうため、斜めになってしまう恐れがあります。
【ふすまの張替えDIY方法 手順⑥】ベラで余分な部分に折り目を付ける
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全体がシワなく貼れたら余分な壁紙をカットするために、ふすまの縁に合わせてベラで余分な壁紙に折り目をつけていきます。
折り目ついたら、その折り目に沿ってカッターで余分な部分をカットしていきます。この時、下のふすま紙まで切ってしまわないように注意しましょう。ポイントはカッターの刃を斜めにして壁紙だけ切るようにしましょう。どうしても不安な場合は、ふすま紙とカッターの間に下敷きのようなものを入れるとふすま紙を切る心配がなくなります。
【ふすまの張替えDIY方法 手順⑦】引手の部分をカットして引手を取り付ける
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余分な壁紙をカットしたら、手で全体をなぞり、引手の位置を探します。位置が分かったらカッターで*状にカットし、引手がハマるように丸にカットします。カットしたら引手を戻して完成になります。この方法であれば自分でも簡単にふすまの壁紙を張り替えることができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ふすまには種類があり、ふすまの種類から貼り方までたくさんの種類があることに驚きでした。自分で行うDIY方法も、テープ方法なら簡単に壁紙を張り替えることができるので、オススメの方法です。どうしても自分でできないという場合は専門の業者に頼むのもありですが、自分でやってみたいという方は、是非参考にしていただければ幸いです。