アロマストーンで、気軽に優しい香りを楽しもう
こころとからだに優しく働きかけてくれる植物のアロマは、疲れたときや気分転換をしたいとき、リラックスしたいときにぴったり。
アロマオイルを使うときに一般的なのがアロマディフューザーですが、それよりもっと手軽にアロマオイルの香りを楽しめるのが、「アロマストーン」です。
アロマストーンは、専門店をはじめ、百貨店や雑貨屋さん、100円ショップでも売られていますが、実は簡単にお家でも作ることができるんですよ!
自分らしいアレンジを加えたアロマストーンに、とっておきの香りを垂らしたら、リラックスタイムがもっと素敵なひとときになるはず。小皿などに置いて飾ったり、穴を開けて壁や窓辺に吊るしたりすれば、可愛いインテリアとしても楽しめますよね。
今回は、石膏や石粉粘土で作る、簡単&おすすめのアロマストーンの作り方をご紹介します。
アロマストーンの魅力は?
アロマストーンとは、アロマオイルの香りを気軽に楽しめるアイテム。 平べったい形をしているものは「アロマプレート」「アロマチャーム」とも呼ばれています。
素焼きの石や石膏でできたストーンにアロマオイルを2~5滴ほど垂らすことで、ストーンに浸みこんだ香りが気化して、ほんのりと優しい香りが広がります。
アロマストーンが向いている場所
ミストタイプなどのディフューザーに比べると香りの拡散力は弱いので、広い空間だと物足りないことも。お休み前のベッドサイド、玄関、トイレ、クローゼット、キッチン、車など、狭いスペースで使うのがベスト。引き出しやロッカーに入れておくのも、ふんわり香っておすすめです。
虫が嫌がるレモングラスなどの香りは、虫よけにもなります。
アロマストーンの香りの持続時間は?
アロマオイルの種類にもよりますが、香りの持続時間は、だいたい1~3日程度。
香りが弱まってきたら、その都度アロマオイルを足してください。
アロマストーンに限らずディフューザーでも言えることですが、一般的に、揮発性の高いオレンジ、ティートリー、ペパーミント、ユーカリなどは、早く香りが飛んでしまいます。
これらの香りを長持ちさせたい場合は、香りの持ちを良くするゼラニウム、イランイラン、フランキンセンス、ヒノキなどのアロマオイルをブレンドするのがおすすめです。
アロマストーンはくりかえし使える?
アロマストーン自体は何度でもくりかえし使えますが、違う香りを楽しみたい場合は、違うアロマストーンを用意すると、香りが混ざりにくいのでおすすめです。
アロマストーンの注意点
アロマオイルの種類によっては、ストーンに色がつくことがあります。気になる人は、ストーンの裏側に少量つけてみて、様子を見てみるのがベターです。
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アロマストーンの簡単な作り方(石膏ver)
アロマストーンの簡単な作り方は、2パターンあります。
1つめは、ハンドクラフトでよく使われる「石膏」を使うパターン。もう1つめは、100円ショップでも手に入る「石粉粘土」を使うパターンです。どちらを使っても可愛くておしゃれなアロマストーンが簡単にできるので、ぜひお好きな方でお試しください。
材料&道具
石膏1カップ
お湯1/2カップ
シリコンモールド(100円ショップで売っているものでOK!)
食紅(色を付けたい場合)
アロマストーンの作り方~石膏ver~(1)お湯に石膏を注ぐ
お湯が入ったカップに、ダマができないように丁寧に石膏を注いで、しっかりと混ぜます。
※色を付けたい場合は、好きな色の食紅を混ぜてみてください。
アロマストーンの作り方~石膏ver~(2)石膏をシリコンモールドに注ぐ
しっかりと混ざった石膏を、シリコンモールドに流し込みます。
アロマストーンの作り方~石膏ver~(3)石膏を平らにならす
石膏に気泡が入らないように注意しながら、シリコンモールドを傾けて、軽く平らにならします。
アロマストーンの作り方~石膏ver~(4)30分ほど経ったら完成!
30分ほど経過したら型から外して、完成!お好きなアロマオイルを垂らして、香りを楽しみましょう!
アロマストーンの簡単な作り方(石粉粘土ver)
石膏よりもさらに気軽かつ簡単に作れるのが、100円ショップなどで売っている石粉粘土を使う作り方です。
材料&道具
石粉粘土
お好みの型(お菓子を作るシリコン型がおすすめ)
のし棒(ラップの芯でもOK)
オリーブオイル、またはベビーオイル
アクリル絵の具(色を付けたい場合)
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(1)石粉粘土をしっかりと練る
石粉粘土を空気が入らないように、しっかりと、すばやく練ります。
※空気が混ざると、固まった後に割れやすくなってしまいます。
※色を付けたい場合は、好きな色のアクリル絵の具を少しずつ練り込んでください。
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(2)石粉粘土を伸ばす
のし棒などを使って、お好みの厚さに伸ばします。
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(3)型にオイルを塗る
型にオリーブオイルかベビーオイルを塗っておきます。
※型にオイルを塗っておくことで、型に粘土がくっつきにくくなります。
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(4)石粉粘土を好きな形に整える
石粉粘土を、型に入れたり、型で抜いたりして、お好みの形にします。
※切り口がバリバリしている場合は、指で軽くなでるようにして、なめらかにしましょう。もしくは、乾燥後にやすりなどで削るとキレイに仕上がります。
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(5)2~3日ほど乾燥させる
型から抜いてから、風通しの良い場所で、2~3日ほど乾燥させます。
※リボンなどで吊るすための穴を開ける場合は、固まる前に爪楊枝や竹串、ストローなどで穴をあけておきましょう。
アロマストーンの作り方~石粉粘土ver~(6)水分が飛んだら完成!
水分がすっかり抜けると完成!お好きなアロマオイルを垂らして、香りを楽しみましょう!
※ひび割れができていたら、手に少量の水をつけてなじませるか、霧吹きで水分を含ませてから、形を整えてください。
アロマストーンの簡単な作り方(アレンジver)
色や模様を付ける
アロマストーンが乾いた後、アクリル絵の具などで色や模様をつけるのもおすすめです。 ストーンが水を吸うので、絵の具は水で薄め過ぎないように注意!ただし、にじんだような仕上がりにしたい場合は、水は多めでもOKです。
変わった型を使ってみる
シリコンモールドのほかにも、貝殻やチョコレート型など、変わった型で作ってみるのも可愛いですよ。 いろいろな材料で試して、あなただけのアロマストーンを楽しんでくださいね。
ドライフラワーと一緒に
ドライフラワーを乗せると、無機質になりがちなアロマストーンが、いきいきとした印象に。
●石膏での作り方:
石膏を型に入れた後、ヨーグルトくらいの固さになったら、好きなドライフラワーを乗せていきます。
※ドライフラワーを乗せる前に、石膏と接する部分を水でぬらすと、接着剤がわりになってしっかりくっつきます。
●石粉粘土での作り方:
お好みの形にした後、乾く前にドライフラワーを乗せておきます。 もしくは、乾いた後、グルーガンでくっつけるのも、簡単でおすすめです。
文字スタンプを押してみる
アロマストーンが乾燥する前に、100円ショップでも売っている、好きな文字のクッキースタンプを押してみるのも可愛いです。
アロマストーンの作り方は簡単!さっそく試してみて!
気軽にアロマオイルの優しい香りを楽しめるアロマストーン。
雑貨屋さんで購入するのもいいですが、自分の好みにぴったり合ったデザインや色を楽しむのなら、やっぱり手作りがおすすめです。
石膏や石粉粘土を型に入れたり、型で抜いたりするだけなので、とっても可愛いアロマストーンを、簡単に作ることができますよ!
あなただけの特別なアロマストーンに、好きな香りのアロマオイルを垂らして、ゆっくりとしたリラックスタイムを過ごしてみてくださいね。